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あるジャム屋の話 (安房直子 絵ぶんこ 9)

感想・レビュー
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ふみえ
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なんて可愛い!でも、まともに働けない主人公や、ジャムが売れない等シビア。独りになった時の寂しさの表現が本気で寂しい。次は”ふろふき大根~”を読む予定。童話に渋いふろふき大根がどう絡むのか楽しみ。
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のんたろう
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安房直子さんの絵ぶんこシリーズ。人づきあいがへたで会社をやめジャム屋をはじめた青年と、美しい牝鹿の恋の物語。きゅんと甘酸っぱいお話の小道具として、手づくりのジャムは最高。ジャムとロシア紅茶、わたしもいただきたい。もう少したったら久しぶりにイチゴのジャムでも作ろうか、とあたたかな気もちに。
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ぽてちゅう
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「わたし」は就職するも1年で退職し、ジャム作りのために借金をした。童話にしては現実的な出だしに面食らうも、森に灯った明かりが見えると一変。そこには「わたし」が作ったジャムにうっとりしている牝鹿が。良き理解者である彼女の描くレッテルのおかげで、ジャムの売れ行きは上々。忙しくても一緒なら苦ではなく、熱いロシア紅茶を飲みながら一息つく時が尊い。森で出会った彼女の父鹿は、ゆくゆくは一緒になるあなたたちと「わたしたち」の気持ちを代弁した。彼女が戻るまでいつまでも待ちますと誓う「わたし」。ロシア紅茶が飲みたいですね。
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ワスレミズ@ベルばら同盟会長
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ネタバレ絵ぶんこも本書が最後の巻になりました。どの絵ぶんこも、とても良かったのですが、最後に読んだ本書は目頭が熱くなりました。人づきあいが上手でなく、一流会社に就職するけれども1年で退職して故郷に帰ってきた青年が主人公。繊細だったんでしょうね。ジャム作りに専念しだすと周囲の反応が変わっていきました。それじゃ今までの様子は何だったの?世間づきあい?お愛想なの?陰口まで皆で言って。作ったジャムは一向に売れず青年は自分をくさします。ですが理解者が現れました。鹿の娘でした。
ワスレミズ@ベルばら同盟会長

看板をたてたら、わたしの心は、しゃんとなりました。だれがなんといおうと、おれはジャム屋なんだと、思ったのです。

12/15 12:59
ワスレミズ@ベルばら同盟会長

これからわたしといっしょに、森野屋をおおきくしましょう → 鹿の娘の言葉です

12/15 13:01
5件のコメントを全て見る
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ベルツリー
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お仕事で読んだ本。ロマンチック。また読みたい。 序盤「まほうのマーマレード」と全く一緒。
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snow's library
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このお話は、他の作品集などで何度か読んだことがあります。挿し絵を描いた伊藤夏紀さんはお初かな。微妙に変わる色の多さやモノクロの使い方、鹿の目の強さ、「わたし」の独特な表情や動きが印象的です。何よりジャムの材料とジャムがとても美味しそうです。大好きなお話を彩る挿し絵が素敵だととても幸せな気持ちになれますね。
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サラダボウル
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シンプルなストーリーを予想していたら、何度もその展開に驚き心を揺り動かされた。冒頭の「若いころから、人づきあいのへたなわたしでした。大学卒業して、一流といわれる会社に就職しましたものの、ほんの一年でやめました」って、さすがな導入、童話なの?!と混乱する。豊かな描写。森の風、ジャムの匂い、青年と牝鹿。この本の中に入れないかと本気で思う。もうしばらく、この本の中にいたい、と思う。
サラダボウル

絵文庫としての復刊に感謝。買いたい、、、!

11/24 06:39
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mp tm
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ネタバレ安房さんには珍しく幸せなお話 安房さん50歳で亡くなったのかぁ若いのに深くて素敵な作家さんだなぁ
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yuppi
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安房直子 絵ぶんこ の9弾。一流会社に就職した私だったけれど一年足らずで辞めて故郷に戻って来た。ひょんなことからジャム屋を始めた。味は美味しいのにちっとも売れません。そこに現れたの雌の鹿でした。物語はいい方向に急展開して行きます。安房直子さんの物語は、ちょっと不思議なことが起きますが、いつも安心して読め読了後は心が温まります。/数年前にローゼルの実を使ってジャムを作ったことがあります。甘酸っぱいですがヨーグルとの相性はバッチリでした。手作りって自分好みに調整出来るからいいですね。
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まち
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海の館のひらめに続いて、素敵な世界観のおいしそうなお話♡ __ そのジャムを鹿はいかにもおいしそうひ食べているのです。目を細めて、色をながめ、鼻をふくらませて、かおりを楽しみ、それから、なにをしたと思います? 鹿は、パンの上のジャムを、ひとさじ すくいあげて、ゆげのあがっているティーカップの中に落としたのです。 ロシア紅茶!
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おーちゃんママ
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私が子どもの頃って、学校の図書館や学級文庫にこういうやさしい物語があったよな~。文章もとても美しい言葉で書かれていて、絵もとても良かった。今の子どもたちにもこういう上質な物語を読んで欲しいです。残念なのはオールカラーでないこと。鹿の娘が描いてくれたジャムのレッテルをカラーで見たかったです。
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バニラ風味
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ネタバレ庭にあるあんずの木。ある日、その美味しいジャムを作って売ろうと決心した、わたし。でも、なかなか売れなくて苦戦していた時に、家を訪れた雌鹿が、ロシア紅茶を入れて、褒めてくれました。アドバイスをしてくれて、手描きでレッテルを作ってくれて、仕事を手伝ってくれたのです。そう、牝鹿はわたしに好意を持ってくれたのでした。柔らかいタッチの絵も素敵。心いやされる、優しいお話でした。
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遠い日
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シリーズ9。大人の鑑賞にも耐えうる豊かな抒情を湛えた愛の物語です。悩める主人公の人知れずの奮闘をちゃんと見ていた牝鹿の心の変化は、まさに恋。主人公の「私」の努力を認め、世に知らしめるためにアイデアを出し、いっしょに仕事をするようになって、ジャム作りにのめり込んでいくふたりが接近することは必然でした。鹿の世界の魔法を垣間見る思いの、父親の鹿のことば。愛の一途さを応援したのでしょう。会えない時間は愛の凝縮された時間。 読み手もじっとひたすら、その時を待ちました。澄んだ純愛に心洗われる感動でした。
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Roko
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青年はジャム作りに熱中し、おいしいジャムを作れるようになりました。 こんなにおいしいジャムだから売れたのでしょ?と聞く雌鹿に「ぜんぜん売れなかった」と話すと、それは「売り方が悪いのでしょう、売れる方法をわたしが考えてきます」と言ってその日は去っていきました。 次の日、ジャムのラベルに貼ったレッテルがダメだから、わたしが作りましょうと、ステキな絵を描いてくれたのです。#安房直子絵ぶんこあるジャム屋の話絵童話 #NetGalleyJP
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もちこ
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会社を辞めた一人の男が、ジャム屋を開く。ところがひとびんも売れず、どんよりした気分でジャム作りのための小屋に戻ると、一頭の牝鹿(めじか)がジャムを美味しそうに食べていた。 短いながらも先が気になる展開が続いて、一気読みでした。 色彩豊かで温かみのある絵と共に、男と鹿の優しい関係に癒されます。 商売で勝つというシビアな大人の世界と、鹿と仕事をするというファンタジックな子どもの世界がバランスよく混ざり合っていて、単なる児童書ではない、不思議な魅力のあるお話でした。
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