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紙の本が亡びるとき?

感想・レビュー
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takao
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ふむ
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ころこ
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メディウムとしての本を相対化することで、出版文化を見直そうとの意気込みでパロディが連発されています。しかし、既存の「文学」は維持されていることの自明性に疑問は持たない。まず亡びるのは紙の本ではなく「純文学」でしょう。ほとんど売れなかったため重版もかからず、古書でしか手に入らないが紙の本が出版されているために辛うじて読まれ得る本からの感想でした。あまりにも売れない電子メディアの文字情報は、10年経たずにただ消えていくだけで、本が出版された痕跡も留めないはずですから。
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磁石
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ついに暴き出された「メロスゲート」それは……、義務教育! 全く正反対な/無関係なジャンルやラベルに貼り変えることによって、著者が伝えたかったであろう意図や内容が曲解させられる、「何かある」と錯覚させることで矛盾を飲み込ませる。いつの間にか違和感はなくなり、ソレが正しいものだと常識に定着させる。「走れメロス」はマインドコントロールのために使われていた。太宰さんが生きていたらおそらく、超ビックリしていたことだろう
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かきたにたくま
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「?」は逃げで、タイトルは羊頭狗肉。
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hobby no book
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タイトル通りの部分をもう少し読みたかったのだけれど、電子書籍関連はおおよそ最初と最後の部分。あとは文学論的な部分が大半そちらもそれなりに楽しめた。電子化はとりあえず世界標準のパブリックなフォーマットと再生環境ができあがったら、今よりも安定的に進行しそうではあるけれど、データの長期保存というか、将来的に再生できる環境が保障されていないと、なかなか完全電子化は難しい気もする。
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中玉ケビン砂糖
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、ボロボロの古本だったが、恩師の著作だったのでワゴンから救出した、ここ十数年以内に、大勢の書物が電子データ化されることは確定的である、とはいえ、それが紙の本の滅亡という結果を意味するものではない、しかしそれは結局、懐古趣味的なオジサンが今日日レコードを聴いて「やっぱコレだよ」というのと同じ感覚で、好事家たちの書棚に死蔵されることになるだろう、昔は目的の本を図書館で必死に探したものを、今はインターネットで簡単に検索することができる、となると、未来ははるかに跳躍的な事態となる、
中玉ケビン砂糖

ウェアラブルなデバイスが一般に普及すれば、まさしく集合知と一体化することができるのだろうし、地球の裏側で起こっている出来事をリアルタイムで翻訳、コピーアンドペーストしてその関連資料すらも一瞬でかき集めることが可能となる、「自炊」や「3Dプリンター」すらも今や自明のものとなっていくなか、本書は「紙からデータへ」の利便性とデメリットを論ずるだけでは決してない。「本」という形式を保つことで差別化されていた「知=他者」というものの周縁が溶け、「私」⇔「どこかの誰か」との関係性を限りなく曖昧なものにしていく、という

12/04 19:44
中玉ケビン砂糖

か無くしてさえいくのだ、他にも、今後書籍の流通はどうあるべきか(グーグルのライブラリ・プロジェクトなんかがまさにそう)や、「メロスの夕陽」論や、平野啓一郎の苦心惨憺、活版印刷のような初期文字メディアから今日へ至るまで、どのような変遷があり、そしてそれをくみ取ることで我々の今後の身の振り方も考えさせられる、、、

12/04 19:45
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zumi
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遅刻とグチと進撃の巨人の話を削除した市川先生の授業を、まさに書籍化したようなものです。システム・構造が変われば世界が変わる。その変化によるダメージをもろに受けるのが、出版あるいは文学という世界であろう。幾つもの層(レイヤー)に分割された認識の構造を利用して、何かが亡びる時、我々はそこから「何を持ち出せるのか」を問いながら、個々の作品論にも話が移っていく。確かに結論が尻切れである気がしなくもないが、これもある意味狙っていたのではないだろうか。佐々木俊尚『レイヤー化する世界』と併読すると得るもの多し。
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あかふく
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紙の本が亡びる(完全になくなるという意味ではない)ということを前提として、そのときどうなるだろうか、ということを考えている本。作品・作家論的には『走れメロス』、平野啓一郎、大江健三郎『さようなら、私の本よ!』など。議論としては疑問なところもあったけれど、やっぱり紙の本でなくなったときに起る変化として「文字」が示唆されているのは興味深い。
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ろこもなは
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内容はさておき、丸括弧の濫用に辟易。まるで冗談のように丸括弧付きの文章が連続する。そのたびに思考を止められ、筆者の脳内呟きに付き合わされる。単に好き嫌いの問題化もしれないけれど。
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hj
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紙の本はほとんど関係ない。「鋭い指摘だなあ」と感心させられた後で必ず「おまえそれはいき過ぎだろう」というつっこみが待ってる本。特にメロス。
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伊野
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タイトルに付されている「?」には、その時が訪れるかどうか判らないという意味と、もう一つ、この記号が無ければ、この題は成立しないと思わせるようなところがある。本の周囲を廻る、本のメタ本。メロスの美化は、小学校の音楽の時間でもされていた記憶がある。
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かわのふゆき
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タイトルは新書的な軽薄さを感じるが、文学論として興味深い章もあった。しかし、現在の動きに少し触れた程度で未来への展望には乏しい(作者も自らそのことに触れているが)。そう考えると、(ただの)スタンダードな文学論として読む方が逆説的だが「紙の本」の未来について考える助けになるような気がした。
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koji
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第9章は飛ばし、終章は斜め読みで終えました。ポストモダン的な趣はありますが、メロスゲートや知の臨海時計は結論がややこじつけ的なところが痛かったですね。
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メルセ・ひすい
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13-66 赤08 ・書き下ろしは一部 「群像」等をまとめたもの。 電子化は図書館から。 先鞭はグーグル 今、返本率多分40%代に! 米グーグル社の`09初頭・「ライブラリー・プロジェクト」にアマゾン・マイクロソフト・ヤフーぞろぞろ猛反発しているが・・嘘・嘘・・グーがやんなきゃ、誰かがやるのは超明白! 「グーグルブック検索著作権集団訴訟和解のための和解管理ウェブサイト」 立ち上げ! `09.01.05以前に発行されたあらゆる書籍のリスト化/アーカイブ化をしたい。`
メルセ・ひすい

「めくらない世代」がやってくる。もはや、紙の書籍が失われた20年後は、過剰な妄想の産物ではない。気鋭の文芸批評家・前田塁が、大変革期における文学の可能性を問う、必読の書。 著者紹介 文芸誌初の全国版フリーペーパーなど、次々と型破りな発想を繰り出し、早稲田大学・日本大学ほかで教鞭を、またTBS系「王様のブランチ」でコメンテーターを務める市川真人の批評ユニット。前田塁名義での本書以外の主な仕事に、批評集「小説の設計図」など。

04/11 11:07
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おーしつ
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期待した表題部分は意外とサラッとしていて物足りなさはある(特に、あえて書かなかったとある亡びた後の文学世界については言及して欲しかった)が、他の部分(大江、村上、平野啓一郎他)が予想外に面白かったので満足。 メロス=夕方感動論とかは行き過ぎ(笑)。 ただフェティシズム以外にも紙の本に優位性はあると思うけどね。 単に「読書する」という点に限ればインターフェースの向上次第かな。
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kozawa
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デジタル化の話題から始まって、書名がこれなのでそういう本かと思って読み進めると・・・テーマは文章表現についてやら日本語についてやら広がって。面白かったからいいや。
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児玉憲宗
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なんか頭に入りにくい。わかるまで何度でも読んでやるぜ。
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poefan
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書名が素敵。?付きでさらなり。WEBでリアルタイムに展開するのがよく似合うし、実際にそうしている人もいるはずだが、今の最先端の関心事項を文学的哲学的に惜しげもなく書き綴ってくれた労作。「紙の本」の現在と未来についてこれから出てくる数々の論考の先駆けとなる記念碑的評論だ。
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河合部長
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どちらにしても矛盾とわかりやすさへの欲望はつきまとうらしい。
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レフラー
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ある意味羊頭狗肉だったりするのだが、思考のベースとしてその先に光をあててくれる書籍。はじめに文字ありき。読むだけでなにかを得られるわけではないですよ。そんなものは本来ありえないのですよ。
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minoguchi
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書名からすると、電子化の動きの中での出版産業の行方、的なイメージだけれど、主題として語られるのは、電子化される「本」と「文学」について(あるいはその序章?)。息の長い文体や論の組み立て方は、通勤電車の中で小分けに読むより、まとめて一気読みした方が良かったかも…ということも、あえて紙の「本」というパッケージで造られるものであることから意識的にとられたスタイル?という勘ぐりも(←決して悪い意味ではなく)。
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hgw
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紙の本の終わりについてはあまり書かれてないですが、デジタルによって文(学)が変化しつつある現状をテクスト論を交えつつ、突っ込んでる感じ、で、よかった
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rinrin
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⑧点 よい!
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