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音楽の在りて

感想・レビュー
135

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ちょこ
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萩尾望都は根っからのSF脳の人なんだなあと思った。小説は初めて読んだんだけど、読みながら絵が浮かんでくるのはそれだけ私の頭の中に漫画家萩尾望都がいるからなんだと思うしそれは私だけではないはず。「美しの神の伝え」はやや難解であった。
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ぐるぐる244
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印象的な短編マンガ「左ききのイザン」の前日譚、というか本編にあたる「ヘルマロッド殺し」目当てで購入。これとか「子供の時間」はJ.ヴァーリーを思わせるSF。
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paxomnibus
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文章は素っ気ないが内容は豊かなイメージに満ちている。そのまま萩尾のマンガとして想像でいそうな程だ。細部を描くのが煩雑だったり、テーマを語るのに説明文ばかりになりそうな物語を文章化したのか。「マンガ原人」は筆者の心の叫びのようだった。『ウルフガイ』で狼の遠吠えが「君はそこにいるか。俺はここにいるぞ」と書かれるのと同じ、仲間を求める切実な気持ち。だが例え出会ったとしても「美しの神の伝え」にあるように、人は自分以外の人の心を分かるなんてできない。心の交流はあたたかく身体さえも包み込むが、愛とて孤独は癒せないのだ
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乃得   Noël
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面白かった。 文章の合間から、めくった頁の陰から、彼女の描く人物が顔を出している様に思った。絵と文に境い目が無い。学生時代に大好きだった小松左京さんや横田順彌さんの匂いがした…様な気がする。最後の話は難解。聖書からのインスピレーションなのかしら、と思う。
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竜王五代の人
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読んでいて、著者のマンガ絵で思わず再生されてしまった。SFありギャグあり自伝的物語あり、どれもうまい短篇集。別の本で読んで、背景のよく分からん話だなと思っていた「左ききのイザン」に本編にあたる「ヘルマロッド殺し」があったとは。
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ROY
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多数の短編と長編美しの神の伝え、漫画左利きのイザンからなる。タイトルは短編である。メインは美しの神だあるが、難解である。人間は言葉を獲得することによりコミュニケーションが可能となり他の動物と異なり文明を構築できたとされるが、この生命体ミューは意識を共有する。また、当初個性がない。ミツバチや蟻のように集団として生命体ないし社会を構成する。人間やその社会を超える存在を想像する。スケールを大きさを感じさせるが難解である。
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還暦院erk
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図書館本。萩尾先生の小説集!変型セカイ系ホラー味の『クレバス』、音楽が聞こえてきそうな不思議な展開の表題作、私小説ってなテイストも混ぜ込んで意外にロマンティックな『闇夜に声がする』『マンガ原人』、ユーモラスな『CMをどうぞ』『守人たち』が面白かった。こっくりさんが出てきたのは驚いたー。『憑かれた男』は、とある古典的劇作家の名前を知っていないとオチが分かりにくいかも…萩尾先生守備範囲広い!『美しの神の伝え』は難解!壮大な神話のような世界と容赦ない展開が凄い。旧約聖書みたい。再読してラストをようやく把握した。
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Tadashi_N
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ハードSFの短編集。破壊されたあとの創世記。
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よこたん
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“おまえがここにいるように、あらゆる世界も、そこに在るのだ。世界は考えているだろうか? 空や土や熱が考えると思うのか? お前はどこで考える? どこで見る? どこで動く?” 遠くからかすかに響く硬質な金属の音と、素朴なリュートの調が混じり合うような心地だった。ほぼ40年近く前に初出の作品たちだということに驚く。漫画ではなくても萩尾望都さんの世界が脳裏に広がる幸せよ。生きて在るということ、死とはどういうことか、答えのでない問答を眺めつづける。SFありコメディありゾワリありホロリあり。「守人たち」が好き!
よこたん

奈良の新薬師寺の本尊の薬師如来がとこかへ行ってしまって、守り役の十二神将達が探しに出る話がとても面白かったです。伐折羅大将が、タクシー乗って秋篠寺まで行くなんて(笑) 関西弁喋ってるし〜。落語っぽいこのお話、漫画で読みたいと思ってしまいました(*^_^*)

09/22 11:00
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蒼生
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ネタバレあまりに覚えてなくて、借りたけどヘルマロッドとイザンだけ読んで返却したのかなって思ったけど、記録上2012年に読んだことになってるから読んだんだろうな。記憶力がないと同じ本を何度でも新鮮に楽しめていい。本業は漫画家のはずなのにとにかく文章がいい。読んでて心地いい。
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冬峰
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再読。 ヘルマロッドは小説の方が本編感あるなあ。漫画の方はイザンの逃亡生活なので、実際何が起きたのか情報が少ない(けど雰囲気はたっぷり)。だからイザンのあとにヘルマロッド小説読むと事実がわかってイザンに同情するわ。 『おもちゃ箱』はかなり普遍的な内容と思う。彼らESPの感覚は発達障害とか生きづらさとかの根源的な説明になってる。
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ちっちms
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寝る前に読んだら、不思議な夢を見た。本に刺激されたなぁ。 図書館でスペックの脚本家だったかな?と手に取ったが、『トーマの心臓』の人か! 巻末には漫画が。こんなに違う世界観を一冊に詰め込めるなんて天才なんだろうと思う。 「美しの神の…」はビーナス誕生を描いてるのか?それでミューズじゃなくフィーズか?と思ったがそんな簡単な話しじゃなかった。凡人が思いつくのはそれぐらいだね。これを20代で書いたって言うんだから驚愕しかない。
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佐倉
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図書館で借りたもの。漫画家の萩尾望都さんの小説、と知り借りてみたんだけど、SFの短編集だった。不思議な設定ながら、読み始めると作品の持つ雰囲気に惹かれるするすると読み進められた。最後の「美しの神の伝え」が、理解しきれなかったけどすごく印象的だった。
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やっさん
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★★★ 近未来的なSF長短篇。序盤は独特の設定や文体に苦しんだけど、徐々にそのペースにハマった、まんまと。筆者が今年で70歳を迎えると知り、研ぎ澄まされた鋭敏な感覚に驚いた!
やっさん

ちなみに音楽の話ではありませんm(_ _)m

01/23 00:45
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ケロリーヌ@ベルばら同盟
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幼き日、漫画本を手にした時から、この方の絵は在り、馴染んできた。萩尾望都さん。その独特の描線、風と空気の流れを感じる余白、華美さは無いが端正な美を持つ登場人物たち。そして比類無き世界観。この真っ白な装丁の小説集から立ち昇るのも、孤高の創造主の薫りだ。高度に歪な進化を遂げた世界の閉塞感、日常の裂け目に腕を突っ込んでくるりと裏返すパラレルワールド。時空の彼方へと零れ落ちた音楽…。人は生死の代わりに分解と再生というサイクルを繰り返す、入れ子細工のような世界。後の生殖無き世界を描いた大作の姿が確かにそこに在った。
Fe

けろりん様 「後の生殖無き世界」って、『マージナル』ですよね。

02/26 16:07
ケロリーヌ@ベルばら同盟

Feさま、はい。『マージナル』そして、『銀の三角』に描かれた世界の原型を感じました。

02/27 01:20
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Ab
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図書館本。萩尾望都の漫画は「11人~」くらいしか読んでないのに漫画以外の対談本を4冊読んで次がこの小説集です。こういう読み方ってどうかしてると自分でも思うが、「群盲象を撫でる」計画は巧くいったようでとても面白い体験でした。 さて小説12編はほぼみんなちゃんとしたSFでした。語り口も平易でわかりやすいしテーマもバリエーション豊富です。展開にも結構意外性があって新鮮でした。ただ、本の半分を占める「美しの神の伝え」は軽い気分で読んだら意外なボリュームに不覚を取り、読解に自信が持てません。付録の漫画は良かった!
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mattya
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物語の端々から「萩尾望都」の署名が感じられる。漫画の絵柄から萩尾望都を感じるように文章からも感じられる。改めて稀有な才能の人なのだと思う。小説も悪くない一流だけと、才能を表現する媒体を漫画にしてくれて本当に良かった。作品を手にする幸福を噛み締めてます。
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あやめ
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小説ではなくてマンガの原作を読んでいるような気分。最後の左利きのイザン(これだけ短編マンガ)を読むとなおさらそう思った。
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くみこ
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萩尾望都さんが20代の時に書いた唯一の小説。漫画以外の作品を知らなかったので新鮮でした。中編は神の存在と自意識を哲学的に描いたもので、それ以外は短編です。甘ったるくないSFやファンタジー、漫画家の内面に迫ったものなど、萩尾漫画の世界観に溢れています。小説も難なくこなしてしまう才能に驚きながら楽しみました。
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かず1号
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望都さんお得意のSFとファンタジーの短編集。最初の「ヘルマロッド殺し」を読んでこれはマンガ「左利きのイザン」の前日譚じゃないか!他の小説も全部そうかなと思って読み進めて少しがっかり(笑) でも流石望都さん!マンガ作品と関係なくても、幻想的な世界がその情景が目に浮かぶ様に描かれていて楽しんで読めました。只、皆さんには評判の「美しの神の伝え」は今いち背景が掴めずに疑問が残りつつの読了で残念(´-ω-`)? まあ僕の読解力不足ということなんでしょう(~_~;)
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mocha
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萩尾望都さんの小説は初読み。どのシーンも絵が浮かんでくるようで、やはり視覚的に描く人なんだと思う。表題作『音楽の在りて』では、音楽の原初の喜びのようなものが伝わってきて鳥肌がたった。『美し神の伝え』は狭い世界を描いた中編ながら、スケールの大きさを感じさせる。文字だけでも充分な完成度だと思ったけど、冒頭の『ヘルマロッド殺し』の続編を巻末の漫画で読み、どの作品も漫画で読んでみたくなった。
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黒井
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17-115】圧倒的な余韻のなかに居る。SFという題材で自己のありようを問う『ヘルマロッド殺し』からノンストップで堪能できた。同じ頭脳から生まれたアイデアでも作品への昇華方法って漫画と小説だと全然違う回路が必要だと想像するのに、どちらもを見事に完成させる手腕は流石です。萩尾作品の絵柄で脳内再生出来るぐらい他の漫画を読み込んだ後に再読するとまた新しい発見がありそうだけど『美しの神の伝え』の序盤の二人が幸福と孤独を知る場面は文字で読む至福だと言いたい。不穏の『ヘルマロッド〜』と祝福のような表題作が特に好き。
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猫ぴょん
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望都さまの小説(短編がたくさん) 絵が浮かんでくるヮ~(#^^#) 「子供の時間」がイチバン好き。 漫画「左ききのイザン」に繋がる「ヘルマロッド殺し」 望都さまのSFは小説も面白い(^^)/
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ヒロリン
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文字を読んでいるはずなのに画像が拡がる不思議な感覚。流石です、萩尾望都。
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爽
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前に一度読んでいたみたい。何冊か漫画も読んでみたので、あの世界観を文章にできるかということが気になっていたが、素晴らしかった。漫画と同じくらい不思議な世界に入り込める。「美し神の伝え」が一番印象に残った。全て同じものの中から、1つ個性が飛び出してしまったときの、そのやりようのない気持ちは現代に生きていても感じることがある。抽象的なのに、伝え方が上手いところはさすが。
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mami
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それぞれに楽しめました。
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ろま〜な
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萩尾先生が少女漫画全盛期に書かれた、どれも若々しいアイデアと感性にあふれるSF中心の小説短編集。物語が面白いのは当然として、文章も瑞々しく萩尾望都の絵柄で情景が思い浮かびます。漫画はデフォルメしていく表現、小説は書き重ねていく表現だと私は考えていますが、その違いを効果的に使いながら、漫画と同レベルの作品に完成しているところが素晴らしいものでした。★詳しい感想はブログに→http://tubam.kamakurablog.com/Entry/119/
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篤樹
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すばらしい
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桐一葉
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現実味のないお話って、入り込めへんから苦手に思ってたけど、この本はその世界を信じさせてくれるだけの材料が揃っていてたのしめた。不思議な世界の中にいた!
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小林道子
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「美しの神の伝え」は映像が浮かんできた。あえて省略する文体なので、?と思うことも多かった。ヘルマロッド殺し(小説)と左利きのイザン(漫画)をよんで、漫画はビジュアルが入る分情報が多いかと思えば削ぎ落とす部分もあるから、却ってわからんくなるなと思った。 しかしやはり才能豊かな人ねえ。
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hirokazu
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もう50歳以上の人間にしかわからないであろう雑誌「奇想天外」に1977年から1980年にかけて掲載された小説がメイン。私はSF色が強い作品より「闇夜に声がする」「マンガ原人」のような漫画家の内面が明かされる作品の方が好きかな。あとは「守人たち」。笑わせてもらいました。いや、まるで名作落語のような語り口。
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3247
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萩尾望都なら小説でもこのくらいは物してしまうのだろうなと期待通りだった。まず凄いのが「クレバス」。少年少女期の不安定な心理の危機を描いたともいえるし、SFやホラー、幻想譚としても読める切れ味鋭い短編。マンガに魅了された「私」が、自分と同じくマンガを愛する友と出会う「マンガ原人」は、短いながら捻られていて、深い感動を残す傑作。長編「美しの神の伝え」は、前半は静謐に、後半は撹拌するように展開していくSFで、読み終わるとぼうっと熱っぽさの残る圧巻の出来だった。文章も歯切れよくて、さすが萩尾望都である。
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❀シュガ❀
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《図書館》『ポーの一族』などで知られる漫画家、萩尾望都先生の小説+漫画。萩尾先生の世界は、文章だけでも萩尾先生の世界なのだと感じた。この本を読んでいると、脳内で萩尾先生の、あの独特の世界観が広がる。あの画風の人物が躍動する。そういった点で、小説家の書く小説とは、少々異なるのかもしれない。漫画家が書く小説なんて……などと侮る事なかれ。とても上質なエンターテインメントだ。
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cuipa
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萩尾望都は稀代のシーン・テラーだと思う。キャラクターよりも物語よりも「描きたい情景」が身の裡にあふれるのだと思う。表現の形が変わっても、伝えてくる力はまったく変わらない。「ヘルマロッド殺し」などは完全に「左ききのイザン」のあの絵で浮かんでくる。彼女の犯しがたい美しさはなんだ…
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papakiti
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大好きな萩尾望都先生の小説集、なるほど、短編はブラッドベリや星新一さん的な感じがしますね。「美しの神の伝え」は「百億の昼と千億の夜」を思い起こさせます。
Fe

萩尾望都『ピアリス』河出書房新社 2017年7月13日発売予定 256ページ 1,566円 https://www.amazon.co.jp/dp/4309025951 「萩尾望都が90年代に「SF作家・木下司」の名前で執筆・発表した幻のSF小説『ピアリス』を初単行本化!  小説執筆と同時に描いた貴重な挿し絵イラストも40点掲載。 【巻末特別企画】萩尾望都インタビュー「SF作家・木下司は私でした」  雑誌「The Sneaker Special」(角川書店/※1995年廃刊)1994年春号~全4回連載。

06/19 03:31
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ももめい♪
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萩尾望都の小説。とても好み。うつくしいのよ文章が。漫画も好きだけれども、これはとてもよかった。
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冬木楼 fuyukirou
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萩尾望都が小説書いている! ああ、萩尾望都の世界は小説でも同様に楽しめるのだ…とウレシク読んだ。 萩尾望都の世界観が大好きです。こういう世界観を自分でも表現できればと切に思います。
Fe

https://bookmeter.com/mutters/163325160 萩尾望都作品目録(永井祐子さん @cafebleunet)さんのフェイスブック https://www.facebook.com/motohagio/posts/1614439925283503 「本日11/28発売の『flowers』2018年1月号にて発表がありました。「ポーの一族」の新シリーズは2018年5月28日頃発売の7月号から連載開始です。」

01/14 18:01
Fe

https://bookmeter.com/mutters/169892684 萩尾望都「ポーの一族」新作『月刊フラワーズ』2018年7月号 2018年5月28日発売予定 570円 巻頭カラー40ページ 「ファルカはミュンヘンで久しぶりに会うエドガーを待っていた――」 http://flowers.shogakukan.co.jp/magazine/next.html https://www.amazon.co.jp/dp/B07BZ5HT62

04/30 06:18
9件のコメントを全て見る
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shiman
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それぞれ発表された年や、内容によって絵もいつ頃のがしっくりくるかを想像しつつ、「守り人」たちがサイコー。新薬師寺に十二神将立像観に行って、本尊のお顔をまじましと拝顔してきました。
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dubonnet
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左ききのイザン懐かしい。先生の漫画の世界観を活字のみにするとまた違う余韻が残る。本当に大好き。未来の話なのか遥か古代の話なのかわからなくなっちゃう、先生だけの世界。
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猫屋敷十夜(奈落迦☆)
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大好きな萩尾望都さんの短編集。ただ読みにくかった。何が引っかかっているのかと思えば、必要以上に句読点が多かったこと。話自体はとても面白かったので、ふと気付いた。ああ、これはマンガにした時の台詞の長さになっているんじゃないだろうか? 内容は素晴らしいので、その辺りは些細なことです。
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