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功利主義者の読書術 (新潮文庫 さ 62-4)

感想・レビュー
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Tom Sasa
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読了。 新たな本の読み方!理解しやすく、良い!
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ワタル
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110円で購入付箋4つ佐藤優の教養は深いし、感心させられる。だけどここに書かれてある情報は現実には通用しないだろう。小説は小説でしかない。功利主義者たるなら現実で働けの一言で済む。インテリにありがちな観念論は無用である。
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juunty
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功利主義とは、単に精神的満足に終わるものではなく、そこから何らかの具体的な行動指針を導き出して、実生活に応用していく姿勢であって、意味があるから行う、という価値観ととらえればよいだろうか。つまり個々で紹介されている図書は、著者にとっては何らかの行動原因になっているものなのであろう。もちろん、これは著者の卓越した技術を前提としたものなので、いわゆる土台になる知識を持たない読者が簡単に実践できるものではないだろう。しかし、こういった分析が可能であるという一例として、理解をしておきたい。
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こうきち
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昼飯読書で読了。超久しぶりに再読。まったく記憶にない本で、面白かった。
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tjZero
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『カラマーゾフの兄弟』に『資本論』、『負け犬の遠吠え』からタレント本まで…。「何を」ではなく「どのように」読むかに主眼を置いたブックガイド。漫然と受け身で読書するのではなく、積極的に学びとるように読まないと、どんな良書でも”豚に真珠”になってしまうのがよくわかる。
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yasu7777
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★★★☆☆
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パトリック
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本を読んで、なんでも自分の役に立てる(利益とする)という考え方には必ずしも賛同できないが、ちょっと見には価値の分かりにくい本について、的確に本質を読み取って紹介してくれる書評家はありがたい存在だ。とりわけ、「右」と標榜する筆者がマルクス経済学の勉強の必要性を説くのには注目。いわゆる近代経済学は単なる算術で思想性に欠け、「金さえ儲ければ勝ち」という単純な発想の輩が多くなっている。本当の「右」も「左」も弱者への視線をかかさぬものだ。
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啄木鳥
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紹介されている本は一冊も読んだことがなかったので、自分がどのような感想を持つのかはわからないけれど、筆者のバックグラウンドは一般的な人とは全然違うので、他の人とは違う考え方もあるのではないかと思う。
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ツバメマン★こち亀読破中
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「マルクスの『資本論』…を読んだことのある読書はお気づきのことと思うが…」ってそんな人いるの?(笑)…難しい本ばかり紹介されているのかと思いきや、コミックやタレント本、いわゆるトンデモ本など著者の守備範囲には驚かされます。「功利主義」といってもマニュアル本の類いは紹介されていません。後書きの「一見、役に立たないように見える本の方が、危機的状況においては役に立つ」はホントそう思います(マニュアル本も読むけれどw)。外務省では色々あったのかも知れませんが、読書人としては、この人は信用できる!
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吉田よしこ
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★★★★☆
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刺股
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本の読み方は大きく分けて外在的読みと内在的読みがあると思う。この本はどちらかというと外在的読みの指南書である。 テキストの論理を細かく解きほどくというよりは、著者の出自や論じる思想の歴史的文脈を駆使しながら、書評を進めていく。 扱う本の分野はバラバラだが、そのエッセンスの多くは「資本主義社会をどう生き延びるか」という点に注がれている。 やや強引に功利的な読みをしているように見える部分もあるが、総じて読み物としては面白かった。
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Tui
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本の読み解きを通じて〝自らの救済を見出す〟ことが功利主義の発想であり、何らかの形で真実を知らないより知っている方が〝人生の選択が豊かになる〟と、著者はあとがきの中で述べています。自分に利する読書法を教えてくれる本かなあ、なんてイヤしい動機で手に取りましたが、すみません全く違いましたね。2009年に出された本ですが、アメリカで保護主義が台頭する可能性をすでに危惧しているあたり、さすがの先見性です。
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koba
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ネタバレ読書指南本。見えないものを、見えるようにする。言葉を神に定着させて、おぼろげな形であっても、われわれは真実に触れることができる。真実について何らかの形で知る人の方が、知らない人よりも、人生の選択が豊かになるというのが、功利主義者の発想である。『ロング・グッドバイ』『邪宗門』が読みたくなった。
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行商人
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今まで色々読んできたが、佐藤氏ほど己の立場や考えを明確にしている著者を知らない。本書は、その独特な視座と広い見識で選び出した30冊余りの本を紹介・解説したもの。自分には知らない本、知っていても「えっ?」と意外に思う本がほとんどだった。 以上のことはすべて、巻末の酒井順子氏の解説により詳しく、よりわかりやすく書いてあった…。
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gtn
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選著に(今はあまり馴染みがない)五味川純平や高橋和巳がある。青春時代に刻まれた印象って残るんだなと思った。
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夕力
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功利主義といいながら、何が役に立つのかで読書をしていない。読書家の陥り易い罠を理解すると考える力に拘る読書に変わる。
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いろは
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ネタバレキリスト教の教祖と言えば、イエス・キリストが普通であるが、実は開祖パウロであり、マルクス主義と言えばマルクスであるが、定式化したのはエンゲルスであるというのは、私には良き新事実となった。この作品は、著者の紹介する、受肉となるようなオススメ本を感想を述べたり、読み解いたりしている作品だった。そして、やはり著者の脳内ネットワークは膨大だと、改めて実感した。自分が存在する世界の構造を紐解ける。著者はこの作品のタイトルである功利主義について述べている。『様々な本の読み解きを通じ、自らの救済を見出す。』合致した。
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オールド・ボリシェビク
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受肉化(インカーネーション)する読書をせよ、と佐藤優はアジテーションする。そういう読書をしたいとは思う。しかし、そういう読書をできるようになるには受肉化しない、あまたの読書を経験した結果としてなのだ。人生は短い。肉体は悲しい。
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SAKU
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 佐藤優氏の読書に関する本ということで無条件に手に取ってしまったが、中々のでき。聖書、マルクス、ハーバーマスあたりの読み解きは自然に思ったが、『ふぞろいな秘密』『負け犬の遠吠え』あたるを「論戦に勝つテクニック」として読み解いているのは面白い。自分としては『山椒魚戦争』『北方領土交渉秘録』、そして積読本にある『共同幻想論』を読みたいと思った。
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かわうそ
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★★★☆☆さすが、佐藤優氏としか言いようがないが佐藤優氏の本は好きな作家だけに期待が高いのでなかなか評価が上がらない。なので僕の佐藤優氏の本の評価はかなり厳しくなる。しかし、本の著者が驚嘆するほどの佐藤優氏の分析読み解きには舌を巻く。
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しょうじ@創作「熾火」執筆中。
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「知識人」の役割として、直面する問題が何かということを指摘し、提示することがある。佐藤さんは、そうした「知識人」の一人であると思う。一貫して述べられているのは、新自由主義の下での資本の自己増殖による社会の侵食と、国家による暴力的な収奪の共犯関係、つまり中間層の「貧困」がもたらす社会の不安定化ということだ。これに抗するのは容易ではないが、自由な討議に基づく、市民性の回復とでもいうことを対置させていると考える。別の言葉でいうと、一人ひとりの「知的武装」ということになるだろう。
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gonta19
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2012/3/31 Amazonより届く。 2016/7/7〜7/19 佐藤氏流の功利主義的読書術。いやいや、なかなか難しいが、解説の酒井順子さんが優しく読み解いてくれている。取り上げられた本で読んだことのあるのが吉本隆明氏の「共同幻想論」だけ(それもうん十年前)なので、イマイチ共感できなかった。
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ehirano1
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数年ぶりに再読。のっけからショーペンハウエルで始まり、「負け犬の遠吠え(酒井順子)」がアリストテレス論理学で説明されます。当に圧巻です。小説や文学を功利的に読書することはストーリー展開を楽しむこととはまた違った面白さ(新発見、新解釈、他書との関連性、難書解釈のヒント取得等々)結構楽しいです。
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やま
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購入してから何年も寝かせた本。今読んでみたらめちゃくちゃ面白かった。実際読んでみたい本もいくつかあった。「精神的資本は教育によって蓄積される。この教育を担保するのが書籍、新聞、雑誌などの活字メディアである」という部分が印象に残った。また、全く興味のなかった沖縄問題やロシアについても興味を持った。
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tadanori
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様々なジャンルの本を、著者独自の視点から読み解き、どのように実生活に役立てていくかを述べたもの。自分は単純に、紹介されている本はどのような内容で、著者がその本を読んでどう思ったのか知りたくて読んだ。読了してその目的を果たし、結果的に読みたい本も増えたので満足。
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こうきち
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知的野蛮人~よりも、こっちの方が面白いな。本気度が高い。
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はすのこ
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1ページに対する情報量が多く、読むのに時間がかかる。その内容の難解さは癖になりそう。サーシャとの会話が好き。だが、この感想が浅い事も理解はしている。よく読み込まねば…。
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i-miya No2
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2015.10.14(2015.11.05)(つづき)佐藤優著。  10/06  (P433)  (文庫あとがき)  サーシャはアレクサンドルの愛称。  親友。5歳下、知り合ったのは1987、27と22。  サーシャにはカリスマ性がある。  ものすごい勢いで本を読む。  一日学術書700-1000ページ。  ノートは取らない。  小説も同じくらいのスピードで読む。  気晴らしに読むのだ。  その研究をまとめ月に1.2本、論文を書く。  モスクワ国立大学で研修中。  ロドニフィ誌に掲載。 
i-miya No2

『自壊する帝国』参照。  革新系雑誌への投稿薦めるが断られた。  「あいつらは編集者ではない。そんなゲームに入りたくない」  ロシア語の本、目次は後ろ。 

10/14 04:49
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i-miya No2
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2015.10.13(2015.10.05)(初読)佐藤優著。  10/05  (カバー)  本の大海から本当に使える英知を抽出する技術。  具体的効用の薄いジャンルの書物、あえて選択。  (あとがき)  書き手と編集者の丁寧に作った本。  真実は目に見えないところにある。  しかし、あいまい模糊として捉えがたいわけではない。  現実的で確実なものである、しかし、我々の目には見えない。  小説は隠れて読む。  役に立つから読む。 
i-miya No2

ロシアの小説、相手の内在的な論理を捉え、日本側に有利にするために読んでいる。 

10/13 05:24
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ビイーン
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佐藤優氏は、「功利主義という発想の背後には、受肉という神学思想が隠れている」という。この概念を理解するのは少々勉強不足。とりあえず、本書で紹介された本を読んで色んなことを考えてみたい。
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モンニャン
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普段どんな本でも、割と道楽半分で読んでるせいか、功利主義的に読む という視点が なかなか新鮮だった。何冊か興味を持った本があったので、そちらも読んでみたい。あとがきの、サーシャのエピソードが心に残る。
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サトシ@朝練ファイト
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佐藤優的本の紹介だが、なぜか読んだ事のない本でも惹かれてしまう
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xkxxxxk
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実用書読んで感化されることってあまり無いんだけど、佐藤さんの主張はいつもストンと腑に落ちる。殊、読書術に関しては本当に参考になるし、佐藤さんが勧めるなら、という力がある。 本文ではないが文庫解説の話にちょっとじーんときてしまった。。
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anco
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楽しい本を自己流に読むのではなく、読書を通じて本当に使える叡智を抽出する功利主義的読書を示した一冊。いわゆるビジネス書ではなく、古典や小説、タレント本などを題材に示したその読書術からは、筆者の独特の見識とエネルギーが感じられました。筆者のモノの見方、考え方に触れられた点では非常におもしろかったです。簡単に真似したり、応用することは難しそうでしたが、少し変わった本の読み方に触れられるおもしろい本の本でした。
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mari
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☆☆
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バナナフィッシュ。
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自分が手に持っている本に何が書かれているか。それを頭の中の知識と結び合わせ、派生させる。点と点を結んで線とするように。出来るだけ日常の事象に落し込み、利益を得ようとしている。このようなことができるのは、真摯に書かれた著作だけなのではあるが。このことは教養を持つことにも当てはまるのではないだろうか。
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ともくん
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このなかで紹介されているうち、読んだことがある本が、一冊もありませんでした。簡単そうなのを読んでみて、そのあと、この本で答えあわせをするのを繰り返すと、少しは読み方が変わってくる気がするので、先ずはレッドあたりから練習してみます。
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功利主義者の読書術 (新潮文庫 さ 62-4)評価69感想・レビュー92