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ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)

感想・レビュー
398

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ソフィ
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教授連だけで2100人もいるハーバードで40名程度しか選ばれないFavorite Professor に選出された、数学出身の若き日本史学者さん。最後には読者を学生のように見立て、自分の世界に引きこんでしまう生粋の「先生」だと感じた。生き馬の目を抜くような環境で、エゴを超えたゴール設定(学生達が社会に出てから役立つような経験をさせる/海外で学ぶ日本史は荒削りでもいいからよい影響力と強い魅力を)。なかなかできることではないと思う。マルチに全力投球な生き方に刺激された。
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電気石
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著者が行っていた授業の面白さは、文章ではなく映像の方がよく伝わるのではないかなと思った。自分が捻くれているからか、著者自身がどれ程凄いのかを伝えたい気持ちが強すぎないか?、と思う箇所が多かった。それが、文章ではなく映像の方が授業の面白さが伝わると思った要因である。海外の、それも世界的に有名なハーバード大学に通う生徒はどういう生徒なのか、少し知ることも出来る一冊だった。
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loanmeadime
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読メのレビューで関心を持って読んでみたのですが、何をどう取り込むか難しい読書になってしまいました。ただ、「レディ・サムライ」を掲げ、裏方とかではなく、ペア・ルーリングの担い手として、女性を歴史上で捉える視点には感心しました。
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ぴくみゅう
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ハーバード大学で大変人気の(あった)日本史の講義を行った日本人女性のエッセイ。歴史のアプローチ、そして授業そのものが斬新。確かに今は小学生も自由研究で動画を提出するらしいが、この授業は今から10年前のもの。著者の能力と実行力は並外れていると思う。それゆえか私には最終章の「残念ながら第二次対戦後から長い間日本には「大きな物語」がない」「イデオロギー・アイデンティティが不足している」との主張が全く理解できなかった。エッセイそのものはとてもワクワクする楽しい内容だった。
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zel
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とても読みやすかった!もともと理系の著者が、あっという間にハーバードで日本史を教える。それも大人気講座に。LADY SAMURAIにも脱帽。ペアルーラーとしての在り方なんて知らなかった。
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hanako20220810
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人からお勧めされた本。北川先生の教鞭を執るまでの経緯スピードに驚きながらの読み始め。ハーバード大学で自分の授業を選択してくれる生徒達に日本史の専門家になってほしいのではなく、卒業後社会で生きて行く為に必要な事を教えたい、その素材がたまたま日本史、というスタンスが生徒に受け入れられやすいのだろう事がよく分かりました。生徒に、学んだ内容使って映画を作らせて公開させるって手法とか、生徒の熱意に火をつけるのが上手な人だわ。
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mi
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内容よりも著者の優秀さがすごすぎて同じ人間と思えない。理数科の高校からカナダの大学に入学して数学と生命科学を専攻。ダブルディグリーなのかな?それも3年で卒業して転科して日本史の大学院へ。博士課程も3年ほどで論文のメドつけてハーバードの教員へ。すごすぎて。第一章のハーバードの先生になるまで、第四章アクティブラーニングの方法、第五章の一部である印象派歴史学がおもしろかった。
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Saeko
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読んでいて、元気が出ました。こんな風に勉強できたら、どんな分野もきっと面白く感じられると思いました。とても明るく賢い、そして魅力的な女性だと感じました。
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こうさん
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今後の自分に非常に多くの示峻を与えてくれた。 他人ごととして 「歴史をつくる」ことをとらえるのではなく、 自分の生活の一部として自分たちの日本史をつくる、意識を常にもつことの大切さを教えてもらえ
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  ルピナスさん
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【国際女性デー読書会】元々理系学部専攻の作者が、縁あって日本史の道へ。ハーバード大学で大人気講座に変貌させた。日本人なら、歴史上の人物を男性も女性も様々な切り口で見ることがある。けれど、外国から日本の歴史を見ると、分かりやすさのためにある一定のキーワードを元にアプローチされる。その一つがサムライ。強さの伝説だけで語られるのが日本史?サムライと同じ精神でその時代を生き自らの役割を担っていた女性達がいた事も知って欲しい。自らの問題提起に学生達を巻き込み、ユニークで勢いある授業を展開。素敵な女性の一言に尽きる。
ガラスの文鎮(文鎮城)

これ、読んだ記憶がかすかにあります。学生達は「ショーグン」に反応してませんでしたか。

03/13 21:16
  ルピナスさん

文鎮さん、おはようございます。うーん、この本は薄い上にLady samurai への記述自体はそれほどなかったんです。ショーグンが出てきた記憶はありません。Ted talkにも。印象派歴史学という新しい歴史アプローチが面白く、作者が現在どのような教鞭を取られれているのか気になるところです。

03/14 06:14
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Lisa Tada
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大変読みやすい文章で、爽快なスピード感で一気読み。理数系の著者が、ハーバード大学で日本史の教師になるまでと、その授業やハーバード大学の学内事情を紹介する本。 私は日本の中世史が、大の苦手。でも、もし、こんな授業を受けていたら、好きになっていたかも! 著者は歴史の授業の既存のあり方に疑問を持ち、歴史学とはなにかを改めて提唱している。そして、学生が歴史学を通して、自分の人生を豊かにする工夫をできるようにと導いていきます。 本当に授業が楽しそうで、うらやましいです。
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本命@ふまにたす
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ハーバード大学で日本史を教えている著者によるエッセイ。授業の内容や工夫についても触れられているが、それよりも文章の書き手としても読ませる文章を書くな、という印象を受けた。
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nakmas
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従来の歴史を、男性主体として、 女性を取り上げる時に、とかくジェンダー問題に傾きがちだが、 彼女の場合は、男性側だけでは不足している、もう半分を描くという考え方で、とても好意が持てる。
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かつ
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講義の内容の話の章はつまらないが、背景の章は海外の大学生活が分かり、それなりに面白い。
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福
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ネタバレ当たり前だがさすがハーバード。先生と生徒のモチベーションとアグレッシブさとアイディアが私の通っていた大学と天と地ほど違う。学生が先生を評価してウェブで公開されるシステムはとても良いと思う。「サムライの授業に女の人が出てこない」という疑問を持ったのは筆者が「若い日本人女性」だったからなのだろう。
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ムク
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マイナー科目だった日本史を一躍人気講義としてプロデュースしたことは評価すべき。しかし筆者が持ち出す「Lady Samurai」という概念自体が明確でなく、いわゆる大衆の歓心を狙った「客寄せコンセプト」としか思えなかった。そもそも日本人の道徳観である「武士道」を男性中心の「サムライ」と独自に理解し、その対立軸としてLady Samuraiという概念を持ち出してくることに無理がある。筆者は否定しているが、テーマの前提がフェミニスト的な発想。日本人の美しい道徳観を正確に海外に発信できているのか心配になった。
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ゆうじのパンツはオニのパンツ
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ハーバード大学にて日本史をteachingしている北川教授のessenceを詰め込んだ本。始め手に取った際は、マイケルサンデル教授の日本向け翻訳本かと(笑)若くして教授になられるチャンスを掴まれたのは本当に素晴らしいし、また講義内容についても本当に工夫している。歴史はやはり人類の歴史の積みかさねだし、数字や知識だけではなく当時そこに息づく人々の息吹が感じられる様な授業だと生徒も冥利に尽きるかな。
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hafen3710
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日本人でも知っている世界トップクラスの、ハーバード大学。そこで若い日本人の女性が、日本史を教え、その授業は3年連続で学生たちから最高の評価された、という本。日本史の時間と場所を限定して切り取り、LadySamraiをテーマに据えて、アクティブ・ラーニングを活用しまくるスタイルに感心した。なかなか知ることのできないアメリカの大学の事情やハーバードのあれこれも楽しめた。
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Pinky
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初めはハーバードで教鞭を取る頭の良い人の教授の本だろう、何となく手に取った本であり、そんな気持ちで読み始めた。最初の方に若い女性である事実を知り、まず衝撃を受けた。教授=男の人と言った、そんな固定概念があった私は女性が教授をしている事を知り興奮した!多分、この本はそう言った固定概念を持つ私の様な人が読むべきだと思う。当たり前のように学んできた日本史…何の疑問も持たず教科書を暗記をしてきたが、この本を読んでハッとした瞬間が沢山あった。女性や子供達にぜひ読んでほしいし、伝えていきたい内容だと思った、
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ナオヒ
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テレビの『セブンルール』を観て興味を持ち、早速読んでみた。プリンストン大学で博士号、そして若くしてハーバード大学で教鞭をとったと聞くと、ガッチガチで物凄いエリートのスーパーウーマンを想像してしまうが、著者の柔らかで温かい人柄に溢れた文章はとても分かりやすくて読みやすく、非常に楽しい読書だった。ハーバード大での爽やかで溌剌とした情景も印象的。フェミニストやジェンダー研究のような視点ではない、全く新しい『Lady Samurai』という概念がとても新鮮だったので、このあたりのことをもう少し読みたかったかも。
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なお
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ネタバレ理系の学生であった著者が留学中に持った日本史に疑問を持ち、日本史教師へ転向。ハーバードで教鞭をとり、担当講義は予想を超える人気になる話。まず、著者の疑問はサムライばかり扱ってサムライを支えた女性の姿がないということ。しかし結局はサムライからの脱却が出来ない。アメリカの優秀な大学生と言えども日本の関心とはこの程度なのかと落胆した。その他、人気講義になった工夫も書いているが、もっと詳細を知りたかった。それから、似たジャンルの本ではよくあることだが失敗がないので共感を生ず、距離感を感じる。
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Akio  Kudo
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★★ 正直、失望を拭えない。日本史にlady samuraiが居ないと言うが、北条政子といい、そうは言えない現実がある。
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ちばっち
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正直、日本好きな人ならまだしも外国人が日本史を学んでどうするんだろうという思いがありました。しかし北川さんは日本史にとどまらず社会に出て役に立つ力をもつける事を念頭に授業をされていて、ハードながらもやり遂げたらきっと仕事に活かせる力が付くだろうなぁという刺激的な内容でした。よくこんなにアイデアが浮かぶなぁと関心しました。日本史に興味がない人にも読んでほしい一冊です。
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ちくわん
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ネタバレ若い日本女性がハーバード大学で日本の歴史をレクチャーして大喝采を受ける。先にケンブリッジを読んだので著者2冊目。カナダの大学に進学し、グローバルな活躍、どんな局面でもアグレッシブ。共感とその逆の反応に二分されそうなキャラだが、一文が短くて読みやすい、という感想は不適切か?ケンブリッジ後は、どうされているのか、気になる。
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Soh
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ハーバード大学で日本史の教鞭をとられている北川智子さんによるエッセイ。筆者は着任時ほとんど人気がなかった日本史の授業を、独自の歴史観を有効に用いて、また様々な工夫を加えることによって大人気の授業へと変貌させている。エッセイとはいえ、日本史の新しい捉え方など読者として学ぶことが多くあった。大学まで数学と生命科学を専攻していたという筆者の経歴もとても興味深い。
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naoto
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彼女がどうやってハーバードで教えることになったかと、人気の講座になったかの本でしたね。日本史に関する話は少なかった。ま、人生、何事も前向きに捉えて、積極的に楽しんで取り組むと成功しやすいのかな、なんて思いました。日本人で女性というのがハンデと書いていたけど、それが特徴…個性となって人気の一つの要因になってるような気もします。
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マロン
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タイトルにつられて手に取った。マイケル・サンデルの白熱教室シリーズの日本人教授版かと。 ハーバード大学という高ブランドの教授に若くしてなった女性の自伝的サクセス・ストーリー。 編集者、筆者、いったい誰がこんなタイトルつけたのかな? 授業概要が紹介されているが、日本人にとっては目新しいものは見当たらない。 大河ドラマをはじめとして、多くの時代劇や小説で日本の女性は描かれてきた。 女性が歴史の重要な役割を果たして来た事に異を唱える人は少ないと思うけど、Lady Samuraiと括り直す意義を感じなかった。
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ラブミーテンダー
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つまらない。あなたの大学での評価なんてどうでもいい。講義内容をもっと書け。
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日野 輝樹
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日本史講義そのものは少なかったが、ハーバードの教育風景が伝わってきました。
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よっち
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日本史教室というよりは、作者の生き様、サクセスストーリーのような読み物でした。
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Kan
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日本史を深く掘り下げて勉強しようと思っていたところ、たまたま貰い物のこの本を書棚から発見し読んでみる。 日本史を教材にクリエイティブなものの考え方を養う—-自分もこういう授業を大学時代に受けてみたかったな、と思った。 フェミニズムの視点から日本史を見るというのは面白く、米国で受けた理由の一つだろう。日本という男社会の中の女性に光を当てるというのは欧米的には新鮮だったのかと。 自分のアイデンティティーの一部としての日本の歴史を真剣に学ぼうと思ったきっかけになったという意味で 読んで良かった。
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Ayako  Moroi
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博論がまだ出せないでいる頃に読んだことがあり、今度は大学での講義の参考にと改めて読む。多くの学生にとってその講義が将来のために必須なものとはいえない…というのは、教職や研究者を目指す学生がさほど多くない国内の大学での古典文学の講義でも同じである。映画の撮影は無理だが(そんな施設は学内にない)、ラジオくらいはできそうな気がする。
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アルミの鉄鍋
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★4 さすが、大学教授。とてもわかりやすくテンポの良い文章。久しぶりに次を読みたいと思わせる様な内容だった。どうやって学生の興味を日本史と言う堅物と言われる講義からアプローチするか、工夫がたくさん。今までのやり方や内容に疑問を持つ事の大切さを改めて感じた。
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しらたま
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NHKの大河ドラマは、結構昔からLady Samuraiに焦点を当てた作り方ではなかっただろうか。時はいつも同じペースで積み重なっており、毎日どこで何をしていても、辛い日も幸せな日も、将来にとっては1秒1秒同じ重力がかかっているという話が好きだった。日本史を通して、学生達に社会生活に役立つことを教えることにも重点を置かれている。
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ちゃんと死ぬ(ガッツポ)
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もっとガッツリ歴史的内容かと思ったがエッセイのような内容。 この人の言うレディ・サムライについてはなかなか面白い概念だとは思うがこの本だけでは何とも言えない。少なくともこの本を読んだだけでファミ云々という批判は成り立たない。(批判者はよっぽと行間を読む力に長けているのだろう)。あと、著者こそレディサムライだのと讃えるのも同じ本の感想とは思えない。日本史に大きな物語が欠けている云々の批判は妥当。網野氏の仕事が紹介されていなかったが、興味が湧いた人は網野先生の一般向け書を読むと良いと思う。めちゃ面白いので
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モリー
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ハーバード大学で日本史を教える著者の出張講義に出会えます。とても刺激的でした。日本の大学では思いもよらない講義のスタイルです。学内の図書館についても触れられています。ハーバード大学の学内には24時間開いている図書館があるそうです。そこに保管されていた、京都の古い市内地図(「洛外洛外図」)を講義で利用する場面が紹介されていますが、大学の図書館の利用のされ方が日本とは違うようです。ハーバード大学の図書館がどのように活用されているのかもっと詳しく知りたくなりました。著者北川智子先生の熱量にとにかく圧倒されます。
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ミッキー
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アクティブラーニングの例として、歴史の生活の中に活用する方法について、そして、日本を発信することについて、参考になりました。既定の見方に囚われないことの大切さを再認識です。
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ひろろ
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何とも言えぬ読後感です。才能に溢れたある日本人女性が、日本史の講義で世界の秀才達を魅了させた・・・というストーリーですが、一冊を通じて訴えたいことが十分に伝わってきませんでした。彼女は最終章で、「国家のアイデンティティ形成には歴史が重要」「先の大戦後の日本に『大きな物語』が存在しない」ことに言及していますが、それが彼女が本当に言いたかったことか?といえば、そうではない気もします。サンデルの「白熱教室」人気に乗って、ある日本人女性のシンデレラ・ストーリーが描かれた本と言ってしまうのは、やや意地悪でしょうか?
ひろろ

本自体には厳しい評価をしますが、彼女のチャレンジには最大の賛辞を送ります。特に「海外の大学で教えられる日本史は、それ自体がいわば『外交官』的役割を持っています」という件(p.174)に感銘しました。特にアメリカの大学には、中国や韓国の留学生や、両国にルーツを持つ学生がたくさん在籍しています。東アジアに対する世界の興味関心が中国に移る中、日本を正しく認識してもらうためには、まさに彼女のような取り組みが重要です。現在は教壇に立っておられないようですが、著者にはこれからも、世界中でご活躍いただきたいと思います。

12/10 16:41
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James Hayashi
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本になる様な人生である。専攻は数学と生命科学であったが、ひょんな事から日本史を教える事になる。それもハーバードで。その講義も型破りで受講生の多さといい、生徒からの評価といいティーチングアワードなども授与されている。教授の一方的な講義ではなく、身体を使って体験できる講義と感じた。斬新なスタイルであり柔軟な若さと女性という教授に生徒たちは興味津々といったところ。しかし講義内容は薄く感じられた。中世史を日本外で教える教授の少なさ故、教授になれたともいえよう。著者は現在バークレーで(数学?)客員研究員をされている
James Hayashi

教授ではなく、講師が正解かなぁ。

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