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古事記 不思議な1300年史

感想・レビュー
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のらねこさん
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古事記と日本書紀。 じっくり読んでみたい。
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oryzetum
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装丁からはちょっと怪しげな印象を受けるが、中身は『古事記』受容史を分かりやすく記した真面目な本。水戸黄門こと徳川光圀が『古事記』を研究していたというのは少し驚いたけど、本文中にも書いてある通り、「大日本史」を編纂していたのだから当然といえば当然か。また、言語的側面は一切扱っていなかったのが、個人的には少し残念だった。例えば、偽書説を論ずるくだりでも上代特殊仮名遣いには一切触れていない。
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うえ
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古事記の読まれ方について。戦後の二人の論者に注目。マルクス主義の立場から石母田正が「古代貴族の英雄時代」を発表。古事記の歌謡に注目し、天皇制以前の「われ」という英雄的個人が共同体の人々と一体となり歴史を切り開いていく姿を読み取る。その後の石母田の歴史研究は日本共産党の文化活動の一翼を担う形で展開されていくという。西郷信綱は『古事記の世界』などで、構造主義的神話学を応用し、中心/周辺、聖/俗、善/悪、秩序/混沌といった二元的に対応する言語範疇を見出し、その変容が独自の神代の物語を生み出していったと説く。
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解体工事
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ネタバレ日本最古の歴史書である。その序によれば、和銅5年(712年)に太安万侶が編纂し、元明天皇に献上された。『古事記』は『日本書紀』とともに後世では『記紀』と総称される。『古事記』はプライベートな性格が強い書物。『日本書紀』は国家の修史作成という公的な歴史書。『古事記』は長い歴史を通してどう読み継がれてきたか。また近代のチェンバレンやラフカディオ・ハーンによる比較神話的な視点の入った解釈などを適宜取り上げながら簡潔に説明している。
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maox.0915
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本書は、古事記が日本の歴史の中でどのような位置付けでどのように読まれてきたのかを知る良い機会となった。 古事記が読まれた時代背景についても書かれているため、歴史を学ぶにも良いきっかけになるのではないか。
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S‐tora
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◎ 本居宣長と「古事記」の関連がツイッターで話題になっていたので読んでみた。 「古事記」の成立から現代まで、どのように受容され解釈されてきたのかを概観する本。 「古事記」と「日本書紀」が日本人の思想に与えてきた影響がよくわかる。
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わ!
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ネタバレ面白い!著者が「あとがき」に書いた思惑通りの言葉で表すと、「こんな本を読んでみたかった。」この本は古事記の本なのだが、古事記の解説本ではない。古事記が現代までの日本人に、どの様に読まれ、どの様に評されたかが書かれた本なのである。ある意味「神道史」に近い内容にもなるのだが、とはいえ「神道史」でもないところが面白い。例えば現在まで残っている、古事記のもっとも古い写本は、お寺が写本したものなのである。そしてお寺で古事記がどの様な理由から読まれていたかなどは、何冊「神道史」の本をあさっても出てこない可能性もある。
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Punk!Punk!Punk!
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同時期に史書が二編編まれる。依頼者はどちらも天武天皇。編者は古事記が太安万侶、日本書紀は舎人親王他。古事記は私的、日本書紀は公的。それ故に正史として古事記は取り上げられず、密文書的な扱い、更には偽書として見られる事もある。本書はそうした古事記を2012年の古事記編纂1300年の年に上梓し、どのような読まれ方をされて来たかを平安から現代まで辿っていく。時代時代で古事記に求められる役割があり、その役割を担うことで現代まで正史にはない書物が読み継がれて来た。史書の面白さは、時として書物が歴史を担う事にある。
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yahiro
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古事記そのものではなく、古事記が「どのように読まれてきたのか」を記すちょっと特殊な本。本居宣長などは有名だが、古事記についての周辺事情がわかった。
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草津仁秋斗
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古事記の成立の歴史や、それからの1300年間、時代ごとにどのように読まれてきたかを、有名な歴史上の人物と絡めながら書いた本。中世や江戸時代の需要のされ方には驚いた。分かりやすく書いてあるので、専門の人間でなくとも十分に楽しんで読める。
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naniwoyomu
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おすすめ。 #興味深い #教養
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古事記 不思議な1300年史評価81感想・レビュー12