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ダーク・タワー〈5〉カーラの狼〈上〉 (新潮文庫)

感想・レビュー
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東森久利斗
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光焰万丈なハーフタイムショー。スピンオフな余興の域を越えた一遍の独立した大河ドラマ、これだけでも充分面白い。水戸黄門、西遊記、七人の侍、必然的ともいえる鬼退治的な寄り道も旅の醍醐味。重厚長大高密度、怒涛のボキャブラリーによって、鉄板の冒険ストーリー、村人と戦士 vs 悪魔の集団、お約束の展開がキングワールドに大変身。Zipで圧縮したくなる、だれないもたれない、気が付くと完読、これぞキングマジック。暗黒の塔は、まだまだ遠い。
0255文字
Tetchy
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カーラ・ブリン・スタージスに訪れる災厄を読んで『IT』を想起した。この悪夢の寄り戻しというのはキング作品のテーマの1つである。子供の頃の怖い思いや虐めといった負の記憶や歴史を乗り越えて人は成長し、大人になっていく。その時は地獄のような日々だっただろうが、長じてみればそれをバネに成長し、今となっては思い出となるが、キングはそんな美談で済ませず、その時の悪夢は大人になっても、老いてなお直面する苦難であると我々に突き付ける。それは誰しもが持っている原初的な恐怖だろう。もうあの時の自分に戻りたくないというのは。
0255文字
たこのまくら
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トゥダッシュって、ジェイクが拾ってきた謎食べ物が原因ではなかったっけ?水晶球の影響の方が強いのか?ここに来てやたらと出てくる<19>と言い、ちょっとご都合主義的部分も感じられるものの、またもやニューヨークに立ち戻るのは面白い。カーラを襲う無法者、スザンナの件といろいろと難題が待ち受けていそうではあるが…。にしてもトランプ氏は有名だったんだな。
0255文字
あかつや
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双子ばかり生まれるカーラの町は数十年に一度現れて双子の片割れを拐っていく謎の集団〈狼〉に悩まされていた。相手の強大な力にこれまでは諦めていたが、次の来襲が近づいたその時、近くにガンスリンガー一行がいることを知り、彼らの手を借りることに。最初の巻以来の西部劇な展開。日本的には『七人の侍』か。やはりガンスリンガーたるもの通りすがりの町のピンチを救わなければな。この流れは盛り上がる。あとカーラの町に住む人々の中に『呪われた町』のキャラハン神父いるのも熱い。いよいよキングヴァース化する物語に期待が高まる一方だ。
0255文字
ぐるぐる244
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図書館本なのに長らく積読(貸し出し期限延長2回)。しぶしぶ読み始めると、読み易い!しかも「呪われた町」のキャラハン登場!途中、成金の代表でD.トランプへの言及があるけれど、レーガンが大統領だったことを信じない1964年のニューヨークからやって来たスザンナは、トランプ大統領をなんと言うだろう
0255文字
がんもどき
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ローランド一行と「呪われた町」のキャラハン神父が出会う。双子の片方を狙う”狼”達から子供を守る、という風に話が流れると思っていたら、最後の最後でバッドトリップのような話の進み方になり、あれれと思わされた。まあ麻薬とアルコール中毒になった作者だしなあ。19の謎や狼の正体など気を持たせながら次巻へ。
0255文字
ぐうぐう
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「このシリーズを書き終えるには、私はこの先、300年生きねばならない」『ダーク・タワー』を書き始めた当初、キングはそう断言していた。ライフワークとしての意気込みが感じられる言葉だが、壮大すぎる物語へのそれは正直な気持ちでもあったのだろうし、寿命が尽きるまで書き続けるのがライフワークだという考えもあってのことだろう。第4部『魔導師と水晶球』が刊行されたのち、6年もの沈黙を経て発表されたこの第5部から完結巻である第7部は3年ほどの間で立て続けに出版され、結果的に『ダーク・タワー』は300年ではなく、(つづく)
ぐうぐう

書き始められてから30年ほどで無事に終わることができた。1999年の交通事故がキングのライフワークへの考えを改めさせたとの説もあるが、300年が30年になったからといって『ダーク・タワー』の物語が駆け足になったわけではなく、逆にキングの本気度が伝わって来る濃密な熱情が感じられるのだ。「本気で事にあたらねば、〈塔〉への果てしない旅路は踏破できない」主人公・ローランドのこの言葉は、6年の沈黙を経て第5部を発表するにあたっての、キング自身の想いでもあったはずだ。

06/26 23:41
0255文字
まさやん80
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「暗黒の搭」の第5部。定期的に狼に襲われるカーラの町は、狼と戦う為にガンスリンガーを雇おうとする。(「七人の侍」を想起させる) この後、狼との対決が描かれることになるのだろうが、それと同時に1977年のニューヨークで薔薇を守る為の冒険が始まろうとしている。上巻ということで、謎が多くこれからの展開が楽しみである。
0255文字
書斎が欲しい
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エディはドナルド・トランプが合衆国大統領だと知ったら驚くだろうな。
0255文字
sum
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七人の侍のような始まり方で、第3巻以来の面白さ。キャラハン神父の登場、そして彼の口からジェルサレムズ・ロットの名前が出てくる場面はテンションが上がる。とはいえ、ジェイクたちがニューヨークにトゥダッシュする場面は、暗黒の塔の本筋に絡んでいるだけあってさらに面白い。伏線のような要素が次から次へと登場し、予兆めいたものをふんだんに匂わせて中巻へ続く。
0255文字
トムトム
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キャラハン神父、こんなところにいたのね。そしてこの状況でもバリバリのカトリック。扱いにくいわぁ
0255文字
よ
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カーラの狼、ニューヨークの薔薇、そしてスザンナの第四の人格。頭痛の種が絶えないローランドが少し気の毒に思える。「我は手で狙い定めぬ。手で狙い定める者、父親の顔を忘却せり。我は目で狙い定める。我は手で撃たぬ。手で撃つ者、父親の顔を忘却せり。我は〈気〉で撃つ。我は我が銃で殺さぬ。おのれの銃で殺す者、父親の顔を忘却せり。我は心で殺す」ジェイクの早撃ちをエディとスザンナ、そしてローランドが見守る場面では、〈カ・テット〉の絆の深まりを感じた。それにしてもジェイクはいつのまに修行したのか。
0255文字
隠居
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七人の侍?それにしてもおもしろい。
0255文字
まつもち
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再読。いよいよ本格的に搭への道を見つけ出しそうだ。トゥダッシュを利用して夢の中でNYを再訪する面々。一方、辺境の街カーラでは、狼に怯える人々。新たな複数のミッションを抱え、状況を大混乱の渦に巻き込みそうなスザンナのある事情。次巻が楽しみ。
0255文字
ポヤン
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4部はなんだったんだ?ってくらい面白い! 子供の犠牲で集落が助かるのは「悪魔の嵐」にも通じるモチーフ。 ただこちらのルーントになって戻されるのはより残酷だ。 最初は早くダークタワーに向かって欲しいと思ったが、寄り道が本筋にどう絡むかが楽しみ。
0255文字
fitzgerald12
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また物語が加速して面白くなってきた。ダークタワーは映画化されたが、全く小説とは別のものだった。この世界観を映画であらわすなんて、全く不可能なことである。終わって欲しくない、でも早く読み終えたい…この狭間で揺れている。幸せな読書体験。私の中ではローランドはクリントイーストウッド。ダーティーハリー2ぐらいの時の。
0255文字
もんじゅ
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ネタバレ4部「魔導士と水晶球」は中だるみ感があった。 そして今回もシリーズ全体の大筋とはあまり関係がなさそうだったが、読み進めるとヒーロー物の活劇っぽくてなかなか読ませる。 そして2部のように、この物語で一番面白い部分である異世界と現実世界の行き来もありかなり期待。
0255文字
ゆいまある
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いきなり面白くなった。何でだ。今までわざわざご丁寧に書き込まれていた、汚れたもの、気持ち悪いものの描写がここに来て急に消えた。話も勢いがあって、グイグイ読める。これよ。これを求めていたのよ。
0255文字
SINKEN
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【総評】★★★★★【感想】色んな伏線がここに来て少しづつ収束しだして、あぁそうだったのかと膝を打つことしばし。それにしても、最初の段階でどこまで構想が出来てたのだろう、、既に10冊近くになるけど、物語として破綻してないのが凄い。ファンタジーで何でもありの世界とはいえ、ブレてないのはいいな。それでもまだ解かれてない謎もあるし、新たな敵も接近しつつありで、またしても目が離せない。
0255文字
Pochi
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スティーヴン・キングのダークタワーの5つつめ。 双子のうちの一人が「狼」にさらわれ、戻ってきたらるーんとになっている。「狼」二十何年か周期でカーラの村にやってくる。もうすぐその時が来る、そういうときにガンスリンガー4人がカーラを訪れる。「扉」って、使いにくいどこでもドアみたいだ。
0255文字
ゆるり
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双子の片方を誘拐しルーントにして戻す〈狼〉。奴らの襲来する日が迫る!また、トゥダッシュして空地の薔薇をバラザー達から守れるか。そして、妊娠して目覚めた第四の人格マイアが闇夜にうごめく。様々な伏線が同時進行で押し寄せて来て次巻への期待が高まる!
0255文字
がるっち
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ネタバレキャラハン神父登場。癖のある、映画でよく見る「アメリカ人」的なオーバーホールサー。ガンスリンガーたちは、助けてあげることにしたんだけれども、トゥーダッシュ先との時間の流れが違うらしい。
0255文字
Sakie
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前巻から6年の間をおき、ダークタワーシリーズは再開した。暗黒の塔に呼ばれたらしい。文章が、年月を経てよりキングに深化している。泥沼の夜の場面など、余りに異様で怖気をふるう。このような場面を軽く混ぜ込んでくるあたりがキングならではなのだ。さて、calla。callahan。セイラムズ・ロットから幾つかの町を経て来たと思しきキャラハン神父。黒で締めた姿が渋い。が、またえらいものを背負いこまされたようだ。また、ドナルド・トランプも登場する。キング、トランプが大統領選挙で勝ったときやさぐれとったもんね(笑)。
0255文字
ぶにゃし
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作中に出てくる村は数十年に一度、村の子供の双子の片割れをライトセーバーらしきものを持った正体不明の集団に60人ほどかっさらわれていく。何人かの子供は戻ってくるが知性が後退し、身体をバキバキ鳴らしながら(激痛)巨人化していく。寿命を短く、全身に腫瘍ができ、苦しみながら死ぬ。 ガンスリンガーたちよ、村を救ってくれ!ニューヨークに行って忙しいだろうけど目の前にある村やばすぎだから!
0255文字
shigejyu
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「だれもいつまでもしあわせには暮らせない。だが、子どもたちには自力でこの現実を見つけてもらおうではないか?」
0255文字
あっちゃん
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双子の一人をさらわれてしまう村での悪者退治編?この設定が少し好み(笑)しかし、度々、ニューヨークに舞い戻るので、話は進まない!スザンナが気になる!そういえば、相手がエディとは限らなかったんだ!忘れてた…
0255文字
ソードフィッシュ
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東洋では、玄武という亀の神さまがいるけど、キングの作品で亀が最高の神格とか言われても「亀ね~亀?」になっちゃうんだよな。
0255文字
saladin
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いきなり『呪われた町』のキャラハン神父が登場し、ファン心をくすぐる。しかも、ローランドたちを用心棒として雇おうという西部劇を王道でいく展開。前作までと比べ、グッと読みやすくなった。上巻は序章に過ぎない。さぁ、どうなるのか?
0255文字
KAZOO
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この第5巻は非常に読むのに楽しみにしていました。6年のブランクののちに書かれたもので、キングはかなり「7人の侍」にインスパイアされたようです。この巻では、双子が生まれると必ずその片割れがさらわれてしまう村の話が出てきて、この主人公たちはこの村でとどまることにします。
0255文字
紀梨香
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キャラハン神父って名前が、もうどうしてもダーティーハリーなあのお方の顔が浮かんでしまいます。そうするとローランドはヒュージャックマンで…などといろいろ考えてしまいました。「知性人のマンハッタンレストラン」のくだりはワクワクしますね。
がるっち

初めまして。ローランドがシュージャックマン!新しい発想で、ワクワクしました。クリント・イーストウッドを年頭にローランドを作ったってこと聞いて以来、私の中では、ウェスタンに出ていたころのイーストウッドでとどまってしまっていて・・・。エディは、ジェイク・ギレンホールです♪(妄想)

07/29 17:02
紀梨香

コメントありがとうございます。 ジェイク・ギレンホール、検索してみました。 目元の甘い感じがエディっぽいと思いました。

07/30 00:21
0255文字
ナオデラ
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カーラでは超ウェスタンな展開が待っているのだが、トゥダッシュと呼ばれる次元を渡る旅では謎な示唆が多すぎて・・・執筆再開後の成熟した筆致。その分クレイジーにも取れるほどの浮遊感。絶対あとあと大事になってくるんだろうなと言う描写の数々。そして薔薇。あらすじでジェイクを轢いたのが若かりしエンリコバラザーだったって明記されてておやっと思ったが今作で出てきてました。少し勇み足なあらすじなのかな?
0255文字
Motoki Horio
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☆×4
0255文字
そら
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物語は新たな展開に。 双子の一人を誘拐する「狼」に脅えるカーラの村人。 ローランド達は村人を救えるのか。 巻が進む毎に面白くなってゆく。
0255文字
るぅ姉
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面白い、すっごい面白い設定キター!5巻でまだまだ終着点の見えない展開ですが終わらないで欲しい。双子ばかり生まれる村、双子の一方のみ拐う狼、トゥダッシュ。更なる難題を登場人物に吹っ掛けるドSのキング御大の筆業は素晴らしい!
0255文字
凪
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物語はカーラという村に舞台をうつす。カーラには、何時のころからか、狼と呼ばれる武装集団が現れ、子どもをさらう行為が繰り返されている。さらわれた子どもたちは、数年後に村に戻されるのだが、彼らは知能を奪われ巨人化してしまう。そしてまた、カーラに狼たちがやってくる時が訪れ・・・。また、ガラっと変わった物語がスタートしました。ローランド達は、狼を倒すことができるのか?否が応でもワクワクしてしまいます♪塔とバラの謎も解明されたし、スザンナに新な人格が出現してるし・・・さ、続き続き♪
0255文字
市太郎
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第5部のはじめはカーラという村から。「狼」とか「雷鳴」とか意味のわからない単語が出てくるが、7人の侍(アメリカだから荒野の7人かな)的な物語が展開。一方ガンスリンガー達は旅を続けながらこれまた摩訶不思議な体験をする。「トゥダッシュ」って何なのか良くわからないがこれも中巻以降に明かされるのだろうが、またもやニューヨークに飛ばされる。またそれと同時に行われるスザンナの奇行(第4の人格の誕生)が今後の展開にどう影響してくるのか興味の尽きない上巻だった。第4部よりは格段に面白くなっているので長いが頑張りたい。
0255文字
**くま**
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いよいよ5部に突入しましたが、いいですね、面白いです! 7人の侍とか言われてますが、私も映画は観ましたがあんまり印象に残ってないので、むしろ少年漫画の世界だな~と感じました(笑)。ワンピースとか。不幸な町を救うために立ち上がるガンスリンガー達。「呪われた町」に出てきたドナルド・キャラハン神父が出てきます! 懐かしい~です。ところでスザンナは大丈夫なのでしょうか、すごく心配です! キング作品は女性が犠牲になることが多いので、読んでて辛いときがありますね。でもスザンナ超かっこいい、多重人格もエキサイティング。
0255文字
Yamaguchi
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抜粋。『毎度のことだった。これが疲れる。人々は助けを求めるが、同時に証明を求める。できることなら、証拠を山ほど。人々は、みずからは危険を冒さずに救ってもらいたいのだ。目を閉じているあいだに救出されたいのである。』『災難を先物買いするな』
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ダーク・タワー〈5〉カーラの狼〈上〉 (新潮文庫)評価79感想・レビュー66