冒頭の「文化とはどのように知らないふりをすればいいかを知ることである」という文もいいし、「人は夢でなければ現実を直視することはできず、現実を見ないで済むために目を覚ます」というのはまさに我が身のこととして実感できる。哲学的な話を全て実感に結びつけて語られるところがこの本のおもしろさで、それこそ精神分析から出発?しているラカン哲学の特徴なのかもしれない。
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