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シュメル: 人類最古の文明 (中公新書 1818)

感想・レビュー
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ネタバレ2005年の本。
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ハムリ
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通史というよりは文化史。当然か。
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やす
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世界史で聞いたことはあるものの、中身についてほとんど知らなかった、シュメル文明についていろんなことが分かった。 文字が解読されているのは大きいと思った。教科書やノートが出てくるおかげで、当時の学校の様子とか、4000年くらい前の話なのに手に取るようにわかって面白い。
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モルデハイ・ヴァヌヌ
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約5千年から栄えたシュメル文明。日本列島は縄文時代であった考えると感慨深い。シュメル人書記らもイラン高原(エラムの地から仰ぎ見た高原)の更に何千里も東の果てにある島々の人々が5千年後に読むとは夢にも思わずに粘土板に向かったであろう。 しかし200世代を経て科学技術や政治技術は大幅に躍進したとは言え、学校に子を送り出す親の準備、困り事があれば社に祈りに行く様子いった基本的な営みは現代人と何ら変わりはないことが分かる。 (この感想文もサイバー世界に残り続けて萬世の後に読まれるのであろうか。)
モルデハイ・ヴァヌヌ

我々現代人の生活を支えている生産技術・物流や国際平和構築の仕組みの有り難さに想いを馳せるとともに、それらがなくても文明を築き上げ、今日の私たちと変わらない感覚で生きていたシュメル人に敬意を抱いた。特に傷害時の金銭解決は今日における交通事故処理に通じるものがある。当事者は完全に納得はいかなくても金銭解決により社会の安定を優先するのは文明的と感じる。

01/22 23:59
モルデハイ・ヴァヌヌ

宗主国が去り、中東の平和がいつまでも不安定ななか、遺跡・遺物の破壊や散逸が続くこと、今後の発掘が滞ることには心を痛める。

01/23 00:01
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Maxim
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ネタバレ時系列でなくテーマごとに書かれている。シュメルでのことが現代に通じている部分があってロマン。
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孝くん
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ネタバレ自分たちを「都市に住む文明人」と自負し同害復讐法ではなく、現代のような賠償規定(銀/秤量貨幣)を作った人々。メソポタミア南部に住み、北方のアッカド人とは住み分けるも、その他の民族を蛮族と捉え、追い払う(戦争は不妊とともに、人間が増えすぎないように神々によって定められた)。4種の奴隷(債務、犯罪、購入、捕虜)もいたが、文字、豊穣、はんこ(円筒印章)、戦争、徳政など「起きるべきほどのことはすでにシュメル社会で起きていた」いわば、現代社会の起源にして人類最古の文明■古代オリエント史講義■夫婦像(ニップル出土品)
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蕎麦
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すでに進められていると思うが、未だ未解読の粘土版、楔形文字などをAI解析することで、一気に当時の社会の解像度が上がる気がする。ロマンを感じる。 しかしまあ固有名詞が相変わらず頭に入ってこない笑
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Akiro OUED
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粘土板の威力はすごい。紀元前3000年前の人々の言葉が今に伝わる。楽しいことはビールを飲むこと、イヤなことは戦争に行くこと。シュメルの人に大賛成。しかし、シュメル人の文明の完成度を目の当たりすると、記録を残さなかったより古い別の文明があった可能性が高い。大河の上流域が匂う。
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JIVAN
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シュメール人は謎と聞いていたが、粘土板の解読でここまでわかっていたとは。円筒印章もユニークでロマンがある!「ギルガメッシュ叙事詩」読んだ時も思ったが、聞きなれないメソポタの神々の名が頭に入ってこないのでなかなか読むのが大変だった…
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しましま
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ネタバレサルゴン王のアッカド名に、そんな意味があったとは!…意図とは真逆に墓穴を掘った感が強すぎるぞ、やらかしちゃったねえ大王や😅その大王(orその孫)像と、グデア王の像を見比べたら、成程とことん大違い…シュメル人とはどこから来てどこから発生した民族なのか?う~ん、謎があらためて深まった読書タイムだったなあ…代わりにめちゃめちゃオモシロかったけどねっ😄
Koning

トンデモが一時猛威を振るった影響がずっと続いててですね😭

08/14 17:20
しましま

Koningさん☆長いっ!その後にまで至る悪影響が長すぎるっ!ッ誰か本気でた~すけ~てくれ~っっ💦💦

08/14 18:12
8件のコメントを全て見る
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バズリクソンズ
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世界史からの影響によりシュメル文化を詳しく知りたい想いで購入。物事には全て始まりがあるが、文明の起こりが今から6000年前に政治、納税、信仰の基盤が出来上がっていた事実に驚愕。はんこの使用もこの時代から始まり、文字を習うのに王家の人々も学校に通った事実に文明、文化の開拓は無上の努力で成り立っている事を21世紀の今現在に強く感じ取れた事を幸福に思う。その一方で人種間による戦争の勃発もこの歴史を語る上で外せない事実であり人類には争いの遺伝子が刻まれている事も否定できない。お神酒がシュメルではビールとは羨ましい
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あったろう
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世界最古の文明として、世界史でほんの少しだけ学ぶだけだが、こんなに解明されているのだと、先人の努力に驚きを感じた。 楔形文字の発明と印章の使用、ジグラドの建設など後生の文明をすべて先取りしている。 文頭で日本の皇室とのつながりを指摘されていたことがあると記載されていたが、そのようなことがあったことに驚いた。
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じゃくお
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メソポタミア神話を知るために、まずはシュメル人の文化を学ぶ必要があると思い読んだ。神話の背景となる雰囲気を感じ取ることができ、理解が深まったように思う。知るほどに魅了され、人類文明の祖とでも呼ぶべきメソポタミア文明には崇敬の念を抱く。ここで得た知見を基に神話を考えてみたい。
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サラダボウル
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人類最古の文明、古代メソポタミア文明のはじまりであるシュメル人の社会。図書館返却期限になり、半分も読めなかったのだけれど、面白いなあと思う。アフリカに起源をもつ人類が、紀元前4000年に都市国家を築いている。歴史は人々の営み。水害に襲われながら、農業があり祈りがある。交易は盛んになり法を整備し、文学を遺す。戦争は絶えない。どんな生活が、どんな笑顔があったのだろう。河は雄大に流れていたのだろう。ゆっくり読みたい‥。
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夕熊
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メソポタミアとは河の間の土地を意味するギリシア語でそのうち北部がアッシリアで南部がバビロニアと呼ばれると。バビロニアはさらに北部をアッカド、南部をシュメルと分けられる。 神様の名前とか都市名とか色々出てきてアレってなんだっけとなったり碑に何々が描かれているといったことが羅列されるところなど退屈で読み進めづらいと感じるとこも多かったが何千年も前の人々の暮らしや文化を知ることが出来て面白かった。
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たくぞう
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はじめてシュメル人の本を読んだ。はじめましてシュメル人。
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ふぃすか
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発行は2005年。はしがきが三笠宮様。先日読んだばかりの今日泊さんの「ムムシュ王の墓」を思い出す単純な私のアタマ。<シュメール>表記にそんな理由があったとは…(はじめに) やっぱり俗説の方が人口に膾炙しやすいものなのだろうか。遺構だけでなく文字情報が残存しているというのはやはり大きい。翻って現代だが、デジタル媒体やマイクロフィルムは情報量と保管場所という観点からは優秀だけど、リーダーやブラウザなしでは役立たずなのが難。ディスク系は劣化も早いらしいし、それ単体で閲覧可能な資料を残す努力も必要なのだと思う。
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ポルターガイスト
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テーマ的な展開するわりに少し文章が固いので初心者向けではないかも。でも生活史厚めなのはうれしい。「発掘品から読み取るシュメルのくらし」って感じ。約7年積まれてただけあって万人に推薦できるかと言われると少し微妙。
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オズ
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マルドゥク
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めーてる
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シュメル人の辿った歴史だけでなく、その暮らした環境や文化、生活など、詳しいことがよく分かる。メソポタミア文明について知りたい人には必読の本。
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ジュンジュン
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何冊もシュメル関連本を発表している女史。さすがに内容は重複している。ただ、連続して読んだおかげで、理解度はかなりアップ。"先頭の山羊"はずっと忘れないと思う。あと円筒印章欲しくなって、ネットでレプリカ探してしまった(笑)。
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Koichiro Minematsu
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メソポタミア。私達が知るハムラビ法典。目には目を。やられたらやり返す。倍返し、、、。 しかし、シュメル人のウルナンム法典にはその記述はない。裁量が施されている。シュメルびとよ、すごいぞ。本著はこれだけでも素晴らしいと思う。
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黑春
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「聖婚儀礼」は元日に行われた。元日の持つ意味は現代日本では薄れてしまい、単に一年の最初の休日となっているが、シュメルのみならず古代社会では元日は宇宙のはじまりに重ね合わされる日、つまり新しい生の循環が始まる日であった。
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SFTT
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何となく手に取った一冊。シュメルの歴史を残っている文献、資料(粘土板、円筒印章、碑文など)より解説。王朝や民族の歴史も押さえつつ、文学や庶民の日常生活なども多く取り上げてあり、予備知識が全くなかったが大変興味深く読み終えた。後のハンムラビ法典は「目には目を」の同害復讐法で有名であるが、シュメルでは相応する賠償でつぐなわせていた(やられてもやりかえさない!)のが面白い。
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tama
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図書館本 ヤァウエが作り出された地域的何かがあるのか、と思って。結果、気配もなかった。この本自体はやや詳細なシュメル時代紹介本かと。「!」は楔形文字書くのに葦ペン使ってたが、材料の葦の太さは2.5cm!印章が一般に使われ、大事なものなので印章登録し、紛失したら届け出ると街路で角笛が吹き鳴らされ、紛失が告知された!紀元前20世紀頃、馬に乗ってるやつが印象図柄になっている!シュメルはハンムラビ法典とは違い、「同害復讐」はせず、傷害罪は賠償で償わせていた。
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卯月
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メソポタミアの北部がアッシリア、南部がバビロニア。バビロニアの北部がアッカド、南部がシュメル。シュメルで生まれた楔形文字は表語文字だが、周囲の他言語が文字を借用し、アルファベット的な使い方をしていた国も。粘土板は戦災で焼けると却って保存される。シュメル人の王朝が滅亡し、日常言語がアッカド語に変わった後もシュメル語は学校で教えられ、書記が粘土板に刻む。新アッシリアのアッシュル・パニバル王は粘土板を収集し、図書館を残した。〈シュメル語を読むことは「シュメル人に経を上げる」ことになると思う〉という言葉が印象的。
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遊仙
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ネタバレ文字に対するシュメル人の想いを読み解いた本。文字は交易の記録を残すために生まれた。粘土板に文字を残すことで火災にあっても文字が残った。紙であれば残ることは無かった。シュメル人は明らかに後世の人に読んでもらうことを願って文字を残した。この思いはシュメル人の時代から変わらない。
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不見木 叫
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シュメルとアッカドでの名称の対比、ギルガメシュ叙事詩、最古の文学者エンヘドゥアンナの辺りが特に興味深かった。
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ozackiee
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★★★★☆
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あさ
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シュメール人の時代がいかに天候などに左右される不安定な時代で、神頼みとするしかなかったことがわかった。
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ずん
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人類最古の文明。文字を持っていたお陰でその一端を知ることができる。文字が生まれた切っ掛けは人の欲でした。所有したいという欲、手に入れたいという欲から文字が生まれた。なんとも欲深い生き物。お陰で歴史を楽しむことができる。そして欲と同時に悪意が生まれそれに対抗するために円筒印章が活用される。そしてこんなに昔から勉強しなければならんかったとは。かなりのスパルタ教育。なんだか人ってあまり変わって無いのね、と思わせる。もちろん神に関する考え方や自然に対する知識は違うが、根本的に共感できる。だから面白い。
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g_eiru
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メソポタミア文明を興したシュメル人の話 世界史の原点ですね
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人間
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「歴史は人間の営みがあってこその歴史であり、ただ時代が流れているのではない」後書きにそうあって、これはまさに私が古代史をはじめ世界史関連書を読もうとしている動機だ。私の動機は二つあって、一つ目は現代の諸問題の源流を知ること、二つ目は人間はどのくらい進化しているのか?を知ることである。シュメル人は楔形文字を粘土に書きつけて、取引明細を作っていたんだ。不正はこの頃からのつきもの。進化とはなんぞや。旧約聖書の源流も、メソポタミアにありそうだな。ギルガメッシュ叙事詩も読んでみたいなあ。
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月をみるもの
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最後に、「シュメル学の始まりの場所」=アッシュル・パニバル王の図書館が出てきて、続きがさらに楽しみになった>https://bookmeter.com/reviews/85489613
Koning

彼の図書館のおかげであまたの資料が生き残ってくれたのが最大の功績だと思うのです。残忍なアッシリア帝国だったけど(w

12/07 17:52
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himehikage
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家畜を表す楔形文字のもとが家畜の肛門の象形だからといってシュメール人が変わった趣味の持ち主だったわけではない、などとおっしゃる著者に好感。遺跡発掘が場所が場所なので進まないのは残念だが、発掘されてる粘土板は相当あるということで今後の研究が楽しみです。シュメール文明の名残をとどめるシリアのエブラ遺跡とイランのチョガザンビルは訪れたことがある。欧米の博物館の展示も生で見てみたいな。
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鯖
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FG〇のアニメが面白くて、そういやシュメル文明についての本は三笠宮の書かれたものしか読んだことないや…と思い、手にとったところ、巻頭の端書もカラー写真も宮であった。さす宮。ハンコや徳政、粘土板、学校教育の現場での創作といった観点から紀元2000年前のシュメルに迫る。実際にイラクで採取した葦から筆者の恩師が作られ譲られた葦のペンは直線や粘土板に楔型をハンコで押すのに適しており、しかし曲線は書きづらい。盟神探湯のような神明裁判があり、家畜をさばいて内蔵の形で占いをする。
鯖

日本から遠いシュメルの粘土板を解読することは、シュメル人に経をあげるようなものと筆者は考える。面白かった。

11/17 21:46
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かたかげ
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ネタバレ図解が豊富であっという間に完読しました。シュメルを検索すると「シュメール人と日本人」のキーワードが多数出てきますが、著者は「シュメール」と「シュメル」を使い分けているようで(「はじめに」のところで触れている)、本書はシュメル文明の遺構紹介や歴史、文化の解説に主眼を置いたものになっています。
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hal
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「人類最古の文明を築いた謎の民族」という事で、SFでは滅亡した星からやって来た宇宙人にされたりするシュメルの歴史です。ちなみに、よく「シュメール」と言われているが、原音に近いのは「シュメル」だとか。「すめらみこと(天皇)」と混同されないように「ー」が入ったらしい。聖書や古代ギリシャ・ローマの原点とも言える文明なので、色々と興味深かった。
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Naoto
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まず序章では、シュメル人やメソポタミア文明が栄えたのが、現在のイラク付近なのだと再確認。国際情勢から、その歴史的側面が今では取り上げられにくくなっていると感じる。本編に関しては、5000年も前の人々の生活が現代で研究され得るということ自体に驚く。これは記録媒体となる粘土板が焼失されにくいお陰だと言う。また粘土板からの発見として、決疑法形式を取るウルナンム法典や、国語や算数を教え、生徒の理解のために謎々を織り交ぜた教材を使っていた学校などが紹介される。シュメル人が当時でも知恵を絞って生活していたこと分かる。
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