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シェイクスピア(3)ウィリアム シェイクスピア(3)M. de セルバンテス(2)ブレット・イーストン・エリス(2)吉村 昭(2)三島 由紀夫(2)マルキ・ド サド,マルキ・ド・サド(2)逢坂 冬馬(1)アンデシュ・ハンセン(1)岡田尊司(1)15%シェイクスピア15%ウィリアム シェイク…10%M. de セルバン…10%ブレット・イーストン…10%吉村 昭10%三島 由紀夫10%マルキ・ド サド,マ…5%逢坂 冬馬5%アンデシュ・ハンセン5%岡田尊司著者グラフ上位10名
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最近の感想・レビュー

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バズリクソンズ
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前編(二)も冒頭からドン・キホーテとサンチョの仲間を巻き込んでの滑稽極まるやり取りは、相変わらず読み手を惹きつける。新たな人物カルデニオの登場で、物語も一段と深みを増し、ドン・フェルナンド、ルシンダ、ドロテーアとの人間関係が一番の読みどころ。そのまま結末まで行くかと思いきや、小説「愚かな物好きの話」への展開は予想だにしない方向へと物語は変わるセルバンテスの構成力に舌を巻く。王政の権力に屈しない恋愛精神、見事な詩とソネット、騎士道精神を頑なに貫く純粋な頑固さ、全ての要素が愛おしい。前編(三)も期待したい。
0255文字
バズリクソンズ
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一般的に難解なイメージで語られる事が多い作家だが、この短編はどれも自分の中にすんなり入ってきて楽しむ事が出来た。戦中の鬱屈とした世相の物語を構築していく内容は大江健三郎ならでは。大学構内の死体保存のバイトや捕虜となった外国人兵士を物語として描き、人間心理の機微を見事に捉えた内容はノンフィクション作品かと思える程の出来栄え。読後の感想を熟考させられるような物語の切り方が本当に絶妙!さすが日本が世界に誇る作家の片鱗を十分に見せつけて頂いた。他の作品もチェックし、もう一度「万延元年のフットボール」も再読しよう!
0255文字
バズリクソンズ
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主人公ドン・キホーテが騎士道精神を盲目的に貫く物語で、読んでみるまでこんな痛快な内容だとは想像も出来なかった。事あるごとに自らの騎士たる者こうあるべきと説く自論は偏屈で、数々のトラブルを引き起こすトリガーとなり、従士のサンチョ・パンサもそのトラブルに巻き込まれ、踏んだり蹴ったりの災難の連続。自業自得と思える内容だがどこか憎めない、愛嬌あるストーリーにのめり込む事必至。一途で純粋なあまりに怪我の絶えない冒険譚は、その後数多の小説やゲームの基礎になったのは当然の事に思う。続きは如何に。
0255文字
バズリクソンズ
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サディズムの語源になるほどこの作家の目眩を覚える程の惨虐、強奪、拷問、強姦の内容は読み進める度にこちらが危害を加えられている様な錯覚に陥る程に徹底されている。そこには良心など微塵も存在せず、あるとすれば後のジュリエット自身の作戦を成功させる為の擬装である。各登場人物の長い講釈も自分を正当化する言い訳にしか聞こえず、殺戮と性欲を満たすために繰り返される権力行使は読んでいて人間性の崩壊を招く危険性を孕んだ物語。しかし歴史を遡ればフランスだけでなく、この様な惨たらしい時代を経て現代が構築された事実を学び知れる。
0255文字
バズリクソンズ
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澁澤訳でなければここまで品位を保った内容になったのだろうかと思わずにはいられない程、タイトルを突き破る位に悪徳三昧の内容。こんな過激過ぎる性の描写に、作者の過ごした18世紀フランスの世界観が少しでも反映されているのだろうかと勝手に想像してしまう。個人的にヒトラーの我が闘争に並ぶような倫理観を破壊される内容。キリスト教圏の国柄からいっても出版が許された事実に驚く。性交と殺人を繰り返し、快楽に耽る主人公ジュリエットを淡々とした語り口に表現した澁澤龍彦だからこその日本語訳傑作と呼べる内容だろう。悪徳を抱え下巻へ
0255文字
バズリクソンズ
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当初ビートニク文学作家なのかと想像していたが、そうではなく作者ならではの独特でシュールな内容が中々に惹きつけられた。なにより翻訳者の腕前が試される内容であり、巻末の感想で柴田元幸氏が絶賛している程、ブローティガンの思惑を見事な日本語に訳してくれている。訳者自身の解説もより一層この作品の魅力を分かりやすくしてくれて、ブローティガン愛に溢れていた。個人的にはスタインベックのようなアメリカの原風景を彷彿させる文体で、当時の母国の状況を読者に解くような作風に酔いしれた。ブローティガンの他の作品もチェックしたい。
0255文字
バズリクソンズ
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この物語を一日本人作家が書き上げた事に驚くと共に、隅々まで勉強し尽くした後にプロットを完成させた事が一読の元で分かる程に完成度の高い内容。スターリングラード戦線がメインではあるが、冒頭から主人公が女狙撃兵としての任務に運命的に導かれ、数々の仲間との出会いと別れのシーンは作者自身の発案であり、それを第二次大戦という事実の中に繰り広げる演出が読み手を最後まで戦線の最中に誘うような迫力があった。この作品を通じて作者が読者に伝えたかったかどうかは分からないが、戦時、戦後に及ぶ体験者の心の変化に最大の重要性を感じた
0255文字
バズリクソンズ
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シェイクスピア作品の中でも、特にこの2作品は登場人物の個性が際立った作品に思う。主題とは別の所で繰り広げられるサブストーリー的な部分がよく出来ているし、個人的に四大悲劇の後にこの喜劇作品を読めた事もシェイクスピアにより一層のめり込む事ができたように思う。相変わらず惚れ惚れする福田氏の翻訳はシェイクスピアの魅力を最大限引き立ててくれるし、物語を終えての福田氏自身による解題の内容も本当に勉強になる。2作品とも奸計を見破り、最後はめでたしで終わるまさに日本人好みの作品といえよう。ぜひ演劇で観てみたい。
バズリクソンズ

これで新潮文庫でのシェイクスピア作品は読み終えたが、引き続き未読のシェイクスピア作品に着手していきたい、個人的には次はヘンリー四世が読みたい。

02/16 13:40
0255文字

読んだ本
432

読んでる本
1

積読本
7

読みたい本
46

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/06/07(2873日経過)
記録初日
1997/06/16(10169日経過)
読んだ本
432冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
147347ページ(1日平均14ページ)
感想・レビュー
402件(投稿率93.1%)
本棚
35棚
性別
年齢
46歳
血液型
O型
職業
その他
現住所
宮城県
自己紹介

最近のお気に入りはウィリアムシェイクスピア。近年読書を通じて人間の深層心理を少しでも掘り下げたい想いで読書に向かっております。座右の銘は「人間的成長なくして技術的進歩なし、人間学をおろそかにする者にリーダーの資格なし」本を読むことで生きた楔を打ち続けたい、このような自分をどうか宜しくお願い致します。

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