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「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

感想・レビュー
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たまこ(こなぎ)
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病について、普通について書かれたものではなくて、人が自分の行動を決める仕組みについて書かれていた。哲学書の引用も多く、全部が理解できたとは思わないが、人の行動は頭(理性)と心(体)のつながりで決まると書かれている思う。心という言葉で示す内容は気持ちと異なり、人が心底望んでいることの意味で使われている。ここで示す心は体の反応と密接に繋がっている。頭は理性的に考えており、自分がすべきこととかこうでなければならないと考えることであり、多くの人は頭で考えることで行動を決めている。続く
たまこ(こなぎ)

頭と心が一致している時はよいが、ここが不一致になると、人の行動や気持ちが不安定になり不健康になる。「普通がいいという病」は頭と心が不一致の時に頭を優先してしまう状況のことだろうか。

04/02 09:56
たまこ(こなぎ)

感情と行動の決定・体の反応が近いことは心理学的には常識なのかな

04/03 16:34
0255文字
Fumi/Aimama
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まだ"普通がいい"と思っちゃってるので。自分が考えてたキャリアなんて全体から見たら数%もないのに。「人は異なっている」ことをまだ受け入れられてないのか。/普通は多数派で良いも悪いもないとも言うが、多数決の論理(集団主義)から逃れられるのか?孤独にもなりたくない。そう考えてしまうのは、日本教育の賜物なのか。/個性尊重のゆく先は資本主義の競争原理による格差拡大なのか/心に従い没頭したいが、気力が回復するまで待てるのか?まずはネガティブな感情を持つ自分を認めるところからか
0255文字
読書家さん#2EIzez
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行旅死亡人を読んだ後、死に関してそれも含めて人生だからと改めて肯定的になったのだがこちらも同じような内容が書いてあった。それについて考えこむなということなんだけども、こころに従うとか普通のことが書いてあった。あと、一人称の意識がない人、群れからは責任や自立から遠ざかると書いてある。群れは時に生温い湯となる場合があるそうだ。ふむ。言葉の手垢という表現も気に入っていて、模倣的なのはつまらないので洗い直す必要がある。だけど、エッセンシャルなものを獲得したら、シンプルに説明、すすむことできるというのは納得賛成した
0255文字
みたまん
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『頭・心・身体・自然』の図が印象に残った。◎あるべき悩みを悩むようになる。それが、「治る」ということ。◎子育てのポイントは「マリア様がキリストを育てたようなつもりで育てること」◉一個の尊重。◎「本当の自分」とは、どこかから持ってきて身につけるものではなく、あらかじめ自分に内在しているもの。まだ知らない「本当の自分」に対して畏敬の念を抱きながら、彫り進めていくこと。◎「愛」のために私たちに出来る第一歩は、逆説的だが、まず自分をきちんと満たしてやること。◎テーゼとアンチテーゼのやり取りから、ジンテーゼを導く。
0255文字
夜長月🌙@読書会10周年
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自分という内面につながる深い本でした。「普通がいい」というのはマジョリティが心地よいことを「良いことだと思い込まされること」です。それに比べて自分自身の心地よさは主観的で自分の心だけが知るものです。人は社会的生物ですので社会に適応することも必要ですがそこから、さらに進んで自分の心も殺さないことをもっと大切にしなければなりません。
0255文字
にー
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抽象的な例えが、具体的なHow toよりも僕の心には届きました。あれしろこれしろと言われても僕の心は動かんのです。 また読み進めると、抽象的だった例えが最終的には全て繋がってきて著者のメッセージがクリアに僕に届きました。
0255文字
ふ
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頭と身体(=心)を別のものとしてとらえる。頭の支配力を調整する。
0255文字
フライヤ
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ネタバレ新たな思考を持つことができたように思う。以下めも。角を持っていて良い。言葉は二つの側面があること。言葉の手垢を洗う必要があること。われわれが「現実」と呼んでいるものも数あるファンタジーの中のひとつで、より多くの人が奉しているファンタジーが「現実」として特別扱いをされているに過ぎない。「怒」や「哀」が出てこない限り、「喜」や「楽」も出てこられない。oldな怒りはやめよう。「孤独」でない人間など、この世に一人もいないし「孤独」は避けたり出来るものではない。皆孤独。愛と欲望。愛と太陽。空海。経験と体験。十牛図。
0255文字
タルシル📖ヨムノスキー
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ネタバレ精神科医の著者がそれまでの臨床経験に加え、古今東西の哲学書、宗教書、小説、童話などを引用しつつ、大雑把に言えば「人間とは何で、どう生きるべきか」を説いた本。自分自身の指針に自信がないからマジョリティに属してマイノリティを攻撃する若者。「子供のために」と言って自分の価値観を押し付ける親。自分の「生きがい」を求めてボランティアに励む人々。どれも何となく心当たりがあります。不眠の原因を、「今日という日を生きたという手応えがない結果の症状」というのも確かに。大切なのは頭ではなく心で感じ、自分に正直であること。
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むっしゅ
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医師に勧められ拝読。 内容は普通でいることの問題や解決法の説明等。 本編は10章の講義形式、聖書や思想家等の言葉の引用が多く面白み。 まず、普通がいいという考え方は間違い。 特に日本人は同じを好む(違いを嫌う)傾向が強いが、普通でい続けると生き辛さや心の病を抱えたり自己を出せない等の問題要因に。 大切なのは自分らしく生きること (それが普通でなかろうと) 普通・正常/現実/感情/愛/経験/自信/頭+心=身体/十牛図 精神の成熟過程や螺旋の旅路等、心理的/哲学的で奥深く難解でしたが勉強になった。
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平楽
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こういう本が読みたかった、と素直に思える救いの書。読むカウンセリングというより、ある種別次元の見地に連れていってくれる。著者の語り口は深い教養と示唆に満ちており、精神医学の書ながら取り上げられる引用は哲学、文学、戯曲、宗教学、童話、詩と多種多様。時折心の在り様をシンプルな図形で表示されるのだが、これが実に分かり易く、蒙を啓く力強さに満ちている。螺旋的思考というこの先の人生をより良く生きる上で、重要な考え方に辿り着けたのが自分にとって最大の収穫だった。主観を磨き、意味を求めず、生きるがゆえに生きようと思う。
0255文字
だてこ
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なんとなく手に取ったが、良い本だった。日本は同調圧力が強い傾向にあるから、タイトルの通り「普通がいい」と悩む人が多いけれど、そもそも普通って何?ということから、普通って本当にいいの?など、考えさせられる内容がたくさん。私は最近は普通じゃない自分を受け入れられるようになってきて、だいぶ生きやすくなったので、悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい本。そもそも人間はみんな違うんだから、「普通の人」なんて存在しないと思うんだよな。
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K
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ネタバレ『「普通がいい」という病』は、社会的な規範に従うことが自己の自由を抑圧することを批判し、真の自己発見には「普通」からの解放が必要だと説いています。心と身体の一体性を重視し、自己受容の重要性を教えてくれる本書は、二元論から解放され自分らしく生きることを促します。哲学や文学の引用を通じて、深い自己理解と人生の意味についての気づきを与えてくれる、再読を促す一冊です。
0255文字
Yoshina
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★5
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りんご1つ
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心震えました。いかに自分が(マイノリティの心を傍に抱きつつ)大通りを、脇道に逸れないように歩いているか…そして大通りで間違いない…はずなのに、どこか空虚な心持ちがあることを見透かされているようで。。多様性がいい、自由でいいよと口には言うけど、本心でははみ出るのはこわい、マニュアルがほしい。大きな人(頭)が幅をきかせすぎですね。 十牛図でいうと、自分はまだ2,3くらいだろうか。 普通がいい病を手放して、いつか自分の心と体を真に喜ばせて生きてみたい。 読みながらメモの手が止まらず。一生何度でも再読したい。
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しいたーけ
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窮すれば通ずのお話、生き方。読後感がよかったです。
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miya
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じっくりゆっくり、自分の心に沁み込ませるように、また何度でも読みたくなる本。 分かりやすい例や、少し難解な外国文献または書籍の引用に対しても分かりやすく説明がされていてとても分かりやすかった。 最初は精神科医として働いていた作者だったが後にパリへ音楽留学し、「一度立ち止まって人生を考える」という大胆かつ魅力的、人間的な生き方に感銘を受けた。
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キヒロ
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人が生まれてから他人とともに生きていく過程で、生きにくさを感じる時期が必然的にあることが分かった。社会に適応するために「頭」が偽りの自分を作り出す。偽りの自分(頭)と本当の自分(心=身体)に齟齬が生じ、頭が無理に心を封じようとすると心身の不調が表れる。頭は何を基準に偽りの自分を作るのか?「普通」という概念。 「客観とは主観の最大公約数的なものに過ぎない。」客観至上主義だった自分にとっては目からウロコ。無意識に感情を抑えてるのかも。感情の井戸や直線的思考から螺旋的思考など、図解で理解しやすかった。
0255文字
haru
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ネタバレよく見かけるので読んでみた☺️内容がわかりやすいところと難しいところがいったりきたりでちょっと不完全燃焼なので再読しようとおもう😊🫶自分が満たせてないのに相手を助ける行為はどこかに承認要求がある。これは確かにって思った〜!バナナの例がすごくわかりやすくて、自分にネガティブになりすぎている今、とても刺さった🥺✌️
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タナカとダイアローグ
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愛と孤独の関係を説明する時、谷川俊太郎さんの詩を引用するところが良かった。万有引力は引き合う孤独の力。愛。それと、愛と欲望、経験と体験を区別して考えるところは、暇と退屈を区別した國分功一郎さんを思い出した。ブックオフ(応援する点!)に置いていないと読んでいない本であったけど、カウンセラーであり西洋東洋の思想に通じている著者に出会えたのは良かった。十図ってそういうことなのかとコンパクトにまとめてくれていたし、頭・心=体=自然という説もしっくりきた。一生ごとに対話できたらいいなと思った。
タナカとダイアローグ

十牛図だった、あと、ブックオフは応援する店。金曜日は疲れているらしい‥ブックオフは文化資本‥

07/05 18:02
0255文字
かわうそまん
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ネタバレタイトルから想像していた内容とは違ったし、想像していた以上に哲学的な内容だった。身体と心はイコールで頭とは切り離されている。「安心して悩める」状態が人間の健康な状態であり、「普通でないのが本当の幸せ」とのこと。グルっと一周まわって(著者がいうところの螺旋)最初からある自分らしさを素直に受け入れて生きれば良いのだ・・・と受け取った。あと「感情の井戸」は下から順に楽、喜、哀、怒の順に詰まっていて、ネガティブ無しではポジティブは有り得ないという主張が興味深かった。
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フィシュー
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第8講の途中あたりから思索に腰が入った。 生きることはこの世でもっとも稀なことである。大抵の人間は存在しているすぎない。オスカー・ワイルド。また聞き流しがちだったこの言葉の意味することを改めて感じることができた。メメント・モリ。死を想え。死を忘れるな。自信とは外から得るものではなく、内に見出だせるもの。
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おに
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最高。 頭 VS 心=体 生きていることに意味はない、意味を求めることがおかしい
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きのん
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ネタバレ普通 = 多数派 / 自分の心に従う。/ 不眠症→心からやりたいことができていなかったから。/ 我慢している人は、他の人にも共用する。
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Yusuke
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期待とは異なった 精神科医からの観点でかかれたもの。 若干哲学的。
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三浦郁子
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「普通」というものはひとつも存在しない、という考え方は以前から知っていたけれど、いわゆる「現実」と思っているものが、実は全て「ファンタジー」だという考え方は目から鱗だった。頭、心、身体という分け方も凄くわかりやすかった。頭はつまり理性であり、理屈でコントロールしようとする。心はただ感じるだけであり、身体と密接に繋がっている。頭で抑えつければ抑えつけるほど、心が病んで身体も病むというメカニズムが腑に落ちた。また抑圧された心は怒・哀から先に解放されないと、喜・楽が表に出て来ないという話も興味深い。
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はっせー
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普通について考えることがある人におすすめしたい本になっている!著者の泉谷さんは精神科医である。そんな泉谷さんがクライアント(患者さん)との治療の間で考えたことなどをまとめ大学の講義のような章ごとにわけて語ったのが本書である。なかなか鋭いところを指摘しており新しい発見が多いほんになっている。経験と体験についての話は面白かった。経験とは自分の身になっていきているもの。体験は過去の勲章となって死んでいるもの。会社の先輩が語りがちなのは経験ではなく体験。なかなか的を得ていると思った
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紙片
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15回くらい読んで自分に染み込ませたい。
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chacha子
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よかった。人生は螺旋状をしている。私もそう思う。同じところを巡っているようで、発展していっているというような。より丈夫になっていっていると思う。
0255文字
ともも
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これは本当に読んでよかった。下手な自己啓発本何冊も読むよりこれ一冊で色んな知識を得られる。 育児真っ只中の私に響くことが沢山あった。 聖母マリアがイエスキリストを育てたように、自分の所有物にせず神から預かってると思って一個人として関わっていきたい。
0255文字
しほ
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会社員として長時間働くにはこの本に記載されているように「頭」を重視して「心」を粗末にするようになるので(もちろん仕事内容や働き方にもよるが)やっぱり人間らしく生きるために独立したい..と思ってしまうな 愛と執着、物欲などの記載は読むたびにほんまにそれと思う メモ:〈生きているもの〉を「経験」と呼び、〈死んでいるもの〉を「体験」と呼ぶ
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ながしの
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今まで感じたことのある違和感をすくいあげてくれる本。偽善や欲望について明確に書かれていてすっきりするものがあった。対象に意味や目的を求めること。それが人であれ自分の人生に対してであれ、理性的な頭由来の発想。 自由ということは、何の指針もない、あてにできるのは自分の判断のみだ。だからこそ自我がない今の自分に悩んでいるのだなと感じた。 自己愛に満ちている人は、自家発電ができる太陽のような人。自分を満たしていることが前提。 どこかで聞いたような話でも、本の中で自分の経験と重ねて読むことで深く染みた。
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🥚
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★★★★★ 図書館本。とてもよかった。下手な自己啓発本をいくつも読むよりも、より深く考えさせられるような内容だった。内容がよかっただけにタイトルはこれでいいのか?とも思った。購入して手元に置いておこう、まだまだ道半ば。
0255文字
ehirano1
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見返りを求めてはイケナイのではなく、自分自身が心から満たされていないと見返りを求めてしまう。なので、先ずは自分自身が心から満たされていることが大切~「5本のバナナの話」より。
ehirano1

「普通とは多数派、普通じゃないとは少数派」。シンプルに認識するとコレだけで済みますね。

10/03 22:21
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するめ
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精神科医が書く、人生や言葉の本質を書いたような本。 少し哲学的。精神病や心理的な内容も多いけど、ふと自分の人生について見返したいときにオススメしたい。 転職やキャリア本よりも、より核心的なことが書いてあって、なるほど、と何度も納得させられた。
0255文字
かやかみ
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Kindleで。病理解説みたいなところがわかりやすかったなー。
0255文字
はなこ
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精神科医の書いた本ではあるが病理的な内容ではなく、分かり易い心理学の本でした。
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もきち
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失われてしまった貴重な言葉で詩が作られているので、本質を言語化するのであれば詩を引用するというのは、確かになるほどと思った。普段使うことのない言葉の組み立てから得られる感覚は、意外と本質を捉えていることがあると思う。哲学書などを難しいと感じるのは、言葉選びが普段と異なるからかもしれない。そんな言葉から得られる事こそが本質を突いているのだろう。
0255文字
テイク
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「反教育論」の前作とも言える。 日本人の主体性の無さや神経症的な「普通」信仰を通じて、頭(理性)と心=体の対立を深掘りする。 孤立と孤独は異なるものである。避けられないし、悪いものでもない。見返りを求める、コントロールする→欲望。自分を愛し、余りを皆に与える→愛。欲望を否定せず大きく育てると愛になる。所謂「普通」は処世術と自覚し、その程度のものと割り切ると世間と衝突せずも汚されない「太く繊細」な自分になれる。生きることに意味はない。これは悲観主義ではなく「意味」が理性由来の後知恵に過ぎないことを指す。
0255文字
たっきー
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精神科医がカウンセラーや医療職を目指す人に向けた講座や講義で話した内容をまとめたというもの。専門職以外の人でもわかりやすく、精神面の健康について考えるヒントが記されていた。専門分野以外の引用が多く、それがまたぴったり。その引用されていた著作も読んでみたいと思った。「本当によく分かっている人は、その物事をよく咀嚼しているから、分かりやすい言葉を使っても、自在に話したり書いたりできる」とはまさに著者のこと。私がいいなと思ったのは、敏感で太く生きる、開かれた自分というキーワード。あと自分の仕事に関して考えると、
たっきー

「経験の質を高めることは、個々の専門性や個別性の壁を突き抜けて、普遍性にまで到達するということ」という言葉が大事だと思った。

06/16 13:58
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