ネタバレ月琴島のネーミングが好い。稀代の美女2人、母娘をめぐる物語は、伊豆下田沖の月琴島から始まり、そこで終わる。ハッピーエンディングなヒューマン恋愛ドラマ。愛と欲望が渦巻くストーリー、若干セクハラぎみ、決して今風ではなく昭和世代のオヤジ向けだ。自分が横溝作品にこだわる最大の理由かも。ピンポン·バット、この呼び方は初めて、時代を感じる。鳥獣の戦いにおける蝙蝠の振る舞い、最後の手掛りをさらした赤い毛糸玉、そして題名となった女王蜂、おそらく重要なメタファー。金田一耕助によって最終的に意味をなす。very good