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剣客商売 十二 十番斬り (新潮文庫)

感想・レビュー
196

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しろっこ
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ネタバレシリーズ12冊目。「逃げる人」「十番斬り」が特に印象に残った。敵討ちの双方と知り合いになってしまった大治郎の選んだ道は当然なのだろうけれど、その結末はなんとも皮肉で、スパっと割り切れないまま話が終わっていくのがまたいい。年老いても尚めっちゃくちゃ強いクセに寒い朝にこたつこたつと大騒ぎをする小兵衛が何とも愛嬌があって可愛い。
0255文字
量甘
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シリーズ十二。亡き妻の面影が浮かぶ『白い猫』、大治郞が友人の敵討ちに苦悩する『逃げる人』、三冬も活躍した『浮寝鳥』が印象的だった。
0255文字
ひより
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ネタバレ『十番斬り』、『逃げる人』が特に印象深かった。『十番斬り』の村松太九蔵あっぱれ。『逃げる人』の大治郎の苦悩を想像すると辛い。なぜか、いつも以上に小兵衛の立ち回りが鮮やかに目に浮かんだなぁ。今巻も堪能しました。
0255文字
k
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十番斬りが意外とあっさり終わった。小兵衛が強すぎる。
0255文字
H
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最後の「罪滅ぼし」が良かったなあ。最近活躍の軸が大治郎に移っていたけど、今回は小兵衛の出番が多くて嬉しかった。
0255文字
Atsushi
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シリーズ12作目も秋山父子の剣が冴えわたる。今回は「白い猫」と「密通浪人」の二話が印象深い。いずれも亡き先妻お貞に纏わるものだ。二人きりの弟を母親代わりに育てたという。控えめながらも芯の強い女性だったに違いない。それでも男は男。義弟の浮気を黙って見守る小兵衛にあっぱれ。
0255文字
おさむ
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ネタバレシリーズ12巻。今回もさまざまな剣客が登場するが、みな一本筋が通った人物が多い。図らずも多くが短命だ。そして落命する直前に真剣勝負を挑んだり、無頼浪人たちを成敗したりする。そんな朋輩達を助ける秋山小兵衛の気持ちも複雑で、おはるさんに冷たくあたることもしばしば。でもそりゃ仕方がないよなぁ‥‥。ついそんなことも考えさせられる巻でした。私のイチオシは「罪ほろぼし」。小兵衛も、永井源太郎も、互いに贖罪の思いを抱えているという運命の皮肉。これも剣客の「業」なのかもしれませんね。ハッピーエンドでなによりでした。
0255文字
tama-nyan
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ろくでもない親から良い子が育つものかと思うが…。永井源太郎くんにほっこりしたのでまぁいっか〜。
0255文字
すす
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今回も安定の作品集、大きなハズレは無い。 過去作に関連する話も時々有るので、やはり1作目から順に読むに越したことはない。 必ずしも完結するとは限らない話も味わい深い。この登場人物はこの後どうなったのだろう…読者に任せるのか、もしくは後日再登場するのか。どちらにしても心に残る。 こうも安定してると、やはり次巻も読むしかない。最近は、シリーズを読み終わるのが怖くなってきた。もう少しゆっくりと読まねば。
0255文字
浜のU39
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12冊まで読了。名前を変えて仇討で逃げ回る。大変。仇討人が亡くなるがそれを知らない。不安で生涯を終えるのか。
0255文字
KAZOO
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このシリーズも何度か読んでいるのですが、読むたびに異なる作品が印象に残ります。この巻では以前は表題作がかなりいいと感じていましたが、今回は小兵衛の奥さんを思い起こさせる「白い猫」が味わい深さを出していました。また以前に「辻斬り」で旗本が人を切っていた話がありそれを解決しその家は取りつぶしとなった話のその後を描いた「罪ほろぼし」が非常にいい余韻を残す終わり方でした。
0255文字
まあさん
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本作は表題作の「十番斬り」が印象的で、小兵衛と大治郎親子がさまざまな事件が関わることになる…という話が多かったように思います。愛読していたシリーズも番外編を含めてあと八冊ほど(剣客商売読本は持っておりませんので…)になります。ちょっと名残惜しいですね。。
0255文字
leelee
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小兵衛や大治郎の熱い情が伝わってくるシリーズ12作目。“白い猫”は果たし合いに影響を及ぼすのですが、小兵衛の亡き先妻への愛情を垣間見たようでした。“逃げる人”はドラマでも大好きな話。知り合った老人とのひとときを大切にしたい気持ちと、その老人が友の敵と知り、その狭間で葛藤する大治郎。やはり息子をさり気なくホローする小兵衛が魅力的。頼りになるなぁ〜
0255文字
キートン
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ネタバレ小兵衛が果し合いの書状を受け取るエピソードから始まる12巻。 剣の道に生きることを選んだ小兵衛にとって、『白い猫』のように果し合いを望まれることもあるだろうし、過去の因縁が今の自分に害をおよぼすこともあることは、読者だけでなく、小兵衛自身が一番知っているだろう。 それだけに、自分自身の境遇に嘆くでもなく、小兵衛を含めた誰かを恨むでなく、自分自身の力で立ち上がった永井源太郎には、晴れ晴れとした気持ちにさせられる。
0255文字
Mariko
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8.5
0255文字
nicky_12345679x63
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自分が今住んでいる所や、以前住んでいたところが話の中に出てくるのも感慨深い、このへんは相当な田舎だったんだなと思う。
0255文字
デンプシー
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二回目か三回目の読了。常盤新平の解説が妙。各編とも読んだ後にまたすぐ読み返したくなる。
0255文字
デンプシー
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二回目か三回目の読了。常盤新平の解説が妙。各編とも読んだ後にまたすぐ読み返したくなる。
0255文字
fuku-fuku-fukui
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再読
0255文字
pepe
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東京となる前の静けさや暗さに満ちた江戸が、暗躍する人々の舞台をひきたてている。
0255文字
由良のと
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小兵衛の怒りとともに剣が冴える、十番斬りや白い猫。情の深さを描く罪ほろぼしなど。永井浪人は何かまた出演がありそう。波紋へ続く
0255文字
Kira
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購入しての三読め。三回目だというのに面白すぎて一気読み。何度読んでも飽きない。それどころか、「十番斬り」で小兵衛が見せる鮮やかな剣術にほれぼれする。残り四冊。終わってしまうのが、今さらながら惜しい気がする。
0255文字
私的読書メモ3328
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サザエさん時空でないために、時の積み重ねやこれまでの登場人物の再活用などが楽しめるのも本シリーズのいいところですね。人間の複雑さや悲しさ、やるせなさが描かれ、痛快さの中にも余韻が残ります。
0255文字
yoshida
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剣客商売シリーズ第12弾。安定した面白さ。珠玉の短編で構成されている。「浮寝鳥」での大いなる謎。事件の発端となった老人の、まさかの正体。「逃げる人」での、大治郎と知り合い多くを語らぬ老人。その裏側にある敵討ち。追う人物も知己である苦悩。おはるの最後の科白も効いている。「十番斬り」での死を悟った剣客の行動と苦悩。小兵衛の活躍。様々な魅力ある人物が登場する。それぞれに人間味がある。この魅力もシリーズを読ませる力だろう。既に完結しているシリーズ。やはり読み終わるのが惜しい。これからも1冊を大切に読んで行きたい。
0255文字
masaru
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面白い
0255文字
へたれのけい
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小兵衛さんは剣術以外にも結構やりてで御座った
0255文字
nabe2511
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ネタバレ戻ってきました剣客ワールド。思いが叶わぬ人たちオンパレードの巻。病、裏切り、勘違い、願い叶わぬこの世わえ。密通浪人の思わぬラストに。怒らぬ小兵衛は、大人だねぇ。【備忘録】白い猫「秋山先生は、そのような人ではない:平山源左衛門」・密通浪人「兄様。ようおこしに……:福原理兵衛」・浮寝鳥「あの、老い果てた乞食姿で……:大治郎」・十番斬り「うまい……:村松太九蔵」・同門の酒「卑怯者め。出て来い、出て来い:矢村孫次郎」・逃げる人「山本殿。お待ちなさい:大治郎」・罪ほろぼし「あなたがのう……:小兵衛」
0255文字
猫はアンモナイト
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ネタバレ「罪ほろぼし」特に良かった。永井源太郎という若者の話。なんとも彼の人柄が良くて泣けてくる。父親は千五百石の大身旗本だったが、辻切を働いて小兵衛が成敗(第2巻「辻斬り」)。本来なら源太郎はその身分を相続するはずだったが、この事件のため家は取り潰され、彼は商家の金蔵を警護する職に甘んじていた。ある日、彼が浪人に襲われ、小兵衛が助けるのだが…。ほかに「白い猫」も好き。
猫はアンモナイト

スゴイ!常々思っていたのですが、しましまさん記憶力良いですね。私など読んだら忘れ…3日で恩を忘れる猫なみです🤣 それで源太郎君がとても良い奴なのが泣けます。おふくとの関係良かったですね。他に彼がいい奴だというエピソードで――雇われている商家の若いものから慕われ、彼の悪口をいった使用人と、彼を慕う使用人とが掴み合いの喧嘩になった――というのが良かったなぁ。家を継いでいたら部下にも慕われたでしょうに。

11/27 16:38
しましま

いやいやいや💦たまたま大好きなキャラ&お話だから憶えてたんですよ~💦因みにワタクシ理系教科に関しちゃ記憶力が仕事をまるっと放棄してるクチで、おかげで理系教科の成績は低空飛行どころか、飛べたら幸せだよな~ってなシロモノでしたとさ😅それはさて置き、源太郎くんはほんっとーにイイ奴だ~ヾ(*´∀`*)ノ お店の小僧さん達からの人気絶大なのもすっごく解るです✨だからしてお父っつぁんの愚挙がとことん惜しまれるけど、『罪ほろぼし』のエピがとにかくさわやかだから、まぁいっか♪

11/27 16:52
3件のコメントを全て見る
0255文字
宇和島太郎
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剣客商売はそれぞれの短編の末文が良い。この締めくくりのムードは鬼平犯科帳ではみられないもので、独特の読了感をもたせます。
0255文字
yama1000
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「剣客商売」と「鬼平犯科帳」のシリーズを互い違いに読んでいたが、「鬼平犯科帳」を先ずは優先してと思い全巻読了した。久しぶりの「剣客商売」であったが、相変わらずの面白さ。
0255文字
よっ!
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同門の酒では、辻道場の高弟たちが小兵衛以外にも3人も集まるが、事件に巻き込まれるのはいつも小兵衛なんだな。永井源太郎は小兵衛に父の罪滅ぼしと述べるとか、人ができている。しかし小兵衛は元長や不二楼、鬼熊酒屋など、行きつけがいっぱいあるな。★★★★☆
0255文字
カチ
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「同門の酒」本や映像で、縛られたまま閉じ込められて囚われの身になる場面はあっても、そこで生理的な欲求が起きた場合どんな状態になるのか、ここまで現実的に描かれているのを読んだのは初めて。なるほど、そうなるよねと納得。「逃げる人」小兵衛の示唆する決着のつけ方に感じいった。「罪ほろぼし」永井源太郎の人となりが爽やかで、育ちの良さを感じた。父親とまるで違うのはもちろん、不幸な現実を淡々と受け入れて精一杯生きているのがいい。
0255文字
秋良
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いつもと雰囲気の違う話が多かった気がする。中でも友情と仇討ちの板挟みになる大治郎、源太郎への罪悪感にかられる小兵衛が印象的。弥七と小兵衛が共闘するのも珍しい。アクションシーンもあるけど、全体的には大人しめの話が多かったかな。
0255文字
matsu04
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第12巻。果し状を受け取った小兵衛が真剣勝負の場に向かう「白い猫」。「密通浪人」は小兵衛の先妻お貞の弟とその女房にまつわる話。「浮寝鳥」では曲者を退治する三冬の何とカッコいいことか。「十番斬り」の小兵衛の強いこと強いこと。「逃げる人」では若き大治郎が苦悩する…。ところで、この時点で小兵衛は65歳、大治郎30歳、おはると三冬は共に25歳…、ふううむ。(再読)
0255文字
Kira
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図書館本。シリーズ読み二周め。死期の迫った剣客が志したのは、ならず者の浪人たちを成敗すること。その剣客のことが気になった小兵衛が、はからずも十人の浪人を相手に奮闘する「十番斬り」。小兵衛、まだまだいける、大丈夫。仇討ちという武士の世界の不文律は、当事者に過酷な人生を強いることがある。「逃げる人」では、大治郎が友情と仇討ちの板ばさみになる。結末のどんでん返しに、こちらもやりきれない思いがした。剣を生業にしていれば、非情にならざるを得ないときもある。
0255文字
ますみ
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大治郎も小兵衛にだんだん似てきたかも。嫁になってからの三冬がおとなしすぎる気がするのは私だけかなぁ。剣術の腕は衰えていないようですが。
0255文字
Makoto Yamamoto
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再読。まだまだ小兵衛が主体で頑張っていて、大治郎は修行中って感じ進んでいるなか、小兵衛の妻貞、三冬、小太郎が出てきて少し家庭の中の一面も。 【十番斬り】で小兵衛の頑張りと強さ、【逃げる人】で大治郎が試されるエンディング、【罪ほろぼし】では源太郎の素直さ。 いずれもの編も面白く読ませてもらった。 次は『波紋』。
0255文字
RFMJUVE
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十番斬り、相手の胸と小兵衛の顔がピタッと付いてお互い動かないとか、凄い闘いだった。 逃げる人、忘れた頃にやってくる敵討ちだが、逃げるのも追うのもひたすら大変。 罪ほろぼし、永井源太郎の人の良さがよく表現されていて爽やかでした。
0255文字
ちゃいろ子
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白い猫、密通浪人と、今は亡き大治郎の母であり 小兵衛の最初の妻であるお貞さんが描かれている。小兵衛や大治郎を見ていたら、できた女性であったことは想像に難くないけれど、描かれている姿はやはりそうだった。 白い猫は、猫好きには嬉しい一編。 大治郎が、お酒を飲む楽しみを感じるシーンがとても良い。 まだ小太郎くん自身の活躍はなし←あるのか?
0255文字
AU.Step
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シリーズ第12作。小兵衛の相変わらずの活躍振りを楽しみつつも、一方で少しずつ年齢を重ねている事を感じさせる描写が増えている印象。
0255文字
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剣客商売 十二 十番斬り (新潮文庫)評価63感想・レビュー196