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日本語という外国語 (講談社現代新書 2013)

感想・レビュー
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ブランコ係
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面白いし、とてつもなく読み易い。時折見せる軽さも良い。以前読んだ、同じ講談社現代新書の「日本人のための日本語文法入門」と被る内容も多かったが、復習にもなって良かった。学校文法よりもこっちの方が分かりやすいなあ…。 最後の方は少し違う内容になるが未知の世界を知れてこれもまた楽しい。 ところで、たぬき丼とタヌキどんのイントネーションが違うように、豚丼とぶたどんも違う、とする著者の言には首を傾げてしまった。ぶたどんがテポドンみたいなイントネーションになるということ…?
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Myrmidon
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以前に図書館で読んでいたことに気付かず購入してしまったので、再読(笑)。ふんわり覚えていた内容を再確認できたので、まあ良いか。やはりテンス、アスペクト、ボイス、ムードなどの説明は分かりやすく、有益だ。
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叙述トリックに盛大に引っかかりたい
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外国人に日本語を教える、ということから、「日本語を外国語として見ると…?」というお話。文型すらうろ覚え、テンス・アスペクトあたりは当時から苦手だったけど、やっぱりこうして、普段当たり前に使ってる日本語を捉え直すのは面白くて好きだなぁ。
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推理
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ネタバレx「これはペンです」→使う状況がないダメな例文。o「ラオスは今8時です」→使える状況があり、各国の学習者にとって言い換えることが興味深い例文/文型は単純形→発展形と応用できるように作る。単純形「リンゴを買った」→発展形「リンゴを二個買った」。最初は文字を見せず音声だけ聞かせる。「リンゴを買った」が聞き取れている学習者は新たな「二個」の聞き取りと推理に集中できる/言葉だけで教えるのではなく、教室に状況を作り出し、状況に対応して言葉を使い使わせる。オモチャの自動車→「この車が止まったら手をあげて」→真剣な眼。
推理

日本語教師育成のための入門書です。

06/03 21:28
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guanben
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日本語を如何に効率良く外国人に教えるのか、その理論とは。とにかく実用的に使える(話せる)が第一で、さりげなく日本における英語教育のあり方にも疑問を投げかけている。外国語と比較しての日本語の特徴も紹介しており、外国人が学び易い点、学び難い点が整理されていて、日本語の面白さを再確認できた。
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ホークス
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2009年刊。外国人への日本語教育を通じて発見した日本語の特徴や面白さ。日本語は音の種類が少い一方、ひらがな、カタカナ、漢字の3つの表記を混ぜて書く稀有な言語。外国人が「なぜ?」と思う日常語は多い。例えば「ている」には多数の用法があり中々難しい。「今、〇〇を食べている」「いつもここで食べている」「窓が開いている」など。「た」はもっぱら過去の印だが、「あ、あった!」「そうだ今日はテストだった」「どいたどいた!」などの「た」は意味が違う。日本語教育の参考として、片岡義夫氏の関係書を挙げているのが面白い。
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むみ
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文法/日本語教育には興味なくて半分くらい飛ばしちゃった
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Nick Carraway
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荒川先生の著書はいつも端整で分かりやすい記述で、時々、クスッと笑わせる小技が光る。日本語という外国語を教える際に役立つ基礎的な知識がいっぱいで、読み終わったあとに、豊富な知識が残る、素晴らしい本。
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yamako
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日本語教師として10年ほど仕事をしているが定期的にこういった本を読むことは大切だと思った。授業をしているうちにある一つのことに執着してしまったりするので、俯瞰で見られるのは自分の授業の見つめ直しになる。文型文法を実際の生き生きとしたコミュニケーションに結びつけるのに必要な耳をフル活用、リアルさの追求を今後も突き詰めていきたい。
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らっそ
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日本語文法と学校文法は違う。サンキュータツオが言ってたことの意味がわかった
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めっちー
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日本語教師の著者が外国人生徒に日本語を教える様に書かれた本。日本語と外国語との違いをわかりやすく教えてくれたり、案外そんなに日本語は難しくないと思った。
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のの
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講義で指定された本。わたしたちが毎日使っている「日本語」について「外国語」として捉える、考えるという本。とても興味深かった。面白かった。読んでいくうちに、「日本語について述べているのに『日本語』で書かれていて面白いな」と思った。ついついゲシュタルト崩壊しそうになった。不思議な感覚に陥るところだった。
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D島
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あらすじ 外国語として日本語を見る、日本語の教え方 感想 大学で進められ、読んだ。外国語を学ぶ前に、日本語の怪しいところを正したいので読んだ。所々面白い言葉遊びがあり、さすが日本語教師と思った。そして読みやすい文章でもあるので、すぐに読み終わる。基礎的な文法の説明で、普段思った疑問点を解決した。日本語は難しいよねと日本語しか知らない人がよく言う。しかし難しいとはなんだろうか。そして日本語教育を少し紹介した。言語を使わずに抽象的な言葉を説明するのが、日本語教師の腕の見せ所だそうだ。入門として素晴らしかった。
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たろーたん
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覚書。日本語は言うほど難しくない。日本語の特徴「単語の数が多い」「相手をどう扱うかの仕組みが発達している」「ひらがな、カタカナ、漢字で表記が複雑」「音が少ない(母音は5つしかなく、英語や中国語は10数個あり、アラビア語の母音が三つに次いで少なさ2位)」「動詞の活用がシンプルであり、です・ますでやれば非常に簡単。(食べます(現在)、食べました(過去)、食べませんでした(否定)の究極3つしかない)(性・数・時の区別をしなくてよい)」
たろーたん

外国人としては、犬、いぬ、イヌなど正書法が緩いのが意外と困る。漫画などで出てくるものの、オノマトペは非常に難しい。「太鼓をとんとん叩く→どんどん叩く」はOKなのに、「どんどん運ぶ→とんとん運ぶ」はNGなのはなんで。上級レベルの日本語能力では、動詞の組み合わせ(食べ+始める、手伝って+あげる)、多義語(話が見えてきた、大人の足でも15分はみないと等)、コノテーション(きびきび、せっかち、手早い、せかせか、てきぱきの違い)を学ぶ。

08/25 18:24
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しゅん
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日本語を教える著者の経験から、他言語(主に英語)との差異をみる。日本語を外から見るという視点はなかなか実感できないのでありがたい一冊。日本語話者は世界人口中9位いるにもかかわらず日本国の外で使えないという微妙な位置付けが話者の意識にも作用していると思った。後半は日本語教師になりたいための実践的なアドバイス中心になる。
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米菓
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日本人のための文法と、外国人に教えるための文法は違うというのが特に印象に残った。 日本語教えるのってほんとに難しい。
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subuta
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外国人に日本語を教える日本語教師とはどういうものか、実際の教え方も含めて、その一端が窺えた。
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エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
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図書館で借る。割と面白かった。小言語だと思っていたら大言語であるようだ。人口で考えると得心する。効率が悪いのかと思ったら、「頭痛」の例で良く分かった。小学校初学年でも使える「は」「が」の使いこなしが難しいなど学習者目線であったので良かった。
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rin
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言語学習に興味があり、日本語を1つの外国語(言語)として考えたくて手に取った。文構造や音の観点で日本語が分析されており、韓国語や英語など他の言語との関係性も示されていた。本文が読みやすく、納得しながら読み進めることができた。日々、自分の使用語彙の少なさを感じているため、日本語を使うにあたって、これからもっと丁寧な言葉選びをしていきたいと思った。
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SHOGO THE SB
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使用語彙、理解語彙 肉 にくは音読み
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でね
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日本語教師による日本語の教え方の本。日本語学習してる方はもちろん、日本語話者のみなさんも読むと面白いかも。日本人が学ぶ日本語文法とは違う形で教えることで、自分が無意識的につかいこなしてる「語感」みたいなものが系統立てられて面白いところ。カタカナ語は英語話者の鬼門だとか、日本語は誰かに「してもらった」ことに気を配る言葉だとか、割と面白い話がポロポロと。
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サラダ
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学習者のモチベーションを高める4つの秘訣とは、①単純なことから複雑なことへ拡張させる。②先ずは耳で聴かせる。③リアリティにこだわる。④習った言葉を使いたくなる状況を作り出す。だそうです。
サラダ

(メモ)①複合動詞や「もらってやってくれない?」など、やさしい語彙の組み合わせの理解が上級者の課題の一つ。②初級者には拍の意識が重要だが、自然な日本語を話すには音節の意識も必要。(「ピーナッツせんべい」は9拍だが、自然な日本語を話すには特殊拍を考慮して5音節の方がよい。)

06/09 18:10
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あやこん
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日本語を外国語として教えるというのは、なかなか難しい。この本はそのための初めの一歩的な本。わかりやすいし、面白い。別に教えなくても日本語を客観的に見ることができます。
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こーん
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日本語教育への入門書。日本語教育に関する知識も経験も全く無かったが、噛み砕いて分かりやすく解説されているのでスラスラ読めた。 自分の母語を客観的に見ることの面白さを感じた。 実際の授業風景や教え方も描かれており、イメージしやすかった。
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雀
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★★★☆☆☆(日本語学習者用の日本語文法本ではなく)国語文法の本も読んでみたいという気になったんですが。ところが、国語文法の本だと学習参考書か国語教師用の授業の手引き本ばっかりで。新書レベルの教養書的な国語文法本ってほんっとに見つからないのよねえ。
雀

実用性という点では私もその通りだと思うのです。ただ私、旧仮名遣いで文章を書いてみたいという密かな野望を持っておりまして(うわぁ、言っちゃったよぉ)。告白しますと、必死で国語文法を思い出しながら(学生時代にもっとちゃんと授業を聞いておけば良かった~と大後悔)、旧仮名遣いで文章を書くための指南本と悪戦苦闘中(敗色濃厚)なのでございます(ああ恥ずかしや)。

04/15 23:56
Koning

なるほど。文語は慣れも大事やもです。

04/21 13:33
3件のコメントを全て見る
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くわずいも
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勉強になる
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星辺気楽
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日本語ができない人向けにやられる日本語教育。でも日本人でありながら、普段しゃべったり聞いたりしている日本語の「外国語」として捉えると、「目からうろこのように」なるほどと思うことがたくさんある。
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ユウティ
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外国語を勉強しているので、日常と違う角度から日本語を知ることが役立つのではと思い、手に取った。外国人と日本人の日本語学習方法の違いや、外国語教師に求められるものなど、内容は少し固めに感じられた。『長い述語は分析が面倒。けれど日本人が考えても複雑なこの部分にこそ、日本語を使う私たちの発想や表現のゆたかさが隠れている。』惹かれた箇所を見ると、わたしは外国語を学ぶことに日本語の情緒的なものを求めているのかもしれない。本から自分を探れるようになり、読書がますます楽しくなってきた。
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とち
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ネタバレとても面白いです。外国人に日本語をどう教えるか?という視点で日本語を分析、解説した本。普段意識せずに使っている日本語を客観的に見ることが出来て目から鱗なお話が多かったです。外国人が学ぶ文法は日本語文法と呼ばれ、私たちが学んできた国文法とは若干違っていることも興味深かったです。改めて日本語を文法的に眺めてみると、普段頭の中ではこんな複雑なことを一瞬でやっていたのかと驚きます。
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舟
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高校教育までしか受けていない私にもすんなり理解できる易しい新書でした。言語学・日本語教育に興味がありつつも、知識は0の私のような人にとっては、まさにうってつけの本。ありがたい。ますますこの分野に関心が湧きました!
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たこ焼き
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正確に言葉をあやつるには、言葉の定義を憶えるだけでなく、その定義のポジティブまたはネガティブなニュアンスまで理解する必要がある。ある単語を発音するさいに、一度音程があがると二度とあがらない。一方がしっていて他方が知らないときは「その」といって、お互い知っているときは「あの」という。「何何し「た」」という言葉は、現在でも過去でも行為が終った状態が続いていることを表現。「何何ている」は結果の残存であり、進行系とも状態継続系ともいえる。日本語の受動態は被害者意識を内包する。一方「くれた」と言えば感謝意識内包。「
たこ焼き

させた」は強制意識を内包。日本語は名詞(つもり)の挿入、動詞の変形(じゃないのかなあ)によってその表現対象に対する自分の価値観を含んだムードを作り上げる。伝聞による「そうだ」と自分が見た「そうだ」がある。日本語教育能力検定試験。

07/22 00:23
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Kotaka Yuji
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日本語教師って、国語教師とどう違うの?と思った人にお薦めの本。日本語を知らない外国人に媒介言語を使わず日本語だけで教えていく直説法のやり方がところどころにちりばめられていて参考になる。また、テンス・アスペクト・ボイス・ムードなど、動詞まわりの文法範疇が簡潔かつ整理された形で説明されているので、言語学概論で文法範疇がよくわからなかった人は第5章を読むといい。
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トペンペ
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外国人にどのように日本語を教えているのかを説明している本です。興味深かったのは、精密に定義された文型の中からまず基本となる文型を教え、次にそれを拡張した文型を教えるという流れと、コロケーションを大切にしていることです。しかし「~た」、「~ている」、「~られている」、「~られていた」の複雑怪奇さは驚きです。僕のことですが、"That building is being constructed" は決して「建てられている」ではないんですよね……
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言語学者になりたい硝子の十代の思考
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かなり初心者向け。基本のことばかり。でも、こういった超基本的な事を書いてくれる本は貴重なのでありがたい。
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さくは
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日本語は独特なものではないし、外国人にとってやさしい面もある。日本語の音声・表記・語彙・文法について、外国人の日本語学習者が学ぶような視点(外からの視線)で日本語について考えている。
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こば
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卒論執筆の資料として読了。今まで学んだ知識やら、実践から得た教訓やらをさらっとおさらいしてくれた感じ。関西弁話者である自分にとって、東京アクセントで授業するんが死ぬほどストレスやったのを「思い出さされた」。
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たくのみ
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世界第9位の人数、相手をどう扱うかという仕組みが発達、音の数が少ない、「正書法」がない、漢字の読みが多すぎる、言語学から見た日本語の特徴。わたしたちは、知らないうちに多くの動詞の組み合わせを使っている。日本語は高低アクセント、英語は強弱アクセントが大切。そして「拍、音節、アクセント、イントネーション、プロミネンス(大事なところを浮かび上がらせる技術)」「テンス、アスペクト、ムード、ボイスのカテゴリー」分析されると難しいけど、それを見事に使いこなす私達、すごい!
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Myrmidon
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図書館で涼みながら読了。分かりやすいし、内容もそれなりに興味深い。特にテンス、アスペクト、ヴォイス、ムードがすっきり説明されていて良かった。アクセントのルールの部分に関しては、わかりやすくはあったが、大阪出身の自分としては、共通語のアクセント(東京アクセント)がピンと来ず、そいや大阪弁はアクセント体系が異なるとか聞いたなあ、と思い出した。
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Kumo
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日本語関連の本はよく読んだが、日本語教育者の視点だと細かな点が独特で面白かった。
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日本語という外国語 (講談社現代新書 2013)評価55感想・レビュー102