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こころの処方箋 (新潮文庫)

感想・レビュー
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ぷろちゃ
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母が購入し、家に眠っていた本。1〜2日1章ぐらいのペースでゆっくりゆっくり噛み締めながら読んだ。今、自分が苦悩しているこころの部分にすーっと染み込んで、気持ちが整理されたり軽くなったりする文章だった。まさしく『こころの処方箋』。心が動いた章には、付箋を貼ったので、また読み直したい。
0255文字
ぐっちー
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京大卒の心理学者でありながら、言葉が平易でとても読みやすい。人の心などわかるはずがない、と河合隼雄さんが言うなら間違いないだろう。我々凡人には尚更、人の心などわかるはずがないのだ。最近のネットでは顧客の気を引くために言い切りの形を使う事がとても多い。だからこそ、言い切りの表現が少ないこの本は新鮮に感じた。「リフィル処方箋」として、たまに読み返していきたいものだ。
0255文字
たまきち
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ふと手に取りたくなる本。以前、人との関係で万策尽きたと思ったとき、河合先生ですら「人の心などわかるはずがない」というのであるから、私がわかろうとするなんてとかく無理なことなのだと、視界が開けた気がした。今回もなんだか心がもやもやして手に取った。何度も読んでいるのに、その度にハッとすることがある。心を軽くしてくれる。マジメに感想を書いてしまった。
0255文字
めぐねい
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どこかで紹介されていた本。自律神経が疲れているときに出会えたのが偶然なのか、この本を読んでいるうちに自律神経が疲れて来たのか、とにかくタイミングが良かった。ふむふむ、わかる、って心に染み入る感じで読んでいたらあとがきで「ふむふむとうなずくのは元々自分の知っていることが書いてあるから」と目から鱗の表現が。当たり前だと思っていても、実行できるかは別の話と。あと、人の噂話が好きなのと他人に興味があるのとは別の話かなって思いながら読んでた。人は人、同じことができても私はそれでは満足しないでしょと常日頃から思おう。
0255文字
book 好き母さん☺︎
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ネタバレ今までに味わったことのないレベルの問題を抱えていた時、手に取った本でした。複雑な自分の気持ちや考えを、わかりやすく言葉にしてもらえたような、何度か「そうそう!そうゆう感じのことだ!」と少しずつ未来が開けてきたような光を垣間見せてもらえたような内容でした。あとがきにあった、分からないことを分かり合える瞬間の嬉しさとか、子どもたちは常識を身につける機会を失ってしまったという現状をコンパクトに説明してもらえたことに感動しました🥹短くまとめてあるけれど、深く考えさせてもらう機会を頂けて良かったです。
0255文字
のん@絵本童話専門
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イライラせず、自分も周りも大事に、そして自分の心に正直に、無理することなく有意義に生きて行くための物の考え方。言われてみればそう、と思えることばかり。でも日々心を忙殺して生きている現代人にはどれもこれも響いてくるはず。学童期、思春期の子育てのヒントも多いし、子育ての項目でなくてもきっとこういう考え方をしていれば大抵の悩みは消えそう。息抜きに説教をやらせていただいている(文句も)、甘さと厳しさなど二つの目で見ると奥行きが分かる、心配も苦しみも楽しみのうち、あたりにビビビ。
0255文字
みりん
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こころに沁み入る文章。慈愛に似たやさしさのなかにびしっとしたところがある。読むほどに自分のなかが整っていく。何度も繰り返し読む本。
0255文字
あさ
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肩の力を抜くための、こころの処方箋。何度も何度も服用した、大切な言葉たち。
あさ

生まれ変わるためには死なねばならない、ものごとは努力によって解決しない、100点以外はダメなときがある

03/24 14:21
0255文字
煎茶
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信頼したくなる一冊。著者の語る日本語がすごく良い。時間がある時に再読したい。〜121頁
0255文字
ゆるり
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この本は何度読んだことだろう。「ふたつよいことさてないものよ」と言った呪文のようなコトバがストンとふにおちる。河合隼雄さんが繰り出す「常識」が迷える読者を救ってくれる。巻末にある谷川俊太郎さんのコメントも良い。
0255文字
アポトキシン
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当たり前の事かもしれないが、苦しみから逃れようとするだけでは問題は解決されない。むしろ、困難や苦しみを超えた先にあるものこそ、問題解決への糸口なんだと、この本を読んで改めて気付かされた。また人間は社会性の生き物だから、自分一人だけでは絶対に生きていけない。例えば、自立したからといって何でも一人でやろうとせず、適度な他者への依存をすることが大切だと知った。
ミエル

うんうん!生きて行く上で、〇〇すべきこと、なんて実はそんなに多くないですよね。でもなぜか、やらなきゃいけないと思い込んでいることが多い気がします。それに気づかせてくれる言葉、大切にしたいですよね。

03/09 19:56
だんぼ

「ミエルさん、コメントありがとうございます!ミエルさんのおっしゃる通りで、河合隼雄先生は厳しい言葉もお書きになるけど、その中に優しさが含まれていますよね」あああぁぁ

03/22 22:39
4件のコメントを全て見る
0255文字
まさにい
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55のエッセイそれぞれ参考になったのだが、僕は54番目の「幸福」になるためには断念が必要である、が参考になった。河合さんの本を読んでいるのは、憲法13条の「幸福追求権」と公共の福祉の関係を再構築したいと思っている途上でなのだが、この幸福を言葉で表すのが難しい。あくまで憲法13条は幸福追求権であって幸福権ではない、幸福とは何かと定義付けする必要はないのですが、一応の挨拶は必要だと思う。何が幸福かは人それぞれであるが、自己が幸福を追求する場合、他者を不幸にする可能性があることを認識することが重要なのだろう。
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ス。
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心のバイブル
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スズコ(梵我一如、一なる生命)
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心の天気図よりも深く少し長めにまとめられた連載を単行本化したもの。日本人観や国際的な感覚部分、大衆•文化的な側面(LGBTとか)はやはり40年程の時差を感じるけど、人間の心の振る舞いの芯のところは変わってないんだなと思う。自分が、生きたという物語を作ること、どのような選択をしても「自分が」と納得できるよう覚悟というか腹を決めて生きていくことの重要性(大意)が語られていて、これは私のもう一つのお気に入り本(心に折り合いをつけて〜)でも書かれていた。私は覚悟を持って生きているだろうか?
0255文字
ホシ
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1週間ぐらい前に読了。名著だけあって琴線に触れる言葉の数々。いつまでも胸に刻んでおきたいと思いつつも読み終わった後には日々の雑務に追われて、気がつけば「で、何だったっけ?」という有り様。やはり読了後すぐさま読メなり読書ノートなりに思いをアウトプットしないと勿体ないですね。幸い、耳を折っておいたので感銘を覚えた部分はノートに書き留めます。「謙虚な気持ちを持って、一つの視点や思考に囚われず、自由で伸びやかに自己や他人を俯瞰し、人生の歩みを紡いでいく」大雑把にはこんな感想でしょうか。心の元気がない時にオススメ。
0255文字
ソーシャ
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河合隼雄先生が臨床や研究の中で考えたことを綴ったエッセイ集。確かに著者の言う通り、書かれていることは「常識」かもしれませんが、ともすると日々あくせく生きていく中で忘れがちなことが書かれていて、すごく響くものがありました。4ページのエッセイが55章なので、暇な時間に読めるのもいいですね。
0255文字
marusho
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疲れたときに読みたい本。答えのない問題について決して答えを出さず、あるがまま問題を物語る文章がすっと頭に入ってきます。
0255文字
hagiwalionV2
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幸いにして今は精神的に余裕があるから平常心でこの作品を読めたが、心が疲弊していたらズシンとくるものがあるだろうなと思った。もしそうなったらまた読み返して回復させてもらいたい。そう思える作品。
0255文字
maear
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ずっと昔に読んだものを再読。全部は覚えていなかったけれど、今でも信条のように思っている言葉と再会。「うそは常備薬  真実は劇薬」「一人でも二人、二人でも一人で生きるつもり」
0255文字
沙華
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最近友人が「喧嘩では冷静になってはいけない。冷静になると相手は自分の気持ちを昇華できず、自分のことを理解されていないと感じる。だから喧嘩は勢いよく正面衝突すること。その方がお互いスッキリする。」と言っていた。常々冷静で居たいという私の考えとは相反していたので、かなり印象的だった。人の心は不思議なまでに多様である。冒頭に「人の心などわかるはずがない(p.10)」とある。この諦めは一見悲観的にも聞こえるが、むしろそれでも相手のことを理解したいという姿勢への第一歩なのかもしれない。柔軟な捉え方を促してくれる。
0255文字
m k
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河合隼雄先生によるつぶやきがたんたんと書かれている本。心理の方が、普段どんなふうに考えて人と接し、日々を生きているかについて触れられる。目の前でたんたんと話してくれているのを聞いているような感じがする。
0255文字
いつき
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ネタバレあとがきで著者も言っているように、ある意味では「常識的」なことしか書いてない本だけど、こうやって改めて言葉にするのも大事よね。あと著者の「近所迷惑」って言葉の使い方がすごく良い。
0255文字
Ethan
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自立とは、依存を排除することではなく、自分が依存している対象の範囲を把握して、それに感謝することであると書かれていた。 必要な依存が自立を助けるという今まで聞いたことがない概念。しかしとても共感してしまった。人は依存なしで生きることができない。必要な依存を受け入れることこそ、大切なのである。加えて、道草の話が心に響いた。私のしている徘徊がそれに近いと感じた。周り道をすることで、人生に奥深さを見出す。ゴールにいかに早く到達するかが目的化された人生なんてつまらない。
0255文字
バーニング
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小説家の朱野帰子さんのツイートをきっかけに購入。1988年から91年に渡って書かれた文章だけど、30年以上経過した今でも全然通用しますね。最初の方に「人の心はわからない」ときっぱり言い切ってからいやしかし、と話を展開するところは河合隼雄らしい(なんとなく)。
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Mii :)
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ふたつよいことさてないものよ
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ススめがね
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知り合いのカウンセラーの方に薦められた一冊です。河合隼雄さんの1998年の本なので、26年も前の本なのですが、今なお、示されている価値観に新鮮さを感じてしまうのは、如何ともし難いこの国の頑迷さを感じてしまいます。これからを生きる若い世代の方々に手に取ってほしい一冊です。
0255文字
malty
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「昔はよかった」論は、「社会の変化に自分がついてゆけなくなったときに、そう言いたくなる」だけ、脳が経年劣化して、新しいものを受け入れることが面倒になってきただけ、自戒
0255文字
にたまご
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仕事で用いることの多かった本をようやく読み終えた。書かれた時期は古いものだけど、今でも十分伝わってくる。何度も手に取って、何度も読み返したいから、付箋をたくさん貼っておこう。
0255文字
あや
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あとがきを読んで、ここには「常識」がかいてある。と 普段モヤモヤすることとかは、間違えてないかもと思えた。 息子や娘に読んでもらいたい本。
0255文字
okhiro
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生きている中で困難や悩みはいくらでも出てくるけれども、どのように考えていけばよいかが書かれている。あたりまえのような結論にも思えるが、自分では明確に言葉でそんな結論を説けないような奥の深さとわかりやすさを併せ持って教えてもらえる。1回だけでなく目次から55個の処方箋をくりかえし読み返したい。
0255文字
陽之理
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ふたつよいことさてないものよ
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ihsad otomak
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バラバラである人間が繋がることができるのは「非情の情」の領域であることがよく分かった。精神「的」なもので、互いの精神そのものが見えにくくなってしまった現在、相手の心の揺れを感じ、「共振」させることがとても難しくなってしまった。私たちは事物で溢れた今に、あまりにも急かされ、翻弄され過ぎていて、それまで常識だったお互いの「たましい」を感じることが出来なくなってしまっている。人の心は分からない。ただ「たましい」では我々は繋がれる。目に見える事物や精神「的」なもの、論理の流れに呑み込まれないよう、日々意識したい。
0255文字
金吾
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心の平静を保つための55のアドバイスです。一番はストレス回避なのかなと思いました。「100%正しい忠告はまず役に立たない」「ものごとは努力によって解決しない」「家族関係の仕事は大事業である」は正にその通りと思いました。
0255文字
巳之中野 蛙(みのなかのかわず)
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ネタバレ再読。ふだん人は自分には問題ないが、周囲からストレスを受けいらいらした状態になるとの思い込みがある。が、逆に周囲から見るとなんでこの人はいつも苛立っているんだろうと、腫れ物にでも触るように接する事を余儀なくされている場合が多い。そんな人に限って愛煙家であったり、食事や栄養には一切関心を払っていなかったりする。心の不調は、気の持ち様では治るまい。注意や説教を受けその場では治ったように見えても、根治には至らない。著者は昔の人だから、男らしさが考え方に裏目に出てはいないか。精神論を批判するわりには、高校野球で
巳之中野 蛙(みのなかのかわず)

非行を行った生徒を(連帯責任といった陰湿な手段によって解決するのではなく)野球部に入部させ、皆で大いに頑張るようにするのが教育的だと唱えている。これぞまさしく精神論だ。ひたむきに野球に打ち込んでいる生徒達に失礼だろう。時代もあるかなあ..なんでこんな頓珍漢な考えになるのかなあと理解に苦しむ。本書は総じて、坊主の説教とどんぐりの背比べだとの所感を持つに至った。

10/17 22:28
0255文字
NARU
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軽いタッチで読めるが、心に少し勇気と温かみが残る本。何回か読み直す度に人生の棚卸しができ、新たな発見があるだろうと思う。
0255文字
巳之中野 蛙(みのなかのかわず)
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ネタバレ売れる本や多くの人に読まれる本というのは、それだけ多くの人の心に響くことが書いてある。この本から受けた印象は正にそれで、外国人のようにワクワク感や未知の好奇心から行動を決めるのではなく、真面目で受身な日本人だからこそ共感できる部分が多いのではと感じた。よって長年の試行錯誤の末、揺るがぬ自己流儀を確立している人には不要な本かもしれない。米国人夫と日本人妻の話があり、夫が友人を家に連れてきたら、妻が彼は嫌いだと告げた。すると夫はしばらく後再度彼を連れて来て、妻は「嫌いって言ったのに」と激怒。もっと夫婦間でよく
巳之中野 蛙(みのなかのかわず)

話し合うべきと書いてあって、的外れではないか、心理云々以前の問題で、著者は外国生活が影響したのかわからないが、日本人がよくわかってないのではと不安になった。日本人夫の多くは嫌いだと告げた時点で察してくれ、二度と連れて来ないだろう。自分もだ。そういう雰囲気は必ず友人にも伝わるので、心底楽しめなくなるからだ。「私を愛していない」と言い、「もう二度と連れてこないで」とまで言わなきゃならない妻に同情する。日本人同士なら挑発行為と受け取られても仕方ない。東男に京女ではないが、真逆の者同士が惹かれ合いくっついた悲劇か

10/06 00:12
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ワンダー
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55「すべての人が創造性を持っている」 種を持って人間が生まれてきて、その芽の方向性と集団の価値観との折り合いが大変、そうやってできていくオリジナルな人生そのものが作品で、「私が生きた」という実感は誰にも奪えない……誤魔化さずに自分の種を見つめて頑張ろうと最後に思った。
0255文字
メカイケ
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河合隼雄さん、初めて読んでみた。お守りのように持っていたい本。
0255文字
シヌイェ
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ここまで生きてると、改めて言われなくても‥な内容ばかりだったかな。ただこころって時代を問わず動きも悩むことも同じなんだなぁ。
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たつや
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新潮文庫の100冊から、他の本と併読しつつ、55の章を目次から今日はこれ、と、気分で読み読了。その都度、唸ったり、視界が拡がったり、有り難い一冊になりました。
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