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闇の子供たち (幻冬舎文庫 や 3-11)

感想・レビュー
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もくひす
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ネタバレ壮絶な話だった。 日本人が恵まれているという自覚はあったが、生まれる国によってここまで違うものかと言葉を失った。 全ては貧困がトリガーとなっており、「国」の役割がいかに大きいかを知った。 私はこの本を読んでも「気の毒だな」と思うのが精一杯で何も行動に移せないため、命をかけて現地に留まる選択をする恵子が異次元の人に見えた。
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まひはる
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DVDで映画を見て読了。
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a
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自分の子どもに生きてほしい気持ちもわかるけど、じゃあ誰かの命を踏み台にしてまで生きてほしいのかと。当事者にしかわからない地獄。残酷な世界でしかない。
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早瀬なつ
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読み進めるのがこんなにつらい本は初めてだった。あまりに残酷。あまりに悲しい。そしてあまりにも醜い現実。それがまるでレポートのような淡々とした体裁で、でもだからこそ切実に描かれてゆく。非常にやり切れない。どうしようもない。どうすればいいか、誰もわからない。しかし、そこで何とかしようと働きかけ続ける人もいる。果たして私たちは、日本人は、読者は、私は、一体何ができるのだろうか。本を閉じても、本の中の世界が目の前の世界にもあるのだろうか。つらかった。できることなら、目を逸らしたい現実だ。
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かわい
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かなり前に読んでいたけど再読。本当に吐き気がするほど胸糞悪い。貧しくて親に売られ富裕層のお客の玩具にされ最後は生きたまま臓器を取られ…フィクションだけどノンフィクションのような気持ちで読んでしまいました。警察もお金を掴まされて見て見ぬふり、この国はどうなってしまうのか…
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夜長月🌙@読書会10周年
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ネタバレ今も東南アジアに巣食う小児人身売買。売られた子どもたちは小児性愛や臓器移植の対象となります。これは発展途上国の貧しさや裏社会と警察の癒着だけが問題でしょうか。そこの上客は日本やヨーロッパの先進国の人間なのです。現地の社会福祉センターで働く日本人の音羽恵子は無力感に苛まれます。8歳の売春婦や男娼たちへの地獄の所業は目を覆いたくなりました。
chantal(シャンタール)

これはほんとに救いようのないドラマで、読んだ後落ち込みますよね。映画も是非見て下さい。最後のクライマックス、「あ、だめ、やめて!やめてぇ〜」感が半端ないです😭

01/07 13:20
夜長月🌙@読書会10周年

シャンさん、おすすめありがとうございます。機会があればぜひ見てみます。

01/07 18:53
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0255文字
風眠
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ネタバレおよそ20年前に書かれた小説であるが、まるでノンフィクションのような迫力と説得力があって、読むのが本当に辛い内容だった。貧しさゆえに子供を売る親も許せないけれど、10歳にも満たないような子供を搾取する大人たちも許せない。幼児に売春させる大人たち、買う富裕層たち。それで稼げなくなったら、最後は臓器売買。表には見えていないだけで、きっと今もこういう裏の世界は存在していて、理不尽に搾取されている子供たちがいるのだと思うと吐き気がするほど胸が痛い。小児性愛者には、男性だけでなく女性もいるのだという事に愕然とした。
風眠

ロマンチッカーnaoさん、映画もすごいんですね・・・私は映画は見ないでおこうって思います。小説だけでも、この内容は忘れられそうにありません。

12/31 13:00
風眠

かいちゃんさん、映画の内容をいまだに覚えていらっしゃるくらい、それぐらい記憶に残ってしまうような内容なのですよね😔私は映画は見ないでおきます。小説だけでも、この内容は忘れられそうにありません。

12/31 13:05
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ayun
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ネタバレ★★★★4 誰も救われない本当に残酷な小説。フィクションの部分も多分にあるんだろう。ヤイルーンの分までとは言わないがセンラーには生きてて欲しかった。
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Yoichi  Taguchi
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電子書籍で購入したのが2017年。なぜ早く読まなかったのかと思うくらいの熱量が入った小説(ノンフィクションに近い?)だった。20年以上前に書かれた小説だが、貧困層の実態(幼児売買/臓器提供、幼児売買春)は今も変わらないのだと思う。そして自分も、何もないものとして現実を見ようとしない一人である。
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サトウケイ
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★3つ やりきれないなぁ。 本当にあるんだろうなぁ。 ペドファイルの描写は読んでられない。。 こんな地獄があることを知れた。 明るい世界の裏には暗い暗い影があるんだな。。
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atori
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久々に辛過ぎて読み進めなければと強く思う本だった。救いを求めるようにページをめくるのに地獄からそのまた地獄…臓器移植に感じていた違和感だとか、人身売買は想像以上に人扱いがなく、露骨なキツいシーンがこれでもかと…それなのに一緒に呼んでいる本と実は根底で繋がっていたり、自分や日本と別次元の話では無いんだよな…
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ゲンゲン
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ネタバレ子供の人身売買、性虐待、臓器売買の話。内容が重すぎて一気読みできない。毎日読んだあとはため息がでた。本に子供の血や汚い大人の体液がついてるような気がして手を洗ってしまう程壮絶。アリがたかった瀕死の娘にガソリンをかけ、焼き殺すシーンは耐え難い。
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むくどり77
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グロいシーンが続く。何かの伏線かと思いながら読み進めるも、現実社会との接近が訪れる。幼児虐待、買春、など、経済格差が生む命の値段。当事者は目の前の命のやり取りが真実となっていくことは必然。決して相手の価値観は否定できないにも関わらず、つい発言をしてしまう人達。読み応えのある本でした。ただ家族には勧められないな。グロすぎて。
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ゆきみち
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見ようとしていないものは、存在していないことと同じ。目を背け、無関心でいることの罪深さ。世の中には不条理も、闇も、貧困も、格差も、差別も、あまりにも多すぎる。僕はいつまで見ないふりを続けるのだろうか。
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TONTON
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梁石日の描く現代の東南アジアの腐敗と闇は、「血と骨」に描かれた戦後大阪の底辺の混沌にどこか通じているのかも知れません。悲惨と言う言葉では言い尽くせない、この腐臭にまみれた物語は、醜い現実に目を背け続ける私たち、いや私の胸を鋭く抉ります。
0255文字
かどりん
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評価:C こういうことも、あるよね。。
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たまごん
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思い描いた結末にはならなかったが、これはこれで闇に包まれて良かったのかもしれない。簡単には、解決できない社会的問題に考えさせられる事もある。
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ぶんぶく茶釜
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読んでみてかつて以前に読んだことあったことを思い出した 映画も見た 何度読んでも子供の売春シーンがあまりにも具体的でグロくて衝撃的 こんな事が子供に行われているとは思いたくないが 事実を書いたとしか思えない説得力のある描写に絶望する
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てんてん
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20年前くらいに書かれたものだと思うけど(限りなく現実に近いフィクションだろうと思う) それから状況は変わったんだろうか?豊かな国が貧しい国を搾取しているのは事実であってもその国の政治に問題があるのも又事実だと思う。わりと最近TVでゴミの山に住むスラムの人々の映像を見た。それ以上踏み込んだ取材はなかったけれど踏み込めない壁が今も存在していると言うことか…衝撃的な本でした。
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nyantamaru
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強烈な内容。商品として売買される貧しいアジアの子供達が題材。山間部に住むセンラーは実父にわずか8歳で売春宿へ売り渡され、劣悪な環境の中強要されるのは幼児愛好者たち相手の売春。しかし売春とは言え子供達自身にお金が入ることはない。ただの性的虐待であり徹底的な搾取である。日々恐怖と苦痛に耐えながら生き抜く中で、その行き着く先はシャブ漬けになるかエイズになって闇に葬られていく。発展途上国が貧しいのは、彼らが怠け者だからでも、能力が劣っているからでもない。我々が手にしている豊かさは、他人を踏み台にして手に入れている
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taiju
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読了
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ナツ
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強烈な内容。 東南アジアの児童買春、児童人身売買をテーマにしたルポ風小説。実際こんなこと我々の知らないところで起こってるんだろうなぁと考えさせられる…
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cebola6
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いつか読もうと積んでいた本です。子を持つ親として、とても苦しく不快な一面がありましたが、目を背けてはいけないと思いました。もう一回読みたいかと言われれば読みたくありません。それだけ衝撃的な一冊でした。
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m
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需要があるから供給が成り立つのか。その逆も。この作品はそんな屁理屈では終わらせられない。繁栄の裏にある貧困、そして異常な性の世界。フィクションではあるが、現地を目の当たりにして書かれたようなリアルな内容。日々安穏と暮らしている身には遠い世界の事と思うかもしれないが、根っこの一番深いところには我々の身近な所にひそんでいるのかなぁ。臓器移植についての結末が書かれていないが、読者に想像させると言うことか?親なら我が子を助けたい。1人の命を奪ってまでも?、、、結論は出せません。
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moon.ex
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冒頭の幼児への性描写には胸糞悪くなり、一旦本を閉じてしまった。あとはハッピーエンドを望んだが、残念な結果でなんだかモヤモヤだ。
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たかゆじ@石原プロは永遠だ!!!
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事実をもとにした小説。日本のテレビではなかなかこういう幼児売春や臓器売買はテレビでは報道されない。日本が豊カになっていく裏にはこういう現実があることを覚えておきたい。もっとこの著者の本、読んでみたい!
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ネムル
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アジアの幼児売春&臓器売買がどこかノンフィクションの淡々とした筆致で描かれる。後半からは調査側からの視点もおかれ、当然書かれるべきヒューマニズム(とその限界)がわりかしストレートに表明されることで、フィクションの脆弱さもまた露呈されているような気がしてならない。
0255文字
スナイデル
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3.5
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春木
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事実(?)をもとにしたルポルタージュ風小説。徹頭徹尾救いはなく、暴力の前には人は屈する。力によって搾取したものは、また別の力に搾取される。繰り返し。二十年前に出版された本だが、さて、この世界に何らかの変化はあるのかな…。
0255文字
堀川
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生ぬるい環境でぬくぬく生きてる自分が恥 勉強します
0255文字
豆大福
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読書記録
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ゆいまある
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タイにおける児童買春や臓器移植。映画化された際も、ノンフィクションのように扱われたり、あくまでフィクションと言われたりしているが、ある程度は裏付けのある内容なんだろうと思う。事実、小児性愛者がタイに行く話はちょくちょく聞くし、インド映画でも幼い子がよく売られてしまう。貧困がある限り、子供は売られる。闇に葬られる。日本でもほんの100年前は子供が売られた。そしてこのまま貧しくなったらやっぱり売られるのかなと思う。性欲のために子供を傷つける人の気持ちは分からない。目を背けてはいけない現実。やるせない。
b☆h

私もかなり昔に読みましたが、受けた衝撃は今でも覚えています…暗い面からも目を背けちゃいけないですよね。出来ることは少ないですが、ちゃんと忘れずにいたいです。

04/04 10:01
ゆいまある

b☆hさん。何度読んでも、実際の事件などを耳にしても、子供が傷つけられる話が一番つらいです。多くの人が知るところとなり、世論が動くこと、大事ですよね。

04/04 12:19
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小雀✡ずーっと積読減強化月……
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東南アジアの闇社会。売買春、臓器売買される貧困層の子ども達。警察、政治家はマフィアと癒着し、活動家は弾圧され闇から闇へと葬られる。救いは無いし、終わりも無い。1人の子どもを救うために1人の子どもが命を奪われる現実。『その国の問題は、その国の人間が解決するしかない』誰もが皆、他人事なんだ。私もそのひとりだ。
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ララ♂
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読了
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フォロワー水増し野郎
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ネタバレ闇の子供たち。タイの児童買春についてテーマに扱った小説。最後のインテリ新聞記者が「この国のことはこの人たちに任せるんだ」と言って逃げ出そうと促したとき、ヒロインはその中に先進国の住民の自分勝手な傲慢さをみたが、この点に関しては彼女と同じことを感じるかどうか、意見が分かれそうだ。
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イッハー
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4.5点/5点。 東南アジアのタイで行われていたであろう幼児売春や売買叉は臓器移植をテーマとした社会派小説。 幼児を性の対象とし、自我の欲望にまかせ信じがたい行動をとる欧米人や日本人!事実なら衝撃的。 貧困とは恐ろしいし、また、資本主義も恐ろしい!
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二本松オカピ
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思わず目を背けたくなるような描写と現実、そして後味の悪さが際立ちますが、世界中の全ての人に読んで欲しい一冊だと思いました。誰が悪いとかではなくて、資本主義のいう社会構造の闇の部分を目の当たりにしました。遠い異国の問題は自分には関係はないと考えるのではなく、誰かの犠牲の上で今の自分の生活が成り立っていて、自分の行動ひとつひとつがそういった人々の運命を左右しているということを肝に銘じておくべきだと感じました。起きている現実から目を背けることが最も悪だとも感じました。身構えますが著者の他の本も読んでみたいです。
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みず
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自分はなんと平和な生活を送っているのだろうか。何だか自己嫌悪に陥る。東南アジアの幼児売買の闇。あまりにも闇が深く、光が見えない展開で苦しくなる。世界中から自分の欲望のためだけに群がる幼児性愛者。性癖なんて軽い言葉で括れない。むしろ疾患ではないか?うわべだけの支援ではこの世界は何も変わらない。人間の生きるこの世界では人権よりも金が物を言う。人類の平等は夢物語か。
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ヴェネツィア
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内容的にはルポルタージュそのものである。では、なぜ梁石日は小説としてこれを書いたのか。おそらく、ノン・フィクションとして世に問うならば、それぞれの事柄にそれ相応の証拠を必要とするだろう。しかし、あくまでもフィクションとして書くならば、推論や想像は自由が保証されるからである。ここに描かれているのは幼児買売春、養子という合法を装った子どもの人身売買、臓器移植のために殺されるアジアの貧困地域の子どもたち。これらの全ては同じ構造を持っているのであり、それは「金」が全てを支配する世界である。
はる

臓器移植が新たな治療に取り入れられ久しいと思います。生きた人の命が人の命に取り替えられる。ショックな内容でした。恰も養豚場をみているようでした。

12/01 11:14
ヴェネツィア

規模はわかりませんが、とんでもないことに現実なのではないでしょうか。そして、直接は目に見えない形ですが、多国籍企業による搾取と収奪がなされていると思います。

12/01 15:27
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