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ヒトデの星

感想・レビュー
79

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kume
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へんてこな話だった。
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桜絵
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すべてが泥になった世界で、泥によって作られたヒトデもどきの「ヒトデナシ」である私。自分の中の自分を見てみたり、家や道や世界を作ってみたり、テレビを見たり、妻と家族ごっこをしたり。自分の存在に思い悩みながら、自分の存在を殺すような仕事の結末を危惧しながら、自分がもう一人いたらすべて丸く収まるのではと考えながら、彫刻刀を携え生きる泥の話。 よく分からない泥の世界をズブズブ歩き回るような小説だった。なかなか時間がかかった。
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稽子
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★★★ SF。クリスマスに読めば良かった(笑)。シリーズ物と言及はされていないが、たぶんシリーズ物なんだよなぁと思わせる世界観。その設定についての言及がけっこうあって嬉しい。そして『カメリ』のマスターの出自が明らかに! ホラー風味で始まって、不条理系日常SFに入り、そしてオチがサンタクロースだったww なんか知らんけど好きなんだよなぁ、この著者の作風。
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c watt
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砂だけの世界で、砂でできた主人公が、自分は何者なのかとか、記憶が、世界がどうのとか… 理解しにくすぎる。とてもではないが、自分にはついていけない。ページ戻って読み直そうが、数ページ飛ばそうが、同じ。ただ訳がわからない。 この本に習って言うと、「ニンゲン(読書家)の真似をして読むふりをしていた。」だけ。
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Sakuran
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語り口は童話的だが、「何でも作れる工場」は分子レベルの合成技術、モノを作るための「シナリオ」は恐らくDNA(塩)のことであり、ナノテクの暴走か何かで世界が分解されて泥になってしまった世界の話、らしい。ヒトデナシとしてヒトに作られた男の視点で話が進むが、記憶は前後し、無いはずの記憶の回想ができることを自身でも自覚していたりと、自我を意識する過程が描かれる。己とは何か、泥から生まれた他の者たちと何が違うのか、等々、興味深いテーマ。
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黒とかげ
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うーん。私小説に近い作者にしか面白さがわからないタイプの本だなぁ。一回読むだけでは理解さえできない。試みは買うが、読書初心者が読む本ではない。
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ハイランド
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ネタバレカメこそ出てこないが、作者が大好きな泥の世界の物語。生命体と非生命体。形あるものと形のないもの。夢と現実。その領域が失われて、互いに侵食し、混然一体とした泥色の世界が出来上がっていく。壮大な泥の国の創世記。おそらくはそこから「カメリ」や「かめくん」の世界が生まれてくるのだろう。いや、埋もれていくのかな。自らの運命にあらがおうとするヒトデナシの姿は、おそらくスワンプマンの思考実験を踏まえたものであろうが、滑稽でもあり、悲劇的でもある。SFでもありファンタジーでもあり、でも最も近いのは哲学小説ではあるまいか。
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ぜんこう
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知らずに読み始めたけど、これって「カメリ」に出てきたヒトデナシと泥の世界の話やん。 ヒトがヒトの代わりとしてヒトデから作ったヒトデナシ。 なんで泥の世界になってしまったのかも書かれてるし。 でも軽い調子やのに哲学的(?)やなぁ。 私が私を複製して、どっちも「私」って書かれてたり難しいとこもあるけど面白い話でした。
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ちょん
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一気読みー。北野さんの話は本当に独特、世界観がすごい。「どろんころんど」や「きつねのつき」と似たような雰囲気なのになんか違う。読み終わったあとの虚しいけど満たされてる感じって何て言えばいいんだろう?今回のお話でずっと思ったのは、私っていつから私なんだろ、ということ。『私を私にしているのは、どの部分なのか、私は、なぜ、私なのか』うーん、わからん、難しいなぁ、答えられない‼️そしてゾクッとしたこの言葉、『待たせたな。』
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Ai
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『カメリ』を先に読了。同じ世界観ながら、語り口が違うだけで、まったく見え方が異なる。ここからあのゆる〜い喫茶店の風景につながっていくのがおもしろい。
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かずみ
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北野勇作だな~~~~!!!!泥のヒトデナシの話は何度読んでもどれを読んでも理解をするっということは難しい。けれど心の中にしんと入り込み、切なくも優しく暖かくさせられる。そして、わけがわからなくても「面白かった~」とつぶやいているのだ。
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紺
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胡乱な話だ…ぐるぐる堂々巡りなような展開しているような。そのもの泥のような物語。
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やんも
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『どろんころんど』や『カメリ』に登場する泥人間ヒトデナシ自身が語る、彼らの物語。何故世界は泥の海に呑み込まれて消え去ってしまったのか、ヒトがテレビの世界へ去ったとはどういうことなのか、その事情が本書の中で明らかにされる。「ヒトの世界を再現する」ことになんの疑問をもたず、数百年単位の作業すら厭わぬヒトデナシたち。テレビに接触したひとりが自我に目覚め、泥の中から家庭を作りはじめたときから、彼の内部と周囲の世界が変化してゆく。壊れゆく世界の再生、あやふやな記憶、そしてあまりにもばかばかしく哀しい泥の世界の真実。
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うぃん
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北野作品4作目。カメは出てきませんが、ある意味この世界の根幹を語る重要な作品なのでは?「ヒトデナシ」の生活と思考。プログラムは塩(4種類の)でできている。お給料も塩(=サラリー)。ちょっと不気味で、ちょっと悲しい。もちろん全部わかったわけじゃないけど、面白い。
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からし
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☆☆
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橘
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なんだかわたしの頭の中も泥になったような気がする不思議な読後感です。私を知ったヒトデナシの、哲学的な問いが深いようなかわいいような。泥とテレビにまみれた世界でした。これから、カメリとかに続くのかな。好きです。
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みんち
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プチ北野勇作氏祭りもひとまず一段落。締めを飾るのは、まさかの人生ドラマ「ヒトデの星」。タイトルとあらすじから「カメリ」や「どろんころんど」のようなお話を予想していたら、思いがけずに一人の男性(?)の半生を描いた壮大な物語が展開して圧倒される。物語は、北野作品のテーマの一つである「泥に包まれた世界」が舞台で、そこで世界を再び元の形に再生しようとする「ヒトデナシ」と呼ばれる泥人形のような生き物たちの生活が描かれる。「ヒトデナシ」には人間の生活スタイルを模倣する事で、総じて人間社会を再現しようとする
みんち

プログラムが施されており、それを信じ疑うことなく半ば使い捨てられるようにどんどん世界の礎となっていく。そしてまた、泥の中から新しい「ヒトデナシ」が補充され続ける、という仕組み。主人公はそんな「ヒトデナシ」の一人なのだが、とある理由から自我に目覚め、プログラムでは無く自分の「記憶」から人間的な生活を再現しようとし始める。彼はまず自分の「家」を作り、「家族」を作り、団欒の日々の中で「幸せ」を作る。そして彼は、自分が作り出したものから本来なら「ヒトデナシ」には有り得ないものを生み出してしまう。

12/18 19:40
みんち

「生への執着」である。新しく建てられる建造物の「部品」として礎になるプログラムを与えられた彼は、プログラムに支障を来さず、尚且つ自分も生き延びれる方法は無いか考え始め…。読み始めは不条理系日常小説みたいな感じで戸惑いを受けるのだが、第一章の「雨」で語られる内容に含まれている色々な要素(迷い道や路地、塀の上の道や猫など)が、後々に別のエピソードで触れられる事によって一気に情景のイメージが変わるのがちょっと凄かった。というか「猫」って、そういう生き物か(笑)

12/18 19:40
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まるっちょ
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ネタバレ「むかしむかし、あるところに」から、「めでたし、めでたし」で終わる。 この世界では、ヒトデはテレビであり、テレビもまた、ヒトデである。 人はヒトデナシであり、ヒトデは人に還る。 奇妙な、それでいてぽかぽかと温かいお話が沢山、この一冊の中に大切にしまわれている。 昔話の終わり方をするだけで、読みながら子供のころにタイムスリップしたような感じになるのは、何故なのだろうか。
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相馬
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『カメリ』を先に読んだんだけど,なるほど,この泥の世界,ヒトデナシのことがよく分かる。いや,訳わかんない話だけど
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つりはな
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よくわかんなかったなあ。「私」を知ったヒトデナシはもういないヒトを真似てまるでヒトのように暮らす。
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timeturner
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うーむ、うーむ、うーむ。わからない。初めのうちは『カメリ』の世界をヒトデナシの視点から見た話だと思っていたけど、途中からわけわかんなくなった。なんにせよ、泥の世界はつらい。ヒトデナシは哀れ。
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クマチャン
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0255文字
てぐし
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0255文字
ナカユ〜、
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北野版『世界Aの報告書』、的な、あるいはディッシュ的な実験小説。なんか物語の マンデルブロー集合をなぞって行くような感じ。こういうのだ~い好き。
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teajay
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変わらず北野氏らしい物語。過去に何か重大な出来事があり、全貌を理解しえない末端の人物によるあやふやな記憶から、ぼんやりと明かされていく。凄い事件が語られるのに、読むほどにこちらの頭は濁っていく。自覚のない当事者のリアルはこんなふう、という気もする。
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ゆうやけPC
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この本を読んだせいで私の脳髄の一部も泥になった気がする
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CHIE
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これ再読だったんだ。読み始めたら思い出したけど、どういう話かはすっかり忘れった。よくわからないな~。ってこの人のっていつもこういう感じ。どういう話かすっきりしてたほうが好きなのだけど、でも、この人の作品だと読もうという気持ちになるのが不思議。なぜだろう。
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CHIE
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この人の作品いくつか読んでるんだけど、なんだか良くわからない。でも、雰囲気は嫌いじゃないのよね。
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波on
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つかもうとすると泥のように指の間をどろどろと流れていく変な物語。でもおもしろい。
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ばにらん
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これもまた泥の世界の物語。考える私は泥の人形である。ひんやりすーすーする寂しさにどこか生暖かいような感じが混ざる読後感は北野作品独特のものだなあ。
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キウイ
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ネタバレドコらヘンが「めでたし、めでたし」なんだ?理解不可。読書時間のムダ。
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エイヒレ
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いったいどこからこの私で、どこまでこの私ではなかったのか、とかよくわからなくなってしまう部分もあって読み返したりしたけどそこが好き。私はいったい何をもって私なのかとか、妻は何なのかとか、やっぱり全体的に不思議な雰囲気で好き。
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はとよし
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「ヒトは、ヒトデから作ったヒトでないもののことを、ヒトデナシと呼んだ。(中略)そのうちヒトはこの世からひとりりもいなくなってしまったが、それでも人でないことに変わりはないから、ヒトデナシはやっぱりヒトデナシだった」123頁
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白い駄洒落王
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相変わらず奇妙で意味のわからない世界観だ。
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あじ
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良い意味で私の読書道に水を差す、道草的な作品であった。
あじ

簡素に書き直しました(;^_^A

09/21 20:29
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a.m.
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ひたすら難しい話だと思いました。 何度途中で「ん?」となりそのページの最初から読み直したことか! 最初は世の中は流れに逆らう人がいれば排除しようとする、みたいな話かなと思ったけど なんか違う気がする。 じゃあ自分とは何か、ってことかな?と、 あれこれ考えながら読むものの結局どういうことか分からないまま読み終えてしまいました。 でも何故か面白かった。 そして最後はどこか悲しい。 著者の描く独特な世界観にいつのまにか引き込まれてました。 他の本も読んでみたい!
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夏子
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ネタバレどろんころんどの世界と繋がってるのかな?人類が皆滅びた後のドロドロの世界で人の夢のかけらから生まれたヒトデナシが一生懸命に人の真似をしているのが凄く残酷で切ない。残酷なんだけどこの世界観とても好きです。
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まめさや
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そして、初めて妻と会って、続いて行く日常なのだな。事もなく、何百年と。しみじみする。このあとこのヒトどうなるんだろ?というモチベーションで北野作品を読むのって初めてだと思う。ちょっと新鮮だった。けど、きつねのつきや人面町がオーバーラップ。北野作品の家族物には弱い。
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外道皇帝
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少し小さく自己複製するナノマシンが、地上の全てを材料にして自己複製を繰り返した結果全てが泥となってしまった世界。泥で出来た人型のヒトデナシが自分の周りのモノを泥から創りだして世界を広げていこうとするが・・・。なんとなくノスタルジックな雰囲気の中で繰り返される不条理なループ物語。6年ぶりくらいにこの作者の本を読んだけど昔と雰囲気変わってないなあ。
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★カイト★
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すべてが泥の世界。泥の中でも形づくり自我が芽生える一人のヒトデナシ。そのヒトデナシが大勢のヒトバシラとなって支え合う。ヒトデの星になるために。。哀愁漂い切なさと郷愁感。不思議が入り交じった独特な世界観で奥深い何かを感じずにはいられない魅力があった。記憶はないが母親のお腹の中にいるときのようなまどろんでいる感覚に近いかな、わからないけど。どっぷりと浸った感じがします。
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