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エウスカディ 下

感想・レビュー
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蝉、ミーン ミーン 眠ス
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誰が裏切り者なんかなんてのは読者の99%がわかりきっていたことなので大切なのは過程だけどそこが今ひとつだったし、唯一謎だった裏切り者が公安の犬をどうやってやめたのかという問題が結局明かされずじまいだったのも消化不良だ。
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aocchi
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ネタバレ他の方のレビューを見て、薄っすらとストーリーは見えていたが何ともすさまじいエンディングだった。作中にもあったが「血で血を洗う抗争の末に手にした国に忠誠をささげる人間がどれだけいる?」との言葉に対し、(フランコ政権に)文化と伝統と誇りを蹂躙された国民がいる限りその蹂躙された憎しみは消えないとの趣旨があった。それこそが今作の肝なのではないだろうか?あまり踏み込んだ発言をすると、今にもETAの人達から処分されそうなので、これ以上は口を控えよう(笑)ワンスアポンアタイムイン東京に似ているような気がするのは勘違い?
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カワセミ440
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島国のニッポン人な私たちにはヨーロッパな地続きで多民族が雑多になった?地域とか国ってなかなか想像し辛いけどなんとなく?分かったような気にさせて貰いました。テロリストはテロリストだ、でもいつまでたっても無くなんないなあ。馳星周さんにはいろんな意味で楽しませて貰いました。
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nonnon
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★★★★★
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ヴェネツィア
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ネタバレまったく予想していなかったすさまじいばかりの結末。理屈を考えればそうなのだが、物語の勢いが思考を上回るのである。バスクの女が持つ強烈なまでの執念を伴った情念。まさしく彼女は魔女だった。しかも彼女は一身に悲劇を背負い続けていたのである。30年間も。本書は2世代にわたる物語として構想され、1970年代と2005年とが交互にそれぞれの視点から語られてきたが、最後にはそれが見事なまでに収斂する。まことに構成の妙と言うべきか。上下巻1000ページを費やしたことには十分な意味があったことになる。
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lila
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下巻からは顛末が想像できるだけに切ないです。 個人だろうと組織だろうとしたことは自分にかえるというのが世の常だなぁ、どんな大義や信念があっても全てが一致する組織なんてないと思うのは島国で宗教を持たないせいでしょうか。 バスクの美しさの中で人間の愚かさを感じますが内容とは比例しない爽やかな読了感です。
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izumillion
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反政権活動、テロリストたちにも彼らの信じる信念があっても、体制側、テロリスト、どちらの側にも正義はあるし負の連鎖を生んでしまったらそこから正義は意味を失う。
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Book Lover Mr.Garakuta
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西ヨーロッパの話。結局身近なものに裏切られるという始末の悪さに泣かされる本だった。
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だいぼう
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ネタバレ裏切り者は隣にいる。典型的な結末です。典型的な結末になるなよ、と思いながら読んでましたが…。
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terukravitz
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★★★★★
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takeapple
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逢坂剛のスペイン物を思わせる展開、ワルテルの行動原理が、理想とか正義、愛というところは、80年代から90年代前半に坂東齢人名義の書評で、否定していたものなのになぜ?と思いながら読み進めると、成る程そういうわけかと最後に納得する。全共闘世代の単なるノスタルジー、昔は良かった青春小説批判という意味からワルテルの人物が描かれているのかな。 逢坂剛だけでなく、森詠や船戸テイストが味わえるのも、それらを読んで来た作者だから書けるのだろうし、それらを十分に咀嚼しやっぱり馳星周としての作品に仕上がっているのは流石。
takeapple

ワルテルって馳さんの愛犬の名前だったよね。

05/17 02:23
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f.keiko
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ネタバレ上下巻とボリュームのある内容。スペインが複雑な多民族国家である事自体にもあまり知識がなかったし、その辺りの歴史も知らなかったので興味がわいた。 最後はやはり、やり切れない気分に。結局、テロというのは何も産み出さない。ただ憎しみがうまれるだけ。 マリアの心情はちょっと理解できないし、また失ったものが多すぎるアイトールの気持ちも私には理解し難い。誰を憎めばいいのか。
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松ぼっくり
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下巻。だんだん,物語の 全体像が見えてくる段階。 恋・愛・憎しみ・などが 渦巻き始める。最後の どんでん返しは,なんとなく 予想の範囲。でも,もう少し 希望や温かさがある最後でも よかったと思う。
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みんみん
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読み進めて行くにつれて、まさか…と嫌な感じがして、そのまさかでした。愛って絆ってなんだろう、愛しているけど裏切れる、それほど強い憎しみなのかなーとか、もやもやして読了です。救いのない終わり方に慣れないと…
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Fumie Ono
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バスク問題やETAの活動に関する知識は拙いもので好奇心から手にとった。二つの時代、1970年代と2005年を目まぐるしく行き来しながら、フランコ政権の後継者カレル・ブランコ首相暗殺に向かって物語は疾走する。ブランコを暗殺したETAの実行犯6人には死刑が執行されたが、残酷な鉄環絞首刑(garrote)という方法で国際的に非難を浴びたという。血を血で洗うフランコ政権とETA、ETA内部の裏切り。私には理解できないマリアの心情。物語は終焉に向かって加速度的に死が増えていく。やりきれない気持ちになる。
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えび
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★★★★☆上巻の終盤あたりで、裏切り者の正体はよめてしまっていた。それでも、ラストまで一気に駆け抜けた。「おれたちへの愛より、ETAへの憎しみの方が強いんだ」
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おったまげた光子
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組織を裏切ったのは?そうかもと思っていた人が…憎しみは辛い結果へと…無意味なテロは今に続いて…
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奥山拓也
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スペインのテロ組織ETAメンバーの父を殺害した裏切り者は誰なのか?ついに真相が明かされる!やっぱりあの人だったか。
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Row_the_Punks
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現代と過去の話が交互に進んでいき、最後の最後で混じり合う綺麗な手法を用いた作品ですが、登場人物が多く、キャラ設定を覚えきれずに読み切った感じ。
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なおひろ
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上下巻。スペイユバスク地方の独立テロ史実を絡めた話。現代と過去が交錯する。 うん、面白い。 ラスト迄緊張感もって読了。
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さとっぺ
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タパスやピンチョスがどうしようもなく食べたくなる小説だ。
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oguogumc
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なぜだ! 動機部分をもう少し知りたかった。モヤモヤが残る。 しかし上下巻。読み応えのある小説だった。
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夜猫
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とても面白かったです。父と息子の物語が微妙にシンクロして進行していく。真相がじわじわとわかってくるにつれ先が気になって止まりませんでした。主要人物がほとんど死んでしまってあまりハッピーエンドとはいえませんでしたが、スペインの殺伐とした雰囲気が感じられて、スリル溢れる作品だと思いました。
0255文字
蒸着ヒートジョーカー
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行ったこともない場所。携わったこともない活動。遭遇することもない悲劇。しかしすぐ傍にあるような感覚。
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ウ・トポス
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あまりの救いの無さが救いだった馳作品だったんですが・・・・・・。 今回の作品は・・・。 理想を掲げ、信念を持ち、その思想に沿って進んでいたはずなのに。
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takehiro
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スピード感がありサクサク読めたけど、馳作品らしく相変わらず救いのない結末、、。
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blancpage
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父ワルテル、息子アイトール。 この名前には、個人的に感慨深いものが・・・・馳さんのブログを読んでる方にはわかるかと。 救いのない話で人もやっぱりたくさん死んでしまいますが、父子の絆を感じてしんみりしちゃいました。
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まきちる
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上巻読んでる途中から、裏切り者の見当はついてた。そしてみんな死んでしまうであろうことも…。
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板工場長
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70年代とのシンクロ テロリストの両親と柔道家の息子 スペインの民族紛争 日本赤軍などもっと勉強が必要だな
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ayuto
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薄々は誰の仕業かわかったがおもしろかったです。ただ、色んな人が死にすぎているような・・・
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それいゆ
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時代が交互にしかも頻繁に(10ページ足らずで)変わり、登場人物も同じなので、頭の中で整理できずに困りました。話はテンポよく展開しますが、後半部分はカタカナばかりの地名・人名(当たり前ですが)と膠着状態に飽きてきた自分と闘っていました。結末はほぼ予測したとおりでしたが、推理小説ではないので、まあいっか!
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SeaTheStars
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結末について、途中で気付いてしまったが、それでも最後まで楽しませてもらった。馳サン作品、久しぶりに堪能しました。
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ジョニー
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やくざも中国人も暴力シーンも封印した馳さんの作品だが、暑さというか熱情みたいなものが伝わらなかった。その地方への想いが読者にないからか表現の問題なのか。ミステリじゃないから犯人はどうでもいいけど、冒険小説としては魂をゆすぶられない。
0255文字
daubentonia
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え!?この人も死んじゃうの?って感じで進んでく。過去の亡霊が目覚め、アイトールの周囲がバタバタする。なんか予感はしていたが、そんな結末だったなんて…。ワルテルの家族ができてからの感情の変化や、同一人物の過去と現在での書き分けが巧かった。正直、読後感は悪いですが(笑)。
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蜜香
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あ〜あ〜、やっぱりこのパターンかよっ!!…すでに落語の領域と解釈すれば腹立たず…ってやっぱりなんかダメだわ〜
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コトブキ
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今までの馳さん作品に比べて、酷薄さがない印象。スパイ探しも何だか緊迫感がなく、上下巻で冗長だった。スパイの正体も理由も、とってつけた感じ。ワルテルもアイトールも何だかわからないうちにラテン美女から熱烈に愛されるという展開が、やたら多いラブシーンとあわせ、男のロマン的な。比べても仕方ないが、スペイン・南米ものには、船戸与一や逢坂剛作品にあるような、時間を忘れて読みふける波乱万丈さや、読み終わって胸に残る哀しみなど、より濃密なものを求めてしまう。
0255文字
シュウ
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ずるずると引き込まれて一気に読みました。 ラストのやるせない感じがなんとも言えず… せつなすぎですね!! できれば、親の世代があんな形で終わってしまったなら、子だけは幸せになって欲しい。と素直に思います、ハイ。
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tonsuke
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長い小説だった。おやじ編と息子編が交互に出てくるんで頭を切り替えながらよまなければならなかった。地名がおぼえられなかった。
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きら
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息子のために世界を変えようとする父と、その三十余年後、母を守るために裏切り者の正体に迫る息子。交錯する時代の中で、それぞれの物語は終局へ。 革命家、というかテロリストをやや美化して書きすぎかなという気がしないでもないけど、エンターテイメント小説だしまあ気にするものでもないよなと思ってたらあの結末。結構ガツンときた。手を血に染めた人間は決して幸せにはなれない、不夜城を彷彿とさせる救いのなさすぎる結末に久々に馳星周の真髄をみた感じ。どうでもいいけど、アイトールが完全にスト4のアベルのイメージで再生される・・・
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