形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:かもがわ出版
書簡方式が機能しているかというと疑問。石川氏の書簡(2012年9月)にある、「韓国訪問の際の獄中13年の老闘士とのハグと、それに思わずホロリとしてしまった内田先生のお話は大変素敵なものでした」この話について、ぜひどこかに書いて欲しい、とあったもののその部分の記載を見つけられなかった・・。(私の見落とし?)めちゃくちゃ気になるんですが。内田先生、ちゃんと回収して欲しかった。
「日本が売られる」を読んだ後だからわかる、法人税を日本政府に払わない外国資本のグローバル企業が日本人の労働力や本来の財産をまるごと収奪していくシステムと我々は戦わなければならないと主張する内田氏の怒りが。そして何百年も前に同様な強欲な資本主義が生んだシステムに同じように言論で戦いを挑み団結を促したマルクスに想いを馳せ、世界中の若者たちにマルクスを読んでほしいと願う内田氏と石川氏の気持ちに共感する。老人の贅沢のために我々がなぜ年金を払わなければらないのかという世代間への疑問しか発想できない若者のために。
そして内田さん~~レヴィ=ストロースは、彼のハイレベルの知性が高速度で回転し続けることができなければ果たし得ない学術的な仕事が目の前にあるから、自分の知性の性能を限界まで高めたいと思ってる。そういう禁欲的な努力を惜しまない人が最終的に選んだ こうすれば頭がよくなる もっとも効率的な方法が マルクスを読むことだったんです。
面白そうです、探します!
ぜひぜひ❢ 1巻を読むとマルクス主義がわかるみたい。この本は、マルクス主義がなぜ日本から消えたかのか?がわかります。
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