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若者よ、マルクスを読もうII

感想・レビュー
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ym
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マルクスの理論自体を読み込むためではなく、その理論を構築するマルクスの知性の躍動を感じるためにマルクスを読んで欲しいとのこと。イギリスBBCが視聴者に行った「過去1000年間で最も偉大な思想家は誰か」というアンケートでは、アインシュタインやニュートンを抑えて、マルクスが圧倒的一位だったそう。現代におけるマルクスの評価が西欧と日本でこんなに違うのかと驚いた。
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yu12418
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使用する側とされる側の関係が打破されることのないよう、巧妙に制度設計したり、使用される側の牌の奪い合いになるように世論を誘導したりと、指摘されるとつくづく政治家や官僚がやっていることは社会構造の本質から外れたものなんだと思い知らされた。
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ころこ
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内田は、マルクス主義の用語でマルクスの思想を語るマルクシスト、マルクス主義の用語を使わないでマルクスの思想を語るマルクシアンという分類をレヴィナスから聞いたという。現代にマルクスがいたら、当の本人は後者だったのではないかという意気込みで本書の範囲である『フランスにおける階級闘争』『ルイ・ボナパルトのビュリュメール18日』賃金・価格・利潤」を論じている。専門性と客観性が言われる風潮にもかかわらず、時代の切実さをあえて主観的に語り、反論と共に現在の問題としても引き受ける。
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SAHARA
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マルクスの飛躍を体験したい
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MrO
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7年ぶりの再読。しかし、状況はさらに悪化している。昔は、大学生ってマルクスを読むものだったのになあ。
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ブラム
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相変わらず難しいですが読了しました。「賃金・価格・利潤」という著書が紹介されていて、「資本論」は難しいのでこちらを先に読んでみたくなりました。
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ponyolon
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マルクス読むと頭が良くなるらしい
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yurari
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【自分への喝入れに、マルクスを】 頭が良くなるもっとも効率的な方法は、マルクスを読むこと、だそうだ。(レヴィストロース談)なぜなら、マルクスを読むことで「跳ぶ」感覚がわかるからだ。思考を活性化させるためには、「思考が異常な速度で回転している人のそばにいて、その波動に同期し、感染するのが一番効率的」マルクスの修辞法、論理飛躍の仕方には強い感染力があり、彼の著作を読むことでそれが体験できる。その感覚が得られるのは、ルイ・ボナパルトのブリュメール18日。
yurari

書簡方式が機能しているかというと疑問。石川氏の書簡(2012年9月)にある、「韓国訪問の際の獄中13年の老闘士とのハグと、それに思わずホロリとしてしまった内田先生のお話は大変素敵なものでした」この話について、ぜひどこかに書いて欲しい、とあったもののその部分の記載を見つけられなかった・・。(私の見落とし?)めちゃくちゃ気になるんですが。内田先生、ちゃんと回収して欲しかった。

05/04 10:46
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あまん
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マルクスを読み始めたことを同僚に伝えたところ、これを薦められたので、読んでみた。内田氏の名前があったので安心して読めたが、この前、読んだ仲正氏のに比べると初歩的な内容だった。ただ、マルクスを読む意義とスターリンによってマルクス・レーニン主義が誤った形式で伝えられ、それが成功しなかったがためにマルクス主義は読まれなくなったということは新たな発見。もう何冊か見ていきたい。
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あけみ
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内田樹氏の韓国語版への序文がとても良かった。日本人が韓国人宛に書いた日本人論を通してマルクスを描いているところが素晴らしいと思いました。そしてこのシリーズを読み始めるのは2からをオススメします。
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組織液
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うーん第1巻に比べれば内容は濃いですけどちょっと分かりやすいですかね?まぁそれでも難しいのですが(( 正直挫折気味でよく分からないまま読み飛ばしたところが多々あります。個人的にはやっぱり往復書簡のやりとりは合わないなぁ。
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ケルトリ
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Ⅰと同じく難しい内容だったが、 現代の日本を解説する部分には共感することができた。 ”ごく一部の富裕層のために、大多数の貧困層が身を削って働く”、”平均よりも給料をもらうと『貰い過ぎ』と言われる風潮”。近年の日本のブラック化は深刻であると改めて思わされた。
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たつなみそう
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ネタバレレヴィナスのいうマルキシアンは、マルクスの思想を自分の言葉で語る人のこと。内田樹も石川康宏も、そう意味ではマルキシアンだと思う。あとがきで、内田が「大人」になるためのイニシエーションとしてのマルクスが、1980年代から読まれなくなり、青年が小児化したと嘆じている。いっぽう石川もマルクス研究者として、学生とともに韓国慰安婦問題や東北の原発事故の問題性を論じている。その根本にあるのは、いつもマルクスから学んだ軸線だという。I巻でも思ったが、挫折した資本論に取り組んでみたい、ブリュメール18日もトライしたい。
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みっくん
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★★
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猿田康二
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自分をマルクスの言葉の伝道師「マルクシスト」ではなくマルクスの言葉を自分の言葉にして語る「マルクシアン」と呼んだ内田氏は「マルクスの思想を心から敬愛する者として彼が理想と描いた人間的な社会を実現するために自分の言葉で語りたい」と発言し、「人間として生きるふるまいが政治的であり、政治と生活を切り離すことはできないし、切り離した政治は空疎で現実を変革する力は持たない」と主張し、彼の言行一致の精神に多いに共感した。
猿田康二

「日本が売られる」を読んだ後だからわかる、法人税を日本政府に払わない外国資本のグローバル企業が日本人の労働力や本来の財産をまるごと収奪していくシステムと我々は戦わなければならないと主張する内田氏の怒りが。そして何百年も前に同様な強欲な資本主義が生んだシステムに同じように言論で戦いを挑み団結を促したマルクスに想いを馳せ、世界中の若者たちにマルクスを読んでほしいと願う内田氏と石川氏の気持ちに共感する。老人の贅沢のために我々がなぜ年金を払わなければらないのかという世代間への疑問しか発想できない若者のために。

02/01 00:21
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Asakura Arata
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思い出してみれば、一つ目の大学で「マルクス経済学」のゼミに入っていたのだった。しかしマルクスの原著を一冊も読んでいないという体たらくである。あれから30数年経ってようやく原著を読む気になった。 しかし誤植が多いなあ。せっかく良い内容なのに。
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出原樹音
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おもしろかった。「1」より読みやすい。
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いろは
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前作の『若者よ、マルクスを読もう』の方が、面白かった印象がある。それに比べたら、残念ながらこちらは興ざめのような感じがする。若者が、なぜマルクスを読まないのか。それはやっぱり、共産党宣言、共産主義、共産党と、私を含めて、「共産」アレルギーが強いからではないかと思う。石原康宏の言うように、『若い人にマルクスについてしゃべってほしいといわれるときに、ぼくは、窮屈な現代社会に自分を適応させるだけではなく、現実の不合理を修正し、改革する生き方があるということを強調するようにしています。』実は、こんな考え方もある。
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白山手賀
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縦に連帯して、与える、って、リアリティを感じない。そのような社会はない。
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4610tosan
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少し早読みをしてしまいましたが、労働の疎外、類的存在に加えて物神や価値論が出てきて面白くなりました。このお二人の資本論にたどり着きたいですが、いまめちゃくちゃですからねぇ。面白いといえば面白いし、切実といえば本当に切実な時だと思います。
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元よしだ
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レヴィ=ストロース引用 マルクスは私を熱狂させた。この偉大な思想を通じて、私はカントからヘーゲルに至る哲学の流れにはじめて触れた。一つの世界がまるごと私の前に開示されたのである。そのことが私のマルクスへの傾倒をさらに亢進させた。以来、この熱が衰えたことはない。社会学的あるいは民族誌的な問題に立ち向かうとき、私はまず ルイ・ボナパルトのプリュメール~~ か 経哲草稿 の何頁かを開いて、私の思考力に生気を吹き込んでから問題に取り組んだものである。
元よしだ

そして内田さん~~レヴィ=ストロースは、彼のハイレベルの知性が高速度で回転し続けることができなければ果たし得ない学術的な仕事が目の前にあるから、自分の知性の性能を限界まで高めたいと思ってる。そういう禁欲的な努力を惜しまない人が最終的に選んだ こうすれば頭がよくなる もっとも効率的な方法が マルクスを読むことだったんです。

10/03 10:36
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笨の蟲
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1の後に。やはり石川先生の話は難読で、内田樹の方ばかりスラスラと読んでしまう...1よりも読みやすい気がするので2から読んでもいいかもしれない。 疲弊しきった資本主義の下で、マルクスについてはやはり再考されるべきなんだろうと強く思うし、願わくば、英労働党やカナダのトルドーのような政治的動きが欲しいとも思う。 (まぁ、この国の政治・メディアのことを思うと絶望的だけども...)
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テッチャン
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おもしろい。英雄的、非利己的な献身によって作られた近代社会が、自己責任的、利己的な社会であっていいはずがない。なるほど。 ただ、誤字脱字が多い。出版社はちゃんと仕事してほしい。
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静かな生活
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Iは読了済。自分のようなシロートの若者にはいかんせん厳しい石川氏の丁寧なマルクス本解説とその後にくる内田氏の柔らかいマルクス語り(といってもやはり難解ではある)とのバランスがとても良いと感じられた。対談部分における病める若者たちのくだり、韓国語版に向けたいささか重い内容の序文、この辺りでグサリときた。とりあえずマルクスを読もうと思わせてくれ、「現実」を見つめ直す必要性を感じさせる一冊であった。別にマルクス主義を勧めている本ではないのであしからず。
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setoto
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図書館の手に取りやすい場所に置いてあったので。内田樹の謂わんとするところは、巻末の韓国語版への序文に集約されると理解。それならば、マルクスに仮託せずとも別の啓蒙方法がたくさんあるのでは。内容随所に成る程と思う部分も多いが、内田樹×(仲良しの誰か)の図式で出版されるまたか感もあって若干辟易しつつ。
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びすけっと
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2014年9月刊。Ⅰに続いて読みました。石川先生がマルクスの著書の歴史的背景を説明してくれて、内田先生がその読み方を指南してくれる感じです。人間の尊厳とは何か、それを自分のために、社会のためにどう見いだすかを読み解く鍵がマルクスに秘められていると感じました。資本家の横暴により抑圧される民が増えるときにこそマルクスを読む価値があり展望が見いだせることを感じました。この本(Ⅱ)からⅠに戻った方が良いかなと思います。
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no_hi
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若マルIに引き続き読んだ。正直細かいところはもう覚えていないけれど、マルクスの徹底した論理的思考と、現実に起こっている社会の問題に対して(=唯物論的)積極的に、情熱をもって解決しようと関わる姿勢こそ、若者だけでなく、人間がめざすべき理想の姿(=類的存在)だと信じたい。
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hayataka
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今回は「フランスにおける階級闘争」、「ルイ・ボナパルトのブリュメール18日」、「賃金、価格および利潤」が対象。フランスでの第二共和制の成立と崩壊(第二帝政の始まり)から、剰余価値論等の経済論考が表れる時期(1848〜1865、29〜47歳)にフォーカス。前巻と同様、マルクシスト・石川氏の網羅的な解説、マルクシアン・内田氏のポイントをついた所感を往復する心地良さは健在。資本論の解説書は沢山あるが、マルクスの思考の成長過程を洗い出しする本書は希有。マルクスを中心にもっと歴史や経済思想史を紐解きたくなるのでは。
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さえきかずひこ
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良い本。内田×石川の対談形式なので読みやすい。これから働く人、働いている人、働かない人、働けない人、働いていた人など、みんな読むべきと思うが、誤字脱字が多いのは玉に瑕である。マルクスは母語のドイツ語のほかに、フランス語、英語、スペイン語にも通じていたらしい(豆知識)。
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あつ
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Ⅰを読まずにⅡを読んでしまった。謎は深まるばかり、かな?よくわからないまま読み終えてしまいました。マルクスさんは人口減少を予測していたのかとふと思った。
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amanon
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まえがきにて「日本という辺境においてこそマルクス蘇生の可能性があるのでは?」ということを述べていたのに、何とも言えない驚きと仄かな希望を感じた。『Ⅰ』でもそうだったが、石川氏の解説はわかりやすいとは思うのだけれど、やはり元のテキストが難解なため、かみ砕いて読まないとなかなか理解できない。それ比べて内田氏の文章は例の調子でさくさく読めて、しかも気持ちが良い(笑)。内田氏によると、マルクスのテキストに難解ながらも、ある種の快感を読者に与える要素があるとのこと。近々その体験をするため、マルクスを読んでみるか…
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しんたろ
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細かいこと全然わかんないけど、世の中の問題を全部をひっくるめて解こうとしてるのはマルクス以外ないんじゃないか
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kakky
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ネタバレ第1巻よりは少し内容が濃くなっているように感じました。本の紹介は、基本的に内容を要約しているものが多いのですが、この本については、マルクスが主軸ですので、マルクスの生い立ちや書籍発行当時の時代背景までも記されており、それらの書籍の存在価値や何故書かれたのかがわかり、とても分かり易く感じます。「ヘーゲルはどこかで述べている、すべての世界史的な大事件や大人物はいわば二度あらわれるものだ、と。一度目は悲劇として。二度目は茶番として、とかれは、付け加えるのをわすれたのだ。」せめて借り物を使える程度になりたいです。
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けんとまん1007
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マルクス。随分前になるが、学生の頃はマルクス経済学を学んだ。中にも出てくるが資本論を全巻読み通した。その時の感想は、意味を理解できた部分は少ないが、とても論理展開の力を感じたということ。とても、論理的であるだけだく、結論が明確であるということだ。資本論はやはり読むべき本だ。読むことで、今の社会の現実もよりわかるのではないだろうか。それにしても、内田さんの言葉は面白く、わかりやすい。今の経済は、弱者からの収奪を前提としているのが哀しく、憤りを感じる。
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in medio tutissimus ibis.
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石川さんがマルクスについてマルクスの言葉で語っている事については、歴史的知識や用語への理解が足りないもので正直よくわからなかったけれども、内田さんがマルクスについて自分の言葉で語っている事を読んでいると、個人的に非常に気にかかっていた問題が非常にすらすらと解読できた。それがマルクスのせいなのか、内田さんのせいかはわからないけれど。
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りうりう
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最近資本論流行ってるなぁ。それだけむき出しになってるってことだよな、資本主義が。
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kenji5147
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労働力の価値 労働者の維持、次世代の労働者の育成に必要な生活必需品、労働力の発達や技能の取得に必要な価値
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ヒデミン@もも
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帯にこの第二巻から読みなさい❢とあったから二巻から読んだのではないけど、対談や他の雑誌のコラムなどだったからわかりやすかった。が、今の若者がマルクスレーニン主義を知らないとは▪▪。それもそうねと納得。お二人共神戸女学院の教授だったのか。 内田さんの話は映画を喩え話ににするから理解しやすいし、石川さんはとっても熱く真面目で信念がありそう。神戸女学院の学生が羨ましい。「疚しい」久しぶりに読書で新しい漢字覚えた。
RED FOX

面白そうです、探します!

11/25 21:59
ヒデミン@もも

ぜひぜひ❢  1巻を読むとマルクス主義がわかるみたい。この本は、マルクス主義がなぜ日本から消えたかのか?がわかります。

11/25 23:28
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カルマンGT
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一連の経済関連書籍の乱読のきっかけの一つは「自分の働く価値とその対価について感覚的に捉えたい」という単純ではあるが、理解するには困難が予測された動機だった。様々な過程を経て内田樹氏のこの書によってマルクスという歴史的人物の考え方の中にその根本となる答えが潜んでいようとは想像もしなかった。様々な偉人が自己の表現で遺した言葉には時代を経ても不思議な共通点があり、この事に気付かせてくれた瞬間に感じる恍惚感、高揚感は困難な問題に立ち向かう上で、また生きていく上で大切な力となると感じた。
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ソノダケン
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今から読むなら1巻からの方がいい。取り上げるのが『ブリュメール18日』と『賃金、価格および利潤』だけで、対談などで水増ししている。この4年間、著者が多忙だったのが原因で、「自分が引っ張りダコなのは政治が悪すぎるから」と内田樹はうそぶく。
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