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高校野球論 弱者のための勝負哲学 (角川新書)

感想・レビュー
52

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鴨の入れ首
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2015年刊の図書館本。野村克也が語る高校野球の全て。甲子園の名選手や名勝負、そしてご自分の思い出話もあって盛り沢山の内容でした。野村さんの御意見は野球論としても教育論としても至極まっとうだと思いますが、野球への愛情が根底にあるのでしょうね。いち野球ファンとして、大変興味深く読みました。
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rubbersoul
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「勝ち続けの人生なんて絶対にない。というより、ほとんどの人は負けることのほうが多いはずだ。私の人生も、ある意味、負け続けだった。何をするにしても、負けからスタートしている。少なくとも、最初から勝つことなど、一度もなかったといっていい。うまくいっているように思えたときでも、必ず壁にぶつかり、跳ね返された。でも、決してあきらめなかった。『なぜ負けたのか、何がいけなかったのか』と自問自答し、『では、どうすれば勝てるのか』と懸命に考え、試行錯誤した」
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showmae34
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自身の高校時代,高校野球部を率いたら,甲子園の名選手&名勝負など,生前「高校野球の監督がやりたい」と何度となく発言されていた著者が高校野球を語り尽くした一冊。読み終えて感じたのは,球児への愛,ひたむきに頑張る人への愛,そして野球への愛。まさに慈愛に満ちた本でした。ノムさんの人柄が偲ばれます。
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バズリクソンズ
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野村克也さんが亡くなられて早2年、しばらくこの最高の野球人の著書に触れておらず、購入を決意。高校時代は兄の援助もあり進学出来たが、まさか野球部自体が廃部の危機に晒されていたとは、この本で初めて知り、その後生徒会長を務め生活指導の先生に野球の素晴らしさを伝え、最終的にその先生を野球部部長にして存続決定。その後はその先生が自分のプロ入りの際、口利き役にもまわってくれたというヒューマンストーリーが展開。この事実を知っただけでも、充分に感動出来る!プロ入り後の数々の金字塔を打ち立てれたのは、この若い時分の→
バズリクソンズ

とんでもない苦労があったからこそ、必然的に頭で考える野球に繋がったとの事。また、野村さん自身から語られる数々の高校野球名勝負は、全野球ファン必読でしょう!最後第七章のプロ野球よ、高校野球に学べは数々の問題提起を野村さんらしい語り口で説く、どこから読み始めても面白い、飽きる事など決して無い内容でした。野村克也書籍を未経験の方は、まずはこれから読む事をオススメしたい一冊。

03/01 20:10
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マッちゃま
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プロ野球の監督までされた方から見た高校野球論。本書を見つけた瞬間「ノムさんと高校野球⁉︎」似合わない取り合わせだと思いましたが、それが逆に「怖いけど読んでみたい」になりました。正直えらい御都合主義な意見だなと感じる部分もありましたが、理想を語るなら決して間違えじゃなく正しい選択肢。まあ〜それが出来ない(上手くいかない)から皆んな苦労してるんだけどねと。高校野球本としては掘り下げた内容とも言えず上っ面だけ感ですが、ノムさん本としては言ってる事や書いてる事にブレは無いワケです。目指すべき道筋なんでしょうかね。
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Tani
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野村監督は2ヶ月前に亡くなられた。甲子園大会はよく見るが、小中高と野球に縁はない。全国大会は1915年に始まったことや野村監督の高校は弱小チームでほとんど1回戦コールド負けをしていて甲子園とは縁がなかったこと、南海ホークスのテスト生に合格して、プロの世界に入ったことなど、新しく知ったことが多かった。弱小チームが勝つためのポイントが書いてある。全力疾走と全員で守るである。また勝負を決める要素は、戦力と士気、心理、自信であると。弱小チームであったが故に、勝つために考え、技術を磨き、多くの記録を残されたと思う。
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ヘミングウェイ・ペーパー
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「第6章 高校野球への提言」において、「回数制限、球数制限は是か非か?」「タイブレークを採用すべきか?」「野球留学は否定されるべきなのか?」「金属バットは禁止せよ」などについてノムさん(野村克也)の持論が展開されていた。プロ野球経験者が指導者となるための条件は2013年から大幅に緩和され、プロ、アマがそれぞれ実施する研修を受講し、適正検査にパスすればよいことになり、2019年12月、イチローがこの研修を受講したというニュースは記憶に新しい。プロとアマの交流が活発になり、高校野球の更なる活性化を期待したい。
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ななつ
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チームの鑑となる。
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ようはん
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ノムさんから見た高校野球。本人自身は今でも高校野球の監督になりたいという願望が書かれていたが、実際ノムさんが高校野球部の監督になって本書で語られた高校野球における野村理論が通用するのかというIFは見てみたい。
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Taizo
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この人のおかげで日本プロ野球の時計が10年は進んだであろう。いつもこの人の思想を読むたびこう思う。凡人であれば実力で勝敗が決まると考える。しかしこの人はそうは考えない。勝敗がいかに工夫次第で変わりうるかをその野球人生をもって証明してきている。 特に弱者を勝たせるという一点においてこの人の右に出るものはいないだろう。 本書では「怪物」や「名勝負」などのエピソードも踏んだんであるが、興味深いのは「弱小校が強豪校に勝つために」の章。 「なんだそんなことか」と思うことばかりだが、同時にできてないことでもある。
Taizo

みんなでカバーリングに動く、や常に全力疾走する、監督と選手、選手間で信頼関係を築く、など。 確かに徹底してやれば強くなれそうだ。

05/09 23:23
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ぼっこれあんにゃ
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◎【抜粋】「人間的成長なくして技術的進歩なし」私は選手にそう言い続けてきたが、いくら技術だけを磨いても、考え方や取り組み方がしっかりしていなければ進歩には限界がある。強いチームをつくるには、技術指導だけでなく、人間教育が非常に大切なのである。
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じゃがたろう
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野村克也さんが高校野球の監督になったら…ということを想像させる本。プロ野球の監督としても名将だが、教育者としても野村監督は適当だと思う。今もなお高校野球の監督をやってみたいと公言されていて、常総学院の木内監督をうらやましいと思っているところもおもしろい。プロとアマはお互いのいいところを補いながら野球界が発展していってほしい。高校野球が木製バットになったら高校野球は変わるだろう。
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緋莢
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学生時代は甲子園出場まではいかなかったそうですが、現在は高校野球は時間が許す限り、観戦しているという著者。 今年の8月に放送されたテレビ朝日「高校野球総選挙」でも、高校野球の監督になりたいと言っていて、監督になったら面白そう!と思ったのですが、以前は元プロが監督になるどころか直接指導すら禁止されていたとは全然知りませんでした(今はだいぶ条件も緩和された模様)(続く
緋莢

第三章「弱小校が強豪校に勝つために」の最後で、<もっとも大切なのは指導者が成長すること>、<「組織はリーダーの力量以上には伸びない」ということはつまり、リーダー、指導者自身がつねに成長していかなければならないということだ。「補強だ」、「お金だ」なんだとご託を並べる前に、指導者自身がいつでも向上心を忘れず、進歩し、成長し続けることが強いチームをつくる第一歩なのである>と書かれており、強く印象に残りました。野球や他のスポーツに限らず、全ての「組織」に通用するものだと思います。

12/06 19:24
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大きいこぐま
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野村氏の高校野球に対する思いが吐露された内容。自身が甲子園大会には出場してないこともあり、その部分へ内容が偏らなかったのも良かった。まあ氏の指摘通り、プロアマの断絶はなんの得にもならずは、我が意を得たりの気分でした。
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美味しい渋谷
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野村克也さんの高校野球についての著作は稀少。今年は100回の記念大会で初日より熱い戦いが続いています。ノムさんの眼に習い、観戦してみたい。
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白義
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野球というスポーツの特徴は、集団競技であるがゆえに弱者が強者を食らう番狂わせが起こり得るということ。プロ野球と高校野球の最大の違い。それはトーナメント制であり一回一回の勝負が全てであること。そこに熱狂が生まれるとして、ではそこで弱者がいかにチームを強くするのか、野村理論を開陳した熱い高校野球論。分析的で、考えることを重視するその野球観は高校野球へのアドバイスでも活かされ、またそのスポーツとしての特質を活かすため、金属バットの廃止など一風変わった提言も多い。高校野球は教育だとして人の育成にこだわるのもらしい
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tokotan
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野村克也さんが高校野球を分析している本。ヤクルト時代に地方移転を構想していたとは先見性あってスゴい。 弱いチームをどう強く出来るか、甲子園で活躍したエース、高校野球の提言などが書かれています。 ノムさんがスゴいのは選手達(子供であっても)に『どうやったら勝てる?』と考える力をつけさせたこと。 信頼してないと出来ませんね。マー君を褒めたかと思ったらチクリと言っちゃうのもノムさんらしい(笑)
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Kaz
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今までの野村本にはなかった内容が結構ある。これは何とも貴重なこと。まあ、自慢話は相変わらずテンコ盛りですが。
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Noriko S
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高校野球はなぜ人気があるのか?から始まり、ノムさんの半生、野球論、指導論、高校野球やプロ野球に対する提言までたくさん盛り込まれていて面白かった。こころに残る試合や選手たちの紹介もあり、かなり知っている自分が怖かった。 指導者自信が自分自身を成長させよというノムさん、向上心の塊です。頭が下がります。
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K
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ノムさんの野球本はだいたい読んだつもりだったけど高校野球テーマの本は初めてだな。野村理論は他の著書のほうが詳しく書かれているので、ただの野球好きオジサンの本としてみたら面白い。
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ひよこ
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野村兄がすばらしい
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こたろう
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プロ野球から草野球まで野球は大好きだけれど、ちょっと苦手だった野村さん。が、本屋で目が合い不覚にも手に取ってしまった。運命の出会いとは言わないまでも面白かったな。野球の本質、野球を媒体として人を育てるという考え方は特に納得。今の高校野球やプロ野球への提言も、合点がいくことが多かった。そして甲子園の名勝負や名選手は単純に楽しい!他の著書も読んでみようかな。
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山内 ダイスケ
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野村氏の著書はけっこう読んできたが、独特の暗さ(m_m)に辟易することも、少なくはない。 今回は、野球に対する愛情がしみじみわかる内容でした。 野球に限らず、全ての物事に通用する考え方かもしれない。 「人間的成長なくして、技術的進歩なし」 ナルホド。
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カシワギ
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野村監督は常に人間教育を重視する。以前「あひるの空」の中で、「大事なのは強いではない。強くなれるチームかそうでないかだ」って言ってて。勝ちを目指す前に大切なことがある。
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たむらんちょ
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ネタバレp55.つまり、そこそこまとまっている選手よりも、たとえ野球の技術はいまひとつであっても、何か天性をもった選手のほうが可能性は大きいのだ。p56.なによりバッティングと違って足にはスランプがない。p67.人間というのは、失敗することで自分の間違いに気づく。p95.「組織はリーダーの力量以上には伸びない」p182.となると、野球留学は、一種の戦力均衡をもたせていると言えないこともない。
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honmaruko
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ノムさんの野球愛、高校野球愛がいっぱい伝わってきた。「弱くても勝てます」の開成野球部や昨年選抜の松山東について触れていて嬉しかった。「高校野球への提言」と「プロ野球よ高校野球に学べ」に書かれてあることに私はほぼ全部賛成。高校野球の監督をしているノムさんを見たい。
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ミスターチャイルド
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高校野球は熱い!そして、球児たちが野球に対してひたむき!だから技術が多少拙くとも感動するのだろう。甲子園という球児たち憧れの舞台で繰り広げられる数々の名勝負は、野球ファンにとっても心に残る思い出だ。また、ノムさんならではの野球観はやはり今より一歩先の未来を見通しているので、考え方に共感する部分が多かった。プロ野球には、高い技術を見せるという良さがある。ただ、それに高校野球の「熱さ」が加わったらもっと人気が出るだろうし、それに期待している!
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ラムネ
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言葉は呪文である。何年も何十年も縛られる。良い呪文も、悪い呪文もある。難しいのは、受けてすぐには、その良し悪しがなかなか見分けられないことだ。忘れたころに効き出す呪文もある。悪意と感じたことが実は幸福の呪文であり、万能と思われるものが、実は囚われの呪文であったりもする。 野村克也という男は、周囲にとかく煙たがられているようだ。陰気だしねちねち小言が煩わしい。負の呪文を放つ人だとも思われている。本当にそうかな。違うと思うんだ。太陽にたぶらかされるお人好しではなく、北風の中を進む旅人でありたいものだ。
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itosan04
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ノムさんの野球好きがほんとによくわかる一冊
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susumiya
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タイトルから想定した内容ではなかったのだが、やはり話が面白いので頁を進め、しかし既視感が強く(特に第四章)、だけど話が面白いので最後まで読み進めた。以上。
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カモノハシZOO 
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野村さんはたくさん本を書いていますね、でも内容はだいたい同じかもしれないので、僕はこの一冊でいいかな。
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bakumugi
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ノム語録(?)としては初毒、否初読。御年80かぁ。野村監督の囲みがないプロ野球、なんかさみしいんだよな。自分が関わった選手の評価が過大な気がするのも逆に愛を感じて良し(笑)。野球界に望むこと。プロアマ仲良く!プロ、試合時間長すぎ。幼児連れてナイターいけない。野村監督、元気なうちにぜひ高校野球の監督やって欲しいなぁ。ヨコだが、負け戦の剣士へ、ノム語録より引用「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」!ボロ負けはしょうがない。逆転負けは止めよう。来週はがんばろう!…引っ越しあるある。
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かずさん
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ぜひ高校野球の監督をしてもらいたいと思った。
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cocolate
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「人間的成長なくして技術的成長なし」 ノムさんの言葉を定期的に注入しないと。ああ、安岡政篤ってことか。
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たなべ。
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野村さんは本当に野球好きなんだと思う。そして、スポーツ好きなんだと。なぜ、高校野球は愛され、支持され続けるのか?それは球児たちの取り組む姿勢にある。随所に野球愛そして野球に取り組む若者への愛情があふれてるってな作品。プロになった江川・松坂をたいしたことない。と切って捨てる歯切れの良さ、清原・ゴジラ松井の才能を高く評価したうえで、プロでの成績の分かれ目など、野村さんならではの言葉が興味深く面白い。戦後から今日に至るまで野球に関わり続け、どうしたらチームが強くなるのかを考え続けた人の言葉はやっぱり重いなぁ。
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manzu
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野村さんの野球理論、自分と似ている。もう一度、監督復帰しないかな。
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マー坊
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監督が語る甲子園への思い。歴代の名選手や記憶に残る名勝負、氏の野球論から野球への愛が感じられる一冊。冷静な言動から固い技術論をイメージしていたが、柔らかく読みやすい文で野球に詳しくない私でもすいすいと読めた。人を育てることについても改めて考えさせてくれる。
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skunk_c
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副題の方はいつものノムさん節で目新しいものはないし、過去の名勝負を語ったものも新しいものは朝日新聞の名勝負連載あたりをネタにしたのかな。それでも一気に読んでしまったのは、ノムさんが本当に野球が好きだっていう情熱の故かも。なんかいつもより熱く語ってる気がした。ちょうど明日は甲子園決勝日。本命同士の対決をノムさんもテレビで見てるんだろうな。きっとぶつぶつ言いながら。なんてことを想像してしまった。プロアマ交流などの高校野球改革論はうなずける部分も多かった。特にタイブレークは競技の本質を奪うと思う。
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yyrn
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ネタバレ 野村克也の本をまだ5冊ぐらいしか読んでいない人は、まあ読んでもイイかもしれない。でも10冊以上読んでいる人は読まなくても良い。なぜなら、アチコチの本で何度も語られているエピソードがこれでもか、これでもかというくらい紹介されているから。いったい、こういう安易な本を作って良いのだろうか?それに試合も見ないままマスコミ報道や伝聞情報を元に記述したコメントも多く、それもあんまりだと思う。日刊紙や週刊誌ならまだしも800円もする本なのだ。こういう本づくりはもうやめてもらいたい。
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やしの実
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#2015年7月10日第1刷発行で読みました #★★★★☆ #弱者の兵法野村の原点がここに #初めて語る甲子園への思い歴代の名選手の記憶 * やはり野村さんも大事なのは #孫子の兵法 だそうです 敵を知り己を知れば百戦危うからずの実践例を一つ行きますね * 同点で迎えた七回一死一塁の場面で、松山東の決勝点を叩き出したタイムリーを呼び寄せる二盗を成功させたのは、まさしく敵を知ることであった。つまり、 * 『二松学舎のバッテリーは二球連続牽制をすることはない』 * 素晴らしいです * 僕の甲子園思い出の勝負を
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