読書メーター KADOKAWA Group

明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち (幻冬舎文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
14

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
SEKAI
新着
家族の死にどう向き合うか、長い年月を描いている。個人的に、後味はあまり良くない。でも希望がないわけでもない。ようやく見つけた再生の糸口は果たして救いになるのか… それぞれが愛と死について真剣にまっすぐぶつかっているのは良かった。
0255文字
ベイマックス
新着
ネタバレ久しぶりの山田詠美作品。こんな作風だったっけ?と思いながら読み進めたけど、そういえば「僕は勉強が出来ない」や「放課後の音符」系かなとも思った。◎家族の物語。両親の離婚後、母親の再婚、再婚相手の義弟、産まれた妹。6人での再出発も長男の落雷死というショッキングな出来事によって、壊れていく。特に母親が心身ともに病み、飲酒に蝕まれていく。家族は母の病を畏怖しつも、おのおののキャラクターで見守っていく。曾祖母の『人生よ、私を楽しませてくれてありがとう』の言葉の受取り方で、読後の感想は違ったものになるのかも。
0255文字
みみ45
新着
面白かったです 母親を冷静に観察する娘の視線。。わかるなあ、うまいなあ、こういう表現とおもいつつ。。壊れていく家族と、でも離れずとどまり続ける家族はえらいなあ、と思いました
0255文字
MORIさん
新着
山田詠美久しぶり。登場人物全員がかっこいい。一人称の章はなかったが、マコパパも、なんて素敵なの。
0255文字
たなみー
新着
山田詠美さん30冊目。『山田詠美読んでる感』に浸れた〜!母の連れ子である澄生と真澄。父の連れ子である創太。そして母と父の間に生まれた千絵。澄生の死からはもう待ったなし。問題は、母の澄生への異常な愛情の偏り。澄生への執着は私も男の子の母親なので気持ちは分かるけど、本来母ならば、生きて残った家族を守る方に力を注がないといけなかった。しかしこの母は自分の気持ちを優先し閉じこもる。そして家族もそれを許す。歪んで傾いていく家族。歪んでいても、愛情は溢れていく。痛いほど本物。ズキュンと刺さる詠美さんの文章がいいなぁ。
0255文字
えみゆき
新着
ネタバレ血の繋がらない家族が幸せを演じる日々の中、落雷で死ぬ長男。壊れていく母親に取り巻く家族。アルコール依存症の母親が繋がりとなり「家族」となる。15年、人間の身体って丈夫だ。
0255文字
kei302
新着
昨日はジョン・レノンの命日でした。彼の曲がたくさん流れ、事件に触れていました。何年経っても、当時の衝動が蘇ってきます。計り知れない損失です。そして思うのです。ジョンを悼む命日よりも、ジョンがこの世に生を得た日に感謝したいと。澄川家の残された家族も、長男の死で止まった時間を「誕生会を祝う」イベントによって前に進むことができたのだと。Kindle期間限定キャンペーン50%off
0255文字
ニャーマネコトリック教 教祖代理
新着
”誰かが死ぬと、必ず誰か新しい人の人生が始まる” 長男の死により崩壊し始める家族。壊れていく母、残されたきょうだいそれぞれの恋愛。ともすると重くなりやすいテーマだが、著者のポップで圧倒的な筆力により、一気に読み通すことができる。それぞれが新たな道を見出し、最後は母親の死で終わってしまうとおもいきや、ハッピーエンド。安心して読める1冊である。
0255文字
miyariko
新着
なくした家族がもがきながら再生していく物語。クラスメイトの葬儀で、以前と以後で形が変わってしまう家族の瞬間を外側から見ているところが切ない。
0255文字
Jun
新着
ストーリー性があまりなく少々物足りない。
0255文字
ゆみのすけ
新着
みんなから一目置かれていた長男が雷に打たれ突然亡くなった。長男を自分の体の一部のように感じていた母は、その後アル中に。家族は母を気遣い、死者に遠慮するように暮らすが、それは果たして正しい選択なのか。明日も会えると信じていた人に突然会えなくなることがある。先日ずっと好きだった俳優さんが突然亡くなった。この本をちょうど読んでいる時だったので、心に刺さる言葉が多々あった。まだしばらく受け入れられないと思うが、明日も明後日もこれからも生きていく私たちはどう弔い、折り合いをつけるべきか、優しく諭された気がした。
0255文字
Marker
新着
3
0255文字
宮村陸
新着
ネタバレ初読。kindle。誰かが死ぬということは、残された者はその後をどうやって生きていくのか考えなければならないことになる。登場人物たちは皆何年も不器用に生き方をもがいている。時には滑稽に感じられるほどに。でも、失った人が大切であればあるほど、おかしいほどに迷い続けるのかもしれない。そして別の大切な人を失ってしまう前になんとか生き延びるすべを見つけるのだ。喪失からの再生なんて安直な一言にまとめるには勿体ない、軽やかで明るい結末だった。
0255文字
オスカー
新着
「人を賢くするのって、絶対に人生経験の数なんかじゃないと思う。それは、他人ごとをいかに自分ごととして置き換えられるかどうかの能力に掛かっているのではないか、と彼を見るたびに思う。彼の話を聞いていると、映画の数だけ生身の人生がある、と目を見張りたくなる。」 映画だけでなく小説もそうだなぁ、と思う。
masa

想像力ですよね。本当にそう思います。

07/19 17:14
0255文字
全14件中 1-14 件を表示
明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち (幻冬舎文庫)評価56感想・レビュー14