形式:単行本
出版社:徳間書店
◇あるいは、中田考氏らに対する批判において、この対談者は極めてパターナリスティックな物言いで、無知な若者に対してイスラムの現実を教育・啓蒙すべきだと主張しているが、それが知識人としての責任とまで言われると、余計なお世話、より厳密に言うと他者の自己決定に対して土足で踏み込む侵害行為のような気もしないではない。◆補足。ロシアからのガスパイプラインに関して、既存の他、新規においても様々なルートが計画されている。南側としてトルコ経由が想定されているが、さらにここにいっちょ噛みしているのがギリシャである。
ギリシャ経由となることで、EU(その中でもドイツなど北部欧州諸国)への交渉カードを握れるという思惑もあると。他方、北部ルート(近時も新規のバルト海ルート建設に関わる露企業に対する米国制裁の解除が報道。これはウクライナがどう見るかは興味深い)の維持確保は、ドイツがガスの「需要者」(つまり買い手、顧客)としての価値をロシアに言うことができるという指摘は、眼から鱗。そして近時再燃している独メルケル首相に対する米国諜報機関に依る盗聴疑惑の意味。米国にそうさせる食わせ者メルケル評も、真偽は兎も角面白い見方。
テルアビブの学会派遣の事務方だった佐藤が逮捕された時,山内以外の学者らは全て佐藤を非難し背任罪構成の助けとなる供述をし,誹謗中傷する学者も複数いた.事件の時点では,佐藤が職業作家となってメディアを通じて発信力を持つようになると考えた人は自身を含め1人もいなかった.「終わった人」にもかかわらず,山内だけは誠実に対応した.
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