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悪の指導者(リーダー)論 (小学館新書)

感想・レビュー
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Ryoichi Ito
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トランプ,金正恩,プーチン,エルドアン,ハメネイを徹底的に分析にする。特に金正恩の危険性に関する二人の分析は正鵠を射ている。米朝会談を予測している。もし何らかの方法で朝鮮半島の南北統一が実現すれば,日,米,中にとって悪夢だ。特に日本にとって。プーチンのウクライナ侵略は全く予想していない。また,習近平を取り上げていないのは残念だった。
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jimataro
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ネタバレ2017年の本だから今と時勢は少し違うけど、そのぶん冷静に読めた。トランプ、金正恩、プーチン、エルドアン、ハメネイ。善悪は置いといたとしても能力がなければ独裁体制は続けられないので、甘くみてはいけない。 そのうえでの悪の指導者という書名。なぜ悪かというと、向かう方向が国益のためではなく、極めて自分のためにいってるのが問題なんだと思う。
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くらーく
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インテリジェンスねえ。情報だっけな。まあ、知的レベルの高いお二人のリーダー論だ。面白いね、ついていけないところも多々あるけど。 2017年時点での情報を基に、トランプ、金、プーチンらを語るが、まあ、いろいろと深堀するねえ。一般人はそんなところまで思い至らないような事を、過去の歴史や政治や宗教やらから引っ張ってくる。素晴らしいね。こんな会話が出来るような大人になりたいわ(もう、老人なのにねえ、自分)。 ただ、2022年4月時点から振り返れば、トランプは再選できず、金は変わらず、プーチンは。。。皮肉だな。
0255文字
こうきち
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昼飯読書で読了。 ≪外務省で現在の30代後半より下の者は、国際法に弱いのです。外交官試験がなくなったからです。(略)つまり、現在の外務省でも防衛省でも、あの面倒くさい国際法を勉強している職員は、ほとんどいないということです。≫19P
0255文字
中林助手2
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『インテリジェンスの世界にはサードパーティルールという掟がある。誰かから【あなただけに】と聞いた話は第三者には話してはならない。どうしてもの場合は情報提供者に了解を得ること』このルールを守ると一般の世界であっても情報が入ってくる。』
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フク
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〈「総合知に対立する博識 」というのが〉耳が痛い。無論、断片的な知識すらろくすっぽないんだが。
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元よしだ
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読了~ 中東の地図をみながらの状況分析がたのしかったです またイスラム教シーア派のくわしい解説も参考になりました そして佐藤さん対談本でほぼほぼ佐藤さん語りでないのもめずらしい気がしました~~
0255文字
かっくん
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中東専門の大学教授との対談。トランプ、金正恩、プーチンなど、現在ちょうど話題の人々を挙げられています。欧州や中東との関りも含め考えていかなければならない。
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trazom
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高い教養とインテリジェンスをお持ちの両者による対談は、物事の表面だけを報道する薄っぺらな昨今のジャーナリズムの対極にある深い考察と分析に満ちている。悪のリーダーとして、トランプ大統領、金正恩、プーチン大統領、エルドアン大統領、ハメネイ師の五人が語られるが、それぞれの指導者は、決して単純な悪逆非道というのではなく、各人なりの合理性や論理性を持っているということが理解できる。それぞれが有しているそれなりの合理性を理解せずに、西欧的なスタンダードで判断して「悪」と決めつけることの悪弊を、この本を読んで感じる。
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go
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世界の指導者は曲者揃いだなと。ますます混迷していきそうだ。
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ky
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トランプ、プーチン、金正恩、エルドアン、ハメネイ。習近平は最後にちょっとだけ。プーチンが目指すのは共産主義抜きの多民族のソ連、という見方は、なるほどそうかもと納得。北方領土交渉でプーチンとやりあうには、相当の知力、体力、戦略、カリスマが必要だろう。本書は2017年秋の発行、米朝トップ会談に言及、対談者2人の見識は、さすがと思わせる。日本は積極的に打って出ないと、米朝韓で話がまとまり、日本は蚊帳の外、北の核が統一朝鮮の管理下となり、核をバックにして日本に無理難題を吹っ掛ける、なんていう最悪シナリオも(;_;
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Hatann
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今や独裁や強力なリーダーシップでないと国家が生き残りにくくなっているのが世界の傾向だという。例示として、トランプ、プーチン、金正恩、エルドアンなどを取り上げるが、彼らの個性というよりも彼らが登場した歴史的文脈・必然を探ろうとしている。習近平については最近の偏差が少ないからと端折られているが、金正恩については力点をおいて語られる。タイムリーにも北朝鮮のICBM開発中止が公表されたが、アメリカ・北朝鮮にとってのベストシナリオとして言い当てている。日本は国際政治・経済面で非常に難しい状況に陥った。
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kimrahimovic
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プーチンは意外と盤石ではなく、金正恩は意外と合理主義者で、トランプの言動は意外と一貫している。 独裁者が必要とされる時代では、今の独裁者はいずれも長期政権になるだろう。 そのとき日本の防衛は?
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ブラック ミッフィー の チョコちゃん
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防衛省はもっとしっかりしてほしい!と、この本読んだら 思った! けど ミサイルの高度が 日本上空を550キロの高さだと、宇宙空間だからどうのっていうのも 正直 どうなんだろう? 撃ったのにはかわりはないんだけどなあ~。
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hk
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「アメリカが北朝鮮に先制攻撃を行えない所以」「エルドアンによって民主政体が強化されたという逆理~世俗主義と民主政体の混同~」「プーチンの卓見に裏打ちされた権謀術数~メドベージェフ失脚~」など読み応えのある一冊だ。ところで「佐藤優の著書は小難しいから敬遠しがち」という向きが強いのではないだろうか。実はワタシにも佐藤拒絶反応がいささかある。「わかんねえんだよ!」と途中で投げたことも少なくない。だが本書は対談本という体裁と佐藤氏が聞き手に回っていることもあり解り易く、佐藤アレルギーを克服したい人にお奨めしたい。
hk

■備忘記 「アメリカの北朝鮮先制攻撃不可のジレンマ」 アメリカが北朝鮮に先制攻撃を仕掛けるとすれば、まずは在韓アメリカ人を退避させなければならない。推定10万人は下らない在韓アメリカ人が突如として国外退避を開始すれば、北朝鮮は否が応でもその動向からアメリカの先制攻撃を察知する。すると「やられる前にやれ」の論理で金正恩はためらうことなくミサイルをワシントンくんだりに打ち込むだろう。こうした理路により、アメリカには戦力では圧倒しながらも先制攻撃を加えられないというジレンマがある。

03/03 21:22
hk

「エルドアンによってトルコ民主政体は健全化」 ケマル以降のトルコは民主政体を制限してでも世俗主義を守ることを優先してきた。民主的な手続きで選ばれた施政者が反世俗主義を標榜しようものなら、軍部が力ずくでその人物を公職追放してきたのだ。民主政体とはいうものの、国民の多数派が反世俗主義を志向してもその意向は入れられないという歪な民主政体である。この似非民主政体に大きな風穴をあけたのがエルドアンだ。彼は国民の負託を受けたうえで世俗主義を否定し、軍部の暴挙からも逃れた。世俗主義=民主主義という誤誘導に注意したい。

03/03 21:39
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ブナ太郎
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この二人のタッグ本は前も読んだことがあるような気がするが、気のせいか。読みやすく、知らない情報ばかりで大変ためになる。印象深かったのは、ロシアのこと。この国のことは勉強不足で社会主義が失敗した国、寒い国、資源が豊富な国、アメリカにライバル意識を持っている国ぐらいしか印象になかったが(あと、道産子としては北方領土の問題がある)、なかなか以てロシアないしはプーチンの思考を垣間見ることができて、大変興味深かった。
ブナ太郎

そして、やはり、私含めて日本人はアメリカ、ヨーロッパのことはある程度知ったつもりになっているが、ロシアや中東に関しては表面的なことしか知らないということが言えると思う。彼らが何を大事にし、何を誇りにし、どう思考するのか。それが、国民単位でわからなければ、日本の将来も危ういだろう。マスコミの力が落ちている今、自分から動かなければならないだろうとつくづくと感じる。幸いにして、二人の対談は普段テレビや新聞が取り上げない情報や考え方に満ちている。我々一般人にとっても大変参考になると思う。

02/22 14:21
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Ted
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'17年12月刊。○ロシアの潜在的な敵国はフランスではなくドイツではないのか。ドイツという「共通の敵」があり、国境も接していないことからロシアとフランスは歴史的に友好関係にあると思うが。かつては「露仏同盟」もあったし、旧ロシア帝国のエリート層(貴族)はフランス語の素養があるのが当たり前だったし。
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フク
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世俗主義を守るトルコ軍という考え方は改めることにする。
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ゆうきなかもと
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面白い。 山内先生はやっぱり凄い。碩学とはこういう人をいうのだと思う。 その山内先生が佐藤優にはここまで謙虚な感じなのも面白い。 トランプ、プーチン、金正恩などを決して過小評価しないことが大切なのかと感じた。
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Happy Like a Honeybee
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この二人の対談は相乗効果と言えようか。 ウィルソン、アイゼンハワーの系譜に属するトランプ。 僭主政、寡頭制から衆愚政への懸念。 トルコ情勢が参考になった。 指導者を生み出しやすい土壌も必要。
0255文字
飯田正人
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取り上げるのはトランプ、金正恩、プーチン、エルドアン、ハメネイの5人。単に乱暴な独裁者とマンガ化して捉えてしまうことの危うさをとき、それぞれの行動原理と合理性・計算高さを分析。
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トラ
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難しいテーマを、分かりやすく解説しようとしてくれていると思いました。ただ、事前知識のようなもの(例えば、イスラム教のスンニ派とシーア派の国々等)は必要だと思います。しかしまあ、本当にどこまで自分の中で知識を蓄えればここまで話せるのか……。
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九曜紋
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トランプ、金正恩、プーチン、エルドアン(トルコ)、ハメネイ(イラン)、世界を動かす独裁者型「悪のリーダー」について佐藤優と山内昌之が語り尽くす。ここで「悪の」というのは「EVIL」の意味だけではなく、「強か」の意味を含む。思えば東西冷戦を終結させた時の各国の首脳も役者揃いだった。レーガン(マルタ会談時はブッシュ)、サッチャー、ミッテラン、コール、そしてゴルバチョフ。歴史が大きく動くとき、それにふさわしいリーダーが揃う不思議。本書には取り上げられていない中国の習近平を含め現在の役者達がもたらすものは何か?
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ゲボ温泉
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これは面白かった!本の解説については他の方が語ってらっしゃるので割愛するが、最近の国際情勢に関するニュース等で事実として知ってはいたが内容の理解が不十分でなんとなくモヤモヤしていたことについて、これを読んでかなりの部分が理解できてスッキリとした読了感。個人的には佐藤優氏の著作については自らの過去についての回想録的なものか、本書のような対談形式のもの、そのどちらかにしておけば読みやすくて間違いないと思う。
0255文字
dhaka
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理性なき合理主義と、理性ある非合理主義を使い分ける様な金正恩の様な悪のリーダーが跋扈する現代は何かのきっかけで大戦争になってしまいそうで恐ろしい。
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高等遊眠
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★★★★4独裁者が国際社会で影響力を持つ内在的論理を解き明かそうとする。トルコやイランの情勢が興味深い。北朝鮮①9月3日核実験―広島型の出力10倍以上の水爆②金日成・金正日主義―スターリンがマルクス主義をマルクス・レーニン主義と改め解釈権独占と類似③「成分」差別―100以上の階級の成分表、高句麗起源の金日成民族④在韓米国人20万人は危機迫れば中国へ大量出国⑤北が欲する「体制の保障」できるのは米のみ、米しか交渉できない⑥米朝ディールの可能性―核と中距離弾道ミサイルは認めICBMは破棄
高等遊眠

トランプ⑦長老派は予定説で自分の勝利を確信、精神的にタフ⑧クリスチャン・シオニズム―ユダヤ教徒のイヴァンカ・クシュナー夫妻⑨米大使館エルサレム移転なら第五次中東戦争も ハメネイ⑩イランの担任地域―ペルシア帝国復活⑪サウジ・イスラエル対イランという構図⑫終身最高指導者だが独裁者でない、ただの遊泳術に長けた世渡り上手 プーチン⑬歴史的事例引き出す天才、優れた語り手⑭ユーラシア主義―ロシア国民はヨーロッパ人・アジア人でなくユーラシア人⑮ロシア観―ロシア文化中心の多民族国家、理想は共産主義なきソビエト

12/30 16:18
高等遊眠

⑯社会主義とは何か、ソビエト権力プラス電化だ―レーニン エルドアン⑰軍やエリートが支持の世俗主義(政教分離)≠民主主義、反対派台頭時は軍クーデター―エルドアンの改革 エジプト⑱人口10%がキリスト教徒、主にコプト教会―シナイ半島拠点のISはコプト攻撃で国内分裂画策、木津川市に教会

12/30 16:20
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法水
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「悪の指導者」をテーマにアメリカのトランプ、北朝鮮の金正恩、ロシアのプーチン、トルコのエルドアン、イランのハメネイについて対談。近年なぜこのような独裁者が国際社会で影響力を持つようになったのか(中国の習近平は変化が少ないため除外されたとのこと)、それぞれの国の歴史的背景や指導者の人物像を踏まえて探っていく。イスラエルのアメリカ大使館移転問題についても触れられていてタイムリー。日本については北朝鮮に対しての脇の甘さが再三指摘されているけど、Jアラートの騒動一つとっても心配は増すばかり…。
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startvalue
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★★★☆☆
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あまたあるほし
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エルドアン大統領の分析が秀逸。
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kenitirokikuti
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反米色の強い国々に関しての対談(ただし、変化の少ない中国は省かれている)▲トランプの長老派気質について(またクリスチャン・シオニズムもある)。長老派は回心せず、ずっと俺様志向らしい。ウィルソンやマッカーサーなど(いかにも…)▲金正恩著作集の文体について。スターリンは教科書的な「である」体で、強調部分を太字などにする。正恩は「べきである」「ねばならない」と、現状ではそうなっていないがこうあるべき、と書く。
0255文字
とむ
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今の世界情勢が、悪をも飲み込む強さを内包した強い指導者を必要としている理由がよく分かる。日本にも真に「強い」指導者が出てこなければいかないのだろうか。
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