読書メーター KADOKAWA Group

読メ オフ会 小説班 集会所

コメント

つみれ
新着
「The curse of the dragon」 ファンタジーというのは世界観とかキャラクターの立ち位置とか設定の説明だけで文字数を食ってしまい、文字数の限られた覆面小説企画にはおよそ向かない。そんな先入観をことごとく覆してくれる作品です。こんな作品を書けるなんてすごい。憎しみを共有する竜の呪いの概念や、竜の身体で傷を塞ぐ発想など、ユニークな要素をしっかり説明しているにもかかわらず、文字数制限内でおさめ切り、短編としてきちんとまとまっているのが見事です。