ーENEOSは2030年にもCO²を電気分解してタイヤ原料を量産する。タイヤメーカーにとっては石炭や石油から取り出す現在の製法に比べて、供給網全体のCO²を削減できる。26年度に本格的に始まる排出量取引制度もにらみ、CO²の利活用の動きが広がってきた。24年の国内のカーボプラック生産量は51万㌧で、様々な用途に使われるため今後も安定した需要が見込める。ENEOSが主力とする石油製品は需要減が続いているため、脱炭素の需要を取り込める商品を収益性源のひとつに育てていく。
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ーENEOSは2030年にもCO²を電気分解してタイヤ原料を量産する。タイヤメーカーにとっては石炭や石油から取り出す現在の製法に比べて、供給網全体のCO²を削減できる。26年度に本格的に始まる排出量取引制度もにらみ、CO²の利活用の動きが広がってきた。24年の国内のカーボプラック生産量は51万㌧で、様々な用途に使われるため今後も安定した需要が見込める。ENEOSが主力とする石油製品は需要減が続いているため、脱炭素の需要を取り込める商品を収益性源のひとつに育てていく。