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砥鹿遙
さんの感想・レビュー

砥鹿遙
新着
「それまで自分でも気づかずに胸の奥で眠っていた感覚が呼び覚まされ」ることが多いほしおさんの小説、シリーズ第5巻。閉館が決まっているものの、様々な企画が進む「紙屋ふじさき記念館」。百花さんは充実の日々を重ねていきます。なさそうでありそうな人の繋がりから、少しずつ広がっていく紙の世界。カバー惹句に「予想外の事態が」とあるものの、それは良い意味で、と期待していたのですが・・・事実を織り込んだ物語に現実が入り込んできたようで、正直、ちょっと哀しいです。
砥鹿遙

この展開は、小説プロットにも無かったはず。著者さん、担当編集さんも、あくまでも物語として続けるか、あるいは現実を踏まえるか、相当悩んだだろうな、と想像します。自分としては、前者を選択して欲しかったけれども、あえて後者を選んだということは、その中で書きたいことがあるのでしょう・・・あー、でも、やっぱり、ちょっと哀しいです。物語として、自然なカタチで完結できるのかなあ。

04/05 04:37
  • ねこ
  • anne@灯れ松明の火
  • しんごろ
  • 佳蓮★道央民
  • 夢追人009
0255文字
全1件中 1-1 件を表示

砥鹿遙
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読書データ

プロフィール

登録日
2020/04/12(1812日経過)
記録初日
2020/03/15(1840日経過)
読んだ本
347冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
98915ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
323件(投稿率93.1%)
本棚
0棚
自己紹介

多いのは恋愛小説、なのかな? 薄っすら大人の雰囲気で、やんわりと抉るくらいが好みです。たまに、表紙とうっかり目が合って買ってしまったり・・・

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