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友蔵
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友蔵
新着
私の中の山下清は蘆屋雁之助さんの「裸の大将」。しかし、この本を読むと違った面が見えてくる。大正生まれで戦争も経験し、その中で絵を描きながら放浪の旅をする。この時代によく続けられたなとつくづく思う。どんなに困っても物乞いをしても盗みはしなかった事がそれを実現させたんだろう。 彼の描く絵は緻密で強くて優しい。物を見る目、ありのままを受け止める心、これを表現する情熱と集中力は正に"清"その名の通りである。(続く)
友蔵

彼の持つ発達障害から侮辱や嘲笑を受け劣等感に苦しむ。そのなかで彼なりに一生懸命考えて答えを見つけようとする姿に人柄の良さを感じる。絵が多くの人に受け入れられ、新しい家が建って母や兄弟と一緒に住む事になった時に放浪生活は終わる。放浪は彼にとって、心の居場所を探し続けた旅だったのだろう。

05/20 23:07
  • スプーン
  • melon.。.:*♡
  • yomineko
  • しんごろ
  • 希望 のぞみ*♪
  • ちゆりさん
  • にらばやし(呼)ねぎ
  • 佳蓮★道央民
  • 山猫
  • manamuse
0255文字
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友蔵
さんの最近の感想・レビュー

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/02/06(3606日経過)
記録初日
2015/01/15(3628日経過)
読んだ本
724冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
188057ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
456件(投稿率63.0%)
本棚
21棚
性別
血液型
A型
現住所
山形県
自己紹介

中学生の頃読んだ宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が、
私の最初の1冊目になりました。それ以来、読み
続けています。
ただ、なぜか推理小説だけは肌に合わない。。

おじさん年齢になった今も、本は手放せません。
本屋が気分転換する場所。。

活字を読みながら、自分なりに描くストーリーの
イメージを楽しむ時間がちょっとした幸せです。

銀河鉄道の夜のタイトルを見ると、この本を読ん
だときの夜空のイメージが小さいときに見た夜空
と重なって、懐かしい気持ちになります。

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