(2)だからと言って勿論、現代文明を楽観的に見れる要素を本書から引き出すことも出来ないが、一つ、危機を回避するヒントになり得るかも知れないと感じたことは、先に触れた多様性ということである。現代文明は富の一元化、つまりエネルギーを大量に使用し、物質的豊かさを享受することが相変わらず第一の目的となっており、現在発展途上国とされているところも、結局はそれを目指すという意味で同様であると感じる。一つの価値観に縛られることを脱し、知恵を出し合い、多様な幸福感を求めることの必要性を示唆されているようにも感じた。
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(2)だからと言って勿論、現代文明を楽観的に見れる要素を本書から引き出すことも出来ないが、一つ、危機を回避するヒントになり得るかも知れないと感じたことは、先に触れた多様性ということである。現代文明は富の一元化、つまりエネルギーを大量に使用し、物質的豊かさを享受することが相変わらず第一の目的となっており、現在発展途上国とされているところも、結局はそれを目指すという意味で同様であると感じる。一つの価値観に縛られることを脱し、知恵を出し合い、多様な幸福感を求めることの必要性を示唆されているようにも感じた。