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『あの日々があったから、その後どんなに人に言えないような絶望があっても、わたしは生きてこられたのだと思う』。そんな思いの先の今を生きる由井。この作品では、由井の過去から今までの人生を彼女が関わってきた人たちの視点も加味した物語が描かれていました。視点が移って欲しい人物に視点が移らないもどかしさに苛まれるこの作品。描かれない結末にさまざまな想いが去来もするこの作品。「1ミリの後悔もない、はずがない」という二重否定の意味に心囚われる書名がどこまでも尾を引き、切なさと儚さの感情に読者を包み込んでいく作品でした。
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さんの最近の感想・レビュー

和菓子のアン (光文社文庫 さ 24-3)

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坂木 司
『私、梅本杏子。十八歳。身長百五十センチ。体重五十七キログラム。小学校の頃のあ…続きを読む
まずはこれ食べて (双葉文庫 は 33-03)

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原田 ひ香
『さあ。まずはこれ食べて』。そんな言葉と共に、美味しそうな料理を差し出す『家政…続きを読む
三人屋 (実業之日本社文庫)

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原田 ひ香
『ここの三人姉妹はどれも一筋縄ではいかねえよ』。ひとつのお店を『朝、昼、晩と営…続きを読む
月収 (単行本)

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原田 ひ香
『どうしたって、先立つものはお金だろう』。「月収」というわかりやすい基準を元に…続きを読む
コンビニ兄弟4:―テンダネス門司港こがね村店― (新潮文庫 ま 60-4)

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町田 そのこ
『どうなってるんだ、門司港。キャラが立ちすぎているひとばかりじゃないか』。そん…続きを読む
ドヴォルザークに染まるころ

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町田そのこ
北九州にある『かなた町』の『来年春には廃校になることが決まっている『柳垣小学校…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/26(1666日経過)
記録初日
2020/08/29(1663日経過)
読んだ本
938冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
280557ページ(1日平均168ページ)
感想・レビュー
938件(投稿率100.0%)
本棚
5棚
自己紹介

学生時代を通じて読書経験はほとんどないですが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」をきっかけに読書を始めました。
なお、何かこだわりがあった方が良いと考え、
 『女性作家さんの小説のみ』
に絞って読書を進めています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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