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2024年10月の読書メーターまとめ

さてさて
読んだ本
13
読んだページ
3679ページ
感想・レビュー
13
ナイス
4818ナイス

2024年10月に読んだ本
13

2024年10月のお気に入り登録
12

  • ゆきな
  • れい
  • La Coline
  • なし
  • 真夏日和
  • ぱんだぼーい
  • Go!Go!Taxi!!
  • chikako
  • ユカ
  • Yo
  • 榊原 香織
  • Tomoe soranyan

2024年10月のお気に入られ登録
14

  • ゆきな
  • れい
  • La Coline
  • なし
  • Nao023
  • ねりわさび
  • Go!Go!Taxi!!
  • ぱんだぼーい
  • chikako
  • ユカ
  • Yo
  • ろば
  • 榊原 香織
  • Tomoe soranyan

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さてさて
『新型コロナウイルス感染症流行の状況を受け、このたび市役所三階に、「2020こころの相談室」を開設することになりました』。そんな『市民のみなさま』に向けたお知らせの先に開設された『こころの相談室』を訪れる五人の主人公たちの悩み苦しみが描かれるこの作品。そこには、辻堂さんならではの一工夫が光る物語の姿がありました。コロナ禍初期の世の中の様子が落とし込まれたこの作品。そんな世の中に数多の悩み苦しみがあったことを改めて思うこの作品。『こころの相談室』の役割をミステリー小説として上手く用いた素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

さてさて

異常に暑かった夏もようやく終わりの気配が見えてきました。読者の秋に向かって突き進んでまいりましょう!さて、先月の読書は、介護業界に目を向ける藤岡陽子さんの新作「森にあかりが灯るとき」が強く印象に残りました。今月もよろしくお願いします。/☆/★/☆/ 2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3531ページ ナイス数:3873ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1165479/summary/monthly/2024/9

bura
2024/10/01 12:56

さてさてさん、ようやく楽な気候になって来ましたね〜😄今月もよろしくお願いします😊✨

さてさて
2024/10/01 18:08

buraさん、朝晩の気温が落ち着いてきただけでも全然違いますね。今年は暑すぎました。読書の秋に向かってよろしくお願いいたします。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
13

さてさて
『僕が言いたかったのは、手紙というものは必ずしも事実のすべてを伝えはしないってことさ』。駒子シリーズ第三作として今から20年も前に刊行されたこの作品。そこには二つの短編がセットで魅せる物語の姿がありました。〈スペース〉に描かれる手紙が読書に曲者なこの作品。〈スペース〉にただひたすらに記述されていた手紙の背景事情が〈バックスペース〉で鮮やかに解き明かされていく二つで一つのこの作品。いつか集中力を切らさずに再読したいと思うものの恐らく手にすることはないかなとも思う、私にとって苦い読書の時間となった作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『人生が一変するような報せなんて、世の中そうそうあるもんじゃない。なのにそれは、よりによって私の元へ、ある日突然やって来た』。読者を強く引きつけるインパクトのある冒頭から開始される八つの短編が収録されたこの作品。そこには、八つの短編がそれぞれに作り出す魅力溢れる作品世界がありました。インパクトある動物たちの登場にすっかり惹きつけられるこの作品。読後感の良さに読んで良かった感に包まれるこの作品。とても優しく、とても丁寧に描かれていく加納朋子さんならではの物語世界にすっかり虜にさせられた素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『つぶやいてみる。誰にともなく。(まるい、山手線)円環をなす、路線』東京の大動脈とも言える『山手線』。この作品ではそんな『山手線』の30の駅が内回りに順に登場する30+1の短編が収録されていました。多彩なジャンルの短編それぞれのドラマが繰り広げられる中最後まで飽きずに読み通せるこの作品。それぞれの短編の作りの上手さに読後の高い満足感を感じるこの作品。一冊で『山手線』一周を味わうことが出来る物語の中に、“電車内には、たくさんの物語があふれている”という本の帯の言葉にとても納得感を感じる素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『クラシックカメラは、機構こそクラシックとはいえ、ちゃんと修理すれば今でも現役なんです』。谷中の『レトロな街並み』の中に店を構える『今宮写真機店』。この作品では『クラシックのフィルムカメラ』を扱う店でアルバイトを始めた主人公の来夏が触れ合っていく『カメラ』たちとお店を訪れる人たちが遭遇するミステリな物語が描かれていました。『クラシックカメラ』素人にも優しいこの作品。『クラシックカメラ』が好きな人にはたまらない一作なこの作品。『カメラの沼にずぶずぶはまっていく』、という気持ちがわかった気にもなる作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『わたくしども天国宅配便は、ご依頼人の遺品を、しかるべき方のところへお渡しするということをしております』。結果論としての『遺品』ではなく、生前に『遺品』を託すという考え方の先に、遺された者の人生に一つの起点を作っていくという考え方を提示していくこの作品。そこには、「天国からの宅配便」という書名に相応しい物語が描かれていました。ファンタジーではないのに、ファンタジックな魅力を感じるこの作品。“人生の終わりに、誰を想い、何を遺しますか?”という本の帯に記された問いかけに、ふと遠い目になってもしまう作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『朝食が終われば、あとは舞台にいる限り、別に自由です。美容体操をする。小説を読む…役者が舞台上で行う演技として不自然でないなら、何をやってもいいというわけです』。そんな不思議な前提設定の下に描かれていく8つの短編が収録されたこの作品。そこには極めて小川さんらしい”小川洋子ワールド”全開な物語が収録されていました。小川さんらしいモノへのこだわりに思わずニンマリするこの作品。あくまで美しい表現にこだわった文章に魅せられるこの作品。どんな前提設定でも物語にしてしまう小川洋子さんの上手さを改めて感じた作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『目の前にいる老女は、ロマノフ家最後の生き残り、アナスタシアではないだろうか』。主人公の『私』がひと夏を一緒に暮らした伯母との生活が描かれていくこの作品。そこには、伯父が残した数多の『動物製品』に囲まれる不思議感漂う物語が描かれていました。『ロマノフ王朝』の最期に隠された噂に興味が募るこの作品。モノにこだわる小川洋子さんの真骨頂とも言える描写に満ち溢れたこの作品。謎を抱える伯母の存在を雰囲気感抜群に描いていくその上手さ、新装刊の表紙際立つ中、小川さんの鮮やかな筆致に魅せられっぱなしの素晴らしい作品でした。
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さてさて
『生きてるのか死んでるのか、私にも分からないの』。そんな思いの中に、ある日突然理解できない立場に置かれてしまった主人公の上条梨乃。この作品では、そんな梨乃が自らの死の真相を探求する先に、まさかの真実に辿り着くミステリーな物語が描かれていました。周囲の人に『認識されな』くなるという摩訶不思議な状況を上手く描いていくこの作品。並行して記される『手記』が物語に独特な雰囲気感を付与してもいくこの作品。読む手を止めることのできない鮮やかな物語構成の妙に、今に続く辻堂ゆめさんの原点を見た、そんな素晴らしい作品でした。
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さてさて
『自分の提供した補聴器で、顧客の耳の穴が塞がれるたび、セールスマンさんはなぜか安堵を覚えた』。『補聴器販売員』の男の存在が五つの短編を一つに紡いでいくこの作品。そこには、モノにこだわる小川洋子さんらしさ満載の物語が描かれていました。グロテスクな表現がさりげなく登場するこの作品。”小川洋子ワールド”全開に描かれていく物語の中に「耳に棲むもの」という一見摩訶不思議な感覚が静かに密やかに綴られていくこの作品。五つの短編にさりげなく挿入された挿画がやわらかく醸し出す雰囲気感にもとても魅了される印象深い作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『つい、目の前の少女の中に、ちょうど一年前にこの世を去った娘の幻影を見てしまう』。十歳の娘を亡くし、妻とも別れた先に一人暮らしの日々を送る主人公の譲。そんな譲が『長い雨の切れ間に、女の子を拾った』と、少女と共同生活を送っていく姿を描くこの作品。そこには”タイムスリップもの”を上手く活かした物語が描かれていました。コロナ禍を設定の必然という形で上手く利用したこの作品。80年代の時代風景が鮮やかに蘇るこの作品。「君といた日の続き」という書名の意味を想うその結末に、辻堂さんの上手さを感じる素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『新型コロナウイルス感染症流行の状況を受け、このたび市役所三階に、「2020こころの相談室」を開設することになりました』。そんな『市民のみなさま』に向けたお知らせの先に開設された『こころの相談室』を訪れる五人の主人公たちの悩み苦しみが描かれるこの作品。そこには、辻堂さんならではの一工夫が光る物語の姿がありました。コロナ禍初期の世の中の様子が落とし込まれたこの作品。そんな世の中に数多の悩み苦しみがあったことを改めて思うこの作品。『こころの相談室』の役割をミステリー小説として上手く用いた素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『あいつが帰ってくる。親友の水田仙吉が三年ぶりで四国の高松から東京へ帰ってくる』。『三年ぶりで四国の高松から東京へ帰って』きた仙吉を迎える門倉の姿が描かれていくこの作品。そこには、二人の友情に光を当てる物語が描かれていました。戦前のきな臭さが漂い始めるこの国の様子を垣間見るこの作品。対称的な二人の生き様を鮮やかに描き出すこの作品。自分とは異なる人物に、自分にはないものを見ることで、その生き方に魅かれてもいく。高倉健さんと坂東英二さんが演じられた映画も是非見てみたい!と思わせる、雰囲気感に溢れた作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『浮気は今までにも覚えがあるが、部下とこうなったのは始めてである』。1980年に第83回直木賞を受賞した3つの短編を含む13の短編が収録されたこの作品。そこには1980年という時代の空気感が自然と醸し出される物語の姿がありました。さまざまな場面設定の物語に人の息吹を感じるこの作品。そんな登場人物たちの思いが今の世を生きる我々と変わらない、いつの世も変わらぬ人の普遍的な感情を綴るこの作品。実に累計200万部を売り上げたという物語の中に、40年前にこの作品を手にした人たちの思いを感じもする、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/26(1551日経過)
記録初日
2020/08/29(1548日経過)
読んだ本
891冊(1日平均0.58冊)
読んだページ
266354ページ(1日平均172ページ)
感想・レビュー
891件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
自己紹介

学生時代を通じて読書経験はほとんどないですが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」をきっかけに読書を始めました。
なお、何かこだわりがあった方が良いと考え、
 『女性作家さんの小説のみ』
に絞って読書を進めています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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