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2024年5月の読書メーターまとめ

さてさて
読んだ本
13
読んだページ
4277ページ
感想・レビュー
13
ナイス
4119ナイス

2024年5月に読んだ本
13

2024年5月のお気に入り登録
8

  • Nya--
  • おゆき
  • Mio
  • ao(´゚д゚`)
  • もだん
  • オリーブ
  • なお
  • ひかる

2024年5月のお気に入られ登録
12

  • Nya--
  • おゆき
  • Mio
  • ao(´゚д゚`)
  • 無
  • もだん
  • オリーブ
  • さゆ
  • お楽しみはこれからだ!
  • めげごん
  • なお
  • ひろき@巨人の肩

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さてさて
『追分とは道が二つに分かれる場所』。そんな『追分』という言葉を店名に含む『BAR追分』を舞台に描くこの作品。そこには、『昼間はバールで、夜はバー』という設定だからこそ描ける昼と夜それぞれのお店を訪れる人たちの喜怒哀楽が魅せる物語の姿がありました。身近な”食”の”そうなんだ!”的話題にどこまでも興味が尽きないこの作品。そんな物語の中心に流れる主人公・宇藤の悩みに熱い思いが伝わってくるこの作品。どこか一つの区切りを見るような結末に、それでもまだまだ続編の登場を期待し続けていきたい!そんな思いの残る作品でした。
なにょう
2024/05/25 09:27

お返事ありがとうございます😊そうそう、続編は出ないみたいで、残念ですね。

さてさて
2024/05/25 12:59

幾らでも話は続けられるように思える設定だと思うのですが、キリというのもあるのかなあと思いました。残念ですが、こればかりは仕方がありませんね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

さてさて

花粉の季節も終わり清々しい5月…というより、もう猛暑の雰囲気が漂いゲンナリしますが頑張ってまいりましょう。さて、先月の読者はお江戸のベストセラー人情本「春色梅児誉美」の島本理生さん訳に魅せられました。今月もよろしくお願いします。/ ☆ / ☆ / 2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3599ページ ナイス数:4205ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1165479/summary/monthly/2024/4

bura
2024/05/01 08:49

さてさてさん、あっという間に5月の連休ですね~早い!😅今月もよろしくお願いします✨

さてさて
2024/05/01 12:04

buraさん、早いですよね。もう五月ですものね。この調子だとあっという間に紅葉の季節。でもその前に灼熱の日々を耐えることになる…これが辛いです。いずれにしましても今月もどうぞよろしくお願いいたします!

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
13

さてさて
『もう二度とひと前でしゃべるもんかと思っていた。まさかその十数年後、マイクの前に立つ仕事に就いていようとは、夢にも思っていなかった』。人前で話をすることを苦手としていた琴音。この作品では、そんな琴音が講談師としての人生を選択した先の物語が描かれていました。『芸人』の世界の舞台裏の極めて地味な現実を見るこの作品。そんな舞台裏を全く滲ませもせずに華やかな舞台に立つ『芸人』の心の機微を感じさせるこの作品。まるで神田茜さんご自身の自伝を描くような物語の内容に、リアルな「女子芸人」の生き様を見た、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『上の四人はもう大きいんだけど、いちばん下の道子は離れていて、まだ十歳なの』そんな風に母・節子が語る昭和二十八年の道子。この作品では道子の一生が、2016年から時代を遡る7つの短編によって最後に浮かび上がる物語が描かれていました。一人の女性が、妻、母、娘というそれぞれの役割を演じていく姿が描かれるこの作品。そんな役割の向こうに道子の存在が色濃く浮かび上がるこの作品。一人の女性の人生を時系列遡りで他者視点によって描くという絶妙な構成の妙に、読後、表紙の女性の姿に見る印象が別物に変化した素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『追分とは道が二つに分かれる場所』。そんな『追分』という言葉を店名に含む『BAR追分』を舞台に描くこの作品。そこには、『昼間はバールで、夜はバー』という設定だからこそ描ける昼と夜それぞれのお店を訪れる人たちの喜怒哀楽が魅せる物語の姿がありました。身近な”食”の”そうなんだ!”的話題にどこまでも興味が尽きないこの作品。そんな物語の中心に流れる主人公・宇藤の悩みに熱い思いが伝わってくるこの作品。どこか一つの区切りを見るような結末に、それでもまだまだ続編の登場を期待し続けていきたい!そんな思いの残る作品でした。
なにょう
2024/05/25 09:27

お返事ありがとうございます😊そうそう、続編は出ないみたいで、残念ですね。

さてさて
2024/05/25 12:59

幾らでも話は続けられるように思える設定だと思うのですが、キリというのもあるのかなあと思いました。残念ですが、こればかりは仕方がありませんね。

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『昭和の時代ははるか遠く、気が付けばここに一人でいる』。『卒寿』を迎え、『老人施設』でひとり余生を送る主人公の波津子。この作品には、そんな波津子が戦前・戦中・戦後を『乙女の友』編集部で必死に生きる姿が活き活きとした筆致の中に描かれていました。自由が次々に奪われていく戦中のあまりにも息苦しい描写に息を飲むこの作品。戦前・戦中における雑誌編集者の”お仕事小説”でもあるこの作品。厳しい言論統制が敷かれる中にあって、それでも『彼方の友』である読者に本を届けようとする編集者たちの熱い思いを見る素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『家族で過ごすのもあと三ヶ月。いつかこの夜を、なつかしく思う日が来るだろう』。娘の『婚約』の先に巻き起こる家族三人のさまざまな試練を描き出していくこの作品。そこには、人生の大きな分岐点となる真奈の『結婚』に向かう家族三人のさまざまな心の葛藤が描かれていました。『結婚』に向けた日々の中に”擦り合わせ”の大切さを懐かしく感じるこの作品。そんな過程を経るからこそ、その先の結婚生活が成り立つことを改めて感じさせるこの作品。「娘が巣立つ朝」という書名に込められた伊吹有喜さんの深い思いを感じる素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『お客様を待たせるわけにはいかない。発売日には、本が欲しい』。『忘れられた観光地』と揶揄される『桜野町』という『山間』にあるが故に、『配本に恵まれない書店』で働く月原一整。この作品ではそんな彼が働く『桜風堂書店』を舞台に、『リアル書店』の大切さを考えさせられる物語が描かれていました。前作と色濃く繋がる続編であるこの作品。村山早紀さんの理念どおりに、悪人が一切登場しない安心感に裏付けされたこの作品。げみさんが描かれた素晴らしい表紙と共に、『リアル書店』で働く人たちの心に触れることのできる、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『魔女のルルー』の活躍を描くこの作品。そこには「風の丘のルルー」という既刊の物語を”小説内小説”として外側の物語に鮮やかに融合させていく素晴らしい物語世界が描かれていました。村山さんの作り上げる極上のファンタジーに酔うこの作品。『わたしは人間が好きなの』と人間の為に奮闘するルルーの健気な姿にあたたかいものが込み上げるこの作品。汚れた心がどんどん洗い流されていく清らかな読書。やさしい思いに心が満たされていくあたたかな読後感。そう、まさしく絶品!村山早紀さん、このような素晴らしい作品をありがとうございました!
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『この物語を読んでいるあなたの住む街にも、実は魔女は暮らしているのかも知れない』。『古い港町』を舞台に『魔女の家』を訪れた『魔女』の七瀬を描くこの作品。そこには、『魔女』という存在を雰囲気感豊かに描く物語の姿がありました。パターン化された展開ではなく予想外に描かれる事ごとに集中力が切れないこの作品。漠然と思い描いていた『魔女』という存在がくっきり浮かび上がってもくるこの作品。“村山早紀さん × 『魔女』”という組み合わせの想像以上の相性の良さに、どっぷりと物語世界に浸らせていただいた素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『いったいいつの間に、奴に惚れてしまったのだろう。どう考えてもわからない。わからないな』。高校生の日常を送る主人公の多佳子と汀子、緑子の三人の恋模様が描かれるこの作品。そこには、三者三様に恋に悩む女子高生の姿が描かれていました。今から43年も前、1981年刊行で、現代ではあり得ない煙草やアルコールの記述にギョッとさせられるこの作品。登場人物たちの弾けるパワーに圧倒されるこの作品。“実に、美しい日々だった。うん”と〈あとがき〉を締め括られる氷室さんのリアルな高校生活の勢いを物語の中に見た、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『女は待っているだけ、耐えるだけ。冗談じゃないってのよ。やっていられないわ』。親が推し進める縁談を巧みに振り切りながら時代を闊歩する主人公・瑠璃姫の活躍を描くこの作品。そこには平安の世を力強く生きる瑠璃姫の姿が描かれていました。気持ち良い位にぐいぐい読んでいけるこの作品。歴史や古典の授業でモノクロに見えていた平安の世がカラフルに色付けされて蘇るこの作品。“今もとても愛しい私自身の永遠のヒロインです”と瑠璃姫のことを語る作者の氷室冴子さんの活き活きとした筆致にどこまでも魅せられる、これぞ傑作だと思いました。
さてさて
2024/05/09 19:02

hasami1025さん、なるほど。小説の方は、この文体で、「源氏物語」の訳本をどなたか書いて下さらないかなと思う内容でした。もちろん好みはあると思いますので…。

hasami1025
2024/05/11 00:15

ますます読んでみたくなってきました!☺

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『私の夢は観客ではなく、じいちゃんのように優秀な裏方になることだった。パティシエではなく菓子職人』。そんな思いの先に『菓子作り』の日々を送る主人公の亜樹。『東京下町の』『洋菓子屋「プティ・フール」』を舞台に描かれていくこの作品にはそんな亜樹と関わる人たちのそれぞれの苦悩が描かれていました。”食”の細やかな表現に、千早茜さんのこだわりを感じるこの作品。”食”を取り上げた作品なのに、その重さに驚くこの作品。『西洋菓子』に隠されたそれぞれの個性の中に、人が抱える欲望と秘密を上手く重ね合わせた、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『ぼくと里伽子の間には、なにもなかった…そしてそれは、やっぱり淋しいことだった。ぼくは里伽子が好きだった』。 1993年2月に刊行されアニメ化もされたこの作品。そこには高知の街で青春を生きた主人公・拓が、編入という形で目の前に現れた里伽子に翻弄される姿が描かれていました。雰囲気感抜群のイラストの数々に魅せられるこの作品。青春には時代は関係がないことを再確認させられるこの作品。眩しいくらいに青春を闊歩する拓や里伽子のあり様に「海がきこえる」という書名が鮮やかに浮かび上がる、時代を超えた素晴らしい作品でした。
マホカンタ
2024/05/05 23:44

この題名にこのイラスト、上手く作品を表現してますよね。Ⅱも機会があったら是非!

さてさて
2024/05/06 07:45

マホカンタさん、ありがとうございます。おっしゃる通りイラストが絶妙だと思いました。以前の表紙のままだったらおそらく読まなかったかと…。IIも是非読みたいと思います!

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『わたしの働くこの白い建物の中には、大量の服が眠っている。その数、一万点以上。十七世紀から現代までの、主に西洋の服たち』。そんな『服たち』を収蔵している『青柳服飾美術館』を舞台に展開するこの作品。そこには、『服』の世界が秘める奥深い物語が描かれていました。これでもかと記される『服』の歴史やマメ知識に、『服』の世界に魅せられるこの作品。『服』の『補修士』という職業の”お仕事小説”でもあるこの作品。千早茜さんらしい雰囲気感どっぷり漂う物語の中に、「クローゼット」に眠る『服たち』のことを思う、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/26(1402日経過)
記録初日
2020/08/29(1399日経過)
読んだ本
831冊(1日平均0.59冊)
読んだページ
249319ページ(1日平均178ページ)
感想・レビュー
831件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
性別
自己紹介

学生時代を通じて読書経験はほとんどないですが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」をきっかけに読書を始めました。
なお、何かこだわりがあった方が良いと考え、
 『女性作家さんの小説のみ』
に絞って読書を進めています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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