p.202「つながりがあるときの時間の流れは治療的で、つながりがないときには破壊的になる。」とありますが、私の場合は脅威である他者とつながって助けを求めなくてはいけないと思い込んでいた時より、自分で自分を癒そうと思って独りで好きなことをするようになってからの方が安心して生活できています。東畑さんは「現代思想」誌で新自由主義的な自己責任論に過剰適応してメンタルヘルスを自己管理するビジネスパーソン像に異を唱えていたので、そういう風潮へのアンチとしての「つながり」なのかもしれないですが。
また、『野の医者〜』のラストで大学にポストを得て、”臨床心理学(という学問)に帰ろう”と結論した東畑さんですが結局辞めてしまったのですね。『野の医者〜』を読んで、学問って大学にしかないのかな?とモヤモヤしていたので(研究機関に所属していないと獲れない外部資金があるだろ、とかいう話ではなくて)、個人的に「学問」と「大学」について東畑さんは今どう思っているのか読んでみたいと感じました。(本書で「世間知」と対比される「専門知」が一部該当するのかな、とも思いますが。)
自分の感じたことや思ったことを文章にすること、それを他の人に見せることが、苦手だけれどやってみたいことでもあるので、まずは本の感想で練習したいと思い登録してみました。かなり遡って記録できるようなので、昔読んだ本も思い出しながら記録していきたいです。
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p.202「つながりがあるときの時間の流れは治療的で、つながりがないときには破壊的になる。」とありますが、私の場合は脅威である他者とつながって助けを求めなくてはいけないと思い込んでいた時より、自分で自分を癒そうと思って独りで好きなことをするようになってからの方が安心して生活できています。東畑さんは「現代思想」誌で新自由主義的な自己責任論に過剰適応してメンタルヘルスを自己管理するビジネスパーソン像に異を唱えていたので、そういう風潮へのアンチとしての「つながり」なのかもしれないですが。
また、『野の医者〜』のラストで大学にポストを得て、”臨床心理学(という学問)に帰ろう”と結論した東畑さんですが結局辞めてしまったのですね。『野の医者〜』を読んで、学問って大学にしかないのかな?とモヤモヤしていたので(研究機関に所属していないと獲れない外部資金があるだろ、とかいう話ではなくて)、個人的に「学問」と「大学」について東畑さんは今どう思っているのか読んでみたいと感じました。(本書で「世間知」と対比される「専門知」が一部該当するのかな、とも思いますが。)