何も無いボクはどこへ行けばいいのかな?
一言感想は書こうと思いました。
メインの感想は別サイトで綴ってます。
今年は新しいことばかりでまだ落ち着いてないのですが、
ビブリオセラピーで乗り切ります。
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2010年 169冊
2011年 210冊
2012年 213冊
2013年 313冊
2014年 353冊
2015年 414冊
2016年 385冊
2017年 406冊
2018年 272冊
2019年 320冊
2020年 245冊
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ここまでくると〈王様〉も関係者なんじゃ…と思ったけれどそうでなかったのが良かったです。王様は人の苦しみを聞くばかりで自分の苦しみを聞いてもらうことがなかったから、狂気を溜め込んでしまったのかな。逃げ続けた〈アンナ〉が、『銀色の国』で社会人としてコミュニケーション取れるようになるのもすごい転換でした。事件は伝えられるときには一方の面だけなのが殆なので、「ありえん」と思ってしまう。けれど、〈アンナ〉や〈なっつ〉みたいな事もあるのかも。
『銀色の国』でのマインドコントロールも、そもそもの建国の経緯も方法も、とても恐ろしい。でも、「逃げ場」として救いには確かになっていた。何かに集中して、現実逃避しながら膨大な独り時間を過ごすのは、膨大な独り時間に自分を責め苛んでしまうよりはよい。『銀色の国』は、追い詰めるミッションさえなければ、穏やかな居場所みたいだから。問題は現実世界に上手く戻ってこられるかどうか、か。 人の話を聞くって大事だし、大変なことなんだな。。信じるというのも。