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海猫兄弟
さんの感想・レビュー

海猫兄弟
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初読の作者。スーパー女探偵レイチェル・サヴァナクが活躍する1930年代本格ミステリーへのオマージュ。新たな登場人物が次々と語り手となる形式は、場面転換が早く尚且つストーリーが細切れで進行するのでジリジリとして全体像が中々見えてこない。ここを推理する楽しみと取るのか、それとももどかしいと感じるのかが分かれ目となる。自分は後者。当時の微細な風俗の再現性は見事と言えるが、それなら初めからクリスティを読んだ方が良いと思った。ストライクゾーンが厳し目の本作は、古典本格物を読み尽くしたマニアによるマニアの為の一作。
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海猫兄弟
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/03/18(375日経過)
記録初日
2023/10/22(523日経過)
読んだ本
177冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
65624ページ(1日平均125ページ)
感想・レビュー
162件(投稿率91.5%)
本棚
10棚
性別
血液型
O型
外部サイト
自己紹介

最近やっと生活が落ち着いて来たのでぼちぼち読書趣味を再開しました。海外ミステリー中心にハードボイルド、紀行文、ドキュメンタリー、エッセイ、SF、ホラー、などが好みです。みなさんよろしく。

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