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てれまこし
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てれまこし
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大患後の漱石は毎年のように胃病で寝込むようになる。朝日に年頭のために何か書けと言われて、『硝子戸』は大正四に連載された。『こゝろ』から『道草』の間にあたる。家で寝てるだけだから自然に心が自分に内に向かっていく。最終回に、今までも自分のことを書いてはきたが、もっとも悪いところまでは書かなかったとの反省が見られる(三十九)。ここから自伝的な『道草』が生まれてきたらしい。漱石の不安は、他人を信用しすぎて欺かれ、蔭で馬鹿にされているんじゃないかということらしい(三十三)。これが自分を正直に見せることを妨げてる。
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読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/03(2743日経過)
記録初日
2015/10/02(3445日経過)
読んだ本
1215冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
442639ページ(1日平均128ページ)
感想・レビュー
971件(投稿率79.9%)
本棚
1棚
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