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真夏日和
さんの感想・レビュー

真夏日和
新着
憧れの人だった森崎和江について何も知らなかった。 森崎和江の著作を読まなくても感銘を受ける内容でした。 世の中を男性とは女性とは、でわけて考えがちでそういうのから逃れることはできないまま年を取ってしまったなぁと思う今日このごろ、今だってやはり年齢を重ねた女性らしさが当たり前だと思われる世界で息をしにくく生きている。 本当は生きているだけで正解なのかもしれないけれど、森崎和江はずっとずっと歩き続け動き続け旅をした思考の人だった。
真夏日和

読もう読もうと買い求めた『まっくら』『からゆきさん』や上野英信の著作を本棚から引っ張り出してきて横に置きつつこの評伝のページをめくり、付箋を貼り貼り読み進めた。 本に線を引きたくなった箇所は145ページ。 トヨタマヒメの話のあたり。 日本はいつから産むことが不浄になってしまったのか。 大和政権の「国造り神話」男社会に女性の産む力が上書きされたことについてめちゃくちゃ調べたくなった。 当たり前なんてやはりないのだと思う。 そんな評伝です。

03/14 06:05
  • さてさて
真夏日和

元始、女性は太陽であったのだ、平塚らいてうの言うとおり。 作者にも森崎和江にも力強く背中を叩かれたような気がした。

03/14 06:05
  • さてさて
0255文字
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真夏日和
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/10/27(4891日経過)
記録初日
2011/10/22(4896日経過)
読んだ本
166冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
42910ページ(1日平均8ページ)
感想・レビュー
150件(投稿率90.4%)
本棚
0棚
現住所
大阪府
自己紹介

こっちに引っ越します。たぶん。

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