読書メーター KADOKAWA Group

曲月斎
さんの感想・レビュー

曲月斎
新着
脚本の橋本忍の部分が興味深い。原作は1960年の読売新聞の連載小説。経緯の破綻や展開の散漫さを換骨奪胎して映画に仕立てた力業には驚く。原作を先に読んでから映像に出会った経験から、橋本の脚本、監督の野村芳太郎の作品は別ものだったのに驚いた記憶がある。小説と映画、時代の違いはあれ、60年安保当時の若者群像劇+悪漢小説が、日本の風景と人情を織り込んだメロドラマに変ったのだから。1974年に公開されたこの1本。音楽やキーマンになった子役、映画の宣伝まで視野に入れた1冊は、映画を作るとはという1つの答えを示す。好著
0255文字
全0件中 1-0 件を表示

曲月斎
さんの最近の感想・レビュー

近代日本の対中国感情-なぜ民衆は嫌悪していったか (中公新書 2842)

近代日本の対中国感情-なぜ民衆は嫌悪していったか (中公新書 2842)

金山 泰志
筆者が注目したのは少年少女雑誌という媒体。日清役のころの「小国民」「少年世界」…続きを読む
室町幕府論 (講談社学術文庫 2767)

室町幕府論 (講談社学術文庫 2767)

早島 大祐
足利殿の尊氏、義詮、義満、義持の4代に焦点を合わせ、朝廷、南都北嶺との力関係、…続きを読む
手術はすごい (ブルーバックス B 2283)

手術はすごい (ブルーバックス B 2283)

石沢 武彰
帯にあるように「手術を受ける人も外科医を目指す人もまずこの1冊」とある通り、大…続きを読む
コミンテルン-国際共産主義運動とは何だったのか (中公新書 2843)

コミンテルン-国際共産主義運動とは何だったのか (中公新書 2843)

佐々木 太郎
ロシア革命が起きた後、蘇は共産主義革命を世界に広げようとした。インターが出、コ…続きを読む
日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか

日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか

酒井 順子
随筆、漫筆、コラム、エッセー……。雑文と呼ばれた分野の流れを追った1冊。小説は…続きを読む
ゾルゲ事件80年目の真実 (文春新書)

ゾルゲ事件80年目の真実 (文春新書)

名越 健郎
WWⅡ参戦直前の日本が南進策を選ぶと知らせた故に、当今はプーチンが「国家の英雄…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/06/25(5744日経過)
記録初日
2005/01/01(7380日経過)
読んだ本
2175冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
588563ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
2105件(投稿率96.8%)
本棚
33棚
性別
職業
専門職
現住所
千葉県
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう