防衛局は、米軍と市民の間に立つ、いわば苦情対応窓口(=緩衝材)の役割を果たしてきた。職員が腰を低くして殊勝な態度で応じる事で、またそれを記者が報じる事で、世論のガス抜きの役割を果たしてきた。米軍の安定運用を維持するための機関が防衛局な訳だ。一方で、防衛局は日本政府の先兵とも言える。なぜなら日本政府の行動規範は、米国の意向を忖度して自発的に隷従する、或いは米国の威光を背景に、既得権益の保持や権力を強化する事にあるからだ。そのために他国の軍隊である米軍が日本に駐留し続けられるよう最大限の「おもてなし」をする。
歴史、特に近現代史を中心に読みたい。
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防衛局は、米軍と市民の間に立つ、いわば苦情対応窓口(=緩衝材)の役割を果たしてきた。職員が腰を低くして殊勝な態度で応じる事で、またそれを記者が報じる事で、世論のガス抜きの役割を果たしてきた。米軍の安定運用を維持するための機関が防衛局な訳だ。一方で、防衛局は日本政府の先兵とも言える。なぜなら日本政府の行動規範は、米国の意向を忖度して自発的に隷従する、或いは米国の威光を背景に、既得権益の保持や権力を強化する事にあるからだ。そのために他国の軍隊である米軍が日本に駐留し続けられるよう最大限の「おもてなし」をする。