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30頁。憲法にも「日本らしさ」「民族の誇り」を盛り込もうという主張がある。単数形で民族を語る事のもつ意味の破局的な効果に私達は敏感でなければならない。殊更に自国の「らしさ」を強調するのは社会主義国や第三世界などに見られる例だった。立憲主義を掲げる社会にとっては自国の「らしさ」に言及する場合でも、多様な「らしさ」をそれぞれが追求する事を許容する枠組みを憲法が保障するのが自国の「らしさ」であり「誇り」とするところなのだと考えてきた。その現れの一つとして、複数形で民族や言語に言及する憲法の例は決して少なくない。
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さんの最近の感想・レビュー

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読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/17(4818日経過)
記録初日
2012/01/18(4817日経過)
読んだ本
1513冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
428563ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
1493件(投稿率98.7%)
本棚
49棚
外部サイト
自己紹介

歴史、特に近現代史を中心に読みたい。

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