以前は気に入った著者の本を追っかけて読むタイプでしたが、最近は作家よりテーマで読むようになりつつあります。今は、たぬきに夢中。たぬき本のレビューが多めです。
あと、韓国語の本も割と読んでます。
自分のレビューは、本の紹介というより、そこから自分が何を感じたか?自分にとって何なのか?を中心にしてますので、あんまりガイドとしての役割は果たしていません。
ですので、同じ本を読んだ人の感想をたくさん聞きたいと思っているのですが、どうも他の人が読んでない本を読むことが増えていて、そうも行かなくなっています…。
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【感想1】本書は特に若い女性を対象に、70年代から今までの若者のおかれた状況を著者の言葉で概観した本。 今の若い人の置かれた状況が、いろんな意味で自分の若いころとは異なってしまっているなあ、 と実感することが多く、昔はあまり言い印象を抱いていなかった、宮台氏の本などに今頃になって 目を通している。 読んでみて、なぜ自分が若いころに彼の言動を受け入れられなかったのか、わかった気がした。 その理由は「明確な言語化」にあったのだと思う。 彼はとても理性的な判断などに拠っているとは思えない、若者の行動
【感想2】を理性的な言葉で明確に言語化し、規定する。それが自分の実感にそぐわずに、受け入れられなかったのだろうなあ。 相変わらず、主張自体は徹底した経験主義で、人によっては拒否反応を起こすかもしれないとは思うのだけれど、若い人は現在の、我々はかつての自分の立ち位置を捉えなおし、考え直すという意味で一度は読んでみてもいいのでは、と思う本でした。