年齢を重ねるにつれ、自分自身の中で失いつつある純真な部分を小説を読むことによって水分補給しています。ほとんど文芸書しか読まないのですが、フィクションであるがゆえの心の広がりを期待しています。どちらかと言えば甘口書評だと思っていますが、自己に甘いのでせめて他人にも甘くしたいという気持ち(笑)とネットを通して多くの方と共感したいという思いが強いのだと思う。
2015年年間ベスト10
1 『世界の果てのこどもたち』 中脇初枝(講談社)
2 『ストーナー』 ジョン・ウィリアムズ (作品社)
3 『永い言い訳』 西川美和 (文藝春秋)
4 『低地』 ジュンパ・ラヒリ (新潮社)
5 『ナオミとカナコ』 奥田英朗 (幻冬舎)
6 『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿泉 (河出書房新社)
7 『霧 ウラル』 桜木紫乃 (小学館)
8 『下町ロケット2』 池井戸潤(小学館)
9 『晴れたらいいね』 藤岡陽子 (光文社)
10 『絶叫』 葉真中顕(光文社)
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シリーズ序盤は共に25歳の伊三次とお文の恋模様が気になりますが、基本的には恋だけでなく泣けて笑えます。 とりわけお文のキャラが素晴らしく、そのいじらしさは圧巻で可愛く思わない男はいないと思いますし、シリーズの成功の最大のポイントとなっているのでしょう。 気風の良い江戸っ子言葉が再読しても印象的であり、天国にいる作者とお文を重ね合わせて読むと本当に目頭が熱くなる読書となりました。 少しずつ再読して、何年たっても読み継がれて行けるように少しでも尽力したいと思っています。
わたしもこのシリーズ全巻持っています。珠玉の名作だと再読する度に感じトラキチさんのように時々感想をアップして皆さまにお伝えしたいと考えます。
コメントありがとうございます。これから作家を目指される方にとってもお手本となる作品だと思っています。