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MIKETOM
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阿刀田はエッセイの中で、短編は人生の切り口を垣間見せることによってその背後にあるものを偲ばせる文学ってなことを書いていた。表題作「マッチ箱の人生」のバーのママが殺人事件の犯人を知りつつも見逃した背景にあるものがまさにそれ。二人の女の人生の切り口が垣間見える作品。他には「未亡人」は年を食ってくると身につまされるブラックなユーモア。よかれと思ってやったことが裏目に出て蟻地獄にはまっていく。身につまされるなあ。「熱病」はいかにも阿刀田らしい作品。ちょっぴり淫靡なところがイイ。怖い女たちばかりの作品集。
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2012/06/17(4574日経過)
記録初日
2012/08/12(4518日経過)
読んだ本
1484冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
527717ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
1483件(投稿率99.9%)
本棚
49棚
性別
現住所
宮城県
自己紹介


レビューは思ったことをそのまま書いているのですが、
気に入ったのは褒めまくるけど、
そうじゃないのは相当辛辣に書くケースがずいぶんあります。
気に障った人がいるなら申し訳ありません。


読了した本の全てにランク付けしている。
7段階(V、S、A、B、C、D、Eランク)。
Aは普通に面白い。Bはう~ん、イマイチって感じ。
本棚で各ランクごとに分類しているので興味のある方は覗いてみてください。
(ただし、SとAは小説とノンフィクションでさらに分けている)


江戸川乱歩賞受賞作全読破。
直木賞も80作品超え。
直木賞はボチボチ追加読了していく予定。


好きな作家と言われるとちょっと悩んでしまう。
一作家一作品というケースが非常に多いので。

100冊以上読んでるのは阿刀田高のみ。
50冊以上は星新一。
30冊以上は東野圭吾。

10冊以上は
綾辻行人、伊坂幸太郎、大沢在昌、乙川優三郎、岡嶋二人、
落合信彦、恩田陸、北村薫、桐野夏生、司馬遼太郎、清水義範、
真保裕一、筒井康隆、藤堂志津子、藤田宜永、宮部みゆき、
森博嗣、森村誠一、ジェフリー・アーチャー
といったところ。
このへんが『好きな作家』になるかな。
ちょっと古いしありがちだけど。

それから、
『日本推理作家協会編・ミステリー傑作選シリーズ』
というのを50冊ほど読んでいる。
これは全制覇が目標。


レビュー書く時、256文字制限は少なすぎるよ。
せめて1000文字ぐらいにしてもらえないかな。
それでも足りないんだけど(笑)

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