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これより新古今和歌集へと続く幽玄、姿にみえぬ景色、心の艶に唸りました。｢手枕のうへに乱るゝ朝寝髪したに解けずと人は知らじな(西住法師)｣夜より朝が艶めいて思ふのはわたしも愈々大人になれたのでせうか。独り占めした筈の朝にみたのは、わたしだけ何処か虚しい所在、叶へても叶わぬ想いが人の世で。｢恋しさは逢ふを限りと聞きしかどさてしもいとゞ思ひ添ひけり(前参議教長)｣逢えない日があんなにも苦しかったのに、あなたを前にした今はもっと苦しい、叶へても叶わぬ想いが人の世で。

千載和歌集 (岩波文庫黄 132-1)久保田淳

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あらすじ・内容

ナイス ★16

コメント(0)2021/03/21

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124お気に入られ 2月の読書メーターまとめ

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