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三毛猫
読書まとめ
2024年11月の読書メーターまとめ
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8
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読んだページ
3312
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感想・レビュー
8
件
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87
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2024年11月に読んだ本
8
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2024/11/30
文明論之概略を読む 上 (岩波新書 黄版 3…
丸山 真男
286
登録
382
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2024/11/22
明治憲法史 (ちくま新書)
坂野 潤治
240
登録
117
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2024/11/22
鉄道ひとつばなし (講談社現代新書 1680)
原 武史
281
登録
228
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2024/11/15
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ…
カズオ イシグロ
450
登録
24289
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2024/11/14
傲慢と善良 (朝日文庫)
辻村 深月
504
登録
25734
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2024/11/11
日本近代史 (ちくま新書)
坂野 潤治
948
登録
1048
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2024/11/10
正欲
朝井 リョウ
384
登録
21222
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2024/11/08
科挙: 中国の試験地獄 (中公新書 15)
宮崎 市定
219
登録
1051
2024年11月のお気に入られ登録
2
2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー
三毛猫
2024/11/14
ネタバレ
結局他人がどんな人間かなんて簡単に分かるはずもないよね。前半、架と周囲の人物たちによって読者の中に作られていく、どちらかというと否定的な「真実」像が、後半は真実視点になることで塗り替えられていく。でも現実では小説みたいに他人の心の中を覗くことはできない。なのに皆、自分から見える部分だけで相手の人間性を判断して値踏みする。結局自分も含めて皆傲慢なんだよね。せめて今目の前にいてくれる人を大切にしようと思った。人の傲慢さを暴くだけではなく、人は変われる・成長できるという希望も与えてくれた小説だった。
傲慢と善良 (朝日文庫)
辻村 深月
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あらすじ・内容
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2024年11月の感想・レビュー一覧
8
三毛猫
2024/11/30
当時の時代背景、福沢が影響を受けた欧米の思想家について丸山が広く解説してくれるため、現代の私たちでも難なく福沢の世界に入っていける。「物が貴きにあらず、物の働きが貴きなり」「自由は多事争論の中に生ず」「両目を開いて(=物事の長短を見て)議論せよ」など現代でも役立ちそうな思考法が並ぶ。また日本の独立の維持を切実に望む福沢からは、現代にはつい忘れてしまいがちな「自国が存在すること」のありがたみが思い出される。
文明論之概略を読む 上 (岩波新書 黄版 325)
丸山 真男
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三毛猫
2024/11/22
初めて読んだときは難しく感じたが、同じ著者の『日本近代史』と併せて読むと著者の歴史観への理解が深まり、よりスムーズに読めた。明治憲法が機能していた「戦前」は今日の我々の感覚に反して随分民主的だったのであり、それは明治憲法が最早機能しなくなった「戦中」とは明確に区別されるべき時代であるという著者の歴史観は新鮮だが、とても腑に落ちる。過去の全てをごちゃ混ぜにして間違ったものとしてゴミ箱に投げ棄てるのではなく、肯定的に評価されるべきものとそうでないものを冷静に切り分けて考える必要があると思った。
明治憲法史 (ちくま新書)
坂野 潤治
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あらすじ・内容
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1人
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三毛猫
2024/11/22
鉄道にまつわる歴史(主に戦前期)に関する小噺あり、筆者自身が乗車した路線の紀行文あり。鉄道というものが日本の近代と切っても切れない深い関係にあることを感じたし、列車に乗ってどこまでも旅に出たい気持ちにさせられた。天皇関連のエピソードが個人的お気に入り。また本書が書かれた25年近く前には、まだJRの長距離特急や急行がバンバン走っていたことが記述から分かる。現在はそういう列車はほとんど無くなってしまった。ああ、できるなら当時に戻って、乗車券片手に長距離列車に揺られて日本中をどこまでも旅したいものだ。
鉄道ひとつばなし (講談社現代新書 1680)
原 武史
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あらすじ・内容
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2人
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三毛猫
2024/11/15
ネタバレ
淡々とした語りが却って「臓器提供するためだけに育てられたクローン人間の生涯」という狂気を浮き立たせている印象。終盤のエミリ先生とマダム以外には、彼らを「使う」側の世界が全然出てこないのが物語として少し意外。外の世界の政治問題などに物語の風呂敷を広げず、あくまで彼ら視点の描写に徹することで、人間は容易に、疑いを持つことなく、自らの与えられた環境を受け入れてしまうこと(その危うさ)を示してるのかな?著者の真意は分からないけど、少なくとも自分はそのように受け取った。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)
カズオ イシグロ
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あらすじ・内容
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16人
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三毛猫
2024/11/14
ネタバレ
結局他人がどんな人間かなんて簡単に分かるはずもないよね。前半、架と周囲の人物たちによって読者の中に作られていく、どちらかというと否定的な「真実」像が、後半は真実視点になることで塗り替えられていく。でも現実では小説みたいに他人の心の中を覗くことはできない。なのに皆、自分から見える部分だけで相手の人間性を判断して値踏みする。結局自分も含めて皆傲慢なんだよね。せめて今目の前にいてくれる人を大切にしようと思った。人の傲慢さを暴くだけではなく、人は変われる・成長できるという希望も与えてくれた小説だった。
傲慢と善良 (朝日文庫)
辻村 深月
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あらすじ・内容
1件のコメントを全て見る
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34人
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三毛猫
2024/11/11
高校の授業で習うような一つ一つの出来事(例えば明治十一年政変とか第一次護憲運動とか)に至る流れを丁寧に紐解いていて、名前だけは覚えていても何故それが起きたのかは知らなかった「点」を線で結んでくれる本だった。それにしても80年の歴史は複雑で、一読では到底頭に入りきらない。二週目に入りたい。
日本近代史 (ちくま新書)
坂野 潤治
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あらすじ・内容
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2人
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三毛猫
2024/11/10
読んでよかったと思った小説だった。今までの自分は異性愛を前提とした振る舞いによって、同じ場所にいたであろうマイノリティの人たちを無意識に傷つけてきたんだろうな。それだけでなく、ひと時のマジョリティ性に甘んじて自己と向き合うことを怠る自分を突きつけられたり、結局今まで自分が信じてきた「多様性」に限界はあるのだろうかと疑問を感じたり、とにかく自己反省ポイントが多すぎる小説だった。小説家ってすごいわ。
正欲
朝井 リョウ
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22人
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三毛猫
2024/11/08
「歴代の王朝は(比較的安価な)科挙による選抜だけを行い教育は民間に任せていた。いつの時代も政府というのは短期的な効果が見えづらい割にコストのかかる教育に投資したがらないものである」とか、「科挙の本質は文を武に優越させる精神にある。軍部大臣文官制は近代までの中国を概ね安定させることに貢献した」という筆者の指摘は、なんとも現代への示唆に富んでいる。科挙について知りたいな程度の軽い気持ちで読んでみたら、科挙の具体的な描写に留まらない意外な学びの多い本だった。
科挙: 中国の試験地獄 (中公新書 15)
宮崎 市定
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7人
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ユーザーデータ
三毛猫
6
お気に入られ
11月の読書メーターまとめ
読書データ
読んだ本
174
冊
読んでる本
16
冊
積読本
0
冊
読みたい本
25
冊
プロフィール
登録日
2019/05/24(2036日経過)
記録初日
2019/06/04(2025日経過)
読んだ本
174冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
58125ページ(1日平均28ページ)
感想・レビュー
52件(投稿率29.9%)
本棚
0棚
お気に入り
4人
お気に入られ
6人
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