読書メーター KADOKAWA Group

2023年9月の読書メーターまとめ

新田新一
読んだ本
50
読んだページ
8658ページ
感想・レビュー
50
ナイス
972ナイス

2023年9月に読んだ本
50

2023年9月のお気に入り登録
3

  • KAZOO
  • starbro
  • crownhermit

2023年9月のお気に入られ登録
3

  • KAZOO
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2023年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

新田新一
本年度芥川賞受賞作。主人公は病のために様々な医療機器の支えによって生きている女性です。妊娠と中絶を経験してみたいと思っています。非常に重たい内容で、読んでいて打ちのめされました。私のようにお上品ぶって生きている人間に、一撃を喰らわせるために書かれたのかもしれません。ポルノ小説めいた場面があり、その部分は痛々しくて読み進めるのが苦痛になりました。生と性は切り離せないものであることを、改めて実感します。現代社会で生と性の両方が商品化されている醜さとやり切れなさを、この小説は読み手の胸に突きつけます。
新田新一
2023/09/09 12:25

とみかずさん、ご丁寧に有難うございます。おっしゃる通り、非常に重たい内容でした。気持ちは重たくなりますが、またいつか読んでみようと思っています。

とみかず
2023/09/09 12:28

再読必須ですね。

が「ナイス!」と言っています。

2023年9月にナイスが最も多かったつぶやき

新田新一

先月もナイスやコメントを有難うございました。今月もよろしくお願いします。まだ暑い日が続くようです。どうかご自愛ください。2023年8月の読書メーター 読んだ本の数:51冊 読んだページ数:8123ページ ナイス数:836ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1010824/summary/monthly/2023/8

yomineko
2023/09/03 07:33

豪快なお料理上手のアシㇼパさんですよね😊

新田新一
2023/09/03 07:35

いこさん、こちらこそいつも有難うございます。夢中になっていろいろ読んでいたら、いつの間にか50冊を超えていました。共読が3冊とは嬉しいです。まだまだ暑いですね。今散歩に行ったら、陽射しが強く驚きました。いこさんもお体に気を付けてお過ごしください。

が「ナイス!」と言っています。

2023年9月の感想・レビュー一覧
50

新田新一
20世紀の英国を代表する作家アイリスマードックが1964年に発表した長編です。主人公のエドモンドは、母の死をきっかけに故郷の自分の家に帰ります。そこでは、兄夫婦と使用人たちが暮らしていました。葬儀の後に、次々と醜い事実が分かってきます。兄夫婦の不倫、未成年である姪の妊娠を知り、エドモンドは途方にくれます。マードックは哲学の研究者でもあり、この小説は哲学的な主題を持っています。それは無力なことに気づいた人間が、どのように立ち直るかという事です。暗い話ですが結末でわずかに光が見え、救われた気持ちになりました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
女性たちの失踪事件を、雑誌記者の中禅寺敦子と彼女の友人たちが解決しようとします。なぜか失踪した女性の服を着た別の女性の遺体が群馬県の山中で見つかり、失踪事件は複雑な様相を呈してきます。果たして誰が殺されて、誰が失踪したのか……。天狗についての民俗学的な考察と謎解きが絶妙に噛み合ったミステリーの傑作。さらに女性が思う通りに生きられない日本社会の歪みが浮かび上がります。380ページと京極さんの本にしては薄いですが、その分読みやすくて一気に最後まで読めました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
子猫のにおは、友達の猫から手紙つきの風船をもらいます。その手紙は「遊びに来てね」と書いてありました。風船は空に飛んでしまい、今度は三毛猫のみーたが拾いました。風船が小さいと思ったもみーたはそれを膨らませるのですが……。楽しい絵本です。風船で空を飛ぶ猫たちの姿が可愛いし、笑えます。親しみやすい、淡いタッチの絵がユーモアのある物語を引き立てています。物語の最後がまた良くて、子供たちは喜ぶでしょう。大人の私はお腹が空きました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
ホスピス医である小澤先生の本は、どれも素晴らしいです。ご自分の経験に基づいて、人間が生きる上で最も大切なことを優しく教えてくれます。どんな人生でも意味があり、たとえ死ぬ間際であっても、人間はそれまでの生き方を改めて、感謝しながら死ねることが分かります。言い換えれば、人間は死ぬ直前まで、良い方へ変わる可能性を秘めた存在なのです。「ノート」という言葉が題に含まれていることから分かるように、この本は人生の意味を見出すためのノウハウが書かれています。図書館で借りましたが、購入して手元に置きたいと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
このシリーズを1巻から読んでみようと思い、図書館で借りました。この巻は可笑しい川柳が特に多いです。読みながら、何度も噴き出しました。「共白髪誓ったはずが妻茶髪」人生はそういうもんです(苦笑)。「保険証無いと思えば冷蔵庫」まさか野菜と間違えたのだろうか。でもまあ、見つかって、良かった良かった。「色気あり毎朝磨くハゲ頭た」いくつになってお洒落は大切です。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
非常に難解な小説で、30ページほど読んでも、何が何だかさっぱり分かりませんでした。「夏が、汗ぐませた世界もろともに尽れていった。すでに秋、ゆるく解けた陽が弱りながらなおくっきりと象る翳をうす青く垂らして、彼女はそこに立っていた」これは書き出しの部分で、こんな表現が延々と続くので読者を選ぶところがあります。読んでいくうちに、主人公の死んだ姉の著作について、語られていることが分かります。作者は手垢のついた表現を可能な限り避け、斬新な小説を作り出そうと試みていることが分かり、心を打たれました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
俳句の本はあまり読んだことがありません。でも本書を読んで面白さを感じたので、これから読んでみようと思いました。普通の俳句とは一味も二味も違う句が収められています。例えば、こんな句が載っています。「たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ」普通に考えると意味は分かりません。でも語感の良さとユニークな表現で、忘れがたい印象を残します。作者には河馬が出てくる俳句が多いそうです。「七月の水のかたまりだろうカバ」これも突拍子もない句で、意味が分からないのですが、口ずさんでいると涼しげな気持ちになるのが面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
家具職人壱晴と会社員桜子のぎこちない恋愛を描いた小説。壱晴は過去のトラウマにより声が出なくなる時があり、桜子の方は経済的に苦しい自分の家を支えなければならない、という困難を抱えています。今年読んだ日本の小説で、一番感動しました。人を本当に愛する苦しみと喜びが、繊細に描かれています。壱晴が抱えているトラウマのきっかけになった事件は悲しすぎます。桜子が壱晴の昔の恋人に嫉妬する場面はリアル。そんな彼女が壱晴に結婚してください、と土下座する場面ではほろりしました。小説なのに、二人の幸せを祈りたくなります。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
2009年にノーベル文学賞を受賞したルーマニア系ドイツ人の作家、ヘルター・ミュラーの長編。この本を読むまで、ルーマニア人がソ連の強制収容所で、働かされたことを知りませんでした。全く希望を持てない状態で生き続ける人々の姿が、断章を積み重ねる形で描かれています。散文というより散文詩の集まりのような内容です。断章にすることで、単調な描写になりがちな収容所の様子が、詩的なイメージを帯びる箇所が、心に残りました。飢えの苦しみの描写は強烈です。共産主義の悪しき一面を、ひるむことなく描き出した傑作。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
猫が詠んだ俳句なので、「ねこはい」です。(実際は南伸坊によるもの)。表紙のとぼけた感じの猫の絵からして笑えます。可愛かったり、おかしい猫の絵が散りばめられているので、私のような猫好きにはたまらない本です。俳句はユーモアを感じるものが多いですが、詩情を感じる美しいものもあります。笑える俳句の一例は、「やぶいても/いいというから/えんりょなし」障子を破きまくっても、平然としているふてぶてしい猫の絵が載っています。詩情を感じる俳句は「はくもくれん/とおくをでんしゃの/とおるおと」
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
日本の現代詩は難解で、読んでいて頭が混乱することが多いです。この詩集も難しい詩が多く、読み終わるのに苦労しました。でも、小説では表現しにくいことが書かれており、自分の全く知らなかった世界を見せてくれる良さはあります。この詩集の中では「弁当箱」が特に良かったです。詩人は息子が忘れていった弁当箱を届ける途中で、残酷な処刑の写真を思い出します。この世の悲惨さと平凡な出来事が、偶然のように重なるところが面白いです。さらに、結末では悲惨な現実に押し潰されない命を讃えられて、読者は感動を覚えます。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
主人公の明秀は、避暑地で会った美しい女性美子に惹かれるのですが、彼の思いは届きません。明秀は自殺を決意し、知り合いになった清子と共に、自分たちの命を絶とうとします。小説の文章と言うより、学術論文調の筆致で書かれた作品です。じっくり読んでみるとそんな文章の中に叙情的な味わいがあり、詩的な美しさを感じました。理屈っぽい文章は、感傷的な内容になりそうな物語を、引き締めるための方策です。結末は衝撃的ですが、三島由紀夫の潔癖な精神が現れていると思います。小説を書き始めた時から、三島にとって死は身近なものでした。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
城をテーマにした3篇。ムシルの「ポルトガルの女」は、重厚な筆致で書かれた作品で、人間の心の綾が丁寧に描き込まれています。物語の中に出てくる城が、主人公の妻の心の暗喩になっている気がしました。。アナトール・フランスの「ユダヤの太守」は、構成が巧みな作品。最後に出てくる歴史上の有名な人物に驚きます。ゲーテの「ノヴェレ」が一番の好みでした。少年の澄んだ歌声が人々を救います。外的な出来事を描きながら、人の心の気高さを暗示しているゲーテらしい作品です。
ピンガペンギン
2023/09/22 18:52

昭和からある喫茶店です。ゲーテがお好きなんですね。私は詩に疎いのでまた本の感想をいつかお待ちしてます。「ファウスト」にいつか挑戦してみます。

新田新一
2023/09/22 19:17

昭和から続いているのは素晴らしいです。私はカフェよりも喫茶店に親しみを感じる世代です。ゲーテのこと了解しました。『ファウスト』はよろしかったら、読んでみてください。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
現代の日本を代表する詩人三角みづ紀さんの2つの詩集が、収められています。「ゆきずりの生々しさ/裏返るふたつの舌/結末は躊躇して」(「ひかりの先」より)こんな感じの詩が続くので、理解するのは簡単ではありません。でも、作者が言葉にならない想いを伝えようとしているのは、よく分かります。作者の詩を読むことで、自分の心の深いところも変わるのを感じます。それが現代詩を読む喜びだと思います。主に若い女性の生き辛さが表現されており、それは今の日本で生きる者にとっては、無縁なことではないと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
寒い冬にひろこさんは、手紙を書き始めます。最初はリスに書き、次はとかげでした。書いた手紙はもみの木に下げておきました。動物たちやもみの木にまで手紙を書いて、春になってもみの木のところへ行ってみると……。心が温かくなる素晴らしい絵本です。片山さんの絵は色鮮やかで優しく、親しみやすいです。忘れていたのですが、子供の頃は動物や植物に、鳥さん、花さんと言って話しかけていました。他愛ない行動ですが、自然とつながっている気持ちは嬉しかったです。そんな子供の頃の無邪気な心を思い出す絵本です。
yomineko
2023/09/21 08:04

そうなんですよ!手紙というより文字そのものを書く事が少なくなり、、、漢字を忘れ、書く時は適当にくずしています(笑)良い絵本をご紹介下さりありがとうございます😊

新田新一
2023/09/21 08:12

yominekoさんのコメントに笑ってしました。私も同じです。漢字の細部を忘れて、くずすことがあります。(笑)ご感想を楽しみにしています。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
萩尾望都の名作。吸血鬼を主人公にするのは、昭和の時代は思い切った方法だったと思います。エドガーやアランは人間的な人物で、恐怖を感じるよりも共感します。思春期には、自分は他の人と違うという思い込みを持つことが少なくありません。そんな心情がエドガーたちの描き方に生かされている気がします。繊細で緻密な絵が素晴らしいです。作者の深い感情が胸の奥まで伝わってきます。この巻では「すきとおった銀色の髪」が特に好きです。自分の初恋の人に、年を取ってから再び会った男の話。彼女は昔のままでした。切なさが身に沁みる作品です。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
弁証法に焦点を当てたヘーゲル哲学の入門書です。弁証法については中途半端な知識しかありませんでした。ここに書かれた二つの相反したものを統合して、より良いものを目指す試みには惹きつけられます。弁証法を深めていったヘーゲルが袋小路に陥ったことは興味深いと思いました。否定を重ねて無の状態になります。でもそれを受け入れ直視して、人間の存在自体を高めようとする哲学を、ヘーゲルが見出したことに心を打たれます。哲学書なので難解ですが、読み終わると大いに勇気づけられました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
釣りの好きな小さな男の子を描いた絵本です。釣りに行っても釣れない状態が続いていましたが、ある日、「とてもとてもおおきなさかな」を初めとして、3匹の魚を釣り上げます。シンプルな構成の絵本ですが、味わい深い内容です。なぜか「ちいさなちいさなさかな」だけは釣れませんでした。この魚は男の子の仲間のような気もします。家族で釣った魚を食べる最後の場面が愉快です。もちろん、男の子が食べたのは、あの魚です。ここを読んで、子供たちは嬉しくなると思いました。
新田新一
2023/09/17 06:36

yominekoさん、有難うございます。世界傑作絵本シリーズは当たりが多いですね。今日も図書館で探してみようと思っています。可愛くて、楽しい絵本だったので、ぜひお読みください。

yomineko
2023/09/17 06:37

ありがとうございます😊シリーズを制覇したいですよね📚

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
マグニチュード8の直下型地震がお台場で起こります。主人公の三島ジンは就職活動でそこに来ていました。中学の同級生岡野と再会。共に励まし合って生き抜こうとします。この巻ではあまり救いは見えません。結末では、生暖かい風が吹いて、火に包まれた人間たちが落ちてくる恐ろしい様子が描かれています。中ほどで尾崎豊の歌を東北弁訛りで歌って、その場の人たちを励ますシンガーが出てきます。ここは感動的な場面でした。大地震との向き合い方を示してくれる良作です。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
日本のエッセイの歴史を、俯瞰的に記述した興味深い一冊。『土佐日記』から始まり、現代の佐藤愛子による『90歳。何がめでたい』あたりまでのエッセイが対象になっています。このように広い年代を書いているので、エッセイの内容の変化が把握しやすいです。文学性を帯びたものから、親しみやすい昭和軽薄体が増え、社会の細分化に伴って多種多様なエッセイが書かれるようになりました。誰にでも書けて、書きたいことを書くのがエッセイの真髄と書かれており、私もこの見方に賛成です。この精神が消えない限りエッセイは書き継がれていくでしょう。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
何度も読んでいる星新一のショートショート集。星新一の本はいつ読んでも面白いし、何回読んでも楽しめます。分かりやすい文章で書かれており、きちんとしたオチがある点も好きです。社会風刺、幻想的なもの、ブラックユーモアなど作品の内容はバラエティに富んでいます。本書の中では、「交代制」が特に好きです。人格が一日ごとに交代するようになってしまった人物を描いています。筒井康隆も顔負けのドタバタコメディー。あっと驚く結末を迎えます。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
私のようなおっさんが、可愛い人形にはまっていく話です。矛橋真澄は42歳のサラーリーマン。会社では、口うるさい上司として部下から煙たがられています。顔は怖そうで、体はごつく夜道では会いたくないタイプ。でも、ある日オークションでエーテルドールを見つけ、それを落札してから彼の人生は変わり始めます……。基本的にコメディーで大笑いしながら読みました。怖い顔を赤らめて、人形の世界に深入りしていく姿は、本当に可笑しいです。でも、可笑しさ以上に胸が熱くなる感動があります。矛橋さんの人生は、人形との出会いで変わったのです。
yomineko
2023/09/17 05:11

(笑)私は小さい時からリカちゃん人形が好きです!!!余りにも美しくて可愛いジェニーちゃん人形も持っています!!!おじさんもハマりますよね!!!

新田新一
2023/09/17 06:34

yominekoさん、コメントを有難うございます。お人形がお好きなのですね。その気持ちは分かる気がします。友達に笑われるのですが、私も可愛いものが好きです。矛橋さんには深く共感しました。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
表紙に載っている手のひらにすわった、ちいな猫の絵にノックアウトされました。何度見ても見飽きない本当に可愛い絵です。手のひらねこは妖精の一種で、ある日突然現れます。鷹野さんの作品らしく、繊細で温かみのある絵が素晴らしく、絵を眺めているだけでも幸せな気持ちになります。しかも猫が多く描かれているので、猫好きの私にはたまらないです。物語には、現実の世界の悲しい面も描かれており、説得力があります。主人公の奏君は、親の期待通りに生きることができず、絵ばかり描いています。てのひらねこは、彼を慰めるために出現したのかも。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
原作者が大阪の西成で経験したことを漫画化した作品。ドヤ街と言われる西成の本当の姿が伝わってきます。この本は表紙で損をしています。内容は表紙に描かれているような不気味で、恐ろし気なものではありません。確かに悲惨な生活が描かれていますが、人間味のあるものです。西成に馴染めず、途方に暮れている主人公を温かく受け入れてくれる見知らずのおっちゃんには、感動しました。西成の今を伝えるコラムも収録されています。YouTuberの紹介により、西成は有名になり、多くの人が訪れるようになったそうで、これには驚きました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
絵本作家かこさとしの死後に発表された作品。戦争の悲惨さを静かに訴える内容で、作者の他の絵本と異なった雰囲気を持っています。大好きな秋が戦争によって台無しにされたと描かれています。絵は童話のようではなく、リアルなタッチです。爆撃された戦闘機から脱出したのに、落下傘が開かず皇居に敬礼しながら死んでいった兵士の話は、悲しすぎます。無邪気で楽しく、優しいかこさんの絵本が私は大好きなのですが、かこさんの創作の根底には、この絵本に表現された怒りがあるのかもしれない、と思いました。
新田新一
2023/09/13 07:43

かこさんの本は、本当に名作ばかりですね。これからも読み続けたいです。内藤さんの本は涙と感動があるのですね。それは楽しみです。さっそく読んでみます。

yomineko
2023/09/13 07:47

でもホラー文庫ですから物凄い凄惨なシーンも盛りだくさんですよ!!!

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
『火星年代記』で有名なブラッドベリの晩年の2つの中編が収録されています。どちらの作品も瑞々しい筆致で書かれ、物語として面白かったです。「どこかで楽隊が奏でている」は不死を主題にした作品。永遠に生きながら物語を書き続ける人々の姿が魅力的。寂しさと切なさの中に恐怖がブレンドされた作者らしい作品。「2099年の白鯨」はメルヴィルの『白鯨』を宇宙的なスケールで描いた作品。いわゆるスペースオペラなのですが、ブラッドベリ特有の美しい文章で書かれ、哲学的なテーマが織り込まれているので、読み応えがありました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
訳者によると、作者はイタリア最大の女流作家とのこと。この作品は13歳の時に書かれたそうで、少女の夢想が生かされた夢のある作品になっています。カテリーナの人形ロゼッタがいなくなってしまい、銀のトランペットを持ったティトとそれを探す旅に出ます。作者の絵も多く収録され、それを見るのも楽しかったです。可愛くて、生き生きとした絵です。物語の中に出てくる夢の宮殿が興味深いです。子供たちの夢が生まれる場所。大人になっても、子供心を失わなければ、こんな作品が書けるのでしょう。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
作者の『せんたくかあちゃん』を愛読していました。読書メーターで続編があることを教えてくださる方がいたので、図書館で借りて読了。今回も豪快なかあちゃんの活躍が可笑しかったです。大凧を使って、洗濯物を干すと、かみなりさんたちが気づきます。おれたちも干してくれと頼むのですが……。かあちゃんの最後の言葉「あめでも はれでも まかしときい!」に痺れました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
銀座のカフェーの女給君江が主人公の物語。彼女は天性の媚態で男性を誘惑し、真の恋愛とは無縁の生活を送っています。君江に翻弄される作家の清岡は、彼女のふしだらな行動に怒りを覚え、復讐の機会を窺っています。刹那的な世界で生きる女性を主人公に、男女の性愛のもつれを巧みに描いた傑作。背景となる銀座の情景が美しく描かれていて、物語に色を添えています。空の情景や季節の変化などの描写に、しみじみとした情感を感じました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
萩尾先生の初期の短篇集。今と画風が少し違います。繊細なところは変わらないのですが、華麗さが抑えられて素朴で優しいタッチの絵になっています。ただ、登場人物たちの内面が深く伝わってくる描き方は同じで、さすがだと思いました。本書の中では表題作が飛び抜けた傑作。美月中学の個性豊かな生徒たちを描き分け方が見事です。ドタバタ劇でもあって、クスリと笑えるところもありました。最後はドキッとしますが、ハッピーエンドであることが分かって、幸せな気持ちになります。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
「床屋コックス」は遺産によって、急にお金持ちになった床屋の話。上流階級の仲間入りをしようとするのですが、失敗して結局元の職業へ。昔の仲間たちが、温かくコックス一家を迎い入れてくれるところが素晴らしい。「馬丁粋語録」は、抜け目のない主人に仕える下男の苦労を描いています。ドーバー海峡を渡る船旅の苦労の描写が興味深かったです。どちらの物語にもサッカレー自身の絵が添えられています。ユーモアを感じる味のある絵で、サッカレー自身の小説の作風と似ている気がしました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
私は服を買うのが好きです。とは言っても、ブランド物とかコーディネートとか全く分からずに、安くて自分の気に入ったものを買っているだけです。服選びの参考のために借りました。でも、著者のなかむさんは、服代に年間1000万円かけるそうで、別世界の人物であることが分かりました。30万とか50万とか、私には一生無縁の服が多く紹介されています。さすがに高い服着心地が良さそうで、個性的な雰囲気を持っています。黒を中心にコーディネートを組み立てると書かれており、これは参考になりました。私もよく黒のパンツを履いています。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
ごろはちはいたずら好きのたぬきです。でもいたずらをした後は、お詫びのしるしを置いていく律義さもあります。ある時村で大きな工事が始まります。鉄道を作る工事だったのですが、ごろはちもそれに巻き込まれてしまい……。これは素晴らしい絵本です。表紙からして私の好みで、笑っているごろはちを眺めていると、顔がほころんできます。温かみがあって素朴な絵、方言のリズムを生かした語り、思いもよらない結末と読者に強烈な印象を残します。ごろはちのような存在は、日本人の心のどこかに潜んでいるはずです。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
ルーマニアの詩人による詩集です。この本の一番良いところは、原文が載っているところです。ルーマニア語は分からないのですが、解説によると概ねローマ字読みで良いそうです。いくつかの詩は音読しながら、読んでみました。韻を踏んでいる個所もあり、音楽的で整った印象を受けました。作者の詩は、胸の奥にある言葉にならないものを見極めて、それを象徴的に表現するものが多いです。言葉の壁を越えて伝わってくるものを自分の心で受けとめた時に、深い感動を覚えました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
昔、作者の『赤色エレジー』を読んで、感動しました。その本を紛失してしまい残念に思っていたら、本屋で本書を発見。購入し、すぐ読みました。黒と白のコントラストを多く取り入れた個性的な画風です。例えば、「花咲く港」では、降りしきる雨の中に女性の白い顔が浮かび上がります。この黒と白の対称は、男と女、光と影というように、この世界にある対極のものを鮮やかに描き出すのに適している気がしました。今の世の中は、いろいろなものが均一化されて、対極のものを描くのは簡単ではありません。その意味で作者は昭和の漫画家そのものです。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
私は腰痛持ちです。ずっとおさまっていたのですが、最近痛くなってきたので、この本を読んでみました。痛いところを、直接もまない、おさない、たたかないというX体操のアプローチの仕方は正しいのではないかと思いました。例えば肩が痛い時は、指そらしをします。指の筋肉と肩の筋肉は繋がっているからです。一つ一つの体操の仕方は、少しややこしいもので、覚えるのが大変そうでした。体の不調は体の歪みが積み重なってできるので、それを治すには毎日コツコツと体の養生を行うこと。著者のこの言葉をしっかりと頭の中に入れたいです。
ピンガペンギン
2023/09/06 18:25

こんばんは。私も時々腰痛になります。つらいですよね。朝起き出すときには必ずストレッチをしてから起きます。整形外科医がすすめているような簡単な体操です。

新田新一
2023/09/06 18:34

ピンガペンギンさん、こんばんは。ピンガペンギンも腰痛持ちでしたか。本当に辛いですね。私の場合は、母の介護で母を起き上がらせるときに腰に負担をかけて、悪くなりました。朝のストレッチは有効だと思います。私もやっています。ピンガペンギンの腰痛が悪化しませんように。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
小さい消防自動車に乗るスモールさんが、活躍するお話です。女の子や猫を救助したり、火の出ている屋根に登るといった颯爽とした活躍。絵は柔らかで温かみのあるもので、古き良きアメリカの雰囲気が伝わってきます。「ちいさい」という言葉に大きな意味があって、子供たちはスモールさんや小さい消防自動車に自分を重ねて読むはずです。問題が多過ぎる現代社会ですが、子供たちがこんな絵本を読んで、みんなのために一生懸命働いてくれる人がいる、と思ってくれたら嬉しいです。
yomineko
2023/09/06 10:12

新田新一さん、おはようございます(#^.^#)昔から消防車が好きです🚒小さい時見学に行った事もあります😊読みたい本に登録させて頂きました📚

新田新一
2023/09/06 11:40

yominekoさん、おはようございます。いつも有難うございます。消防車がお好きなんですね。かっこいいですもんね。色も鮮やかですし(結構赤が好きです)。1970年に発行されて今でも人気にある絵本だそうで、きっと楽しく読めると思います。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
二人の女性が殺されます。至近距離から銃で撃たれた無惨な死に方です。二人には売春をしていたという共通点が。恐喝事件を調査していた木部美智子は、二つの事件の共通点に気づき調査を開始。殺人を犯すことになった人物の心の闇と対峙することになります。重たく暗い小説です。それでも読みだしたらやめられない迫力を感じました。人間の尊厳がないがしろにされる現代の悪を、執拗に描こうとする作者の執念に深く共感。目立つトリックやどんでん返しを使わなくても、人の心の闇を正面から描くことができれば、良いミステリになることが分かります。
新田新一
2023/09/05 09:14

yominekoさん、おはようございます。いつも有難うございます。望月さんの作品は本屋に平積みされていることがあって、ずっと気になっていました。ミステリとしてはちょっと物足りないかもしれません。でも、良い小説を読めたと感じました。辛い目にあっている登場人物たちが同情的に描かれています。そこに作者の優しさを感じました。

yomineko
2023/09/05 09:22

そうなんですね!!!ご紹介ありがとうございます😊

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
著者のタムタムさんは、保健所から犬猫を預かるボランティアをされています。預かっている間に里親を探します。ご自分の経験を漫画にされて、それが本にまとまりました。犬たちの世話をする時の苦労や喜びが、優しいタッチの漫画として描かれており、読み応えがあります。笑えるところもあるし、泣けるところもあって素晴らしい本です。野犬で怖い目に遭って、いつもおどおどしているビビちゃんが、少しずつタムタムさんに慣れる話などは、涙なしは読めません。この本を読むと、犬を飼って捨ててしまうのは、残酷な行動であることがよく分かります。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
さっちゃんは、人懐っこい女の子です。出会う動物や物を、こちょこちょこちょ、とくすぐってあげます。怖い顔をしたライオンも、さっちゃんがくすぐると大喜び。お化けも車もビルもこちょこちょこちょとくすぐって、笑わせるくすぐり名人です。何とも幸せな気持ちになれる本当に良い絵本でした。シンプルな物語なのですが、ちゃんとオチがあって、最後を読むと嬉しくなります。子供たちが初めて読む絵本にぴったりではと思いました。おっさんになってから読みましたが、十分面白かったです。
新田新一
2023/09/04 16:22

こちらこそいつも有難うございます。絵本は良いですね。これからもどんどん読みたいです。

yomineko
2023/09/04 16:41

はい、私の場合は絵本で読む冊数を稼いでいるとも言えますが、、、良い作品はもう感動の嵐ですので止められません📙

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
式亭三馬の『浮世床』を漫画家の古谷三敏が漫画化したもの。江戸時代の床屋を舞台にした一般庶民の生活が生き生きと描かれています。古谷三敏のユーモラスな絵が、原作の滑稽な雰囲気によく合っていると思いました。特に面白いと思ったのは、後半に出てくる寄せ口。死んだ人の言葉を取り次ぐことを職業にする人がいたそうです。どんな時代であっても、生きている人は死んだ人のことをいろいろと思うことがあるのかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
芥川賞作家山本道子の最後の作品。結婚、出産時の男性の役割、家庭での男女のすれ違い、子供を育てる難しさといった簡単に答えを出せない問題が詰め込まれた濃密な長編小説です。主人公は子供の時に母親が自殺するというトラウマを抱えています。繰り返し自分の左側にある闇という表現が出てきて、心に残りました。そこは自分の無意識の世界であり、日本の社会では実現しにくい本当の自己といったものなのでしょう。読み返してみると何も変わらな結末にかすかな救いを感じます。その救いは尊いものだと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
厄介者の兄が帰って来て、騒ぎを起こします。兄のことを気遣っているようで、自分の意向をさりげなく優先しようとする周りの人々。日本の社会の組み込まれている建前と本音の使い分けを巧みに描いた戯曲です。小さくなっていた兄が自分の本音を爆発させる結末が印象に残ります。建前だけで生きているような弟の妻を、「お前は偽物だ」と非難。この部分を実際の舞台で見たいと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
料理研究家の妻とイラストレーターの夫、妻の助手を務める女性をめぐる物語です。助手の女性は夫と不倫関係にあります。どろどろしておらず、ユーモア満載で読んでいて何度も噴き出しました。不倫が良くないことは言うまでもありませんが、道徳に外れたことをうっかりしてしまうのが人間というもの。詠美さんの他の小説のように官能的な場面は出てこないのですが、その分料理がおいしそうに描かれて、お腹のすく場面も多かったです。ほろ苦い結末が絶品。ここを読むと、作者は真のモラリストであることが分かります。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
コロッケやエビフライといった揚げ物が、野球チームを結成します。ちょっと無理がありますが、たいやきやたこ焼きもフライにしてもらって、チームに合流。フライなべが監督です。フライなべは厳しいノックで、揚げ物たちを鍛えるのですが……。何度読んでも、大笑いする私のお気に入りの絵本です。イカリングは、ボールが真ん中を通り過ぎたり、オニオンリングは、衣がぬげたり、コロッケは崩れたりで前途多難。でも揚げ物の好きな私は、このチームを応援したくなります。アイディアの勝利と言える傑作絵本。
新田新一
2023/09/03 09:24

yominekoさん、有難うございます。この絵本は本当に面白いです。今回も爆笑しながら、読みました。ぜひ読んでみてください。

yomineko
2023/09/03 09:25

そうなんですね😊読むのが楽しみです⚾⚾⚾⚾

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
シャーリー一家が海へ遊びに来ます。お父さんとおかあさんは、浜辺で椅子に座ってのんびりしているのですが、シャーリーは空想の世界で冒険を繰り広げます。これまで読んだことがない斬新な絵本で、大人の世界と子供の世界の両方が描かれていることに感心します。大人である私は、両親の心配が分かるのですが、同時に海を見てワクワクし、冒険を空想するシャーリーの気持ちも理解できました。子供の時に読んだら、そうそう大人って退屈だよねとシャーリーの行動に肩入れしたでしょう。独創的な作品を作った作者は、子供心を捨てなかった大人です。
yomineko
2023/09/03 09:28

めちゃくちゃ飛びましたよ!私が飛ぶと男子も女子も先生も「うぉ~~~~」という歓声を上げてくれました(笑)見とれていたというより 引かれていた感じです。飛び過ぎまして(笑)

新田新一
2023/09/03 09:43

それは凄い。ワンダーウーマンですね。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
結社に属さない独立独歩の歌人として知られる枡野浩一のすべての作品が収められた本です。短歌と言うよりキャッチコピーのような作品も多いです。「ローソンに足りないものをだれひとり思いだせない閉店時間」でも、現代的な叙情を感じさせる美しい短歌もあって、読んでいて共感しました。特に2010年発表の『夢について』は、切なくて胸に迫る歌が多かったです。「抱きしめた夢の中では生きていて重さもあって温かった」分かりやすい表現で、殺伐とした現代社会の中の叙情を追求する作者に脱帽です。
Marie
2023/09/25 14:59

こんにちは☺️いいねありがとうございました。現代短歌の勉強を始めました。星を見上げるような気持で読んでいましたが、かなしみを感じさせる歌が多く思えます。まさに現代の生の歌ですね。

新田新一
2023/09/25 15:19

Marieさん、こちらこそありがとうございました。枡野さんのこの歌集には、切なくて、悲しみを感じさせるものが多いですね。読みながら、何度かほろりとしました。現代の社会の難しさを反映しているのだと思います。この本は手元にずっと置いて、繰り返し読もうと思っています。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
1巻が面白かったので、2巻も続けて読んでみました。個性的なホテルに泊まり、自分だけの時間を大切にする主人公に共感します。出会い系のアプリでハンサムな男性に会って、気が合わないことが分かり、予約したホテルでほっとする主人公に嬉しくなりました。私は割と社交的な方ですが、一人になれる時間がないと気が滅入ります。この作品で描かれている一人でホテルに泊まることは、本当の自分を取り戻すための儀式だと感じます。出てくるホテルの中では、名古屋のタワーホテルが良かったです。ここはテレビ塔内にあり、芸術的な雰囲気に浸れます。
が「ナイス!」と言っています。
新田新一
本年度芥川賞受賞作。主人公は病のために様々な医療機器の支えによって生きている女性です。妊娠と中絶を経験してみたいと思っています。非常に重たい内容で、読んでいて打ちのめされました。私のようにお上品ぶって生きている人間に、一撃を喰らわせるために書かれたのかもしれません。ポルノ小説めいた場面があり、その部分は痛々しくて読み進めるのが苦痛になりました。生と性は切り離せないものであることを、改めて実感します。現代社会で生と性の両方が商品化されている醜さとやり切れなさを、この小説は読み手の胸に突きつけます。
新田新一
2023/09/09 12:25

とみかずさん、ご丁寧に有難うございます。おっしゃる通り、非常に重たい内容でした。気持ちは重たくなりますが、またいつか読んでみようと思っています。

とみかず
2023/09/09 12:28

再読必須ですね。

が「ナイス!」と言っています。
新田新一
怖くないお化けのお話です。ジョージーは、ホイッティカーさんの家に住んでいて、階段をみしりと言わせたり、ドアをギーと言わせています。そんな音が、ホイッティカーさんの生活のリズムになっていました。でも、ホイッティカーさんは家を直してしまい、ジョージーの居場所はなくなってしまいます。ユーモアがあって生き生きとした絵が素晴らしいです。お話も怖くないお化けを登場させるという意表をついたもので、楽しめます。ジョージーはお化けではありますが、家の守ってくれる存在でもあると思いました。
yuppi
2024/03/31 15:00

こんにちは。子どもの頃読んだ絵本は、この1冊しかなかったのですが、いつの間にかにシリーズ化されていました。どの作品もジョージーの可愛さが一杯でしたよ。良かったら手に取ってみて下さいね。

新田新一
2024/03/31 16:57

yuppiさん、コメントを有難うございます。シリーズ化されているのですね。図書館で探して読んでみようと思います。ジョージーのかわいいキャラクターが非常に好みです。古き良き時代のアメリカといった趣の絵も素晴らしいです。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/05/25(1956日経過)
記録初日
2023/06/01(488日経過)
読んだ本
737冊(1日平均1.51冊)
読んだページ
119915ページ(1日平均245ページ)
感想・レビュー
737件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

日本と海外の古典文学、SFとミステリー、漫画、児童書が好きです。どんな本でも丁寧に読んで、自分の言葉で感じたことを書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

好きな本10冊

夏目漱石 『道草』
三島由紀夫 『午後の曳航』
山本周五郎 『さぶ』

ジョナサン・スウィフト 『ガリバー旅行記』
グレアム・グリーン 『情事の終わり』
J・D・サリンジャー 『ライ麦畑でつかまえて』

レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?』

チェーホフ 『桜の園』
シェークスピア 『ソネット集』

参加コミュニティ1

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