読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

konoha
読んだ本
10
読んだページ
2863ページ
感想・レビュー
8
ナイス
796ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

konoha
定時制高校でそれぞれ困難を抱える生徒たちは藤竹が顧問を務める科学部の活動を通じて成長していく。最初は定時制高校と生徒のキャラクターがあまりにステレオタイプで、「山田洋次監督の学校みたい」と冷めた目線で読んでいた。岳人は作業着で金髪、自分のことを不良品って今時こんな人いるかなぁ。でもアンジェラと長嶺の章、最後は泣きそうになった。個々のエピソードが影の主役、藤竹のストーリーとしても集約されていくのが素晴らしい。科学をわかりやすく誰もが楽しめるエンタメ小説に仕上げた。「オポチュニティの轍」が好き。
hon
2024/06/05 09:26

確かにステレオタイプ。不良とフィリピンママと過呼吸と老害爺だもんね。俺もハイハイ読んでたけど、あとがきで実話ベースと知って反省致しました。事実は小説より奇なり。

konoha
2024/06/05 21:55

盗んだバイクで走り出す〜優等生を憎んで、闇を憎まず、このはです。真っ黒な伊与原さんも読んでみたいですね。皆さん頭良いなぁと感心します。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

konoha

「同じ星の下に」「小説家の一日」が良かったです。週末に瀬戸、多治見を旅行してきました✨ 2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4624ページ ナイス数:1009ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1017389/summary/monthly/2024/4

「同じ星の下に」「小説家の一日」が良かったです。週末に瀬戸、多治見を旅行してきました✨

2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4624ページ ナイス数:1009ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1017389/summary/monthly/2024/4
りんご
2024/05/22 23:19

ちょっと!愛知に来てたとは!

konoha
2024/05/24 16:54

瀬戸に行ったよ!りんごちゃんとまいぽんさんを思いながら笑💕また行きたいな😆

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
8

konoha
村上さんの長編を読むのは久しぶり。タイトルが怖くて何となく避けていた。静かでゆっくりとした物語。妻に離婚を切り出された私は山中にある画家の家に住むことなる。私の生活スタイルには村上さん自身が投影されているように感じた。どうして免色という男は私に肖像画を依頼したのか。免色はどんな人物なのか。謎解きの要素もあり、終盤は一気に読んだ。全体を通じて歴史、美術、食などの幅広い知識が織り込まれる。免色家の描写はまるで実際に見てきたようで驚く。完璧なカクテル飲んでみたい。騎士団長がかわいくて楽しかった。
が「ナイス!」と言っています。
konoha
古畑任三郎を思い出す叙述ミステリ4編。死神のような風貌の乙姫警部とイケメンの鈴木刑事のコンビが犯人を追い詰める。漫画家、歌手、ライフスタイル研究家、美術予備校講師と比較的華やかな職業がテーマで犯人も個性的な面々。3、4話目の卑怯な手は好みではないが、言葉のセンスが良く王道ミステリーを楽しめた。犯人が皆ポリシーを持っていて去り際がかっこいい。「愚者の選択」が好き。鈴木はどうして乙姫を信頼しきっているのか。前作に書かれているのかな。静けさを好む里見は乙姫と友達になってほしい。
えんちゃん
2024/05/23 21:01

里見って予備校講師だっけ?美術の?倉知さんの遊び心ある王道ミステリ✨️2022年間ベスト本棚に入れてるよ🤭前作『皇帝と拳銃と』も読みたいと思ってまだ読めてないなー。

konoha
2024/05/23 21:32

えんえん教えてくれてありがとう😊里見はナルシストっぽい美術の講師だよ。王道だけどクセがあるのがいいね!死神よく採用されたね笑

が「ナイス!」と言っています。
konoha
ジョギングを始めたので読んだ。村上さんと走る距離や頻度は比べものにならないが、何かを変えたかったり走ること自体が好きだったり根本はどんなランナーも変わらないなと思った。100キロウルトラマラソンやトライアスロンにも参加していて本格的。神宮外苑、ボストン、ニューヨークなど走ってきた街の描写に実感が込もっていて楽しい。村上さんらしい比喩表現もユニーク。リラックスした文章から走ることへの愛情と信頼が伝わってくる。村上春樹、ランニング好きはもちろん、幅広くおすすめできる一冊。
のぶ1958
2024/06/24 16:52

konohaさん、本書を通じてお陰様でランニング続けるモチベーションを頂きました。こちら初読み?だったかもしれません。 雨だったり暑かったりの季節ですがサボる言い訳をせずに、頑張って走るようにします^^!。

konoha
2024/06/24 20:39

のぶさん、今日も早朝走りましたが暑すぎでした💦ランナーのバイブルですね。おたがい無理せず頑張りましょう。春樹さんの小説ももっと読みたいと思いました😊

が「ナイス!」と言っています。
konoha
「ロング・アフタヌーン」以降ぐっと洗練された作風になったように思う。18年間引きこもりだった48歳、無職の草鹿は父親とホームレス殺害の容疑で逮捕される。真相を追うのは奥貫綾乃。自分も草鹿同様上手くレールに乗れるタイプではないので、前半は読むのが辛かった。作者が草鹿の内面に向き合い細やかに描いたことが成功している。草鹿が抱えた絶望は果てしないが、作者は冷たく突き離さない。ラストが今まで読んだ葉真中さんの本で1番好き。奥貫の強い叫びが響く。これからも私たちは奥貫と一緒に騙されたり泣いたり叫んだりするんだ。
たいぱぱ
2025/01/12 20:22

傑作だとは思うんですよね…。でも心からスカッと「凄い」と言えない気分です💧

konoha
2025/01/12 21:34

たいぱぱさん、私も「絶叫」を読んでもう絶叫したくない!と思いました😭でも社会派ミステリー好きなので、葉真中さんには鋭く切り込んでいってもらいたいです。

が「ナイス!」と言っています。
konoha
キッチン道具をモチーフにした9編。今まで読んだ短編集より温かさや切なさにあふれている。娘の帰省を待つ主婦の「今年のゼリーモールド」、水餃子を手作りする母を思う「水餃子の机」、妻に先立たれた男性と交流する「焚いてるんだよ、薪ストーブ」が好き。アクリルたわしが出てきて編み物好きとしてはうれしい。キッチンや食べ物の傍らには物語があり、登場人物は痛みを抱えながら成長していく。人の感情は1種類ではなく、その裏にいくつもの感情が隠れている。井上さんの表現は鋭く、複雑な気持ちが文章から立ち上がってくる。
konoha
2024/05/12 09:04

やもさん、荒野さんにハマってます😆後味悪い系もあるんですが、これはほっこり良かったです。

konoha
2024/05/12 09:05

くるみみさん、どの話もとても良かったです。装丁も素敵ですよね✨

が「ナイス!」と言っています。
konoha
新しい形のお仕事小説だ。いとこの伸吾が社長を務める「吉成製菓」に転職した茉子は会社の旧来のしきたりに物申す。昼休みに電話に出たり、タイムカードを押してから残業したりすることに違和感を覚えるが、自分の権利を主張しても受け入れられない。前任者、元部下とも分かり合えずモヤモヤヒリヒリ。茉子に共感する部分もあるが、協調性が大事とされる日本の会社では生きづらそう。閉塞感も漂う中で四季が移ろい、美味しそうな和菓子が出てくるのが救い。安易に茉子と伸吾が仲良くならないのは良かった。
みっちゃん
2024/08/17 10:50

そうそう!あの茉子と伸吾の距離感は良かった、ありきたりじゃなくて。

konoha
2024/08/17 19:57

みっちゃん、意外と疲れる読書でしたよね😅茉子、わかるけどもっと楽に生きようよ!と思ってしまいました笑

が「ナイス!」と言っています。
konoha
静かな物語だ。自分と身近な人。その間にある痛みや憎しみ、苛立ちをこんなに瑞々しい言葉で表現できるなんて。富士山の見える街で介護士として働く日奈と海斗は恋人同士だったが、日奈はデザイナーの宮澤に惹かれていく。日奈と海斗は生活のために仕事を選び、東京への憧れも夢や希望も持たない。決して良いと思っているわけではないけど、動けない。その感覚を絶妙にとらえる。窪さんの小説は徹底的にリアル。閉塞感のある富士山、介護職の描写、全ての登場人物が意味を持っている。海斗は久しぶりのヒリヒリ系男子。好きです。
hon
2024/05/05 00:40

ミスミさんの良いところはやっぱりヒリついたリアリティーだよね。ヒリヒリ系男子という言葉は初めて聞いたような気もするが(笑)。

konoha
2024/05/05 17:32

気付いていただけましたか笑。吉田修一さん初期のようなヒリヒリ系男子を愛するこのはです。ふが僕は辛すぎて読めなくなったトラウマ本ですが、読んでみようかな。

が「ナイス!」と言っています。
konoha
定時制高校でそれぞれ困難を抱える生徒たちは藤竹が顧問を務める科学部の活動を通じて成長していく。最初は定時制高校と生徒のキャラクターがあまりにステレオタイプで、「山田洋次監督の学校みたい」と冷めた目線で読んでいた。岳人は作業着で金髪、自分のことを不良品って今時こんな人いるかなぁ。でもアンジェラと長嶺の章、最後は泣きそうになった。個々のエピソードが影の主役、藤竹のストーリーとしても集約されていくのが素晴らしい。科学をわかりやすく誰もが楽しめるエンタメ小説に仕上げた。「オポチュニティの轍」が好き。
hon
2024/06/05 09:26

確かにステレオタイプ。不良とフィリピンママと過呼吸と老害爺だもんね。俺もハイハイ読んでたけど、あとがきで実話ベースと知って反省致しました。事実は小説より奇なり。

konoha
2024/06/05 21:55

盗んだバイクで走り出す〜優等生を憎んで、闇を憎まず、このはです。真っ黒な伊与原さんも読んでみたいですね。皆さん頭良いなぁと感心します。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/06/15(2076日経過)
記録初日
2019/06/14(2077日経過)
読んだ本
919冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
255426ページ(1日平均122ページ)
感想・レビュー
797件(投稿率86.7%)
本棚
21棚
性別
職業
専門職
現住所
静岡県
自己紹介

わかりやすくて、面白くて、程よく続きが気になるような作品が好きです。色々考えさせられるよりは、純粋に楽しめる本、通勤や生活が楽しくなる本を載せていきたいです。

お気に入りの登録・解除はご自由に。よろしくお願いします。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう