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2024年7月の読書メーターまとめ

konoha
読んだ本
14
読んだページ
3790ページ
感想・レビュー
12
ナイス
1018ナイス

2024年7月に読んだ本
14

2024年7月のお気に入り登録
1

  • さとう

2024年7月のお気に入られ登録
3

  • 練りようかん
  • さとう
  • 広井啓

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

konoha
約8年前の作品だけど、新鮮でリアル。コンビニで働くことで世界とつながる36歳、恋愛経験なしの古倉恵子。古倉さんが従業員のゴシップよりからあげ棒を売るのが大事と言う場面があり、私も完全に古倉さん側だと思った。友人に言われたことで傷ついた経験もあるので、タフな小倉さんがまぶしい。コンビニ人間のまま、社会でも生きやすかったらいいのに。実際にコンビニで働いていた作者の愛が伝わってくる。均質化された商品が並び、人が出入りする場所に居心地の良さを感じる古倉さんの感覚は正しい。偏っているのはどちらだろう。
konoha
2024/07/26 22:06

ずきんちゃん、コンビニバイト経験者はまた読み方変わりそうですね!うらやましい笑

konoha
2024/07/26 22:09

のんさん、残業した時は何回コンビニに助けられたか〜第二の会社かと思いました笑。今はもっとタスク多そう!大変。。

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

konoha

塩田さんの「存在のすべてを」がとても良かった。行旅死亡人も面白かったです。 2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2830ページ ナイス数:735ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1017389/summary/monthly/2024/6

りんご
2024/07/02 09:43

塩田さんよむよむ。行旅死亡人よむよむ!「あの本読みました?」で小川哲さんがしゃべってて、めちゃ頭良さそうな感じした!

konoha
2024/07/02 14:23

行旅面白いよ😆私も見た〜プロデューサーの方がいつも気になる!何者なのか?笑

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
12

konoha
任侠団体専用ホテルに極道小説の作家、ホテルマン、熟年夫婦、心中志願の一家などが集まる群像劇。文章が鮮やかで、ドタバタ劇からの終盤はきちっと盛り上がる。浅田さんらしく楽しかった。小説家の木戸が女性に暴力を振るうので嫌悪感を抱く人もいると思う。ボヤ騒ぎをきっかけにホテルをたらい回しにされる支配人、花沢の章が好き。サラリーマン的で憎めない存在。夫に離婚届を突きつけるつもりだった若林夫人と木戸が見下す清子の間に交流が生まれるのも良い。世間の中心から外れた場所で輝きを見つける人たちを優しいまなざしで描く。
maxa
2024/08/02 13:20

木戸の暴力シーンはやりすぎとは思ったけれど、逆に任侠たちが意外といい人たちだったので、私は泊まってみたいかも(笑)。

konoha
2024/08/02 13:46

maxaさん、みんな根はいい人たちでしたね!お料理も美味しそうだし。気が休まらなそうだけど泊まるのありですね!

が「ナイス!」と言っています。
konoha
ほろ苦い余韻が残る青春ミステリー大好き。どの話も発想が面白い。短編ごとに主人公が数年成長している設定で驚いた。みどりは高校、大学を経て父親の探偵事務所に就職する。謎を解くと口にしてしまう性格が難点。最近もニュースになった龍涎香が盗まれた「龍の残り香」、ストーカーを追う「解錠の音が」が良かった。「スケーターズ・ワルツ」はクラシックの世界が生き生きと描かれ映画のよう。最後の話はみどりの産休後で元鳶工の後輩が主人公。表面に見えるドラマの裏にさらにドラマが隠れている。その深い味わいが魅力的。
のぶ1958
2024/08/20 11:06

konohaさん、こちらも 期待以上の面白さでした!読んで良かったです。 仕事に忠実で追求の鋭いみどりさんのキャラも好きです。 逸木さん、初読みでしたが他の著書もいくつか読んでみようと思います。

konoha
2024/08/20 15:34

のぶさん、良かったです😊他の作品にもみどりさん出ているようなのでチェックしてみます!周りにいたら大変そうなキャラですが、私も嫌いじゃないです。

が「ナイス!」と言っています。
konoha
約8年前の作品だけど、新鮮でリアル。コンビニで働くことで世界とつながる36歳、恋愛経験なしの古倉恵子。古倉さんが従業員のゴシップよりからあげ棒を売るのが大事と言う場面があり、私も完全に古倉さん側だと思った。友人に言われたことで傷ついた経験もあるので、タフな小倉さんがまぶしい。コンビニ人間のまま、社会でも生きやすかったらいいのに。実際にコンビニで働いていた作者の愛が伝わってくる。均質化された商品が並び、人が出入りする場所に居心地の良さを感じる古倉さんの感覚は正しい。偏っているのはどちらだろう。
konoha
2024/07/26 22:06

ずきんちゃん、コンビニバイト経験者はまた読み方変わりそうですね!うらやましい笑

konoha
2024/07/26 22:09

のんさん、残業した時は何回コンビニに助けられたか〜第二の会社かと思いました笑。今はもっとタスク多そう!大変。。

が「ナイス!」と言っています。
konoha
とても読みやすいけど、きれいすぎるかな。読後感は爽やかながら、匠海の悩みや葛藤はリアルで切なく共感できた。写真を学んでいた匠海は東京の大学生活で挫折し長野県の辰野にやってくる。辰野は写真館を営んでいた父親が蛍を撮った場所。匠海は様々な人に出会い、成長していく。出会う人たちはゲストハウス経営、古着屋、甘酒屋など自分のスタイルで自然の多い暮らしを楽しみ「人生の楽園」に出てきそう。現実はこんなに上手くは行かないと思う。でも風景の一つひとつが美しく、青春の物語として若い人にもおすすめできる作品。
えんちゃん
2024/07/23 09:11

このちゃん、お洒落なタイトル読んでるな〜って思ってたよ。川邉さん読んだことないけど、作品はどれもお洒落な雰囲気だね✨️

konoha
2024/07/23 11:52

えんえん、河邉さんは元バンドのドラマーの方だって😊写真に興味があったらより楽しめそう📸レビュー厳しめに書いたけど良かったと思う。←どっちや🤣

が「ナイス!」と言っています。
konoha
昭和31年、福井の芦原温泉での大火事から物語は始まる。その後はライターの大路が失踪した天才ゲームクリエイター、辻珠緒の行方を追う取材で構成する。数々の証言から珠緒の光と影が見えてくるが、ストーリーは追いづらい。ゲーム依存、就職の男女差別など社会問題も絡め、珠緒の母、祖母三代のドラマへと広がっていく。鮮やかで美しいラストは地道に証言を積み重ねる構成が効いているのだろう。珠緒の人生が辛く、幸せになってほしかった。塩田さんが福井を取材する動画の中で気に入っていた鉄塔の表現が小説に使われていて感動した。
ぱるむ
2024/07/20 22:05

鉄塔のことは、すでに覚えてないですけど、面白かったですよねー。ちなみに福井の動画はYouTubeですか?

konoha
2024/07/21 07:28

https://youtu.be/BAywNFOpk34?si=8o4DFgTbrKssuJEv 福井の取材ドキュメンタリーです😊塩田さん、お話も上手いからメディアにも出てほしいです!

が「ナイス!」と言っています。
konoha
ポップで読みやすく面白い。「これを超える芥川賞作品はしばらく出てこないのでは」と思うくらい、エネルギーにあふれていた。難解で理解できていない部分もあるが、会話のスピード感やノリの良さがクセになる。ザハ案の新国立競技場が建設された近未来で、建築家の牧名沙羅は高層タワーの刑務所を設計しようとする。歳下の恋人、拓人が「東京都同情塔」と発するくだりがラップみたいで楽しい。生身の人間から生まれる違和感が作品の軸にある。沙羅のしたたかだけど不器用な人物造型も魅力。同情塔というテーマについてもっと考えたい。
りんご
2024/09/02 00:31

えへぇー、私もあんましよくわからなかったよぅ。同じ本読んでも全然感じ方違うのが面白い。そこは収穫だなー。

konoha
2024/09/02 13:32

りんごつん、九段さんの作品はおしゃれな雰囲気で何となく読んでしまう。AIでレビュー書いてみたいな!

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konoha
大日新聞の記者、元記者の連作短編集。全編を通じて経済事件の首謀者、安大成の影がちらつく。ひき逃げの被害者遺族を犯人に仕立てようとするフェイクニュースに記者が騙される「黒い依頼」、職場での盗撮が報道されない理由を追う元記者、美沙の「ゼロの影」が面白い。特にゼロの影は美沙が子育てと両立しながら働く韓国語教室の描写がリアル。今まで読んだ塩田さんの作品とは少し違う雰囲気が新鮮。各話ミステリー的な仕掛けも面白い。ネットと新聞の間で葛藤し、自らの変化と共に取材のやり方も変えてきた記者の生き様に考えさせられる。
konoha
2024/07/18 13:19

塩田さんハマってます😆存在のすべてを、がおすすめです!

ヒデミン@もも
2024/07/18 17:39

存在のすべては家にあるので、なかなか手をつけられずにいる💦

が「ナイス!」と言っています。
konoha
チャボの桜が語り手となり人間の世界を見つめる。最初は馴染めなかったが、比較的すんなりと世界に入れた。桜の飼い主の茂は会社員生活で心を病み、ジイチャンが営む川平金物店に住むことになる。商店街で雑用屋をやりながら茂は徐々に回復していく。茂の痛みを自分の痛みとして感じる桜が愛おしい。ユーモアと鋭さあふれる語りが実にキュート。人ではない桜の視点を通すことで茂の美しさ、優しさが浮かび上がる。自分が金物店の一員になったように一喜一憂して最後はじわっと温かい。桜がずっと茂の手のひらのリズムを感じていられますように。
ヒデミン@もも
2024/09/25 22:17

桜って名前も可愛いね。そう私もネネを思い出した💓

konoha
2024/09/26 15:42

ヒデミンさん、鳥小説=ネネが定着しちゃいましたね😊桜&茂コンビが愛おしい✨

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konoha
ホテルで働く続は招待状の宛名書きをする筆耕士の遠田と出会い、手紙の代筆屋をやることになる。続と遠田のコミカルなやりとりが楽しい。風変わりで謎めいた遠田のキャラが濃いが、ひょうひょうとして自然体な続に惹かれる。釧路に帰省して家族と過ごす場面がしみじみと温かい。終盤は遠田の過去が明らかになり、緊張感を増す。これは書に魅せられた男の物語でもある。社会人としてそつなく生きてきた続が初めて知った墨の匂い、ゆらめき、愚直に書を極めてきた人。しをんさんの作品にある新しい世界に触れる喜びがあふれている。
のんxxx
2024/07/09 07:49

遠田のキャラ、良かったですよね。「またこいや」ってサラッと言える人柄が好きです。字がきれいな人とか、書道が上手い人に憧れます。

konoha
2024/07/09 08:33

遠田かっこよさそうでしたね!良いコンビでした。昔書道習ってたのですが子供だったから面倒で😅今習い事やり直したいです笑

が「ナイス!」と言っています。
konoha
若くかわいい2人の話だけど、フワフワせず力がみなぎっている。会社を9ヶ月で退職したみなとは文通で出会った男子高校生、飛鳥とクラウドファンディングの文通サービス「鳥と港」を始める。みなとが会社を辞めた状況は気持ちがわかり何度も身につまされた。飛鳥も学校に居心地の悪さを感じ不登校。2人はもがきながらもしなやかに活路を見いだす。飛鳥のお父さん、みなとの両親が良い。作者が現代の仕事、生き方を的確に捉えているから苦しみや葛藤に実感が伴う。ヒリヒリと痛く、でも旅立つ人を応援する青春&お仕事小説だ。
konoha
2024/07/06 16:47

ほんさん、飛鳥のお父さんがいないと成り立たないですもんね。私カフネよりこっちが良かったくらいです!でもあまり自信なし笑←もう本屋大賞予想

hon
2024/07/06 23:54

俺はカフネ上位だなー。

が「ナイス!」と言っています。
konoha
人生の機微を切り取った13の短編で構成されながら、青い壺の持ち主が変わっていくという話が軸にある。各話で青い壺の登場の仕方が鮮やか。定年を迎えた夫が家にいるのが苦痛で仕方ない妻の第二話がとても面白い。「働きもしないのに、どうしてこんなに食べるのか」。切符の良い言葉の数々に笑ってしまう。第五話は緑内障の母と娘の生活。娘のモヤモヤと楽しさがよく分かる。シニア女性の同窓会旅行を書く第九話もたくましくチャーミング。一見地味に思えるけど、品があって華やかで滑稽。売れ続けるのも納得の一冊。
ヒデミン@もも
2024/07/02 21:58

懐かしい。有吉佐和子さん。既読のはずだけど記憶にない(T . T)

konoha
2024/07/03 08:48

ヒデミンさん、読みやすくて面白かったです✨粋ですね!

が「ナイス!」と言っています。
konoha
阿部さんの文章はエネルギーがあって伸び伸びしていて好き。弟の春彦を亡くした薫子は、春彦の元恋人、せつなが働く家事代行サービス会社、カフネを手伝い始める。薫子が掃除、せつなが料理担当。美味しい食事でサポートする小説は多いが、生活を立て直していく設定が新鮮。生活する力が弱い家族や単身者を助けることでどん底にいた薫子自身も救いを見出していく。対照的な薫子とせつなに絆が生まれていくのが楽しい。現代の問題に切り込みながら笑って泣ける小説。人の強さと弱さ、誰しも生まれて死んでいくことを優しく肯定している。
ヒデミン@もも
2024/10/30 16:39

「金環日食」は読みたい本に入ったまま。早く読まなきゃ💓

konoha
2024/10/31 19:55

ヒデミンさん、金環日食もいいですよ!またミステリー書いてほしいな😊

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/06/15(1992日経過)
記録初日
2019/06/14(1993日経過)
読んだ本
893冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
248428ページ(1日平均124ページ)
感想・レビュー
775件(投稿率86.8%)
本棚
20棚
性別
職業
専門職
現住所
静岡県
自己紹介

わかりやすくて、面白くて、程よく続きが気になるような作品が好きです。色々考えさせられるよりは、純粋に楽しめる本、通勤や生活が楽しくなる本を載せていきたいです。

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