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2025年1月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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ナイス
389ナイス

2025年1月に読んだ本
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2025年1月のお気に入られ登録
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  • Liu Hachi

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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読友さんきっかけ。二〇数年前、品川の食肉市場で牛やブタの屠畜行程を見学させて貰ったときのことを思い出しながら読みました。「誕生する命から「死」を感じ取っただろうし・・・」P224という言葉に、長男が生まれて初め産院で対面した時「ここに一つの死がある」と思ったという、絶対に忘れられない、でも、今まで誰にも言ったことのない思い出に符合する感覚を発見しました。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

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なんと!読んだ本が1000冊になりました。だからどうなのよ、って感じですが。

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2025年1月の感想・レビュー一覧
27

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「ベラスケス 宮廷のなかの革命者」きっかけ。悪漢小説というようですが、強毒性のユーモア小説として読みました。王権や教権に対する反抗や皮肉が小気味よい人物造形を支えている、という感想を持ちました。楽しめる小説でした。
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読友さんきっかけ。二〇数年前、品川の食肉市場で牛やブタの屠畜行程を見学させて貰ったときのことを思い出しながら読みました。「誕生する命から「死」を感じ取っただろうし・・・」P224という言葉に、長男が生まれて初め産院で対面した時「ここに一つの死がある」と思ったという、絶対に忘れられない、でも、今まで誰にも言ったことのない思い出に符合する感覚を発見しました。
が「ナイス!」と言っています。
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一巻「違いを明らかにしよう。感情は私が抱くものだが、愛は私を虜にする。友情は本質的に継続とは無関係である――二週間もすれば前の友情は跡形もない。愛はいつも「一目惚れ(coup de foudre)」である。」p72。「女性の身体は本性的に無傷のままではありえない。 女性の身体は性交や出産の際に必ず傷つく」p420。二巻「愛情―〈間の領域〉の燃焼。 この燃焼から新しい〈間の領域〉が生成して、世界に組み込まれる」P125。本書の随所に他者への愛の歓びと痛みが姿を見せるのです。3人称の哲学と思った所以です。
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旧装版で初読。内容については、みあさん他の優れたレヴューがあるのでそちらをご覧いただくとして、愚考を。西欧哲学は一人称(我思う・・・、汝自身を知れ・・・)または無人称(イデア、神、世界精神、階級闘争、経済成長・・・)の哲学で一貫していたけれど、本書を読むとアレントの哲学は三人称の哲学ではないかと思いました。「社会」「政治」「複数性」「間の領域」「出生」「愛情」「友情」という彼女の鍵語は「彼ら」「彼女ら」を経て「彼」「彼女」に収斂していくという印象です。・・・以下、下巻へ。
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日本ヤスパース協会きっかけ。精神科医時代のヤスパースについては「哲学的自伝」で断片的に知っているだけなので、本書はその空白を埋める意味では勉強になりました。ただ、DSMを6頁にもわたって延々と引用しているのは閉口しました。また、ヤスパースのフロイト評価を述べるのに、概説書を梗概してポパーやハーバーマス、リクールの所見を述べる必然性も良く分からず、しかも概説書の妥当性を原典に当たって検証していない様子なのも気になりました。正直、冗漫でイマイチでした。
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去年はラジオ、今年はテレビのスペイン語講座でお世話になっている福嶌先生。今週のテレビでは親父ギャグをぶっ込んで共演者全員、ずっこけてましたが、そういう先生の本なので、まぁ、基本、楽しい本(辞書を横に置いていましたが)。最期の部分はかなりの上級者でも読み応えのある内容で、他のレヴューにもあるとおりオススメできる本でした。
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ラジオのスペイン語講座きっかけ。昔読んだフーコーの「言葉と物」程度の知識しか無かったけれど、ある程度まとまった理解を得ることが出来たのは良かったです。ベラスケスの時代とは黄金時代の幕引きの時代だったんですね。
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読友さんきっかけ。最期の練習問題の章はパス。数式を緻密に追いかけていくのが苦手なので、色々の発想法や考え方のアイディアの学びに止まってしまいました。まぁ、それで赦してくだせぇm(_ _)m
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戦後80年になって昭和天皇についての情報がたくさん出てきて、彼の政治責任、戦争責任が大分明らかになってきたし、これもその一郭を為す本だと思いました。しかし、そうたいことにそもそも関心を持たない人の方が圧倒的に多いんだろうなぁ。大事なことの筈なのに。
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ラジオのイタリア語講座きっかけ。予備知識不足でいささか苦闘。古来、奴隷扱いだった画家や彫刻家がルネッサンスになって地位向上する中で、画家と彫刻家の優劣議論が起こり、そこに建築家も駆けつけたりして大混乱。それを調停しようとするヴァルキの論文を中心にヴァザーリによる手打ちまでの流れを学ぶことが出来る本。ルネッサンス美術史、とりわけフィレンツェの歴史に興味ある人には取り組み甲斐のある本だと思います。
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読友さんきっかけ。デンマークのグルントヴィといえば国教会の監督ミンスターと並んでキルケゴールが批判していた改革派牧師じゃなかったけ?と読んで見たらその通りでした。作家、政治家、教育者、もちろん牧師にして賛美歌作者であり、それらを通じてデンマーク人の民族主義を鼓吹し形成した、実に多様で複雑な人物だったみたい。その後も世界的な影響を及ぼしたことも書いてありました。キリスト者としては良く分かんない人ですね。
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読友さんきっかけ。実は降圧剤のお世話になって20年以上、毎晩の晩酌のアルコール摂取量に原因があるのは分かっているので、血圧を下げることを真面目に考えたことが無かったのですが、なるほど、と思わせる助言が一杯。これは読んで納得する本ではなくて、ストレッチやツボ押しなど実践して実感する本ですね。自分で買って座右に置きたいのでした。
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ジョブロンカの第2弾。内容は他のレヴューに詳しいのでパス。原題は” Laëtitia ou La fin des hommes”。さて、la finは何を意味するのか、「終わり」?「目標」?。歴史は常に過去を、la finとなった出来事を追求し、語ろうとする・・・では、そこに未来を窺い見る余地があるとすれば、それはいくら追求しても見いだせない、歴史には語ることの出来ない謎=暗黒の中でしかない・・・それはプラトンの対話編のように神話、物語に飛躍することでしか見いだせない答え、光りなのか・・・
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つなぎに借りてきた3冊の内の2冊。サフォンは去年、「風の影」を読んで唸ったけれど、これはそれに続くシリーズ第2作。ラブロマンスとミステリー、ファウストと西部劇、その他あれこれを見事にごった煮にして立派に造形している。一作目と共通するテイストもありつつ、2作目の独自の捕吏の深さもあって、イャ~、参りました。
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図書館に頼んだ本が届くまでつなぎに借りてきた三冊のうちの一冊目。スペインの作家によるコンパクトな歴史ミステリー。ダ・ヴィンチやフィチーノなどが登場して「薔薇の名前」や「ダヴィンチ・コード」が好きな人なら楽しめそう。あと2冊はサフォン借りてきて読んでいるけれど、そっちに比べると格下感は拭えないけど・・・
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読友さんきっかけ。北欧の羨ましいような民主政治が描かれている。「自分たちのことは自分たちで決める」社会は本当に素晴らしい。図版多数でそちらを見るのも楽しい。しかし、西欧帝国主義の領土的野心の対象とならなかったスカンジナビア三国やプロイセンに大規模な領土割譲を行って、自由を確保したデンマークと、米英仏の砲艦外交に翻弄された東アジアや植民地化の対象とされた世界の諸国を同列に論ずることは難しいだろうなぁ、と思ったのでした。
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年末に読んだ「完本一月一話」は岩波のPR誌への連載でしたが、こっちは講談社のPR誌への連載。前者は英文学の碩学による書である一方、こっちは中国文学者による本で、あまり馴染みのない、中国語の歴史や日本との交流の話しなどを興味深く読みました。
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J・グレン・グレイきっかけ。内容については他のレヴューに詳しいのでそちらをご覧いただくとして、原爆投下について投下から一年後の時点ですでに大きな批判と同情が米国にあったことが分かって興味深いし心強い。グレン・グレイも欧州で従軍中に原爆投下の報に接して「恥ずかしかった」と述べていて、そうした感想や倫理観を今日の世界が失っている事に、戦慄すべきかもしれない。
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キケロによる本論は勿論、古典であり流麗博識で素晴らしい(訳文もとても良い)。しかし、それ以上に訳者が巻末に寄稿している「私の老年論」が素晴らしい。高齢に達した聖書学者が荘子や仏典を引きながら論じていて、聖書の向こうに突き抜けた議論を展開している。この人にして自分の思いと共通する地点に達していることを発見して歓びでありました。
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池田 さなえ氏激推しきっかけ。ギンズブルグのような、いわゆるミクロヒストリア何だろうけれど、そういうジャンル分けよりも、自分が生まれる遙か前に強制収容所で死んだ祖父母の歴史にどう向き合うべきか、向き合うことができるのか、歴史を発掘し整理し、出来事を評価し、それを物語るとはどういうことか、を手探りしていく著者の心の動きが心に残るのです。この著者の他の本も読んでみたいな、と思いました。
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アレントきっかけ。良書。著者は晩年のアレントの友人で支え手でもあった人物で、ヤスパースを思わせる温かい人間性を感じました。危機的状況の中で自己の崩壊を体験した上で、なお残された希望は何か、と言う問いかけはアレントの問題意識と共通する。フランクル「夜と霧」の類書と言えるけど、フランクルが精神分析の理論的枠組みと臨床経験をうかがわせる一方、本書は哲学者として人間そのもの、世界そのものに迫ろうとする姿勢が打ち出されていて、ボク的にはより好ましい印象でした。
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文庫本の巻末広告きっかけ。二時間で読める、物理的にも内容的にも薄い本。高踏的わるふざけ、だね。
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「名ごりの夢」きっかけ。同著者の「武家の女性」を以前、読んだけれど、その続きに当たる内容。大杉栄はじめ有名人との交流の記録も面白いけれど、明治大正の向学心に燃えた女性たちの姿や経済的困難に立ち向かう日々の奮戦ぶりに心打たれる。山川の文章も素直で読みやすい名文だと思いました。
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多分「完本一月一話」きっかけ。維新当時14歳だった女性から昭和10年、80歳の時に家族が聞き書きを行った記録。内容はサブタイトルの通りなのだけれど、幕末から明治初期までの江戸や日本全体の動きが若い女性の目、しかも当時最新の蘭学者の家庭やそこに出入りする人々の群像を通じて述べられていてとても興味深い。ただし、漢文や候文など十分理解できないところもあってちょっと残念。
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柳沼重剛「語学者の散歩道」きっかけ。近代日本語の研究としては面白いけど、英語・仏語・蘭語しか視野に入っていなくてラテン語やギリシャ語、西語や伊語など主語を省略する言語が視野に入っていない、つまり近代語ばかりを論じている、という視野狭窄が気になったのでした。まぁ、寝正月の読み物としてはこの程度で十分なのですが。
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アテネとスパルタの争いは結局、双方の共倒れになり、その空隙を突くようにしてテーバイやその周辺のポリス達がせめぎ合って、大混乱の戦国時代に突入するのが本巻の流れ。とにかく国名や人名、地名がたくさん出てきて、わけ分らん!と怒りながら読みました。ふぅ~、正月から疲れました。
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大晦日に読み始めて元旦に読み終わった今年の一冊目冒頭、イキナリ「その後幾日も経たぬうちにアテナイからテュモカレスが僅かな艦船を率いてやってきた」と言う記事から始まるのですが、その後って何の後?テュモカレスって誰?どこにやってきたの?と言う感じで、何の話かさっぱり分からない。やっとアテネとスパルタの相克に時々、ペルシャが絡むんだな、と分かり初めたものの、地図を見ながらお話を追っかけるのが大変。追っかけきれないところも一杯あるけれど、とにかく必死に追いすがる感じでした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/21(2046日経過)
記録初日
2019/01/04(2244日経過)
読んだ本
1028冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
329739ページ(1日平均146ページ)
感想・レビュー
996件(投稿率96.9%)
本棚
2棚
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
https://parceque.seesaa.net
自己紹介

何を読んだか忘れてしまうので、自分のためにコメントを記録しています。
なお、コメントに「読友さん」云々とあるのは、このサイトのレヴューで見かけた本、と言う意味です。

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