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2025年2月の読書メーターまとめ

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2025年2月に読んだ本
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2025年2月のお気に入り登録
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2025年2月のお気に入られ登録
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2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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読友さんきっかけ。ひさびさの美味しんぼシリーズ。予約が入っているので一気に読みました。カリブ海における砂糖プランテーションと黒人貿易、産業革命下のイギリス労働者の困窮などの歴史のダークサイドを、図版も多用しながら、ちゃんと教えている。青年向きにとても良く出来た、バランスの良い本だと思ったら、著者はウォーラースティンの「近代世界システム」の訳者だったので、思わず納得。次の予約が若い人だと良いなぁ・・・
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2025年2月にナイスが最も多かったつぶやき

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スーパーに行ったら恵方巻きだらけ。握り寿司も細巻きも太巻きもなくて、サンドイッチも品薄状態。恵方巻きを切れば太巻きになるけど、太巻きを切るのは包丁の下準備があったりで面倒くさい。恵方巻きなんか大嫌いだ!

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2025年2月の感想・レビュー一覧
21

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旧装版を借りてきて読みました。全体の7割強はハイデガーの書簡で残りがアレント。ハイデガーについて勉強したい人向けの本でしたが、ヤスパースとハイデガーに関するザーナーの本も読んでみた上で、ヤスパースとの往復書簡を再読したいなぁ、と思いました。それにしても清純少女たぶらかしたこんな最低のナルシスト野郎をなんでアレントは愛したのかなぁ、と思いました。
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「情熱でたどるスペイン史」の巻末広告切っ掛け。スペイン史を通観するのにちょうど良い感じの本でした。この本切っ掛けで色々と調べてみたいことも出てきました。個人的にはギターの歴史の話しが面白かったです。
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カントは「自分の理性を使う勇気をもて」と教えたけれど臨済は自分の頭があるんだから、自分の頭で考えろ、と教えるのです。小川隆の本で予習したせいか、その辺が非常にストレートに伝わってきて、大変痛快な読書体験でした。老子と並べて書架に置きたい一冊。
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臨済録を読むために一緒に借りてきましたが大正解。唐代と宋代の禅の不連続を明らかにした後、唐代の禅の姿を臨済録に依って解き明かした上で、宋代の禅に依って立った大拙の全体主義の容認や戦争肯定などを検討しています。私には唐代の禅は主知的、宋代の禅は反知性的に見えましたし、そのことが大拙や幾多郎のあまりにも安易な弁証法的思考を胚胎したということが見えてきて、非常に大きな学びとなりました。
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読友さんきっかけの食いしん坊シリーズ。世界17地域の歴史や文化の中で息づく中華を紹介していて楽しい本でした。ご馳走様でした!
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「哲学のなぐさめ」に付録されていた月報きっかけ。図版多数かつ一人当たり4,5ページとテンポも良く、読みやすい。古代ローマの成り立ちや文化や言語、人々の暮らし振りを楽しく、精彩に富んだ語り口で教えてくれる魅力的な本でした。今日で2歳と一週間になった孫ちゃんが高校生になったら世界史の副読本として読ませたいなぁ・・・それまで生きてたら、だけど。
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読友さんきっかけ。台湾は21世紀の東アジアの重要人物だけれど、全然、知識が無かったのでとても勉強になりました。台湾の歴史を扱った本そのものがあんまり無いので貴重な本だと思います。歴史を見る視点にも偏りがなく、社会学的なアプローチも用いられていて、その意味でも良い本だと思いました。
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読友さんきっかけ。ひさびさの美味しんぼシリーズ。予約が入っているので一気に読みました。カリブ海における砂糖プランテーションと黒人貿易、産業革命下のイギリス労働者の困窮などの歴史のダークサイドを、図版も多用しながら、ちゃんと教えている。青年向きにとても良く出来た、バランスの良い本だと思ったら、著者はウォーラースティンの「近代世界システム」の訳者だったので、思わず納得。次の予約が若い人だと良いなぁ・・・
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ウェーバーきっかけ。19世紀末から戦間期のワイマール体制の崩壊までのドイツの反知性、反理性の文人達と彼らを支えたマスコミの動きの歴史。日本の大正デモクラシーや国柱会、アメリカのビートニックなどを思いながら読みました。知らなかったことがたくさんでとても勉強になりました。
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「孤独の迷宮」が面白かったので。本書は80年代終わり、ゴルバチョフとかワレサの時代のエッセイや対談集で政治的なテーマも多いけれど、時代ズレの印象はなくて、むしろメキシコやロシアの革命、スペイン内戦をリアルタイムで駆け抜けたパスならではの21世紀へのメッセージのような印象でした。山本哲士、阿波弓夫によるインタヴューも日本やインドでの滞在などを語っていて興味深かったです。
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ヤスパースが'60年にK.バルトの古希記念論集に寄稿した論文の翻訳で、'62年の「啓示に面しての哲学的信仰」( https://bookmeter.com/books/2593006 )に収録された版との異同付き。また、'48年の「哲学的信仰」の元となったヴァンドルング(ヤスパースの編集していた雑誌)掲載の'46年の論文も掲載されています。前者は後者より分かりにくいのですが、それは前者がもっぱらキリスト教の神Vs.哲学的信仰の超越者という形而上学的な論点を巡って展開しているからだと思います。
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アレントきっかけ。「実用的見地における人間学」の全訳、と「人間学遺稿」の部分訳を収録していますが遺稿の方はパス。30年にわたって続けられ、市民の受講も多かった人気講座をまとめたカントの最晩年の著書。カントの舞台裏や道具箱をご本人の案内で見学して回るような楽しみがある。語り口もユーモアと社交性に溢れていて、3大批判書では見えにくい人間的な側面がうかがえて面白かったし、解説もカントへの思想弾圧事件について詳しく述べられていて参考になりました。
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ヤスパースの「哲学的信仰」で複数回言及されているので読んで見ました。ゴート人の王の下で元老院の執政官としてローマ人の利益を代表しつつ、政敵に依って幽閉され処刑を待つ間に為された著作。ナチスによる強制収容所送りの恐怖の物と8年間を過ごしたヤスパースの境遇と重なる。啓示宗教ではなくギリシャ以来の理性の学問=哲学に「なぐさめ」を求めた点も共通する。少し時間をおいて再読したい名著。
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ヤスパースきっかけ。有名な本、有名や思想家なのに初読。「学問」の方は'17年、「政治」の方は'19年とほぼ百年前の講演だけれど、大胆の訳語の選択で21世紀の日本語に復活させた素晴らしい翻訳。ヤスパースの包括者、アレントの複数性に通ずる真理の相対性や実存的無制約性を若い学生に向かって、非常に現実的に語りかけている。そもそも真摯な思考、本当の哲学というのは懐疑と相対化の砂漠を越えて進もうとする誠実さでしかあり得ないんだろう。
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アレントきっかけ。「エウテュプロン」のみ読みました。この作品には裁判の予審に向かう途中のソクラテスが登場して、時系列的には「弁明」「クリトン」「パイドン」と続く4部作になっています。真理の一方的な認識を浮動させ続けるソクラテスの議論は尻切れトンボな終わり方をしていて、そこに悲劇の予兆があるのかもしれない、という印象でした。
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「ところで未来のための生ということは、私たちの仕事の本質的な意義をなすものであろうか。私はそうは思わない。(略)来的なものは未来にあるとあらかじめ期待してはならない。」P188は、O・パス「孤独の迷宮」の「未来は、いつも我々に対して「まだその時ではない」と言ってはごまかし、そして我々を無視する不実な時である。未来が愛の時ではない。(略)未来の幸福のために家を建てる者は、現在に監獄を築く人である。」p269と共鳴しあう。何度読んでも発見の多い本。
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singoito2
ラジオのスペイン語講座きっかけ。'50年の本編に'69年のポスダタ=後書きが付されていて、メキシコの人々の死生観、マッチズモ、祭、スペイン来寇以前の先制王制と独立以降の独裁の連続性などを教えてくれる。フリーダの絵が地獄絵だとすれば、それは彼女の世界が地獄だったからだろうが、それでも彼女は絶筆に"Viva la vida"、人生万歳と書いた。その言葉がメキシコに対する愛を表わしているなら、本書もパスのあえて批判的姿勢を貫こうとする、逆説的なメキシコ愛が溢れていると感じました。グッとくる言葉が一杯の本でした。
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singoito2
読友さんきっかけ。オクタビオ・パスの「孤独の迷宮」を読みながら箸休め的に。森村氏の解説はいかにも口から出任せ感満載で「メキシコの文化には詳しくない」と白状したところでバカバカしくなってその先はパス。結局、絵と写真だけ鑑賞しました。ある種の地獄絵だなぁ、と思いました。
sabosashi
2025/02/06 10:46

メキシコの某大学のコミュニケーション学部のイタリア人の学部長は修士論文だかを森村泰昌について書いたそうな。

singoito2
2025/02/06 12:04

(^_^;)

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singoito2
でも、全編にみなぎる王権や教権に対する強烈な批判や強烈すぎるほどの自己主張が人物造形に強烈な色彩感や立体感を与えているのはラサリーリョと同じと思いました。
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singoito2
「パラゴーネ」か「ラサリ-リョ・デ・トルメスの生涯」きっかけ。パラゴーネで論じられていたルネサンス期の芸術家達の地位向上をめざす様々な働きを知った上で本書を読むと、また違った見え方が出来て良かったと思います。内容的には「自伝」と称しつつも、実は冒険活劇悪漢小説として読む方がピッタリ。ラサリーリョよりよっぽど酷い奴で3度も人殺しをしながら有力者にもみ消しして貰っている。→以下、下巻へ。
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singoito2
読む本が無くなったので、なんとなく図書館でピック。この手の笑話集は古今東西、色々あるけれど、どれも大人が読んでも面白い。本来、大人のために書かれたから、何でしょうね。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/21(2057日経過)
記録初日
2019/01/04(2255日経過)
読んだ本
1039冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
332649ページ(1日平均147ページ)
感想・レビュー
1007件(投稿率96.9%)
本棚
2棚
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
https://parceque.seesaa.net
自己紹介

何を読んだか忘れてしまうので、自分のためにコメントを記録しています。
なお、コメントに「読友さん」云々とあるのは、このサイトのレヴューで見かけた本、と言う意味です。

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