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2022年1月の読書メーターまとめ

えっくん
読んだ本
10
読んだページ
2949ページ
感想・レビュー
10
ナイス
534ナイス

2022年1月に読んだ本
10

2022年1月のお気に入られ登録
1

  • みーこ

2022年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっくん
★★★★☆今回は竹取物語・おむすびころりん・わらしべ長者・猿蟹合戦・ぶんぶく茶釜の日本昔話をミステリー仕立てにしたシリーズ本です。原作のプロットを活かしながら殺人(動物殺しもあり)事件を組み合わせての作品はお見事です。それぞれの作品が連作のようにどこかで繋がっているのも物語全体の深みを感じさせます。お気に入りはわらしべ長者、猿蟹合戦ですが、特に猿蟹合戦については、そもそも原作では栗が擬人化されているのに柿が果物のままなのは不自然というのを逆手にとって、その真相を検証しながら再構成しているのは面白いです。
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2022年1月にナイスが最も多かったつぶやき

えっくん

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年頂いた年賀状には、来年からはSNS上で年賀状を発信します…と添え書きされたものが少し増えてきたようです。合理的ではあるのですがこれも時代の流れなんですね。12月のマイベストは「後悔と真実の色(貫井 徳郎)」です。2021年12月の読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3092ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2021/12

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年頂いた年賀状には、来年からはSNS上で年賀状を発信します…と添え書きされたものが少し増えてきたようです。合理的ではあるのですがこれも時代の流れなんですね。12月のマイベストは「後悔と真実の色(貫井 徳郎)」です。2021年12月の読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3092ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2021/12
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2022年1月の感想・レビュー一覧
10

えっくん
★★★★☆これからの時代、経営者自ら率先垂範しデジタル化を企業コミットしなければディスラプターに取り込まれてしまうであろうと警鐘しています。IT人材の枯渇、システムのブラックボックス化によりIT推進の停滞となる2025年問題など日本はもはやまったなしの状態です。本書にはヤンマー、コマツ、SmartHR、メチャカリでのDX化の取組事例もプレゼン形式で掲載されており、革新的な企業努力に感嘆しました。特にワークマンのAmazonに負けないビジネスモデルの創出・強味を活かした取り組み事例は大変興味深いものでした。
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えっくん
★★★★☆今回は竹取物語・おむすびころりん・わらしべ長者・猿蟹合戦・ぶんぶく茶釜の日本昔話をミステリー仕立てにしたシリーズ本です。原作のプロットを活かしながら殺人(動物殺しもあり)事件を組み合わせての作品はお見事です。それぞれの作品が連作のようにどこかで繋がっているのも物語全体の深みを感じさせます。お気に入りはわらしべ長者、猿蟹合戦ですが、特に猿蟹合戦については、そもそも原作では栗が擬人化されているのに柿が果物のままなのは不自然というのを逆手にとって、その真相を検証しながら再構成しているのは面白いです。
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えっくん
★★☆☆☆漂流記マニアの著者が、数々のサバイバル記をまとめた本です。船が難破して漂流しても意外にウミガメやシイラたちが船底に付着した餌を求めたり興味本位で近寄ってきたのを捕獲して食したという話が多かったのが印象的です。大海原で漂流することが明日をも知れぬ状況を意味する中で如何にして生還したかというよりは、漂流中に何を食してきたのかという内容でした。どちらかといえば食糧や水に窮し、極限状態の中での壮絶な話を想像していたのですが、生還者たちの苦労があまり伝わってこなかったのが少し期待外れでした。
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えっくん
ネタバレ★★★☆☆児童養護施設出身でサイコパスを自認する主人公の周辺で狂気の殺人が次々と発生する…。主人公をここまで変貌させてしまうものはいったい何なのかと思いきや、思いがけないギミックが隠されていました。確かにどこで「錠」から「鍵」になったのか二度読みしたくなる内容です。血を分けたかけがえのない存在であるはずの「鍵」と「錠」…二人の運命の歯車を狂わせたあまりに残酷な結末に胸を打たれます。彼らの母親が遺した「あなたたちも、大丈夫です…」のテープの声も空しく、物悲しさだけが余韻として残った作品です。
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えっくん
★★★★☆前著「歯はみがいてはいけない」の復習と正しい口腔ケアの実践方法を明示した本です。日本では誤った3.3.3運動(3食後3分以内に3分間歯磨き)の習慣が定着しており、本来 歯のケアとしては、デンタルフロスを主とし、歯磨きは起床後と就寝前の副とすべきということです。前作を読んだ時のそれまでの常識を覆された衝撃を改めて思い起こした次第です。年齢別の口腔ケアやおススメデンタルグッズや買ってはいけないグッズなども紹介されており参考になりました。健康寿命を維持するためにも口腔ケアを大切にしたいものです。
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えっくん
★★★★☆ウィルスよりも間違った情報が蔓延することが恐ろしいと認識した本です。ウィルスは単体では生存できないことと、皮膚感染することはないためドアノブなどの消毒などは無意味であり、空気感染を防ぐため、まずは換気と不織布マスクで十分防げるものだということです。咳をしても実際に飛沫に含まれるウィルスは少量であり、拡散シミュレーション映像が全ての飛沫がウィルスであるかのような誤解も生んでいるようです。ゼロリスクを求めるのは無意味で、正しく予防することが大切であり、必要以上に恐れることはないように感じました。
えっくん
2022/01/16 11:32

人類はウィルスとともに共存するしかないようですが、今の人類のウィルス対策を100年後の人類が見たら笑っているだろうという著者の見解が印象的です。【メモ】◆「本日の感染者数」は陽性者数を言っているに過ぎない◆PCR検査は万能ではなく、死んだウィルスも検知される◆ウレタンマスクやフェイスシールド、マウスシールドでは防御効果はなし◆閉鎖された場所では空気の対流を阻害するためパーティションは逆効果◆ヴュッフェスタイル・バイキングスタイルでのトング、レジのお金の受け渡しには感染リスクはない

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えっくん
★★★★☆日本初の女性総理を温室育ちでマザコン気味の夫の目線から描く。著者は美術ミステリー作家という印象ですが、総理の夫が鳥類学者という異色の組み合わせもユニークでした。消費税改革、少子化対策など難題を抱えながら夫の不倫疑惑のスキャンダルも出て政権ピンチになるも自らの意志を貫く女性総理に頼もしさも感じます。まさに女性総理だからこそできる、女性の女性による女性のための政治改革ですね。以前、原稿棒読みの総理がいましたが、将来、日本にもこの物語のように自分の言葉で熱く語る女性総理が誕生してほしいものです。
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えっくん
★★★☆☆ソメイヨシノはなぜ一斉に咲くのか、なぜスイカはカボチャの根で接ぎ木して育つのか、樹木はどうやって地中から水を高いてっぺんまで吸い上げるのか…といった植物に関する不思議さを見開き図解で解説しています。植物は季節や昼夜を感じることのできることや、自らの葉で温室を作りその中で花を咲かせるレウムノビレ植物の話も興味深いです。本書の監修者の執筆本は何冊か読了しており、文学的な表現で感銘を受けた書籍が多いですが、本書はあくまで監修という立ち位置ですので、今ひとつ引き込まれる要素が足りなかったという印象です。
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えっくん
★★★★☆小説家になるための知られざる指南書。出版不況の中でも実は儲かっている富豪作家は沢山いるようで、かくいう著者も人気作家だけあり、いきなり年収1億円の確定申告書が掲載されていました。小説づくりは登場人物のプロフィール設定から始め、彼らの動きを脳内で「想造」するのがよいそうです。小説家にデビューした際の印税率など契約書の取り交わしや、編集者との付き合い方など小説家自身が陥りがちなミスや干される作家像についても粒さに記載されています。小説家は謙虚であるべきと編集者の気持ちを反映した内容でもあるようです。
えっくん
2022/01/06 20:29

前半は小説家になるための小説の書き方、後半は売れっ子作家になった際にもしも映画化の話があったら…文学賞にノミネートされたら…どうすべきなのかといった作家としての心構えや留意すべき事など興味深い話が満載でした。人気作家の生の声が書かれ、この本を読んでいると勢いで小説書いちゃう?みたいな気にさせられます…。「想創」するのはタダだし…。いつか自分の本を上梓して夢の印税生活を妄想し、読書メーターの読み友さんの書評を見ながらほくそ笑み…なんて日が訪れればよいですが、文才も「想造」力もない私には儚い夢なのです。

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えっくん
ネタバレ★★★★☆若頭にアル中を治すよう指示を受けたヤクザの及川は精神科医に「恐怖」をもたない障害と診断される…。前半は荻原作品なのかと思えるくらいヤクザの凶悪さを描いたハードボイルドな暴力シーンが満載でしたが、粗暴な及川に対して見事なまでにと冷静に対処する主治医の応酬話法にもぐいぐい引き込まれました。治療を続けるうちに及川の言葉遣いや思いやりなど変化が現れますが、単に人間性を取り戻す作品で終わらないのは荻原作品の真骨頂ですね。本当に恐ろしいのは後半の閉鎖的な精神病棟と変貌した主治医にあり、ハラハラの連続でした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/10(4965日経過)
記録初日
2011/01/03(5062日経過)
読んだ本
1757冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
565998ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
1755件(投稿率99.9%)
本棚
17棚
血液型
A型
職業
役員・管理職
自己紹介

会社の先輩から薦められミステリー系を中心に継続的に読書を始めるようになりました。
通勤時間や休日中心に読書をしていますが、年間100冊を読破することが目標です。
書評をつけるようになったのは読書メーターに出会ってからですが、過去に読んだ本の内容を思い出せないこともあって、備忘録としてできるだけ活用しようと思っています。
(読書メーターを始める前の読了分は★評価のみです)

読了した本を書棚にずらっ~と並べて眺めるのが好きです。

好きな作家さんは、東野圭吾、池井戸潤、伊坂幸太郎、道尾秀介、荻原 浩、奥田 英朗、垣根 涼介、貴志 祐介、高野 和明、辻村深月です。
そして今、注目の推し作家は、今村翔吾、柚月裕子、原田マハです。

中でも、奥田 英朗さんは、高校の先輩と知り、誇らしい限りですが、奥田先輩(と呼ばせていただきます)の作品は是非、読破したいです。

オススメの本などありましたらご紹介お願いします。

よろしくお願いいたします。

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