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2022年9月の読書メーターまとめ

えっくん
読んだ本
10
読んだページ
2958ページ
感想・レビュー
10
ナイス
679ナイス

2022年9月に読んだ本
10

2022年9月のお気に入り登録
1

  • だよなよ

2022年9月のお気に入られ登録
1

  • だよなよ

2022年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっくん
ネタバレ★★★★☆最終選考に残った六人の就活生に対しグループディスカッションにより1名の内定者が決まることに…。卑劣な手口で他者を次々と陥れながら勝ち残ってゆくイヤミスかと思いきや、後半の後日譚で彼らの誤解が氷解するストーリーにほっこりです。物語の中で月は常に表側しか見せていない…と語る場面がありましたが、「目に見えるものだけが真実ではない」という名言どおり不確実な人の内面の怖さも感じた作品でした。「嘘つき学生と嘘つき企業の意味のない情報交換会」…そんな就活の在り方を問いかける物語でもあったように思えます。
が「ナイス!」と言っています。

2022年9月にナイスが最も多かったつぶやき

えっくん

先週まではまだ夏の気分だったのですが、ここのところ不安定な天候が続き、日が短くなってきました。8月は本屋大賞候補作品、直木賞候補作品、時代小説、ホラーなど幅広いジャンルの本を読了できました。マイベストは「くらまし屋稼業(今村 祥吾)」「夜に星を放つ(窪 美澄)」です。2022年8月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2960ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2022/8

先週まではまだ夏の気分だったのですが、ここのところ不安定な天候が続き、日が短くなってきました。8月は本屋大賞候補作品、直木賞候補作品、時代小説、ホラーなど幅広いジャンルの本を読了できました。マイベストは「くらまし屋稼業(今村 祥吾)」「夜に星を放つ(窪 美澄)」です。2022年8月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2960ページ  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2022/8
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2022年9月の感想・レビュー一覧
10

えっくん
★★★★☆1年中メモをとりまくるほどメモ魔と呼ばれる著者がその効用を熱く語った本です。メモの記録により、知的生産力・情報獲得の伝導率・傾聴力・構造化能力・言語化能力といったスキルを伸ばせるそうです。単に記録としてのメモをとるだけでなく、客観的な情報や事実から要素を「抽象化」し、他のアクションに活かせるよう「転用」するというフローに新たな発見がありました。本書の後半は、自己分析メモから夢や目標に向かって自分の軸をどう定めるのか…という解説に発展するなど、ここまで志の高い内容が含まれているとは予想外でした。
えっくん
2022/09/29 21:14

まずはメモを習慣づけることから始めるのが大切だと思いますが、著者は幼少期の頃からメモを記録の手段とするだけでなく、そこから一歩踏み出してメモした内容に付加価値をつけるなど、高いモチベーションを維持しているマインドセットが凄いです。著者はアナログ文字として紙に記録することを推奨していますが、膨大な量の記録ノートから必要な情報をどのように検索・抽出されているのでしょうか。手書きの方が記憶に残り易いからというのが理由だそうですが、デジタルメモの方が活用範囲が広がって良さそうな気もするのですが…。

えっくん
2022/09/29 21:16

特別付録にある「自己分析1000問」は、これらの問題文とファクト・抽象・転用を記載できるようなノートも作成して、販売してもよかったのではないでしょうか。         【メモ(記録するだけではダメですが…汗)】ゴール設定事のチェックポイントS-M-A-R-T<Specific:具体的である><Measurable:測定可能(ゴールを定量化)><Achievable:達成可能><Related:関連性がある(自分の仕事や夢に関連している)><Time:時間(いつまでに実現するか)>

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えっくん
★★★★☆はじめましての作家さん。6歳の息子を失った刑事が連続殺人犯を追う中で、実行犯を操る女の姿が…。話題の本でもあり怖い物見たさで読みましたが、おぞましい残虐な描写の数々に戦慄しました。いきなりプロローグで、女子高生が複数の男たちに凌辱される衝撃から始まり、エピローグでこの恐怖がまだ続くのかと、全てを振り出しに戻されたまさかの結末に愕然。被害者から加害者に成り代わり、複数の男たちを操りながら鬼畜のように振る舞うこの女の目的は何なのか…「白夜行」や「リカ」にも出てくるサイコパスの恐ろしさとも重なります。
なっち
2022/09/27 21:31

続編の『残酷依存症』もよかったらどうぞ!!

えっくん
2022/09/27 22:04

ですよね~。これは続編を読まないと気が済まないくらい癖になりそうなエグさですね。真知代もどうなるのか気になります。

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えっくん
ネタバレ★★★★☆夫の失踪により高知、兵庫、大分、仙台と逃避行を続ける母と子の物語。なぜ子供の生活を犠牲にしてまで追手を恐れ、逃げなければならないのか。理由ははっきりしませんが、生きてゆくために懸命に働く母親の姿に心が痛みます。それでも見知らぬ土地で暮らしてゆこうとする親子に手を差し伸べる現地の人々の優しさや親切心に救われる思いです。各地を転々とする親子の姿が「八日目の蝉」とも重なりました。逞しい息子の成長とともに清々しい青空が広がることを期待します。辻村さんも物語を創作しながら登場人物とともに成長していますね。
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えっくん
★★★☆☆全国の事故物件に住み続ける芸人タニシさんのシリーズ第3弾。自身の事故物件住み込み体験の他、怪異現象体験の投稿記事が満載です。タニシさんの事故物件への積極的なアプローチは不変ですが、決定的な怪異現象の遭遇には未だ至っていないようです。腐乱死体発見直後で腐臭漂う部屋に横たわってみたりと、そこまで自ら追い込める行動力はとても真似できるものではありません。見えてはいけないものが見えてしまう霊感は持たざる方がよいですが、本能的に違和感を覚える場所は何か存在するはずであり、近づかない方が賢明かもしれません。
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えっくん
★★★★☆新刊本コーナーで見かけ借本。やけどや打撲・ねんざ、過呼吸や誤飲、熱中症、頭痛・発熱などの日常生活で発生するケガの処置から生命に関わる症状までおうちでできる応急手当の方法が盛りだくさんです。実際のER勤務の医師によりチェックするポイントがまとめられており、分かり易いです。しかも病院行くべきか、救急車を呼ぶべきかの判断の目安も記載されているので、これはパニックになってしまいそうな緊急時にも役立つ情報です。一家に1冊置いておきたい本ですね。
えっくん
2022/09/18 21:27

【メモ】▶打撲・捻挫の応急手当のR-I-C-E<Rest:安静><Ice:冷却><Compression:圧迫(弾力のある包帯で適度に圧迫しながら巻く)><Elevation:拳上(患部を心臓より高い位置に)>  ▶脳卒中の症状チェックサインF-A-S-T<Face:顔の麻痺><Arm:腕の麻痺><Speech:言葉の障害><Time:時間(早期治療)>

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えっくん
★★★★☆シリーズ第5弾は、森若さんをとりまく5人の社員を主人公とするスピンオフで、これまでとは異なる趣向に驚きました。過去のストーリーの後日譚でもあり、流石の森若さんでも掴み取ることができなかった真相などがご本人の目線から明らかにされ、より深みを感じた内容でした。また登場人物から見た森若さんへの印象や接し方もそれぞれ違いがあり楽しめます。今回仕事でミスした真夕ちゃんですが、最後には思わぬご褒美が待ってましたね。前向きになれた真夕ちゃんに安心しました。次は麻吹さん目線でも是非作品を描いてほしいですね。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆最終選考に残った六人の就活生に対しグループディスカッションにより1名の内定者が決まることに…。卑劣な手口で他者を次々と陥れながら勝ち残ってゆくイヤミスかと思いきや、後半の後日譚で彼らの誤解が氷解するストーリーにほっこりです。物語の中で月は常に表側しか見せていない…と語る場面がありましたが、「目に見えるものだけが真実ではない」という名言どおり不確実な人の内面の怖さも感じた作品でした。「嘘つき学生と嘘つき企業の意味のない情報交換会」…そんな就活の在り方を問いかける物語でもあったように思えます。
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えっくん
★★★★★トロッコ問題、テセウスの舟、モンティ・ホール問題、囚人のジレンマなど33の思考問題について解説した本です。トロッコ問題はサンデル教授の白熱教室にも出てくる暴走トロッコの先にいるどちらの作業員を助けるかという命題ですが、シナリオによっては倫理的観点でも選択する傾向が変わるのも興味深いものです。一見単純そうな問題も多角的に見ると見解が分かれる事例もあり、大勢で意見をぶつけ合うのも面白いかもしれません。その他数学的見地から答えを導き出す問題も盛りだくさんで、考えることの楽しさを教えてくれた本でした。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★☆☆☆傷害の容疑で取り調べを受けている中年男・スズキから都内の爆破事件の予言が発せられる…。スズキが滔々と語る話の中にはなんと次の爆破場所のメタファーが隠されていたとは…驚きです。解読した刑事たちはすごいですが、これを構成したスズキは只者ではないですね。いやいや…暗号が飛躍し過ぎて解読する方が難しいように思えるのですが…。この物語の大半が取調室の中で延々と綴られており、スズキと対峙する刑事たちの緊迫感が伝わります。不快極まりないスズキに翻弄される刑事たちの根比べともいえる心理戦に疲れてしまいました。
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えっくん
★★★★☆葉っぱ切り絵作家のリトさんの作品集ですが、以前「情熱大陸」で著者を紹介していたのがきっかけです。各作品ごとにテーマがあり、小さな葉っぱの中から自ずと物語が伝わってきますし、葉っぱの世界の中に登場する愛らしい動物たちの優しさが溢れています。葉っぱの葉脈を活かしたデザインや細密な切り込みも素敵で、背景の青空ともマッチしています。見ているだけでとても癒されますね。https://twitter.com/lito_leafart
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/10(4930日経過)
記録初日
2011/01/03(5027日経過)
読んだ本
1750冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
563880ページ(1日平均112ページ)
感想・レビュー
1748件(投稿率99.9%)
本棚
17棚
血液型
A型
職業
役員・管理職
自己紹介

会社の先輩から薦められミステリー系を中心に継続的に読書を始めるようになりました。
通勤時間や休日中心に読書をしていますが、年間100冊を読破することが目標です。
書評をつけるようになったのは読書メーターに出会ってからですが、過去に読んだ本の内容を思い出せないこともあって、備忘録としてできるだけ活用しようと思っています。
(読書メーターを始める前の読了分は★評価のみです)

読了した本を書棚にずらっ~と並べて眺めるのが好きです。

好きな作家さんは、東野圭吾、池井戸潤、伊坂幸太郎、道尾秀介、荻原 浩、奥田 英朗、垣根 涼介、貴志 祐介、高野 和明、辻村深月です。
そして今、注目の推し作家は、今村翔吾、柚月裕子、原田マハです。

中でも、奥田 英朗さんは、高校の先輩と知り、誇らしい限りですが、奥田先輩(と呼ばせていただきます)の作品は是非、読破したいです。

オススメの本などありましたらご紹介お願いします。

よろしくお願いいたします。

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