読書メーター KADOKAWA Group

2023年2月の読書メーターまとめ

えっくん
読んだ本
9
読んだページ
2990ページ
感想・レビュー
9
ナイス
528ナイス

2023年2月に読んだ本
9

2023年2月のお気に入られ登録
1

  • うめきち

2023年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっくん
ネタバレ★★★★★大坂の陣に関わった徳川家康、織田有楽斎などの武将目線で描いた作品ですが、彼らはなぜ「幸村を討て」と叫んだのかが読みどころです。家を繋ぐために誰につくか…生死を賭けた運命の駆け引きが面白いです。徳川と豊臣側に別れた真田家も例外ではなく固く結ばれた兄弟の絆に心酔します。茶々との「約束」を果たすため、諱(いみな)を変え大坂に参上した毛利勝永の話も好きですが、家康と真田信之が対峙する最後の場面も圧巻です。真田家に三度目の勝利をもたらしたのも諱であり、本作品は諱に纏わる数奇な運命の物語としても楽しめます。
が「ナイス!」と言っています。

2023年2月にナイスが最も多かったつぶやき

えっくん

先日38度以上の高熱と倦怠感があり、発熱外来でPCR検査を受けたらコロナ陽性と診断…。感染経路にまったく心当たりがなく、まさかの感染に愕然。翌日午後にはテレワークで復帰できるほど復調したのですが、ワクチン接種後の副反応の方がよっぽど辛かったという印象です。1月のマイベストは「宿命と真実の炎(貫井徳郎)」です。2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2023/1

先日38度以上の高熱と倦怠感があり、発熱外来でPCR検査を受けたらコロナ陽性と診断…。感染経路にまったく心当たりがなく、まさかの感染に愕然。翌日午後にはテレワークで復帰できるほど復調したのですが、ワクチン接種後の副反応の方がよっぽど辛かったという印象です。1月のマイベストは「宿命と真実の炎(貫井徳郎)」です。2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:9冊  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2023/1
が「ナイス!」と言っています。

2023年2月の感想・レビュー一覧
9

えっくん
ネタバレ★★★☆☆誕生日にお互いのいる場所に瞬間移動してしまう双子兄弟の物語です。特殊能力を使っていじめや虐待を受けている少年たちを救うという爽快さがありました。もともとは意識だけ入れ替わるストーリーだったのが、当時公開された映画「君の名は。」と被り、やむを得ず設定を変えたという裏話にも頷けます。著者のこの作品への思い入れがあったかもしれませんが、終始重いテーマのままハッピーエンドに至らなかったのが意外でした。もしもこの能力を悪のヒーローが使ったら…という物語にしても著者の作品らしく面白かったかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★★☆終末期医療をテーマとした6つの連作短編集。謎解き要素もありますが、死を目前とした患者と真摯に向き合いながら看取りを行ってゆく主人公医師の優しさに心が満たされる想いです。「死は負けではなく、ゴールである」と、死にゆく患者を慈愛を以て最後まで見届けることを信条とする主人公が父親の最期を看取る話が自身の体験とも重なり、溢れる気持ちを抑える事が難しかったです。奇跡を願い、ただ生きていてくれるだけでいいと念ったことも叶わなかったですが、延命処置停止の苦渋の選択をした主人公の気持ちが痛いほど伝わりました。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★★★大坂の陣に関わった徳川家康、織田有楽斎などの武将目線で描いた作品ですが、彼らはなぜ「幸村を討て」と叫んだのかが読みどころです。家を繋ぐために誰につくか…生死を賭けた運命の駆け引きが面白いです。徳川と豊臣側に別れた真田家も例外ではなく固く結ばれた兄弟の絆に心酔します。茶々との「約束」を果たすため、諱(いみな)を変え大坂に参上した毛利勝永の話も好きですが、家康と真田信之が対峙する最後の場面も圧巻です。真田家に三度目の勝利をもたらしたのも諱であり、本作品は諱に纏わる数奇な運命の物語としても楽しめます。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第5弾。今回は老中の松平武元を一日だけくらますという依頼です。300人もの護衛がいる大名行列の最中、いったいどうくらますのか…ますます難易度が上がっていきますね。昔、恋仲だった女性の花嫁姿の娘との対面は、父親であることを伏せながらも優しい包容力で迎える感動の場面です。これでくらまし屋「春夏秋冬」シリーズを読了ですが、それぞれ物語や関連人物たちが時系列にリンクしているので順に読まないと難しそうですね。一方で今回も「夢の国」での初音が平九郎の存在を知るという場面にこの後が気になります~。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第4弾。謎の手紙で呼び出された元盗賊団の五人がくらまし屋に接するよう指示される…。これまでの趣向とは異なり、くらまし屋が黒幕に利用される展開に驚愕です。平九郎が請け負った仕事はきっちり全うするものの裏切られたら容赦なく抹殺する姿勢には、義理堅くも非情な一面も…。黒幕の真相を解く謎解き要素もありますが、五人がターゲットであっただけに「誤認」していました。赤也や平九郎の過去も少しづつ明らかにされていますが、平九郎の妻の存在や新たな強敵となりそうな人物・阿久多の登場など次作以降も楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★★★シリーズ第3弾。今回は高尾山に幽閉された余命僅かの老人を故郷・陸奥へ連れ出すという依頼です。一本松の茜染の手拭いが括られている場面では、もしや70年越しの再開も…と期待したのですが、これも人生ですね。独り故郷に残り、当時の恋人を偲ぶ老人の姿が心に残ります。今回は高尾山での熾烈な攻防が印象的ですが、得体の知れない謎の男も登場し、次々に対する相手を滅殺しながら暗闇の中を迫り来る姿なき描写がとてつもなく恐怖でした。それ以上に惣一郎や瀬兵衛の存在も大きく、今後も平九郎たちは苦しめられそうですね。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第2弾。今回は呉服屋に奉公するお春から重篤の母に会いたいという依頼ですが、彼女は土蔵に閉じ込められているという…。前回に続き難題クリアのための奇想天外な作戦にぶったまげました。強敵の炙り家も登場し、平九郎の緊迫感ある死闘もエンターテイメント感抜群ですね。とどめを刺さなかったのは次作以降の宿敵対決として楽しみを残しているのかな…。お春にとって悲しい結末にはなりましたが、約定に拘泥することなく彼女を支援しようとする平九郎たちの厚い人情も粋な計らいです。素敵な春の訪れに読後もほっこり安心です。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
★★★★☆藝大生へのインタビュー形式による東京藝術大学の探訪記です。芸術界の東大と言われるくらい難易度も高く、多浪して入学する学生も多いそうです。入試問題が個性的なら入学する学生も相当な強者であり藝大は人種のるつぼといったところですね。芸は身を助けると言われてはいますが、卒業後アーティストとして自立できる人は少なく、進路行方不明者が大半というのも厳しい現実ですね。生協にガスマスクが売られていたり、隣接する上野動物園からクレームをくらったエピソードなど理系出身の私には藝大のカオスさはとても興味深いです。
えっくん
2023/02/05 07:43

プロとして活躍している学生もいることから、展示されている作品や演奏されるコンサートのクオリティが高いと評判の「藝祭」にも入ってみたいものです。そういえば、本書でインタビューした声楽科学生の名前に「井口 理」とあったのですが、King Gnuのボーカルの井口さんですよね。学生の頃の発言内容はチャラそうですが、当時より音楽業界への意気込みも感じられますね。井口さんの高音ボイスが響くKing Gnuのメロディーが好きですが、この藝大からアーティストとしての道が始まっていたんですね。

が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★☆☆結婚、仕事、恋愛などを題材にした20の短編です。物語の中に登場する人物やことばでのつながりのある連作短編の要素もありましたが、各短編が季節の移り変わりとともに彩りを感じさせるポエム的な内容だったのが印象的です。お気に入りは、父親の反対を押し切ってパティシエになった主人公の話「ささやかな光」、海外留学出発前夜の桜並木道を父親と一緒に歩いた話「そのひとひらを」です。パステル調の挿絵が何を描いているのかよくわからなかったですが、心温まるほっこり「ギフト」を頂きました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/10(4930日経過)
記録初日
2011/01/03(5027日経過)
読んだ本
1750冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
563880ページ(1日平均112ページ)
感想・レビュー
1748件(投稿率99.9%)
本棚
17棚
血液型
A型
職業
役員・管理職
自己紹介

会社の先輩から薦められミステリー系を中心に継続的に読書を始めるようになりました。
通勤時間や休日中心に読書をしていますが、年間100冊を読破することが目標です。
書評をつけるようになったのは読書メーターに出会ってからですが、過去に読んだ本の内容を思い出せないこともあって、備忘録としてできるだけ活用しようと思っています。
(読書メーターを始める前の読了分は★評価のみです)

読了した本を書棚にずらっ~と並べて眺めるのが好きです。

好きな作家さんは、東野圭吾、池井戸潤、伊坂幸太郎、道尾秀介、荻原 浩、奥田 英朗、垣根 涼介、貴志 祐介、高野 和明、辻村深月です。
そして今、注目の推し作家は、今村翔吾、柚月裕子、原田マハです。

中でも、奥田 英朗さんは、高校の先輩と知り、誇らしい限りですが、奥田先輩(と呼ばせていただきます)の作品は是非、読破したいです。

オススメの本などありましたらご紹介お願いします。

よろしくお願いいたします。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう